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ちょいと休みますの巻



『FIFA anthem』

 寒さがひとしお身に沁みる今日この頃・・・・。慶次はドラえもん・零式を連れて、蹴鞠武田代表対蹴鞠上杉代表の国際親善試合を観戦するため、甲府某所の国立蹴鞠競技場を訪れていた。

斜メ前田慶次「・・・・・・」

 この試合に、もちろん慶次は代表選手として招集されていない。いやそればかりか・・・・。


2013102002.jpg

斜メ前田慶次「ぐっ・・・! ぜ、零貫・・・でおじゃるとっ・・・!!」

 昨年の暮れ、慶次は所属していた春日山蹴鞠倶楽部から屈辱の年俸零貫提示を受け、倶楽部から戦力外となっていた。Eリーグ二部(以下E2)に降格が決まった倶楽部が急遽若手主体のチーム作りに切り替えた影響もあるのだが、実際のところ倶楽部から見て慶次はいわゆる、

「働かないベテラン」

 であったのである。戦力にならない上、客を呼べるほどのスター性もない。グッズの売り上げもまた低迷しており、慶次のレプリカ・ユニフォームだけがいつも大量に売れ残っている有り様であった。さて、ここで昨年末の春日山ビッグスワンスタジアム、春日山蹴鞠倶楽部対揚北蹴鞠倶楽部の試合まで遡ってみることにしよう。

斜メ前田慶次「引き分け以上で残留確定でおじゃる。相手はぶっちぎりの最下位で降格する揚北。油断さえしなきゃあ、いけるでおじゃる」

 E1リーグ最終節。下位に低迷する春日山蹴鞠倶楽部は、ホームに来季のE2降格が既に決定している揚北蹴鞠倶楽部を迎えていた。名門である春日山蹴鞠倶楽部は最終節になっても、E1残留を決められないでいたのであった。盛者必衰とはまさにこのことである。その証拠に、

斜メ前田慶次「・・・貴公ら、やる気あるのでおじゃるかっ!!」

 前半9分のことであった。緊張でガチガチになってしまっていた春日山のDFとGKがお見合いをしてしまった隙を突き、揚北が先制ゴールを決めたのである。もはや春日山にかつての栄光はどこにも感じられなかった。数年前までは春日山は、リーグ戦でもカップ戦でも常勝無敗を誇っていたのだが・・・・。

斜メ前田慶次「やはり引いてきたでおじゃるか・・・」

 棚ボタで手に入れたこの得点を、揚北は自陣にほとんどの選手を引き籠らせることで守りに入った。せめて最終節くらい勝って終わりたい。連敗に連敗を重ね、無様にもE2降格が決定してしまったが、久々の勝利を今まで懸命に応援してくれたサポーターたちに捧げたい・・・・というのが揚北の選手全員の共通の意識だったのだが、春日山の選手たちにしてみればたまったものではない。負ければ自分たちも降格してしまうのである。

斜メ前田慶次「・・・今のが黄紙でおじゃるかっ!?」

 苛々が募り、ラフプレーを繰り返す慶次に主審は容赦なくイエローカードを突き付けた。前半28分のことであった。以後慶次は消極的なプレーに終始し、全く良いところがないままとうとう後半のロスタイムを迎えてしまった。スコアは相変わらず零対壱のままである。もう時間がない。

斜メ前田慶次「・・・上がれっ! 全員、上がるでおじゃるっ!!」

 春日山が得たコーナーキックのチャンスに、慶次はここぞとばかりに吠えた。どのみち負ければ降格してしまうのだから、自陣に戦力を残していても仕方がない。春日山は自陣のゴールをがら空きにして、全員で一点をもぎ取ることに決めたのであった。

斜メ前田慶次「・・・ふぉーう!!」

 コーナーキックに合わせ、春日山の某選手が放った渾身のヘディング・シュートは残念ながら揚北のGKに弾かれてしまった。揚北のゴール前はこぼれ鞠を必死に追う春日山と揚北の乱戦となり、そしてとうとう慶次にあの悲劇が訪れてしまったのであった。後々まで春日山サポーターたちの間で語られることになる「QMK事件」である。

