スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Date: --.--.--
Category: スポンサー広告

話は変わる、の巻 其の参

具田昌幸「たわけめ! お前はもう儂の息子でも何でもないわ! 早々に立ち去れい!」

 父親からの拒絶。幸村は甲府を出発する前からこうなることをを想像していたが、いざとなるとやはりショックだったようで、顔面は蒼白になり、身体が小刻みに震え始めていた。

具田幸村「そんなこと言わねえでくれよ! 悪かったよ! 俺が悪かった! だから家に・・・」
具田昌幸「お前のせいで、儂らがどんな思いをしたかお前にはわかるまい」
具田幸村「・・・・・・」
具田昌幸「一時は一族郎党、討ち死にの覚悟までしたのだぞ」

 昌幸の語るところによると、幸村が同僚を殺害した当夜、仇討ちのために集まった数百名の手勢に屋敷を包囲され、火をかけられたところでようやく武田軍が間に入り、ことなきを得たという。

 その後、一年間にわたる調停の末、慰謝料を支払うことと幸村を勘当することで一件落着となったが、遺族からの恨みは今も根強く、ことあるごとに嫌がらせを受け、昌幸はとうとう職を辞する羽目になってしまった。

 野心家である昌幸にとって、現在の境遇は耐えられるものではない。いずれは真田昌幸を追い落とし武田家の中枢に入り込もうと身を粉にして働き続け、徐々に実を結んできたことが幸村の短気のせいで台無しになってしまったのだ。

具田幸村「・・・ご、ごめんなさい! ごめんなさい!」

 いつしか幸村は泣きじゃくっていた。

具田幸村「お、俺は何てことを・・・! 父上・・・!」
具田昌幸「謝られたところで、今さらどうにもならぬ」
具田幸村「・・・頼むよ! このとおりだ! 許してくれ、父上・・・」
具田昌幸「そ、そもそも、そもそもお前が!」
具田幸村「・・・俺・・・が・・・?」
具田昌幸「そもそもお前が、ど、童貞だからこんなことになったのだ! お、おま、お前が童貞だから!!」
斜メ前田慶次「・・・フグッ」

 慶次とて、不謹慎であることは重々承知である。しかしどうにもこらえきれず、ついつい吹き出してしまった。

具田幸村「おい・・・! 何笑ってんだよ」
斜メ前田慶次「・・・・・・」

 幸村から顔を逸らす慶次だったが、いったんツボにハマッてしまったものをこらえるのは非常に苦労するもので、口元を手のひらで覆ってはいたものの、身体の震えまでは抑えることができなかった。

具田幸村「・・・笑うなあああああ!!」
具田昌幸「たわけめ! 客人に当たるとは何ごとか!」
具田幸村「・・・けど! けど父上!」
具田昌幸「けども何もあるか! こ、これもお前がど、童貞だからだ! し、し、真性童貞だからだ!!」
斜メ前田慶次「・・・フグッ」

 どうも昌幸、興奮すると台詞が噛み噛みになってしまう癖があるようで、これが慶次をよけい困らせた。

具田幸村「・・・笑うなって言ってんだろうがああああ!!」
斜メ前田慶次「悪かった、悪かったって」
具田昌幸「・・・幸村よ」
具田幸村「はい・・・」
具田昌幸「気を付けろ。調停は済み、本来ならばお前が命を狙われる理由はもう無いのだが、未だにお前の命を狙っている者がいる」
具田幸村「・・・・・・」
具田昌幸「タチの悪いゴロツキを抱え込んで、な。それから斜メ前田様」
斜メ前田慶次「おう」
具田昌幸「息子をよろしくお願いいたします。あなたに見捨てられたら息子は殺されてしまいます。どうか、どうか息子を・・・」

 ・・・それから数日が経ったある日のこと。

ドラえもん・零式「本当に、越後から甲斐まで7分で着くのかい?」
斜メ前田慶次「嘘を言ってどうする」
ドラえもん・零式「馬がそんな速さで走るわけないだろ? 常識的に考えて」
斜メ前田慶次「見ればわかるさ」

 春日山のすぐ近くに設けられている馬屋で、幸村が早馬に縄で縛りつけられ、しっかりと固定されていた。

具田幸村「・・・やめてくれ! 俺、これ苦手なんだよ! 甲斐に着いてから呼び出してくれって! 頼むよ!」
斜メ前田慶次「一人、先に頼む」
馬借「へい」
具田幸村「・・・ちょっ・・・やめっ・・・!」

