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今度こそさようなら、ドラえもん・零式の巻 其の参

 民事訴訟を起こした原告である自分に対して下されたまさかの死刑判決に、”銅鑼右衛門”ことドラえもん・零式は耳を疑った。

2013051102.jpg

ドラえもん・零式「・・・ぼ、ぼ、僕が!? し、し、死刑、ですって!?」
小岡越前守忠相「うむ」
ドラえもん・零式「・・・いやいやいやいや! おかしいでしょ、それは! どう考えても!」
小岡越前守忠相「ええい、控えい! 控えおろう! 先を読み上げられぬではないか!」
ドラえもん・零式「・・・だっ、ちょっ、バッ! おっ!」

 動転し、騒ごうにも舌が回らない原告ドラえもん・零式とは対照的に、被告斜メ前田慶次は、

斜メ前田慶次「・・・・・・」

 両肩を震わせながら俯き、一声も発そうとはしなかった。見ようによってはこの勝利判決に、声を押し殺して泣いているようにも見える。見えるが・・・後に慶次が語るところによると、

斜メ前田慶次「・・・正直、笑いを堪えるのに必死だった。さすがにあの場で吹き出すわけにゃいかんからな。いや、大変だったよ、本当」

 原告ドラえもん・零式に対するまさかの死刑判決は、どうやら慶次の腹筋も苦しめたようであった。

小岡越前守忠相「今、判決理由を読み上げる。心して聞くがよい」
ドラえもん・零式「・・・ハアッ・・・ハアッ・・・!」

 このとき、既にドラえもん・零式の全身がガタガタと震え始めていた。

小岡越前守忠相「去る四月六日、当家家老斜メ前田様を戯れに東尋坊の崖から突き落とし、死に至らしめたること真に許し難し」
ドラえもん・零式「・・・・・・」
小岡越前守忠相「まさに国家に対する大逆。万死に値する。それに加え」
ドラえもん・零式「・・・だからそれについては、反省してるって言ってるでしょうが!」

 どこからどう見ても反省しているように見えないドラえもん・零式を無視し、判決理由の朗読を続ける小岡越前守忠相。

小岡越前守忠相「二度にわたり、両替商を騙して不正に金を引き出したること、これまさに武田家財政に対する不敵な挑戦」
ドラえもん・零式「・・・挑戦とかそんなつもりないし! 僕、そんなチャレンジャーじゃないし! それに二度目は違う! 二度目は・・・!」
小岡越前守忠相「二度目は 何だと言うのだ?」
ドラえもん・零式「両替商だって、僕から金を受け取っている! 僕を罰するなら両替商も罰するべきだ!」
小岡越前守忠相「黙らっしゃい! 両替商がそのようなことをするはずがない!」
ドラえもん・零式「するはずがないって何だよ! ちゃんと調べたのか! 公正な立場でちゃんと!」

 ・・・ここで傍聴席にいた両替商が、重い口を開いた。

2015082401.jpg

両替商「・・・私は、金など受け取っておりませぬ。人聞きの悪いことを申されないで下され」
ドラえもん・零式「ふざけるなぁーッ! 受け取っただろ! 帳面なんかいくらでも誤魔化せるって言ったじゃないか!」

 もはやドラえもん・零式は錯乱状態に陥っていた。

両替商「何のことだか・・・」
ドラえもん・零式「半分持ってっただろ! 下ろした額の半分を! 汚いぞ! とぼけるなら、あの時のお金を返せ!」
両替商「御奉行様」
小岡越前守忠相「うむ?」
両替商「私は今まで、プレイヤーの方々のために眠らず両替商の役目を務めて参りました。このような侮辱を受けるいわれはありませぬ」
小岡越前守忠相「うむ」
両替商「この者の死刑執行を速やかに執り行うことを望みます」

 ・・・実際はドラえもん・零式から金を受け取った両替商だったが、どうにかドラえもん・零式の口を封じることに成功したようであった。

続く
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Date: 2015.08.24
Category: 信on休止中
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今度こそさようなら、ドラえもん・零式の巻 其の弐

 民事訴訟を起こした原告がまさかの死刑・・・! 衝撃の死刑判決・・・!

