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たわむれに、の巻

 先日、ラーミアから振り落とされたことにより、精神的なショックを受けて数日間寝込んでいたドラえもん・零式であったが、何故かこの日は朝から絶好調であった。
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ドラえもん・零式「・・・慶次君」
斜メ前田慶次「よう、今日は起きれるのか。って、お前・・・」
ドラえもん・零式「ちょっと、身体がなまっている気がしてね。君の部屋の床の間から借りてきたのさ」
斜メ前田慶次「シロウトが、抜き身の刀なんざ持つもんじゃねえ。危ねえからしまってこい」

 慶次の言うとおり、ドラえもん・零式の右手には抜き身の刀が握られており、不気味な光を放っていた。

ドラえもん・零式「安物だね」
斜メ前田慶次「俺の専門は槍だからな。刀なんぞはNPCが売っている無銘のモンをぶら下げておきゃいいんだ」
ドラえもん・零式「確かに、演舞傾奇は刀を使う機会がないからね」
斜メ前田慶次「というか、しまってこい。怪我するぞ」
ドラえもん・零式「そんなに心配しなくていいよ。僕にだって剣道の経験くらいあるさ」
斜メ前田慶次「真剣と竹刀じゃ扱いが全然違うんだよ。いいからしまってこいっての」
ドラえもん・零式「いいじゃないか。ちょっと素振りするくらい」
斜メ前田慶次「しょうのない奴だ。気が済んだらしまえよ」

 そこまで言うと、慶次は読んでいた新聞に再び目を戻した。

斜メ前田慶次「勝幡の戦局は最後までもつれそうだな・・・」
ドラえもん・零式「慶次君」
斜メ前田慶次「何だよ」

 慶次にとって予想外の出来事が起こったのは、この後間もなくのことであった。

ドラえもん・零式「・・・むんっ!」

 何と、慶次の背後に回っていたドラえもん・零式が裂帛の気合とともに白刃を振り下ろしたのである。ドラえもん・零式に対し全く警戒していなかった慶次の首は、一瞬の後に床の上に転がることとなった。

ドラえもん・零式「たわむれに 首打ち落とす 五月かな」

 このとき、ドラえもん・零式は間違いなく正気でなかったと言っていい。その証拠に、懐紙で拭い終わった抜き身を鞘に収めたところで恐慌をきたし、泣き喚きだしたのだ。

ドラえもん・零式「・・・慶次君! 慶次君! ああ! 僕は何てことを! 何てことだ! 僕は慶次君を殺してしまった!」

 胴体から切断された慶次の首は、偶然にも天井側を向いており、カッと見開かれた目はまるでドラえもん・零式を見据えているようにも見えた。

ドラえもん・零式「・・・オロロ~ン!」

 床に崩れ落ち、号泣しているドラえもん・零式にとっても予想外の出来事が起こったのは、この後間もなくのことであった。

斜メ前田慶次「な、何しやあがる・・・この野郎・・・!」
ドラえもん・零式「・・・ゲエーッ! け、け、け、慶次君!? そ、そ、そんな、まさか・・・!」
斜メ前田慶次「人の首落としておいて、のんきに一句詠んでんじゃねえぞ・・・こら・・・」
ドラえもん・零式「何故! 何故喋れるんだ! こんな! あり得ない! い、一体どういう・・・!」
斜メ前田慶次「・・・くっ・・・くっくっく・・・戦国の世のいくさ人の生命力をナメんじゃねえぞ・・・!」
ドラえもん・零式「ひっ・・・!」

 すでにドラえもん・零式は失禁していた。

斜メ前田慶次「・・・お前今、俺のこと・・・」
ドラえもん・零式「・・・・・・」
斜メ前田慶次「ドラゴンボールに出てきた・・・グルドみてえだって・・・思っただろ・・・」
ドラえもん・零式「ひいい・・・!」
斜メ前田慶次「お、俺ぐれえのレベルと・・・覚醒ぐらいになると・・・首を落とされていても二分間は会話が出来んだ・・・覚えとけ・・・」
ドラえもん・零式「ひっ・・・! ひっ・・・!」
斜メ前田慶次「ちなみによ・・・ぐふっ」