 馬借が馬の尻にムチを入れたその瞬間・・・凄まじい衝撃と轟音が起こり、思わずドラえもん・零式は悲鳴を上げた。

ドラえもん・零式「・・・うわあああああ!!」
斜メ前田慶次「さすがは戦国の世の馬だな」

 幸村を乗せた早馬はもはや米粒ほどの大きさとなり、遥か彼方を東方へ向かって駆けていた。

ドラえもん・零式「・・・あ・・・あれ・・・本当に馬なのかい・・・?」
斜メ前田慶次「当たり前だ。戦国の世の馬をナメるなよ」

 以前、当ブログで早馬のことを「一体時速何百キロで走っているのだろうか」と書いたことがあったが、それは誤りであった。最近判明したことだが、これは時速何百キロという次元の話ではない。

2014033003.jpg

2014033004.jpg

 春日山から甲斐までたったの7分しかかかっていない。つまり戦国の世の馬は音速を超えた速さで駆けていることになる。平成の世の馬では考えられないことだが・・・その脚力にはただただ脱帽する他ない。

ドラえもん・零式「・・・あんなのに乗ったら身体がバラバラになっちゃうよ! 僕は嫌だ! 乗らないぞ!」
斜メ前田慶次「心配するなって。というか、伊豆に行ったときも乗っただろ? 何を今さら・・・」
ドラえもん・零式「何か、あのときと感じが違う気がするんだよ! 怖くて乗れないよ!」
斜メ前田慶次「乗らなきゃあ引っ越せねんだよ。ほれ、大人しくしろ」
ドラえもん・零式「・・・だっ、誰か! 助け・・・!」

 抵抗虚しく、ドラえもん・零式が早馬で甲斐にたどり着いたそのとき・・・ドラえもん・零式は全身の穴という穴から体液が噴き出し、気を失っていたという。
スポンサーサイト
Date: 2014.03.30
Category: 信on
Comments (0)Trackbacks (0)

話は変わる、の巻 其の弐

 この日の昼下がり。信濃は具田庄(ぐだのしょう)へ馬を走らせる二人の男がいた。慶次と幸村である。

具田幸村「・・・一生恨んでやるからな! この人でなし!」
斜メ前田慶次「お主もしつこい男だな。あの状況では、あれが最善の策だったというに」
具田幸村「そんなもの、って言ったな! あの言葉取り消せーっ!」
斜メ前田慶次「やれやれ、お主はカナディアンマンか。それよりもこの雪、どうにかならんのか? もう四月になろうとしているんだがなあ」
具田幸村「信濃は季節を問わず、一年中雪が降っている! 俺に文句を言われても困るんだよ!」
斜メ前田慶次「・・・全く、どうなってんだよこの世界はよ」

 この時代、何故か北信越地域には季節を問わず一年中雪が降っていたそうだが、平成の世の科学をもってしても、未だにその原因は解明されていない。何しろ、文献が残されていないからだ。22世紀くらいになれば、ひょっとしたら全てがわかるのかもしれないが、残念ながらその頃には私も読者の方々も生きてはいないだろう。まことに口惜しい限りである。

具田幸村「・・・それにしても」
斜メ前田慶次「何だ!?」
具田幸村「俺の実家に何の用があるというんだ?」
斜メ前田慶次「いや、ちょいと聞きたいことがあってな」
具田幸村「俺、あの事件以来、実家とは連絡取ってねえんだよ。気まずいなァ・・・」
斜メ前田慶次「そんなことを言っている場合ではない。ほら、見えてきたぞ、お主の実家が」
具田幸村「・・・・・・」

 幸村にとって、幼少から青春時代を過ごした具田屋敷が雪の中、今もなお変わらずひっそりと佇んでいた。屋敷の主人は具田昌幸といい、本人曰く「真田昌幸にも劣らぬ謀将」とのことだが、これまた文献が残されていないため詳しいことはわからない。