 その一刻前には、慶次の尽力により具田幸村が約一ヶ月ぶりに娑婆の空気を吸っていたのだが、幸村にしてみればたまったものではない。町娘を少しの間追いかけただけにも関わらず捕縛され、拘束され続けたからだ。

斜メ前田慶次「・・・漫画『花の慶次』に出てくる真田幸村は、こんなに爽やかな好青年だというのに」

2015081702.jpg

斜メ前田慶次「お主ときたら」
具田幸村「・・・うるさいな! 放っておいてくれよ!」

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斜メ前田家家臣・三十路超えにして未だ真性童貞、具田幸村。

斜メ前田慶次「大声を出すな。ここは奉行所の門前。騒いだらまた牢にぶち込まれるぞ」
具田幸村「むぅ・・・!」
斜メ前田慶次「それにしても、どこでこんなに差が付いたんだろうな。同じ”幸村”なんだけどなあ」
具田幸村「だから、そういうことを言うな! 俺だって好きでこんな人生を送っているわけじゃない!」
斜メ前田慶次「そもそも、どうして町娘を追いかけたりなんかしたんだ。そんなに溜まっていたのか?」

 そもそも町娘が幸村から逃げるきっかけを作ったのは慶次なのだが、二人ともそのことには考えが及んでいない。

具田幸村「あの娘が、俺を見た瞬間、方向を変えて歩き出したんだ」
斜メ前田慶次「偶然かもしれなかったじゃねえか」
具田幸村「あれが偶然なものか! 明らかに俺を避けていた! 避けていたんだ!」
斜メ前田慶次「わからぬでもない・・・何しろお主、キモいからなあ」
具田幸村「だから、そういうことを言うなってんだ!」
斜メ前田慶次「大声を出すな、大声を」
具田幸村「くそっ・・・! 俺は何で・・・! 何で・・・! くそっ・・・!」

 涙目になり、身体を震わせる幸村。本当にどうしてこんなに差が付いてしまったのだろうか。同じ”幸村”なんだけどなあ。何故、私の描く幸村はこうも惨めなのだろうか・・・わからん・・・

斜メ前田慶次「泣くな。それでもお主は戦国の男か」
具田幸村「・・・・・・」
斜メ前田慶次「泣くほど悔しいなら、真田幸村のように立派な男になれ。そしてあの娘を見返してやるんだ」
具田幸村「・・・無理だ・・・俺には・・・俺なんかには・・・!」
斜メ前田慶次「お主ならできる。俺はそう信じているよ。俺が見込んだ男だ、間違いねえ」
具田幸村「・・・・・・」
斜メ前田慶次「いつか二人で、本物に勝って、勝利の美酒ってのを味わってみようじゃねえか」
具田幸村「・・・慶次どの・・・」
斜メ前田慶次「さて・・・こんな話をしたばかりでちと気が引けるが・・・そろそろ金の話をしなきゃならん」
具田幸村「・・・金・・・!?」
斜メ前田慶次「被害者との示談で、相当の金を使ってしまった。本来ならお主の親父どのがやるべきことなのだが、お主の親父どのは一向に動こうとはしなかった」
具田幸村「・・・・・・」
斜メ前田慶次「理由はわからんが・・・とにかくお主の釈放に尽力したのは俺だ。そういった手間賃も含めて、給料二ヶ月分の額を俺に返してもらいたい」
具田幸村「そんな金、無えよ。貯金してねえんだ、俺は」
斜メ前田慶次「無いなら仕方がない。二ヶ月間、無給で働いてもらう他ない」
具田幸村「だから、貯金が無いって言ってるだろ! 俺に飢え死にしろというのか!」
斜メ前田慶次「待て待て、そこまでは言っとらん。二ヶ月分の給料は没収するが、二ヶ月先の給料の前借りなら認めてやってもいい」
具田幸村「本当か!」
斜メ前田慶次「ただな・・・何しろ二ヶ月先の給料だ。当然、満額を渡すわけにはいかねえ。俺としてもそれ相応の手数料はもらわなきゃならんからな。それに加え」
具田幸村「・・・・・・」
斜メ前田慶次「お主が戦死したり、病気で寝込んだりする可能性もないわけではない・・・こちらとしては結構、前貸しするリスクは高いんだ。それはわかるだろ?」
具田幸村「・・・わかったよ。で、いくら渡してくれるんだ?」
斜メ前田慶次「お主に渡せる額は・・・! 正規の額の四割五分だ・・・!」
具田幸村「四割五分だと!? 強欲だ! それはあまりに強欲!」

