東西戦、来たれりの巻
入梅を迎え、鬱陶しい雨の日が続いていたこの日。慶次は縁側に座り込み、自身の耳糞をほじくることに腐心していた。
斜メ前田慶次「・・・くそ! なかなか・・・出てこねえな・・・」
右の耳の穴の奥に、取れそうで取れない耳糞の塊があるのだろう。竹製の耳かきを不器用な手つきで操っては一人愚痴をこぼしていた。
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ドラえもん・零式「・・・慶次君」
そこに慶次宅の売り子兼主夫を務めているドラえもん・零式の登場である。
斜メ前田慶次「何だよ、今忙しいんだよ」
ドラえもん・零式「耳掃除なんかしている場合かい。今年もいよいよアレが開催されるんだよ」
斜メ前田慶次「気が散る。話しかけるな・・・あと・・・あともうちょいなんだ・・・」
ドラえもん・零式「いいから、聞きたまえ。今年はどうするつもりなんだい?」
斜メ前田慶次「うるせえな。今集中してんだよ。話しかけんじゃねえ」
全く自分の話を聞こうとしない慶次に対し、ドラえもん・零式は強行手段に出ることにした。まずは耳かきに夢中になっている慶次のすぐそばまで、音を立てないようにして擦り寄る。続けて、
斜メ前田慶次「・・・おっ・・・おっ・・・」
操っている耳かきの先に手ごたえを感じたのか、少し興奮気味になっている慶次の肘の高さまで自身の右手を上げる。身長差があるため、このときドラえもん・零式は片膝立ちになっている。巧みに気配を消していることが功を奏しているのか、慶次はドラえもん・零式の接近に全く気が付いていない。
斜メ前田慶次「・・・おおっ・・・うっ・・・」
慶次がうっとりした表情で耳糞を掻き出そうとした瞬間のことであった。
ドラえもん・零式「せいっ!」
斜メ前田慶次「・・・ぶぐっ!!」
何と、慶次が操っている耳かきの梵天部分を掌底で小突いたのであった。それまで外耳部分にあった耳かきの先端が一気に鼓膜を突き破る結果となり、慶次は悶絶した。
斜メ前田慶次「・・・ぐああああああーーーーーっ!!」
ドラえもん・零式「人の話を聞かない人間に鼓膜はいらない」
斜メ前田慶次「・・・あぎっ・・・! あがっ・・・!」
このとき慶次の右耳からはかなりの量の血が流れ出ていたが、それがより一層ドラえもん・零式のサディスティックを燃え上がらせる結果となった。
ドラえもん・零式「右の頬をぶたれたら、左の頬を差しだしなさい、って言葉があるよね・・・! もっとも僕は無宗教だけど・・・!」
斜メ前田慶次「・・・み・・・耳がっ・・・! 耳がァッ・・!」
ドラえもん・零式「さあ・・・左耳も・・・! 差し出してもらおうか・・・! 僕はドラえもん・零式・・・妥協を知らない男だ・・・!」
斜メ前田慶次「・・・わ・・・わかった・・・! 話を聞くからやめろ・・・マジで痛え・・・!」
ドラえもん・零式「ほう、じゃあ言うよ。あまり時間がないからね」
斜メ前田慶次「・・・うぐっ・・・ぐっ・・・!」
ドラえもん・零式「いよいよ、今週の水曜日から東西戦が開幕される。去年やり残したことをやり遂げるチャンスがやって来たんだよ」
・・・ドラえもん・零式が言うとおり、今年も東西戦の季節がやって来ました。確か去年は演舞7、召喚7などをやった記憶があるのですが、今年も時間が許す限り『何とか7』で暴れ回りたいと思っています。初回はやっぱり演舞7ですかね。何しろ慶次が演舞傾奇なので。
ちなみに初日の日程は6月11日の夜9時かららしいです。もし当日、何とか7に出くわしたら、その徒党の党首は私かもしれません。それでは今日の日記はこの辺で。
斜メ前田慶次「・・・くそ! なかなか・・・出てこねえな・・・」
右の耳の穴の奥に、取れそうで取れない耳糞の塊があるのだろう。竹製の耳かきを不器用な手つきで操っては一人愚痴をこぼしていた。