斜メ前田慶次「早く中入れよ」
具田幸村「そ、そうは言ってもよお。まだ心の準備が・・・」
斜メ前田慶次「寒いんだよ。お主は客人を凍死させるつもりか」
具田幸村「そんな大げさな・・・」
斜メ前田慶次「言うことを聞かないと、夏のボーナスカットするぞ」
具田幸村「・・・わかった、わかったよ! おい親父! 今帰ったぞ!」

 幸村が勢いよく玄関の引き戸を開け放とうとしたところで、予想外のことが起こった。内側から鍵がかかっていたため、戸が開かなかったのである。

具田幸村「おかしいな・・・普段は鍵なんかかけねえんだけど・・・」
斜メ前田慶次「合い鍵は持ってねえのか?」
具田幸村「普段、鍵をかけねえんだから、持ち歩かねえよ。おい親父! いるか! 幸村が帰ったぞ!」

 そのとき、引き戸の向こう側からくぐもった声が聞こえてきた。幸村の父親の昌幸の声であった。

具田昌幸「・・・幸村か。今さら何をしに帰ってきた」
具田幸村「な、何をしにって、その・・・久々に親父の顔を見たいと思ってな」
具田昌幸「たわけめ! お前はもう儂の息子でも何でもないわ! 早々に立ち去れい!」

続く
Date: 2014.03.27
Category: 信on
Comments (2)Trackbacks (0)

話は変わる、の巻

 このたびの武田家移籍及び甲府への移住について、慶次の家臣団の中で唯一恐慌をきたしたのは具田幸村であった。

具田幸村「・・・勘弁してくれよ! 殺されちまう!」

 過去、春日山において武田家の同僚をカッとなって殺害してしまい、その場にたまたま居合わせた慶次のもとに転がり込んだ経緯のある幸村にとって、甲府を歩き回るのは恐怖でしかなかった。

具田幸村「・・・おい、聞いてんのか! 早く俺を引っ込めてくれ! おい!」
斜メ前田慶次「・・・・・・」
具田幸村「連れて歩くなら、別に俺じゃなくてもいいじゃねえか! 早く! 早く俺を・・・」
斜メ前田慶次「・・・心配するな」
具田幸村「!?」
斜メ前田慶次「お主のことは拙者が守る」
具田幸村「・・・・・・」

 そのとき、突如慶次と幸村を包囲する武装集団が現れた。

???「久しぶりだな、具田。よくものこのこと現れやがったもんだな」
具田幸村「・・・ゲエーッ! お前たちは!」
???「ちょっとツラ貸してもらおうか。話がある。ここじゃあ無理だから、人気のない場所でな」

 幸村の怯えようと、武装集団の首領格であるこの男の口ぶりからして、あの日幸村によって殺害された同僚に縁のある者たちであることが推察できた。

具田幸村「・・・ちょ、ちょっと、慶次どの!」
???「あ? 慶次、だと?」
具田幸村「そうだ! 俺は今では武田家家老である慶次どのの家臣だ! もし俺に手を出したら、この人が黙っちゃいねえぞ!」
???「もしかして、アンタ、最近移籍してきた斜メ前田とかいう奴か?」
斜メ前田慶次「そうだ」
???「本当に、具田を家臣として使っているんですかい?」
具田幸村「本当だ! 俺はこの方の一の家臣、具田幸村だ! さあ、道を開けろ! 開けるんだ!」

 「余計なことしやがって・・・」 武装集団からの憎しみの視線は慶次にも注がれた。幸村のいうとおり、さすがに家老の家臣相手には手を出せないからだ。

???「もう一度、おたずねしますが、あなた様は本当に具田の主人なんですかい?」
具田幸村「・・・くどいぞ! さっきからそう言っているだろう!」
斜メ前田慶次「その男の主人は・・・」
???「・・・・・・」
斜メ前田慶次「拙者ではありません」
具田幸村「・・・なっ!?」

2014032601.jpg

斜メ前田慶次「そんなものは今、初めて見ました」
具田幸村「・・・ちょっ! ちょっ! そっ! そりゃあねえだろう!! 慶次どの!」

 涙目で慶次に掴みかかる幸村であったが、慶次は微動だにせず、ギバちゃんになりきっていた。

具田幸村「そんなものって! そんなものって何だよ!? ひどすぎる! ひどすぎるぞ! おい、何とか言え!!」
???「そこまでだ、具田」
具田幸村「・・・ひっ!」
???「すぐそこに駕籠を用意してある。山行こうぜ。そこならじっくり話ができるからよォ」
具田幸村「・・・待ってくれ・・・俺は・・・!」
???「野郎ども、こいつが逃げねえようにふん縛っちまえ!」
具田幸村「・・・ちょっ! ・・・慶・・・」

