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友情の十字架! 四人連携・グランドクロスの巻

斜メ前田慶次「・・・ドラの野郎! 寝坊か、ふざけやがって!」

 この日は新しく家臣に加わった百道安の歓迎会を開くことになっており、その準備を朝早くから行う必要があったにも関わらず、ドラえもん・零式が寝坊して起きていなかったことに、慶次は激昂した。
 
斜メ前田慶次「このままじゃあ、間に合わねえじゃねえか! ちくしょう!」

 料理は僕が担当する。脳筋の君は酒と食材の買い出しを頼むよ。君の取り柄と言ったら体力だけなんだからと、ドラえもん・零式は昨日確かに言った。得意げに言い放った。そして買い出しにはついてこなかった。面倒臭かったからだ。

斜メ前田慶次「重てえ・・・」

 二人で買い出しに行けば一往復で済むところが、二往復することを余儀なくされたことを、慶次は一晩経っても根に持っていた。しかしそれでも仕事さえしっかりこなせば許すつもりでいたのだが、このまさかの寝坊にとうとう堪忍袋の緒が切れてしまったというわけだった。

斜メ前田慶次「職場放棄か、この野郎! 起きねえか!」

 乱暴にドラえもん・零式の部屋の引き戸を開き、布団に横臥しているドラえもん・零式を怒鳴りつけたところで、慶次は愕然とした。ドラえもん・零式のやつれっぷりにである。一目でわかるほどに、ドラえもん・零式はやつれてしまっていた。疲れ切っていた。

斜メ前田慶次「何て、疲れた背中をしてやがるんだ・・・」




『宗次郎 悲しみの果て Ocarina cover』

 ふと、慶次の両眼に熱いものが込み上げてきた。思えばドラえもん・零式が戦国の世に遭難することになってから、実に四年半が経過している。その間、彼は確かに色々やらかしてきた。慶次を困らせることもたびたびあった。だが、

斜メ前田慶次「それでもよ・・・それでもよ・・・」

 ドラえもん・零式にも長所はある。その生き方や考え方から学ぶところも多く、今となっては無二の親友と言っても過言ではないほどに、彼の存在は大きくなっていた。それに、今朝こそチョンボしてしまったが、普段は家事を頑張ってくれている。例え小遣いなしになっても、健気に頑張り続けている。

斜メ前田慶次「・・・ちくしょう! この世には、神も仏もいねえのか!」

 もういい加減、許してやってもいいじゃねえか。22世紀に帰してやってもいいじゃねえか! 慶次は溢れそうになる涙を懸命にこらえながら、天に向かって叫んだ。心の底から叫んだ。しかし現実は非情であった。助けがやってくる気配が全くないからである。唯一の肉親であるドラミ・零式も未だに動こうとはしない。どうしようもないというのが現状であった。

斜メ前田慶次「仕方ねえ・・・」

 慶次は硬く目を閉じ、静かにその場を去ることに決めた。寝坊したことくらい何だ。こいつの苦労に比べれば、歓迎会の準備が遅れることくらいどうということはない。いざとなれば、自分が料理をすればいい。せめて今だけは・・・今だけは寝かせておいてやろう。そう考えたのである。

 ドラえもん・零式が目を覚ましてしまわぬよう、努めて静かに引き戸へ手をかけたところで、慶次の心の中にとある疑問が生じた。それまでは完全にドラえもん・零式を寝かせておくつもりでいたのだが、先ほど涙が込み上げてきたときと同様に、ふと生じたのである。では一体それは何かというと、

「・・・このまま何もせず眠らせておいてやることが、果たして彼のためになるのか?」

 ということである。思えば彼と同居を始めてからというもの、幾度となく慶次は彼に対して警告を発してきた。危機感を持て。追われている立場であることを自覚しろと。慶次とて、彼が逮捕されて泣き叫ぶ姿を見たくはないのである。しかしそんな慶次の思いに対し、彼は決して生活態度を改めようとはしなかった。

 説教をしても、うるさそうに顔を背け、別の話題に転じてしまうのである。そればかりか慶次君は心配性すぎる。この広い日本で、たまたま僕と蝶野が鉢合わせることなどあるはずがない。それに、引っ越しも数回しているじゃないかと逆に慶次に説教を始めることもあった。

 こんなことではいけない。今のままではいずれ必ず捕まってしまう。蝶野の捜査員としての嗅覚は尋常ではないのだ。もし仮に・・・! もし万が一・・・! 先ほど部屋に入ってきたのが自分ではなく、蝶野だったらどうするのだ。呑気に惰眠を貪っている場合ではないはずだ。