 ここでようやく慶次は息絶えた。

ドラえもん・零式「ハアッ・・・! ハアッ・・・!」

 全身に脂汗を滲ませ、肩で息をするドラえもん・零式の表情は恐怖で引きつっていた。

ドラえもん・零式「・・・あっ・・・うぐっ・・・オエッ」

 ようやく恐怖から解放されたドラえもん・零式は突如吐き気を覚え、その場で嘔吐した。戻している間、いつの間にやら慶次の首と胴体がその場から消失したことについては、どうやら気が付いていないようであった。

ドラえもん・零式「・・・ああ・・・床を汚してしまった・・・掃除しないと・・・」

 虚ろな目で立ち上がったところで、墓場で生き返った慶次が突如部屋に飛び込みドラえもん・零式に掴みかかったことで、ドラえもん・零式は再び恐慌をきたすこととなった。

ドラえもん・零式「・・・ちょっ! なーん! け、け、け、けいっ!」
斜メ前田慶次「ふん! ふん!」

 目を回しているドラえもん・零式に構わず、得意の寝技に持ち込もうとする慶次に対し、為すすべなくドラえもん・零式は床に引き倒されることとなった。

斜メ前田慶次「・・・この部屋、臭っ!!」
ドラえもん・零式「・・・バ、バ、バケモノがあーッ! だ、だ、誰かァーッ!!」
斜メ前田慶次「誰が化け物だ! この野郎! よくもやりやがったな!」
ドラえもん・零式「・・・ど、どう考えてもバケモノだろ! は、放せ! 放さないか!」
斜メ前田慶次「戦国の世のいくさ人をディスってんじゃねーぞ!」
ドラえもん・零式「・・・いや! だから! ちょっ・・・!」

 その後、毎度のごとく寝技、関節技の応酬となり・・・半刻(約一時間)後に脇固めでようやくドラえもん・零式をギブアップさせた慶次であったが、この日の勝幡合戦参加は遅れに遅れてしまったという。

 ちなみに、後に慶次が語ったところによると、「いいか、闘志が発動した武士はもっと凄え。例え脳みそがぶっ飛んでも、心臓を刺し貫かれても、その場に立ち続けて味方を守りやがる」とのことです。さすがは戦国の世のいくさ人。マジパねェーッすねえ。

 ところで、勝幡合戦はもう終わってしまいましたが、昨日の陣では少し試行錯誤をしてみました。

2014052101.jpg

 まずは普通に伏軍武将の副将と戦った後に、

2014052102.jpg

 たわむれに槍を火縄銃に持ち替え、敵陣へ突進して行く武田騎馬軍団を横目に敵方の侍大将を狙撃したり、

2014052104.jpg

 たわむれに砲兵として、敵方の中老と与力を砲撃したりしていました。でも、個人的に性に合っているのはやっぱり戦闘ですかね。敢えて狙撃手と砲兵のどちらを選ぶかと言われれば砲兵かな、と言ったところです。あとは、まとまった時間が取れなくてなかなか実現できていないのですが、久々に徒党を作って合戦場をぶらぶらしたいですね。いずれ必ずやりたいと思います。では今日の日記はこの辺で。
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Date: 2014.05.21
Category: 信on
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勝幡合戦に参加中の巻

 季節外れに暑くなったこの日。慶次は家臣の曲江兼続を連れて、甲斐国河口湖畔にある典厩(てんきゅう)ハイランドを訪れていた。

2014051803.jpg

斜メ前田慶次「そろそろ年貢の納め時だ、兼続どの」
曲江兼続「いえ、もう少し時間を下さい・・・」
斜メ前田慶次「やれやれ、そんなんじゃあせっかく来たのに、何も乗れないまま帰ることになるぞ」