 幸村が何やら叫ぼうとした瞬間、突如幸村の身体が消え去った。慶次が「帰還」させたのである。

???「なっ!? き、消えやがった!! どこへ・・・!?」
斜メ前田慶次「ではこれにて失礼いたす」
???「斜メ前田様、お待ちくだせえ! あなた様は本当にあいつの主人じゃねえんですかい!?」

 返事をすることなく、慶次は歩み続けた。これ以上関わり合いになりたくなかったからだ。

斜メ前田慶次「・・・思った以上に、根が深いな。ここは一つ、幸村どのの実家を訪れてみるか・・・」

 移籍早々、トラブルに巻き込まれてしまった慶次ですが、昨日初めて武田家の一員として合戦に参加してみました。

2014032602.jpg

 移籍後初めての討ち取りは、いつもの守君でした。次こそはちゃんとした名前のある武将を討ち取ってみたいものです。

2014032603.jpg

 そしていずれは前田慶次も・・・! それでは今日の日記はこの辺で。
Date: 2014.03.26
Category: 信on
Comments (0)Trackbacks (0)

武田家へ移籍しましたの巻

 明るい春の日差しに恵まれたこの日。甲斐国甲府のとある一画で、慶次と自称「ワイルド侍」である杉某の二人が些細なことから口論になり、もみ合いとなっていた。

杉「・・・なっ、何をするんだぜぇ~!!」
斜メ前田慶次「ぬん! ふん!」
杉「放すんだぜぇ! こら! 人の話を聞くんだぜぇ~!」

 いくさ場仕込みの体術に自信のある慶次、隙あらば寝技に持ち込もうとするものの、杉某の抵抗が激しくなかなか地面に引き倒せないでいた。しかしその間にも推挙値は集まっていく。

2014032201.jpg

斜メ前田慶次「ありがとうございます」
杉「・・・なっ、何がありがとうなんだぜぇ!? 意味がわからないんだぜぇ!」
斜メ前田慶次「うるせえ。おめえには関係ねえ話なんだよ」

2014032202.jpg

『斜メ前田慶次は〇〇に手を振った。』
『〇〇は斜メ前田慶次におじぎをした。』

杉「・・・なっ、何、手ぇ振ってんだぜ!?」

 杉某と掴み合いながらも、器用に手を振る慶次。推挙値をもらったからには必ずリアクションを起こさねばならないのが、慶次のマイルールなのである。

斜メ前田慶次「だから、おめえには関係ねえ話だって言ってんだろうが! ぬん! ふん!」
杉「・・・ちょっと、そこの人! おじぎしている暇があったら止めて欲しいんだぜ! って、ちょっ、待っ・・・!」

 慶次に推挙値64を与えた武田家所属のプレイヤーは、杉某の叫びなど気にも留めていなかったようで、さっさと両替所の方向へ走り去ってしまった。杉某が恨めしい目付きでそれを見届けた一瞬の隙を突き、慶次がとうとう杉某を地面に引き倒すことに成功した。

杉「・・・ああもう! ちょっ! マジ勘弁して欲しいんだぜ! 衣装が汚れる! やめろ! やめるんだぜぇ!!」
斜メ前田慶次「ぬん! ふん! ふーん!」
杉「ちょっ・・・待っ・・・!」
斜メ前田慶次「ふん! ふん! ふふーん!」

 その後、四半刻(約30分)ほどにわたり寝技・関節技の応酬となったそうだが・・・二人のもみ合いを目撃した人はさほど多くなかったようで、この騒ぎはやがて忘れ去られてしまったという。

 ・・・そしてこの日の深夜。

斜メ前田慶次「どうした、ドラ? 何を泣いている?」
ドラえもん・零式「うっ・・ううっ・・・!」
斜メ前田慶次「答えろ。何がそんなに悲しいんだ?」

 引っ越しの準備をしている途中で泣き出してしまったのであろう。ドラえもん・零式の前には未梱包の木箱が口を開けて佇んでいた。

ドラえもん・零式「不安で、怖くて・・・しょうがないんだよ・・・」
斜メ前田慶次「だからって、泣いている場合じゃねえだろう。引っ越ししなきゃなんねえんだぞ」
ドラえもん・零式「うるさい! 君に僕の気持ちがわかるか!」
斜メ前田慶次「だから、何なんだよ? お前は一体何をそんなに・・・」
ドラえもん・零式「ううっ・・・うっ・・・!」