2015043001.jpg

斜メ前田慶次「そういうことで、皆の衆には納得してもらっている・・・! 悪いな、幸村どの・・・!」
具田幸村「・・・待て! 皆の衆って何だ! まさか、他の誰かにもこんなあこぎなことやってんのか!」
斜メ前田慶次「嫌なら、借りなくてもいいんだぜ。こちらとしては全然構わねえ」
具田幸村「・・・ぐっ・・・!」
斜メ前田慶次「借りるってことで、いいんだな?」
具田幸村「・・・わかった、わかったよ! 借りてやる! その代わり、この後お主の奢りで飲みに連れて行け!」
斜メ前田慶次「飲みに行きたいのはヤマヤマだが・・・残念ながら一緒には行けねえ」
具田幸村「何でだよ。いいじゃねえか。どうせ暇なんだろう?」
斜メ前田慶次「何故なら俺も訴訟を起こされていてな・・・この後、判決なんだ」
具田幸村「テメエも訴えられてるくせに、偉そうに説教するなぁーッ! 何なんだ、お主は!」
斜メ前田慶次「飲みはまた今度だ。じゃあな、気を付けて帰れよ」

 そして具田幸村が不貞腐れながら長い家路についている頃・・・甲府南町奉行所に設けられた白洲では、ドラえもん・零式にとってまさに驚天動地の判決が下されていたのであった。

「・・・主文。原告を死刑に処する」

 このとき、ドラえもん・零式は小岡越前守忠相が原告と被告を言い間違えたと思っていた。

ドラえもん・零式「裁判長! ・・・もとい、お奉行様」
小岡越前守忠相「何じゃ?」
ドラえもん・零式「死刑はあまりにも・・・僕はそこまで望んでいません。僕はただ、小遣いが戻ってくればそれでいいわけでして」
小岡越前守忠相「・・・何を勘違いしておる。死刑になるのはお主だ、お主」

続く
Date: 2015.08.17
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今度こそさようなら、ドラえもん・零式の巻 其の壱

斜メ前田慶次「・・・堕ちるところまで堕ちたか、ドラ! この盗人が!」

 怒り狂った慶次がドラえもん・零式の部屋へ突入したその頃・・・斜メ前田家家臣・具田幸村は、甲府南町奉行所に所属する町方同心の手により、今まさに捕縛されんとしていた。婦女かどわかしの現行犯と見做されたのだ。

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斜メ前田家家臣・三十路超えにして未だ真性童貞、具田幸村。



『世情 腐ったミカンの方程式』

町方同心「白昼堂々、天下の往来で娘をかどわかすとはふてえ野郎だ! 神妙にお縄を頂戴いたせ!」
具田幸村「・・・だから、そういうんじゃねえんだって! 俺はただ聞きたかっただけなんだ! ていうか何もしてねえし! 放せ! 放せってんだよ!」
町方同心「・・・痛っ! 引っ掻くんじゃない! おい! そっち押さえろ! 早く!」

 これでも武家の次男である。絶対に捕まるわけにはいかないと必死になって暴れたため、さらに公務執行妨害の容疑まで加わってしまった幸村は、屈強な町方同心二人に両脇を抱えられ、無様にも爪先立ちで奉行所へ連行されることとなった。

具田幸村「・・・慶次どのを呼んでくれ! 頼む! 慶次どのを! 頼むよ!」

 どうしてこんな目に遭わなければならない? 何もしていない俺がどうして? 俺が真性童貞だからか? そういう世情なのか? だとしたら、俺はこの先どうやって生きていけばいいんだ? わからない。俺はこの先、どうやって・・・!