斜メ前田慶次「もしも俺がお前なら・・・」

 引き戸を開いた瞬間に手裏剣が飛んでくる仕掛けを部屋に施し、引き戸のそばにはマキビシを巻いておく。そして刀を懐に抱いて眠る。もちろん、いつ異変が起こっても良いように神経を研ぎ澄まして、だ。いざという時のために、逃走経路を確保しておくことも怠らない。

斜メ前田慶次「やはりこいつは、いくさ人にはなれないのか・・・」

 しかし、諦めるわけにはいかない。何だかんだで慶次は彼のことが好きなのである。絶対にタイムパトロールに逮捕させるわけにはいかない。言葉で言ってもわからないなら、行動に示すのみだ。「男というものは、あまりしゃべるものではない。両の眼で静かに結果だけを見ていればよいのだ」とアタル兄さんも仰っている。行動あるのみである。

 慶次とて一端のいくさ人である。ここ数ヶ月、何か嫌な予感がしている。根拠はないが、追手が増えている気がしているのである。いくさ人の勘というものだろうか。タイムパトロール蝶野の存在だけでも厄介なのに、さらに増えてしまっては正直なところ、彼を守りきれる自信はない。今、どうしても彼の意識を一変させる必要がある。

斜メ前田慶次「やむを得ん・・・」

 慶次はその足で岡崎の両替所前まで出向き、食いっぱぐれている三人の屈強な男を金で雇った。わずかな時間しか働かせないにも関わらず、平成の世で言えば日当一万円という破格の待遇である。男たちは喜び勇んで慶次についていった。

「・・・それで、俺たちは一体何をすればいいんですかい?」

 男たちのうちの一人が、慶次に尋ねた。当然の疑問ではある。いくらギャラがいいとは言っても、命に関わるような危険な作業をするわけにはいかないからだ。そんな男たちの不安を解消すべく、慶次は矢継ぎ早に次々と単純な指令を下していった。それも歩きながら、男たちと目を合わさずに、である。

「・・・本当に、それだけでいいんですかい?」

 慶次は黙って頷いた。あとは行動に移すのみである。その後間もなく、慶次と三人の男たちはドラえもん・零式が眠りこけている室内に息を潜めていた。あとは慶次がゴーサインを出しさえすれば、男たちはいつでも指令どおりに行動することができる。

斜メ前田慶次「・・・いくぜ! 四人連携・グランドクロス!」

 瞬間、男たちが弾かれたように動き出した。前回とは異なり、今度は慶次もドラえもん・零式の身体に向かって突撃した。まずは二人の男がそれぞれ仰向けに寝ているドラえもん・零式の両腕を腕ひしぎ逆十字に固める。そして間髪入れず、

斜メ前田慶次「・・・むんっ!」

 慶次がドラえもん・零式に首四の字固めを極め、もう一人の男が両脚に八の字固めを極めた。上から見下ろせば、確かに十字架に見えなくもない。慶次はこの門外不出の連携技を”グランドクロス”と名付けていた。その効果は敵単体の生命力に絶大な継続ダメージ及び気合回復速度低下であり、今まで信オンでは発動させたことはなかったが、今後も発動させるつもりはなかった。

 何故なら、ダメージインフレが始まって久しい信オンにあっては、即時的な効果がないこと自体が致命的な欠陥であり、かつ垢バンの危険性もあるからである。あなたは仕様にない連携技に乗れと言われて乗れますか? 私にはその勇気はない。誰だってそうするだろう。あなただってそうするだろう。

ドラえもん・零式「・・・ん・・・ん?・・・」

 この期に及んでも、ドラえもん・零式は目を覚まそうとはしなかった。平和ボケしている証拠だと、慶次は考えた。慶次は即座に「きつくしろ」と三人の男に指令を出した。男たちは忠実に慶次の指令に従い、それぞれの技に力を込めた。魂を吹き込んだ。そして三十秒ほどが経過したところでようやくドラえもん・零式に変化が訪れた。目を覚ましたのである。

ドラえもん・零式「・・・んがっ!?」

 首四の字固めが完全に極まっているため、声を自由に出すことができない。そして四肢の自由も効かないため、身をよじることもできない。当然のことながらドラえもん・零式は恐慌をきたした。