 またもすすり泣きを始めてしまうドラえもん・零式。慶次には理由がわからず困惑するのみであったが、今もなおタイムパトロールから追われている身であること、住み慣れた町を離れなければならないこと、22世紀に帰れるメドが立たないことなどが合わさり、感極まってしまったのだろうと推察される。

 しかし、いつまでも泣かれていては困る。慶次は傾奇者の道具として普段持ち運んでいる楽器を手に取ると、うずくまっているドラえもん・零式を元気づけるために歌い始めた。



『アンパンマンマーチ』

斜メ前田慶次「そうだ 嬉しいんだ生きる喜び たとえ胸の傷が痛んでも」
ドラえもん・零式「・・・!?」
斜メ前田慶次「何の為に生まれて 何をして生きるのか」
ドラえもん・零式「・・・・・・」
斜メ前田慶次「答えられないなんて そんなのは嫌だ」
ドラえもん・零式「・・・・・・」
斜メ前田慶次「今を生きることで 熱いこころ燃える だから君は行くんだ微笑んで」
ドラえもん・零式「・・・・・・」
斜メ前田慶次「そうだ 嬉しいんだ生きる喜び たとえ胸の傷が痛んでも」
ドラえもん・零式「・・・・・・」
斜メ前田慶次「嗚呼 アンパンマン優しい君は 行け 皆の夢守る為」

 慶次の歌う『アンパンマンマーチ』を聞き、嗚咽を漏らし始めたドラえもん・零式であったが、歌詞に勇気づけられたのか、やがて涙は引いていった。

ドラえもん・零式「慶次君・・・ありがとう・・・」
斜メ前田慶次「おう」
ドラえもん・零式「希望を捨てないで、頑張って生きることにするよ」
斜メ前田慶次「よし。じゃあもう一曲いくぞ」



『ドラえもん主題歌』

斜メ前田慶次「こんなこといいな できたらいいな あんな夢こんな夢 いっぱいあるけど」
ドラえもん・零式「!?」
斜メ前田慶次「みんなみんなみんな かなえてくれる 不思議なポッケで・・・」
ドラえもん・零式「・・・やめろ!」
斜メ前田慶次「!?」
ドラえもん・零式「歌うな! そんな歌! 僕はノーマルのドラえもんの奴が死ぬほど嫌いなんだ!」
斜メ前田慶次「嫌いだったのかよ」
ドラえもん・零式「全く、耳障りだ! あーあ、今日はもう寝るかな! その前にお酒でも呷ろうかな! あーあ、何で僕には主題歌が無いんだろうな! 僕だってドラえもんなのにな!」
斜メ前田慶次「・・・・・・」

 結末はともかく、ドラえもん・零式は奮起したようであった。さて、慶次の推挙集めですが、とうとう武田家に移籍することが叶いました!

2014032203.jpg

 武田家の皆さま、推挙ありがとうございました。武田家の斜メ前田慶次を、今後ともよろしくお願いいたします。それでは今日の日記はこの辺で。
Date: 2014.03.22
Category: 信on
Comments (0)Trackbacks (0)

甲府にて推挙集め中の巻

 ・・・時は3月15日の早朝に遡る。

斜メ前田慶次「おい、ドラ、起きろ。今日から忙しくなるんだ、おい」
ドラえもん・零式「Zzzzz・・・」

 ドラえもん・零式が起居する部屋で、この日も慶次がドラえもん・零式を眠りから覚ますのに一苦労していた。耳元で声を掛けても、頬を軽く叩いても、相変わらず高鼾をかき続けている。相当疲れているのだろうか。

斜メ前田慶次「引っ越しの準備を二、三日中には終えなきゃなんねえんだぞ。のんびり寝てる場合じゃねえだろうが」
ドラえもん・零式「Zzzzz・・・」

 普通の感覚の持ち主なら、そろそろ目を覚ましてもよさそうなものだが、ドラえもん・零式はたまに深い眠りに陥ることがあるようで、そうなるとまともに起こそうとしても時間と労力の無駄になってしまう。慶次はほとほと困り果てた。