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ドラえもん・零式「・・・慶次君」
そこに慶次宅の売り子兼主夫を務めているドラえもん・零式の登場である。
斜メ前田慶次「何だよ、今忙しいんだよ」
ドラえもん・零式「耳掃除なんかしている場合かい。今年もいよいよアレが開催されるんだよ」
斜メ前田慶次「気が散る。話しかけるな・・・あと・・・あともうちょいなんだ・・・」
ドラえもん・零式「いいから、聞きたまえ。今年はどうするつもりなんだい?」
斜メ前田慶次「うるせえな。今集中してんだよ。話しかけんじゃねえ」
全く自分の話を聞こうとしない慶次に対し、ドラえもん・零式は強行手段に出ることにした。まずは耳かきに夢中になっている慶次のすぐそばまで、音を立てないようにして擦り寄る。続けて、
斜メ前田慶次「・・・おっ・・・おっ・・・」
操っている耳かきの先に手ごたえを感じたのか、少し興奮気味になっている慶次の肘の高さまで自身の右手を上げる。身長差があるため、このときドラえもん・零式は片膝立ちになっている。巧みに気配を消していることが功を奏しているのか、慶次はドラえもん・零式の接近に全く気が付いていない。
斜メ前田慶次「・・・おおっ・・・うっ・・・」
慶次がうっとりした表情で耳糞を掻き出そうとした瞬間のことであった。
ドラえもん・零式「せいっ!」
斜メ前田慶次「・・・ぶぐっ!!」
何と、慶次が操っている耳かきの梵天部分を掌底で小突いたのであった。それまで外耳部分にあった耳かきの先端が一気に鼓膜を突き破る結果となり、慶次は悶絶した。
斜メ前田慶次「・・・ぐああああああーーーーーっ!!」
ドラえもん・零式「人の話を聞かない人間に鼓膜はいらない」
斜メ前田慶次「・・・あぎっ・・・! あがっ・・・!」
このとき慶次の右耳からはかなりの量の血が流れ出ていたが、それがより一層ドラえもん・零式のサディスティックを燃え上がらせる結果となった。
ドラえもん・零式「右の頬をぶたれたら、左の頬を差しだしなさい、って言葉があるよね・・・! もっとも僕は無宗教だけど・・・!」
斜メ前田慶次「・・・み・・・耳がっ・・・! 耳がァッ・・!」
ドラえもん・零式「さあ・・・左耳も・・・! 差し出してもらおうか・・・! 僕はドラえもん・零式・・・妥協を知らない男だ・・・!」
斜メ前田慶次「・・・わ・・・わかった・・・! 話を聞くからやめろ・・・マジで痛え・・・!」
ドラえもん・零式「ほう、じゃあ言うよ。あまり時間がないからね」
斜メ前田慶次「・・・うぐっ・・・ぐっ・・・!」
ドラえもん・零式「いよいよ、今週の水曜日から東西戦が開幕される。去年やり残したことをやり遂げるチャンスがやって来たんだよ」
・・・ドラえもん・零式が言うとおり、今年も東西戦の季節がやって来ました。確か去年は演舞7、召喚7などをやった記憶があるのですが、今年も時間が許す限り『何とか7』で暴れ回りたいと思っています。初回はやっぱり演舞7ですかね。何しろ慶次が演舞傾奇なので。
ちなみに初日の日程は6月11日の夜9時かららしいです。もし当日、何とか7に出くわしたら、その徒党の党首は私かもしれません。それでは今日の日記はこの辺で。
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この記事へのコメント:
鏡花の核弾頭
Date2014.06.12 (木) 09:56:07
綿棒でも痛そうなのに!
ぶるるってきたじゃないですか!
でもウケましたwwww
斜メ前田慶次
Date2014.06.13 (金) 17:58:40
うっかり耳かきの梵天部分を壁にこすってしまったことがあるのですが、
それだけでも半端なく痛かったです(笑)
慶次と同じ目には絶対遭いたくないですね・・・
もはや拷問レベルです。