ドラえもん・零式「・・・んんんんがぁーーーーーーーっ!!」

 意識がはっきりしてくるにつれて、四肢の関節の痛みの正体が何なのか理解できてきた。「極められている」と。

ドラえもん・零式「・・・んんーーーーーーーっ!」

 一体、何が起こっているというのか。自分の部屋で一人で寝ていたはずなのに、何故今、四肢の関節を極められているのか。何故、首四の字固めを極められているのか。ドラえもん・零式はわけがわからず、パニック状態に陥った。必死に身をよじり、声を上げ、この攻撃を回避しようとした。しかしそれは徒労に終わった。四人の屈強な男たちが全力で技を極めているからである。逃れられるはずがなかった。

ドラえもん・零式「・・・んぎいっ・・・!」

 痛い。苦しい。重い。怖い。そんな状態が数分続いたところで、ドラえもん・零式は何を思ったかすすり泣きを始めた。恐怖と苦痛がついに精神にまで作用したのだ。

ドラえもん・零式「・・・ふっ・・・ふぐっ・・・ふっ・・・うっ・・・!」

 既にドラえもん・零式は慶次の仕業だと理解していた。理解していたが、それ以上はどうしようもなかった。動けない。動こうとすれば激痛に襲われる。声を上げることもできない。この場はただ、四人の男に身を委ねる以外になかったのであった。

斜メ前田慶次「・・・どんな・・・気分だ・・・!?」
ドラえもん・零式「・・・!?」
斜メ前田慶次「・・・今・・・一体・・・どんな気分なんだ・・・!?」

 「気分もクソもあるか! 早くやめさせろ!」とドラえもん・零式は思った。思ったが、それを口にすることはとうとうできなかった。

斜メ前田慶次「なあ・・・ドラ・・・教えてくれ・・・ドラ・・・ドラよ・・・!」

 首を絞められ、かつ両手両脚の関節を極められながら目を覚ますというのは、果たしてどんな気分がするものなのだろうか。凡人の私には想像もつかない。本当に、想像も・・・ああッ! くそォッ! 一体ッ! どんな気分なんだッ! ああもうビクンビクンッ!

 ・・・一つだけ言えることがあるとすれば、心臓が悪い人には絶対にやらないであげて欲しいということである。下手をしたら発作を起こして死んでしまいかねないからだ。いいか、絶対にやっちゃ駄目だぞ。お兄さんとの約束だぞ!

ドラえもん・零式「・・・・・・」

 そして数分後。寝起きであるにも関わらず、ドラえもん・零式は意識を失った。ドラえもん・零式に完全に意識がないことを確認した慶次は三人の男に解散するよう命じ、その後ドラえもん・零式の身体に優しく掛布団を掛けた。風邪を引いてしまわぬように、という配慮であった。

斜メ前田慶次「・・・さて・・・料理を始めるとするか・・・!」

 たすき掛けをしながら台所に向かう慶次の両眼はらんらんと輝いていたが、料理らしい料理といえばねずみダシのラーメンくらいしか作ったことのないこの男が一体何を作るのか、この時点では誰にもわからなかった。

 ・・・四人連携・グランドクロスを書き忘れていたのでついつい更新してしまいましたが、今度こそ本当に完全休止します。それではまたいつかこの場所で・・・ ノシ
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Date: 2017.02.16
Category: 信on休止中
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完全休止のお知らせの巻

 このたび、斜メ前田慶次のかぶいて候は完全に休止することを決めました。

 理由としては、依然信長の野望オンラインを満足にプレイできる状況になく、今後の見通しも立たないままであることが挙げられます。

 休止してから今まで、思い付いた妄想を書き連ねてきましたが、いつまでもこのままではいけない。どこかで区切りを付けなければならないと常に思っていました。

 とはいえ、信長の野望オンラインにはまだまだ未練がありますし、合戦場で前田慶次を倒すことを諦めたくはありません。ですのであくまで引退はしません。状況が整えば信オンもブログも再開するつもりでいます。

 しかしながら、思い付いた妄想を書きたいという欲求は収まりそうにないので、それについては別ブログでオフゲのプレイ日記を書くことで発散したいと思っています。オフゲであれば30分、いや15分プレイしただけでも何かしらネタは出来上がりますので。

 それでは、しばしの間休ませていただきます。ご愛読、真にありがとうございました。
Date: 2017.02.08
Category: 信on休止中
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プロフィール
信長の野望online真紅武田家で活動中 &相互リンク・無断リンク募集中です。

斜メ前田慶次

Author:斜メ前田慶次

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