働きたくないよの巻

斜メ前田慶次「はい、そこの駕籠、通路の端に寄せて止まって。はい、はい、そこね」

 白馬に跨った慶次が、京から訪れたとある公卿を呼び止めたのは、この日の未の刻(午後2時頃)のことであった。


2014091701.jpg

袋小路刻麻呂「何ごとでおじゃる・・・? 東国の田舎侍がこの麻呂を呼び止めるとは」

 その公卿の名は袋小路刻麻呂といった。

斜メ前田慶次「ちょいと失礼するよ」

 駕籠の引き戸を開け、軽く会釈をしたところで慶次が用件を申し述べた。

斜メ前田慶次「ああ、どうも。武田家家老の斜メ前田といいます」
袋小路刻麻呂「・・・・・・」
斜メ前田慶次「困るね。両替所の前を通る時は駕籠者を走らせちゃいけないんだよ。全員徒歩(かち)でないと」
袋小路刻麻呂「・・・・・・」
斜メ前田慶次「そこ、そこに標識あるでしょ。見えなかった?」
袋小路刻麻呂「・・・・・・」

 武田家のプレイヤーにはあまり知られていないが、実は甲府の両替所付近には「駕籠者疾走禁止」の標識が存在する。興味のある方は暇つぶしに探してみて欲しい。

斜メ前田慶次「もしも~し? 聞こえますか? あ、それとあなた、通行手形持ってる? 見せて、通行手形」
袋小路刻麻呂「手形? そんなもの持っていないでおじゃる」
斜メ前田慶次「持っていないだと!? 不法入国じゃねえか! ちょっと城まで御同行願おうか!」
袋小路刻麻呂「・・・ええい! さっきからお前は一体何なんでおじゃる! この麻呂を誰だと思っているでおじゃる!」
斜メ前田慶次「知らねえよ、お前なんか」
袋小路刻麻呂「はん! これだから東国の田舎侍は。これ、駕籠者、こんな男は無視してさっさと行くでおじゃる」

 交通取り締まりをしている慶次を無視して駕籠を進めようとする袋小路と、それを必死に押し止めようとする慶次。両者は互いに一歩も譲らず、やがて口論の末にもみ合いとなった。

斜メ前田慶次「・・・ふん! ふん!」
袋小路刻麻呂「何をするでおじゃる! 放すでおじゃる!」

 得意げに自慢の寝技へ持ち込もうとする慶次に、袋小路はただただ喚く他なかった。

袋小路刻麻呂「麻呂にこんなことをして・・・ただで済むと・・・!」
斜メ前田慶次「ふん! むん!」
袋小路刻麻呂「こら! 人の話を聞くでおじゃる!」
斜メ前田慶次「ぬん! ふん!」
袋小路刻麻呂「・・・ええい! この下郎め!」

 堪らず小刀を抜き放った袋小路、無謀にも慶次の顔面に斬り付けたのであった。それを難なくかわした慶次が繰り出した一手は、

袋小路刻麻呂「・・・ぶえっ!!」

 ・・・渾身のビンタであった。「バシンッ!」という乾いた音と共に、袋小路の上半身が揺らいだ。

袋小路刻麻呂「・・・うぶっ・・・ぶっ・・・!?」

 突如、自身の左頬に走った衝撃と痛み、そして鼻血。数秒の硬直の後に、袋小路は恐慌をきたした。

袋小路刻麻呂「・・・きゃあああああーーー!!」

 ビンタと麻呂の組み合わせが、個人的にはたまらない。まさに芸術である。

斜メ前田慶次「リアクションでけーよ、おっさん」
袋小路刻麻呂「・・・あひ・・・あーーー!!」

 鼻血を垂らしながら、狂ったように小刀を振り回す袋小路。当然ながらその切っ先が慶次の身体に届くことはなかった。

斜メ前田慶次「大人しくしねえか!」
袋小路刻麻呂「・・・あばっ!!」

 再度、袋小路の左頬にビンタを打ち込む慶次。袋小路はとうとう駕籠から転げ落ちてしまった。這いずりながら逃げようとする袋小路に慶次が追い付いたのはその後間もなくのことであった。

斜メ前田慶次「逃げんじゃねえよ」
袋小路刻麻呂「・・・だっ・・・誰かっ・・・誰か助けてたもっ・・・!」
斜メ前田慶次「お前、ちょっと動くな。技がかけ辛えだろうが」
袋小路刻麻呂「・・・なっ!? なっ、なっ、何をっ・・・・アッーーーーー!!」