斜メ前田慶次「・・・うおっ!? ちょっ! ちょっ!!」

 乱戦の最中、予想外に自分の足元に転がり込んできた鞠を、慶次は不安定な体勢のままシュートしてしまった。元々、プロの割りにシュートが下手な慶次である。増して体勢が悪ければ、この男には絶対にゴールを決めることはできない。

斜メ前田慶次「あーっ!・・・あっ・・・!!」

 鞠がクロスバーの遥か上を飛んで行ったところで、無情にも試合終了のホイッスルがスタジアムに鳴り響いた。試合終了後のインタビューにおいて慶次はこの件について「急に鞠が来たので」とコメントしたのだが、慶次に対し不満を持つ春日山サポーターは以後慶次を「QMK」と詰るようになった。

斜メ前田慶次「麻呂だって、好きで外したわけじゃないでおじゃる・・・」

 春日山蹴鞠倶楽部フロントは、この件を看過することはしなかった。むしろ慶次を切る絶好の機会だと考えたようであった。そして前述したとおり、零貫提示をすることでE2降格の責任を慶次に取らせる流れとなったのだが・・・・

斜メ前田慶次「・・・上等でおじゃる! こんな倶楽部、出て行ってやるでおじゃる! 麻呂を欲しがる倶楽部は、他にいくらでもあるでおじゃるからなっ!」

 しかし現実は甘くはなかった。E2の蹴鞠倶楽部やアマチュアの蹴鞠倶楽部からは声が掛かったこともあったのだが、プライドを捨てられなかった慶次は決して首を縦に振ろうとしなかった。京都プレミアリーグ(足利家主催)二部及びリーガ・スルガニョーラ(今川家主催)二部の倶楽部の入団テストを受けに行っては落ち、

 隣国の一部リーグの倶楽部の入団テストを受けに行っては落ち、E1リーグ合同トライアウトを受けに行った挙げ句、どこからもお呼びが掛からないなどということを繰り返しているうちに、とうとう蹴鞠浪人となってしまったのであった。そしてQMK事件から一年が経った今でも、慶次の所属チームは依然として決まっていないままなのである。

斜メ前田慶次「何で、こんな下手な奴らが代表なんだよ・・・」
ドラえもん・零式「そんなこと言うなよ。今は代表戦を楽しもう」
斜メ前田慶次「つまらん。帰る」
ドラえもん・零式「・・・えっ!? 君が観に行こうって言いだしたんじゃないか! ちょっ! 本当に返るのかい!?」

 蹴鞠の武田代表及び上杉代表は、いずれも蹴鞠後進国ということもあり、足利家や今川家の代表戦に比べればレベルは劣るのだが、それでも人気だけはある。特に上杉代表対武田代表戦は「川中島」とも呼ばれ、大いに盛り上がりを見せる。試合終了後にサポーターたちが必ず斬り合いに発展するほど盛り上がるのである。しかし慶次の心の中は冷ややかであった。

斜メ前田慶次「・・・俺ァもう寝るぞ」
ドラえもん・零式「えっ? こんなに早くかい!?」

 まだ酒の飲み足りないドラえもん・零式が止める間もなく、慶次は自室に引き籠ってしまったのであった。そしてその日の深夜・・・

2013102202.jpg

 かつて所属していた春日山蹴鞠倶楽部のユニフォームに身を固めた慶次が一人、庭に設置されたゴールポストを見据えていた。足元には鞠。ゴールまでの距離は短く、例え素人がシュートを放ってもそうそう外すことはないだろう。

斜メ前田慶次「・・・ふんっ!」

 慶次が渾身を込めて放ったシュートは無情にもクロスバーにぶつかり、放物線を描いた鞠が慶次の背後でバウンドすることとなった。この場に、他に選手はいない。当然この鞠が誰かに追われることはなかった。

