スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Date: --.--.--
Category: スポンサー広告

昨日の敵は今日の友の巻・其の拾伍

百道安「わ・・・わかった! す・・・する!!」

 もはやどうにもならぬと理解したか、道安はようやく袴の帯に手をかけた。

斜メ前田慶次「帯を解きながらで良い。見よ、道安」

 言われるがまま、慶次の指差した方向へ目をやると、その一画に設けられた屋台群が商品の価格を急遽半額に下げ、懸命に客の呼び込みを始めていた。おそらく、もう間もなく道安のショーが終わると見込んだのだろう。

 終わってしまえば、ここ岡崎両替前に集った群衆が散開することは必至であり、もし商品を売り残してしまえばそれは即ち不良在庫となる。屋台の店主たちにもそれぞれ生活があり、絶対に売り残すわけにはいかなかったのだ。道安の他にも、必死な者たちがそこに確かに存在していた。

百道安「くそっ・・・! 人の不幸に乗っかって商売しおって・・・!」
斜メ前田慶次「お前すげえな」
百道安「何がだ」
斜メ前田慶次「屋台は呼ぶし、帯に手をかけただけであの慌てようだ。お前、ある意味すげえよ」
百道安「・・・呼んでないわ! そもそも、どうして屋台が出てるんだ! おかしいだろ!」
斜メ前田慶次「どんな気分だ?」
百道安「気分も、クソもあるか! 貴様、頭がおかしいのではないか!?」
斜メ前田慶次「まあ、百利休の御子息様が清水の舞台から飛び降りようというんだ。当然、出るだろう」
百道安「・・・なあ、頼みがある」
斜メ前田慶次「今さら何だ」
百道安「ひょうげ舞というわけには、どうしてもいかないのか」
斜メ前田慶次「駄目だ」
百道安「千道安は、ひょうげ舞だったんだろう! どうして私は自慰なんだ! どうして私は自慰でなければならないんだ!」
斜メ前田慶次「それが千道安のバッタモノである、お前の宿命だからさ」

 道安は最後の望みを託し、群衆に助けを求めた。もしここから自分を救い出してくれたら、金はいくらでも払う。仕事がない者には仕事も紹介する。女だって紹介する。頼む、助けてくれと、道安は懸命に群衆に呼びかけた。しかしその反応は冷ややかだった。そればかりか「モタモタするなー!」「早よやれー!」などと様々な野次が飛んでくる始末で、道安は自分の人望のなさを痛感させられることとなった。

斜メ前田慶次「お前は色々な者から恨みを買っている。まさに自業自得ってやつだ」
百道安「・・・・・・」
斜メ前田慶次「親の威光を借り、金で無頼者を雇い、弱い者いじめを散々やってきた結果がこれだ」
百道安「・・・・・・」
斜メ前田慶次「お前にとっては、ヤンチャのつもりだったとしても、傷つけられる側にとってはヤンチャでは済まされねえんだよ」
百道安「・・・・・・」
斜メ前田慶次「わかったら、やれ」

 放心したように淡々と帯を解く道安に、慶次はさらに追い打ちをかけた。

斜メ前田慶次「お前よ。前回もやったことだから、詳しい説明はいらねえだろうけどよ」
百道安「何だ・・・」
斜メ前田慶次「イク前にだ」
百道安「!? ま、まさ・・・か・・・!」
斜メ前田慶次「”天下無双の朱槍を伴に、斜メ前田慶次が岡崎見物に参ってそうろう~!”と叫ぶんだ。良いな」

続く
スポンサーサイト
Date: 2017.01.10
Category: 信on休止中
Comments (0)Trackbacks (0)

この記事へのコメント:


管理人のみ通知 :

トラックバック:


プロフィール
信長の野望online真紅武田家で活動中 &相互リンク・無断リンク募集中です。

斜メ前田慶次

Author:斜メ前田慶次

にほんブログ村 ゲームブログ 信長の野望Onlineへ
にほんブログ村

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
このブログをリンクに追加する
QRコード
QR
訪問者数
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。