 信オンプレイヤーの間ではあまり知られていないが、典厩ハイランドとは信玄公の実弟である武田典厩信繁が私財を投じ、河口湖畔に築いた巨大遊園地であり、奇しくも現代の富士急ハイランドと同じ場所に存在する。実は富士急ハイランドは典厩ハイランドの跡地に建設されていたのである。

斜メ前田慶次「仕方ない、ひとまずあのメリーゴーラウンドに乗って身体を慣らすがよい」
曲江兼続「何か、あれもただの回転木馬ではないような気がするのですが」
斜メ前田慶次「おう、よく気付いたな。実はあれは武田騎馬軍団の速さを疑似体験できるアトラクションだ」
曲江兼続「怖そうなので遠慮しておきます」
斜メ前田慶次「メリーゴーラウンドだって! あれにビビッているようじゃ本当に何も乗れんぞ!」

 慶次と兼続が見守る中、開始のベルが鳴り響き、メリーゴーラウンドのBGMである『風林火山』が流れ出すやいなや、木馬がゆっくりと回転を始めた。



『風林火山』

曲江兼続「今、始まったばかりなので、ちょっと様子を見てもよろしいですか?」
斜メ前田慶次「この次、絶対乗るんだぞ。ほれ、見てみろ。若いおなごや年寄りも乗っているではないか」

 徐々にではあるが、確実に速度を速めていくメリーゴーラウンドを前に、兼続はいても立ってもいられなくなり、慶次を問い詰めた。

曲江兼続「・・・何か、速くないですか? 回転」
斜メ前田慶次「おそらく、時速70キロほどで回転しているな」
曲江兼続「いやいやいやいや、速すぎるでしょ! あり得ないです! こんなの乗ったら命がいくつあっても足りませんよ!?」
斜メ前田慶次「武田騎馬軍団の体感スピードがこれくらいなんだよ」
曲江兼続「無理です! 絶対無理! あんな高速回転、体がもちませんって!」
斜メ前田慶次「やれやれ、情けない男だな。ミニスカ女薬師や武闘着グラの女忍者がキャッキャキャッキャとはしゃぎながら乗っているというのに」
曲江兼続「あのお年寄り、さっきから身動きしてませんよ! ぐったりしています!」
斜メ前田慶次「さすがにあの年齢じゃきつかったかな・・・だが、終わるまで助けられんしなあ。困ったもんだ」
曲江兼続「絶対乗りませんので、悪しからず。しかし、それにしても気になるのが」
斜メ前田慶次「どうした?」
曲江兼続「あの回転木馬の動力は一体何ですか? まさか電気じゃないですよね?」
斜メ前田慶次「当たり前だ。何しろ戦国の世だからな」
曲江兼続「では、どうやってあの回転木馬を動かしているのですか?」
斜メ前田慶次「人力だ」
曲江兼続「・・・じ、人力ですって!?」
斜メ前田慶次「地面の下から漏れてくる男たちの荒い吐息が聞こえないか?」
曲江兼続「そ、そういえば確かに・・・ハアハア、ハアハア、と・・・!」
斜メ前田慶次「アルバイトたちが必死に地面の下で頑張っているんだ。感謝して乗らなきゃいかんぞ。はっはっは」
曲江兼続「報酬はいくらほどなのですか・・・そのバイト・・・」
斜メ前田慶次「確か平成の世で言えば、時給800円くらいって聞いたことあるな」
曲江兼続「・・・安っ!」

 申し遅れたが、典厩ハイランドは全てのアトラクションが木造であり、動力は全て人力である。建設の際には飛騨から多くの名工を呼び寄せ、職人たちによる様々な試行錯誤の末にようやく実現したらしいが、詳しいことはわからない。何しろ文献が全く残されていないためだ。現代の富士急ハイランドとはその点が異なると言える。