 人生で初めてのロメロ・スペシャル(吊り天井固め)を極められた袋小路は、もはや半狂乱となっていた。慶次のギブアップを促す声も、このときの彼の耳には届いていない。この国の歴史において、公卿にロメロをかけたのはおそらく慶次が初であろう。

斜メ前田慶次「・・・ギブしろ! どうなっても知らねえぞ! おい! 聞いてんのか!」
袋小路刻麻呂「・・・あひいあーっ!! ・・・あっはーー!!」

 ロメロと麻呂の組み合わせが、個人的にはたまらない。まさに芸術である。

斜メ前田慶次「暴れても無駄だってんだよ! 早くギブしろ! こら!」
袋小路刻麻呂「あーっ・・・!! あっ・・・」
斜メ前田慶次「おい!? どうした袋小路!」
袋小路刻麻呂「・・・・・・」
斜メ前田慶次「おい!」
袋小路刻麻呂「・・・・・・」
斜メ前田慶次「ちっ・・・気を失いやがったか。やれやれ、面倒なことになっちまったな」

 気絶した袋小路の身体を乱暴に投げ捨てた慶次は、突如空を仰ぎ見、叫んだ。

斜メ前田慶次「・・・おい! ブログ主!」
ブログ主「何だ、いきなり」
斜メ前田慶次「武田家家老である俺に、ネズミ取りなんかやらせてんじゃねえよ!」
ブログ主「大事な仕事じゃないか。存分に励め」

  ※実際に白馬に乗って交通違反者を取り締まることは信オンでは不可能ですが、プレイヤーがログインして操作をしていない間、キャラクターは大名もしくは家老からの命令で何かしらの仕事をしている、という妄想をもとに記事を書いています。合戦中はともかく、「平時は何もしない」では国が成り立たないと思うので。

斜メ前田慶次「それよりも、休みをよこせよ、休みを。最近、休みがよく潰されんだよ」
ブログ主「・・・・・・」
斜メ前田慶次「今日だって休みのはずだったのに、人手が足らねえってことで急遽ネズミ取りに駆り出されたんだ」
ブログ主「・・・・・・」
斜メ前田慶次「振替休が結構たまってるはずなんだ。明日は休ませろよな、お前の力で」
ブログ主「断る」
斜メ前田慶次「何でだよ」
ブログ主「私もよく休みを潰されているからだ」
斜メ前田慶次「それが何だってんだ。俺には関係ねえじゃねえか」
ブログ主「ブログ主であるこの私が苦しんでいるのに、お前だけが楽をするのは気に入らん。お前も私と同じ苦しみを味わえ」
斜メ前田慶次「・・・ちょっ! おまっ!!」
ブログ主「それからお前、空に向かって喋るな。端から見ればキ〇ガイそのものだ」
斜メ前田慶次「誰のせいだと思ってやがる」
ブログ主「では、さらばだ」
斜メ前田慶次「おい! まだ話は終わってねえぞ! 行くな! こら!」

 ・・・さて、信オンにログインしなくなってから久しくなりますが、皆さまご機嫌いかがでしょうか。聞くところによると、滅亡した勢力も出たとのこと。とうとうか・・・と、時の移ろいを感じずにはいられませんでした。そういえば、オノロゴ? って何でしょうか? 慶次でも倒せるんでしょうか? いつの間にか富くじも発売されているようですが、大金が当たった人はいるんですかね? 何というか、浦島太郎気分です。果たして今後ついていけるのだろうか・・・。正直、もっと楽な部署に移りたいです。ぶっちゃけ働きたくないです。でもお金は欲しいです。それでは今日の日記はこの辺で。
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Date: 2014.09.26
Category: 信on
Comments (2)Trackbacks (0)

この記事へのコメント:

鏡花の核弾頭

Date2014.09.26 (金) 18:12:26

あらま(;゜∀゜)慶次さん休みもらえてないんですか。
僕は今年に入ってから休みが5日しかもらえてませんわwお互い辛いですな(´;ω;`)

働かずに金を稼ぐなら、FX とかどうっすかね?銀行審査も緩いし手軽に始められますよ。

斜メ前田慶次

Date2014.09.30 (火) 18:27:26

斜メ前田慶次の中の人です。
コメントありがとうございます!

休みについては、もうちょっとの辛抱で落ち着きそうなのですが、
正直、今すぐ休みたいですね(;´Д`)
結構しんどい職場なので・・・

FXですか・・・!
今の職場で人生狂わせて退職しちゃった人を知っているので、
怖くて手を出せないです(´ヘ`;)

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