斜メ前田慶次「・・・この距離でも・・・入らねえか・・・誰かが守っているわけでもねえのによ・・・」

 このとき、慶次の心の中では既に決まっていた。蹴鞠を引退することを。被っていた烏帽子を投げ捨て、大きなため息をついたところで、予想していなかった人物からの問いかけがあった。

ドラえもん・零式「・・・どうして鞠を追わないんだ?」
斜メ前田慶次「ドラか・・・」

 いつから見ていたのかはわからないが、ドラえもん・零式が腕組みをしながら縁側に立っていたのであった。

ドラえもん・零式「その鞠はまだ生きている。追いなよ。追ってゴールを決めるんだよ」
斜メ前田慶次「・・・ドラ、俺はもう」
ドラえもん・零式「まさか、蹴鞠を引退するって言うんじゃないだろうね。そんな馬鹿げたことを言い出すんじゃないだろうね」
斜メ前田慶次「・・・・・・」
ドラえもん・零式「一回くらい、弾かれたからって何だ! 弾かれたなら、何度でも追えばいいじゃないか! まだ試合は終わっていないんだよ!」

 ・・・このとき、慶次は以前前田慶次に取り付き、無念にも敗北したことを思い出していた。

2014042004.jpg

斜メ前田慶次「お前に何がわかる・・・」
ドラえもん・零式「わかるよ。君が逃げ出そうとしていることくらい」
斜メ前田慶次「・・・・・・」
ドラえもん・零式「悔しければ、ゴールを決めてみろ。それもチンケな試合でじゃないぞ。代表戦でだ」
斜メ前田慶次「代表だと!? そんなこと無理に決まっているだろう。俺が今さら何で代表に戻れると言うんだ。この期に及んでチームすら決まっていないこの俺が」
ドラえもん・零式「出来ないと思うから出来ないんだ。うだうだ言わずにやるんだよ! 男だろ! キ〇タマ付いてんだろ!」

 もはや言葉はいらなかった。慶次は無言で鞠を追い、豪快なシュートをゴール中央に叩き込んだ。

斜メ前田慶次「お、俺は・・・!」
ドラえもん・零式「・・・・・・」
斜メ前田慶次「必ずやってやるぞ・・・! 蹴鞠も・・・! 前田慶次打倒も・・・!」
ドラえもん・零式「おおっ・・・! おおっ・・・!」
斜メ前田慶次「そのためには、お前の助けがいる。ドラよ、今後とも頼んだぞ」
ドラえもん・零式「任せとけって。僕がいれば千人力さ。あれ? 何か急に眠く・・・なって・・・」
斜メ前田慶次「・・・おい? ドラ?」
ドラえもん・零式「Zzzz・・・Zzzz・・・」

 急に深い眠りについたドラえもん・零式を助け起こすべく、縁側に近付いたところでどうしたわけか、慶次も急激な眠気に襲われることとなった。

斜メ前田慶次「・・・ぐっ・・・一体・・・何が・・・!? か、身体の自由が・・・利かねえ・・・くそっ・・・!」

 力なく、地面に倒れ込む慶次。その意識は今にも失われようとしていた。

斜メ前田慶次「くっ・・・くそっ・・・! せっかく前向きな気持ちになったってえのに・・・お、俺の人生ってのは・・・どうしていつも・・・こう・・・! ぐふっ」

 奇しくも、ちょうど慶次とドラえもん・零式が発奮したタイミングですが、ここらでいったん彼らには眠ってもらいます。というのも少しの間、信オンとブログを休もうかと思いまして。その理由としては、ここ数ヶ月、まともにログインできていないからです。

 ログインもせず、ブログの更新も滞っている今の状態では、このブログに毎日足を運んで下さっている方にも申し訳が立たないですし、何より信オンブロガーとしての役割を果たせていないと感じました。なのでちょいと休ませていただきます。あくまでちょっとの間、休むだけですので必ず再開はするつもりです。たまに近況報告もするつもりです。それでは皆様、また会う日まで・・・ ノシ
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Date: 2014.12.04
Category: 信on
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信長の野望online真紅武田家で活動中 &相互リンク・無断リンク募集中です。

斜メ前田慶次

Author:斜メ前田慶次

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