斜メ前田慶次「・・・おっ」
曲江兼続「どうされました?」
斜メ前田慶次「メリーゴーラウンドなんざ、どうでもいい! あれ乗るぞ! あれ!」

2014051801.jpg

曲江兼続「何ですか・・・あの見るからに恐ろしげなものは・・・!」
斜メ前田慶次「典厩ハイランドが誇る超大型ローラーコースター、OIRANBUCHIだ!」
曲江兼続「名前も何というか・・・超不吉ですね・・・」
斜メ前田慶次「一刻(約二時間)は並ぶが、それに見合う価値はある。決めた! さあ、並ぶぞ」
曲江兼続「ちょっと、ちょっと! 拙者は乗りませんよ! 絶対! 本当無理ですって!」
斜メ前田慶次「乗らねば雇いを解く。どこへでも行け」
曲江兼続「そんな理不尽な!」
斜メ前田慶次「絶対楽しいんだって! 食わず嫌いはいかんぞ!」
曲江兼続「そういえば、慶次どのの中の人が結婚する前に」
斜メ前田慶次「おいおい、いきなり何を言い出すんだよ」
曲江兼続「細君を半ば無理やりに絶叫マシーンに乗せたことを、今でも根に持たれているらしいですね」
斜メ前田慶次「いや、だから、あれはな・・・」
曲江兼続「拙者も根に持っていいんですね?」
斜メ前田慶次「ああ、もう! わかった! 今から一刻の間、『慶次のすべらない話』で笑わせてやっから、根に持ったりするな! いいな!」

 果たして兼続は、慶次のすべらない話で一刻の間、爆笑し続けた。

曲江兼続「もう・・・もう堪忍してください・・・腹筋が・・・腹筋がもう・・・!」
斜メ前田慶次「そろそろネタも切れるが・・・いい感じで順番が回ってきた。いよいよ次は俺たちの番だ」
曲江兼続「わかりました・・・約束は守ります。そのかわり、本当に一回だけしか乗りませんからね」
斜メ前田慶次「富士急のFUJIYAMA並にすごいと聞いたが、それに加え弾丸や矢がぎりぎりのところをかすめていくそうだ。まさに絶叫マシーンの名にふさわしい」

 走行を終えたOIRANBUCHIが茫然自失な者、うっかり失禁してしまった者、周りを気にせずはしゃいでいる者たちを吐き出し、いざ慶次たちを迎え入れようとしたところで想像を絶する事態が起こった。突如サイレンとともに、勝幡での開戦を伝える園内放送が流れ始めたのである。

園内放送「勝幡に徳川勢が侵入しました! 上様から至急参陣せよとのことです! 当園はただ今より閉園します! 繰り返します、勝幡に徳川勢が・・・」
斜メ前田慶次「おいふざけんな! 一刻も待ったんだぞ! せめて俺たちだけは乗せろ!」
係員「残念ですが、合戦が起こったらアトラクションは動かせない規則になっておりまして・・・今日はもう・・・」
斜メ前田慶次「頼むよ! すべらない話を一刻も続けたんだぞ! マジ、本当マジで!」
係員「またのお越しをお待ちしております。拙者もこれより勝幡に駆けつけますので。戦場にてお会いしましょう」
斜メ前田慶次「行くな! 頼む、動かしてくれって! OIRANBUCHIを! 頼む!」

 慶次の必死の叫びも空しく、係員はOIRANBUCHIを放り捨てて勝幡へと向かってしまったのであった。すっかり意気消沈している慶次の肩に手を置いた兼続の表情は、どこか安心しているようにも見えた。

曲江兼続「・・・また来ればいいじゃないですか」
斜メ前田慶次「お主、乗らなくて済んだって、ホッとしているんだろう」
曲江兼続「いえ、そのようなことは・・・あ~あ、乗りたかったなあ。残念だなあ」
斜メ前田慶次「ころしてでも ほんねをいわせる」
曲江兼続「な なにをする きさまー!」