 ・・・一方その頃、ドラえもん・零式の部屋では修羅場が展開されていた。

2015071501.jpg

 慶次と目を合わせることができず、ひたすら震え続けるドラえもん・零式(イメージ図)

 ・・・一体、どういうことなんだ!? まさか、こんなに早くバレるなんて! 両替商にはしっかりと袖の下を握らせたはずなのに、何故!? 裏切ったというのか? あの両替商が、僕を裏切ったのか・・・!? そんな、馬鹿なことが・・・!

斜メ前田慶次「覚悟はできているな。さすがに、二度目は見過ごすわけにはいかねえ」

 慶次に見据えられ、もはや身動き一つ取れなくなったかと思われたドラえもん・零式であったが、

斜メ前田慶次「・・・おい、何してやがんだ。手を止めろ」

 このとき鉄板の上に、ミディアムレアに焼き上がった超高級サーロイン・ステーキを震える手でカチャカチャと切り分けるドラえもん・零式の胸中は如何ばかりであったろうか。そして予想もせぬ事態に呆気にとられている慶次をよそに、右手にフォークを持ち替えたドラえもん・零式であったが、残念ながらここまでであった。

2015061601.jpg

斜メ前田慶次「・・・食っとる場合かーッ!」

 物を粗末にしてはいけないことは、慶次も当然よくわかっている。わかってはいるがこの時だけは・・・フォークをはたき落とさずにいられなかった。

ドラえもん・零式「ああっ・・・あっ・・・フォークが・・・僕のフォークが・・・!」
斜メ前田慶次「肉を食うな、肉を!」
ドラえもん・零式「何もはたかなくたって、いいじゃないか! DVだ! これは立派なDVだ!」
斜メ前田慶次「テメエのしたことを棚に上げて、何言ってやがんだ! あ!? お前こそ立派な犯罪者だろうが!」
ドラえもん・零式「・・・だからって! だからって!」
斜メ前田慶次「前回は、お前が冷静さを失っていたから目をつぶってやったが、今回は許さねえ。いいか、今この場でお前に対する処分を言い渡す」
ドラえもん・零式「・・・しょ・・・ぶん・・・?」
斜メ前田慶次「さらに三ヶ月分、小遣いを没収し、半年間小遣いなしとする」
ドラえもん・零式「そんな殺生な!」
斜メ前田慶次「ただし、六ヶ月先の小遣いの前借りは認めてやってもいい。いいが・・・」
ドラえもん・零式「ま・・・まさか・・・まさか・・・!」
斜メ前田慶次「何しろ、六ヶ月先の小遣いの前借りだ・・・! 当然、正規の額を渡すわけにはいかねえ。四割ですら無理だ」
ドラえもん・零式「四割から、さらに削ると言うのか! いい加減にしろ! どんだけあこぎなんだ!」
斜メ前田慶次「お前に渡すことのできる額は・・・正規の額の二割だ・・・!」
ドラえもん・零式「二割とか! どんだけ強欲なんだ! ありえない! ありえないぞ!」

2015043001.jpg

斜メ前田慶次「そういうことで、皆の衆には納得してもらっている・・・! 悪いな、ドラ・・・!」
ドラえもん・零式「二割とか、あり得ないぞ! そんなの、もらってないのと一緒じゃないか! ふざけてる! ふざけてるぞ!」
斜メ前田慶次「嫌なら別に受けなくたっていいんだぜ。俺としては全然構わねえ。半年間無給で我慢すれば、正規の額を手にすることができるようになる。まあ頑張れや」
ドラえもん・零式「うっ・・・うった・・・!」
斜メ前田慶次「あ!?」
ドラえもん・零式「・・・もう我慢できない! 訴えてやる! 君を訴えてやるぞ!」
斜メ前田慶次「はあ!? 訴える? お前が、俺を?」
ドラえもん・零式「そうだ! 吠え面かくなよ! ギャフンと言わせてやるから、覚悟しておけ!」

 ・・・そして一月近くにわたる審理の末、甲府南町奉行所が言い渡した判決は、ドラえもん・零式の想像を遥かに超えていたものであった。甲府南町奉行・小岡越前守忠相曰く、

「・・・主文。原告を死刑に処する」

続く
Date: 2015.08.05
Category: 信on休止中
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プロフィール
信長の野望online真紅武田家で活動中 &相互リンク・無断リンク募集中です。

斜メ前田慶次

Author:斜メ前田慶次

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