 慶次と兼続は、人もまばらになった典厩ハイランドの敷地内でもみ合った。

曲江兼続「・・・ちょっ! 合戦行って下さいって!」
斜メ前田慶次「ふん! ふん!」
曲江兼続「こんなところで、もみ合っている場合じゃないですって! ちょっと!」
斜メ前田慶次「ぬん! ふん!」
曲江兼続「人の話を聞いて下さい! ああもう! ああもう! 何でこんなところで寝技を! ちょっ!」
斜メ前田慶次「ぬん! ふん! ふーん!」
曲江兼続「合戦行けって! こら!」

 やがて寝技、関節技の応酬となり・・・半刻(約1時間)ほど後に脇固めで兼続をギブアップさせた慶次であったが、このときの疲労がもとで、慶次の勝幡合戦参加は遅れに遅れてしまったという。

 ・・・さて、二時間も待った挙げ句絶叫マシーンに乗り損ねた慶次ですが、勝幡合戦にはマイペースで参加させていただいてます。

2014051802.jpg

 よくは知らないですが、名前のある武将をゲリラで倒すことができました。本名は家城之清(いえき ゆききよ)といい、北畠家の家臣で槍の名手だそうです。主水佑(もんどのすけ)は官位名だとか。まあどうでもいい話ですね。

 しかしそれにしても、今週の勝幡合戦はアツいですね! 慶次も極力参加したいと思います。それでは今日の日記はこの辺で。
Date: 2014.05.18
Category: 信on
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伝説の不死鳥の巻

ドラえもん・零式「慶次君! 慶次君! 今すぐ庭へ出たまえ!」
斜メ前田慶次「・・・あ? 何だよ」

 昼飯を済ませ、自室でうたた寝をしていた慶次を、ドラえもん・零式がけたたましく庭から呼び出したのは、この日の午の刻(午後1時頃)のことであった。

ドラえもん・零式「早く! びっくりするから来てみなって!」
斜メ前田慶次「そんなに騒ぐな。近所迷惑だろうが」
ドラえもん・零式「いいから! いいから!」
斜メ前田慶次「全く、しょうのない奴だ。今行くから待ってろ」

 あくびをかきながら乱暴に引き戸を開いた慶次の目が見開かれたのは、その後間もなくのことであった。

斜メ前田慶次「うおっ!? こいつは・・・!!」

2014050901.jpg


斜メ前田慶次「・・・ラーミア! ドラクエ3に出てきた不死鳥ラーミアじゃねえか!!」

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ドラえもん・零式「そのとおりさ。ふ、ふ、ふ・・・」
斜メ前田慶次「こいつあ驚いた。どこでどうやって捕まえたんだ?」
ドラえもん・零式「捕まえたんじゃないよ。僕が四次元ポケットから出したのさ」
斜メ前田慶次「そのポケットからか。ほおー・・・」

 思わず感嘆のため息をつく慶次であった。

斜メ前田慶次「・・・しかしよお」
ドラえもん・零式「何だい?」
斜メ前田慶次「このブログ、一応信オンのブログなんだしよ、ドラクエのラーミア出すのまずくねえか?」
ドラえもん・零式「細かいことはいいんだよ」
斜メ前田慶次「ここはせめて迦楼羅とかにすべきじゃね?」
ドラえもん・零式「あんなの出したってしょうがないだろ! 乗れないし、人類を敵視してるし可愛くないじゃないか!」
斜メ前田慶次「わかった、わかった。で、お前はラーミアを出してこの後どうしたいんだ?」
ドラえもん・零式「そんなの決まっているだろう。乗るんだよ」
斜メ前田慶次「乗る、だと?」
ドラえもん・零式「そうさ。今日は良い天気だし、一つ甲府の空を飛び回ってみようじゃないか」
斜メ前田慶次「・・・・・・」

 このとき慶次の脳裏には、危うく春日山城天守閣に飛行機で突っ込みかけた苦い記憶が蘇っていた。

斜メ前田慶次「・・・俺はやめとくわ。お前一人で行ってこい」
ドラえもん・零式「どうしてだい!? せっかく出したのに!」
斜メ前田慶次「お前が出す乗り物はロクなもんじゃねえからな。あのときだって・・・」
ドラえもん・零式「今回は大丈夫だって!」
斜メ前田慶次「いいや、信用できねえ」
ドラえもん・零式「僕はラーミア君と意思疎通ができる! 絶対に大丈夫だから行こうって!」
斜メ前田慶次「しつけえな。行かねえったら行かねえってんだよ」
ドラえもん・零式「お願いだ! このとおり! たまには僕にもドラえもんらしいことをさせてくれ! 頼む!」
斜メ前田慶次「うおっ!? お前、何やってんだよ」

 土下座をし、額を地面に擦り付けて頼み込むドラえもん・零式を、慶次はすっかり持て余していた。

斜メ前田慶次「・・・面を上げい! 面を上げんか!」
ドラえもん・零式「お願いだよ・・・僕はドラえもんとして、やるべきことをやりたいんだ」
斜メ前田慶次「大丈夫だ、お前は充分やっている。だから面を上げろ。土下座なんざするな」
ドラえもん・零式「僕と一緒にラーミアに乗ると言ってくれるまで、僕は土下座をやめない」
斜メ前田慶次「わかった! わかったよ! 乗りゃあいいんだろ! 乗りゃあ!」
ドラえもん・零式「おおっ・・・! おおっ・・・!」
斜メ前田慶次「言っとくが、長い時間は乗らねえぞ。甲府を一周したら降りる。わかったな」
ドラえもん・零式「オーケー、オーケー。いやあ、盛り上がってきたなあ。ふ、ふ、ふ・・・」

 根負けし、渋々ラーミアの背中に飛び乗った慶次であったが、いざとなったらやはりテンションが上がってしまったようで、先ほどまでとはうって変わった様子ではしゃいでいた。

斜メ前田慶次「・・・すげえ! ふわふわじゃねえか! こいつあ座り心地がいい!」
ドラえもん・零式「何しろ、あのラーミアだからね」
斜メ前田慶次「まさかラーミアに乗ることができるとはな・・・過去、ドラクエにハマッた者として感無量だ」
ドラえもん・零式「じゃあ、ラーミア君、頼むよ」

 ドラえもん・零式が耳元で囁いてから間もなく、ラーミアは勢いよく両翼を羽ばたかせ始めた。



『おおぞらをとぶ』

斜メ前田慶次「・・・おおっ! 浮いた! 浮いたぞ!」
ドラえもん・零式「まずは躑躅ヶ崎城まで行ってくれたまえ!」
ラーミア「・・・ケエーッ!」

 十メートルほどの高さまで垂直離陸をしたラーミアは、ドラえもん・零式の指示どおりの行動を開始した。ぐんぐんと高度を上げ、躑躅ヶ崎城へ向けて空中をゆっくりと羽ばたいていく。

斜メ前田慶次「・・・こいつは、すげえ! 甲府の町が一望できるぞ!」
ドラえもん・零式「乗り心地はどうだい!?」
斜メ前田慶次「背中ふわふわだし、思ったより揺れねえし、快適だ! さすがはラーミアだな!」
ドラえもん・零式「乗って良かっただろ!? 僕のこと、見直しただろ!?」
斜メ前田慶次「おう! さっきはディスッて悪かったな! ちくしょう、酒持ってくりゃ良かったな」
ドラえもん・零式「そうだろう、そうだろう! ふ、ふ、ふ・・・」

 テンションマックスのこの二人が、恐怖のどん底に叩き落とされることになるのは、この後間もなくのことであった。

ドラえもん・零式「・・・うわっ!?」
斜メ前田慶次「・・・ちょっ!?」

 ラーミアが突如、二人を背中から振り落とすべく身体を上下左右に揺さぶり始めたのである。全く予想外のこの出来事に、二人はただただ怯えることしかできなかった。

斜メ前田慶次「・・・おい! どうなってんだよ!」
ドラえもん・零式「・・・・・・」
斜メ前田慶次「どうなってんだって聞いてんだ! 返事をしろ!!」
ドラえもん・零式「・・・・・・」
斜メ前田慶次「おい!!」
ドラえもん・零式「ラ、ラ、ラ、ラーミア君の・・・! き、き、き・・・!」
斜メ前田慶次「落ち着いて話せ! ラーミアがどうした!?」
ドラえもん・零式「ラーミア君の機嫌がめちゃくちゃ悪い! 今すぐ降りろって言ってる!!」
斜メ前田慶次「おいこら、ふざけんな! 何が機嫌だ! てか、今すぐとか無理だし! ここ、空だし!!」
ドラえもん・零式「ミニスカ女薬師と、豪の胴衣グラの女忍者しか乗せたくないって言ってるよ!」
斜メ前田慶次「んなもん、始めから言えよ! 空中で言われたって困るんだよ! 何とかなだめろ!!」
ドラえもん・零式「・・・うっ、うわああああああ!」

 高速きりもみ回転を始めるラーミアに、もはや二人は為すすべがなかった。

斜メ前田慶次「・・・やめさせろ! マジで! マジで落ちるって! おい!!」
ドラえもん・零式「・・・か、か、か、神様ァーーーー!!」
斜メ前田慶次「早く! 早くやめさせろ!! もう、もたねえ・・・ぞ・・・!!」
ドラえもん・零式「ウ、ウ~ン・・・」
斜メ前田慶次「・・・ゲエーッ!? ドラ! お前!」

 恐怖のあまり、白目を剥いて気絶したドラえもん・零式を片腕で抱き留めた慶次であったが、もはや体力の限界を迎えていた。

斜メ前田慶次「やむを得ん・・・こうなったら・・・!」

 極限状況ではあったが、眼下にどうにか顔見知りのプレイヤーを見つけた慶次はここで思い切った行動に出た。

斜メ前田慶次「・・・せいっ!」

 何と、気絶したドラえもん・零式をそのプレイヤーに向けて投げつけたのである。慶次は全身全霊の力を込めて、ドラえもん・零式の命をそのプレイヤーに託すことに決めたのであった。しかし投げつけられたほうとしては、到底たまったものではない。

武田家某プレイヤー「・・・ちょっ! なーん!!」
斜メ前田慶次「・・・ドラを・・・頼んだぜ・・・」

 とうとう体力の尽きた慶次は、ラーミアから振り落とされることとなった。高度にすれば二百メートルほどの地点だっただろうか。常識的に考えれば絶対に助からないのだが、それでも慶次は生きることを諦めなかった。

斜メ前田慶次「行くぞ・・・一か八かの・・・!」

 地面に叩きつけられる瞬間、慶次は叫んだ。

斜メ前田慶次「・・・受け身!!」

 受け身を取った慶次であったが、やはり即死した。いくら戦国の世に生きる屈強ないくさ人とは言え、高度二百メートルから地面に叩きつけられたらさすがに死ぬ。慶次の身体は見るも無残な状態となったが、墓場で生き返った瞬間に消え去ったため、甲府の町を汚すことはなかった。

斜メ前田慶次「・・・くそっ・・・もうあいつの出す乗り物には・・・金輪際乗らねえからな・・・!」

 力なく、足を引きずりながら自宅へ向けて歩き始めた慶次を、強烈な西日が照らしていた。眩しそうに空を見上げた慶次の目に、露出の多い女プレイヤーを求めて空中を旋回しているラーミアの姿が入ったかどうかは、定かではない。

 ・・・さて、しばらくの間リアルが忙しくログインできませんでしたが、今日は久々にログインすることができました。

2014050902.jpg

 魔都裏堺にて、巻き込み戦闘を一時間ほどしてきました。忙しさのピークは過ぎたので、今後はちょくちょくログインできれば良いな、と思っています。それでは今日の日記はこのへんで。
Date: 2014.05.09
Category: 信on
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斜メ前田慶次

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