斜メ前田慶次「仕方がない・・・」

 肩を激しく揺さぶってやろうと、彼の両肩に手をかけたところで、慶次はある疑問にかられた。それは、

「肩を揺さぶって起こすという、ごく常識的な起こし方で起こしてやることが、果たして彼のためになるのだろうか?」

 ということである。もはや経緯の説明は省略するが、彼は今現在もタイムパトロールからのお尋ね者であり、本来ならこんなに無防備に寝姿を晒していてはいけない存在なのである。これまでも、慶次は再三、彼に対し忠告をしてきた。時には実力行使にも移した。

 しかし彼は生まれつき危機感というものが欠如してしまっているのか、どうしても慶次の言うことを聞こうとはしない。その証拠に今朝も何ら警戒することなく惰眠を貪っている。こんなことではいけない。こんなことではいずれ捕まってしまう。どうにかして彼に危機感・緊張感を持たせてやる必要がある、と慶次は考えた。

「ビ、ビ、ビ、ビ・・・」

 わざと大きな音を立てて、布製のガムテープを剥がす慶次であったが、この程度の音で目を覚ますのなら苦労はない。彼はやはり高鼾をかき続けている。たまに「ザギン」「シースー」などの寝言を漏らすところを見ると、幸せな夢を見ていることが想像できる。

ドラえもん・零式「ギロッ・・・」

 彼が寝言でまた何か言おうとしたところで、彼の口をガムテープで塞ぐ慶次。続けて鼻の穴も同様に塞ぐ。

ドラえもん・零式「ッ・・・」

 ガムテープで口と鼻を塞いだことにより、室内に静けさが戻った。呼吸のできなくなったドラえもん・零式が上半身をピクン、ピクンと動かすのを横目に、慶次は煙管に火を灯した。

ドラえもん・零式「・・・ッ・・・ッ・・・」

 苦しさのためか、次第に動きが激しくなるドラえもん・零式。無意識とはいえ、ガムテープを懸命に剥がそうとする姿からは、生物としての生存本能を垣間見ることができる。慶次は「そろそろだな・・・」と呟くと、彼の身体の真横まで移動し、苦しみにもがく彼の顔を間近に覗き込んだ。

ドラえもん・零式「・・・ンッ!!」

 カッと目を見開くドラえもん・零式。どうやら死なずに済んだようであった。当然二人の目は合ったが、呼吸に困っていない慶次は全くの無表情であった。しかしそれにしても、ガムテープで口と鼻を塞がれ、窒息死する寸前で目が覚めるというのは、一体どんな気分なのだろう。そして目を覚ました瞬間、何故か無表情で自分の顔を見つめている男がいるというのは、果たしてどんな気分がするものなのだろうか。私には想像もつかない。

 想像力の乏しい私から、ただ一つだけ言えることがあるとすれば、「良い子は真似しないでね」ということである。下手したら本当に死んでしまうからだ。いいか、絶対に真似しちゃ駄目だぞ! お兄さんとの約束だぞ!

ドラえもん・零式「・・・ンッ!? ンッ!! ンーッ!!」

 のたうち回りながら、自身の呼吸を阻害しているガムテープに手をかけ、必死に剥がすドラえもん・零式。口の周りが唾液にまみれていたが、そんなことを気にしている場合ではない。やがて四つん這いになり、両肩で息をしながら慶次に叫んだ。その表情は苦悶と憎悪に満ち満ちていた。

ドラえもん・零式「・・・寝ているときにガムテープを貼るなァーーーーーッ!!」
斜メ前田慶次「そんなことより、さっさと引っ越しの準備を始めるぞ」
ドラえもん・零式「・・・何がそんなことだ!!」
斜メ前田慶次「俺は甲府に行って推挙集めをしなけりゃならん。引っ越しの準備ができるのはお前だけだ。何しろ家臣は家の中に入れねえからな」
ドラえもん・零式「・・・ひっ・・・ひっこ・・・し・・・!?」
斜メ前田慶次「ほれ、モタモタしている暇はねえぞ。時間は待っちゃくれねえんだ。ほれ、引っ越ーし! 引っ越ーし! さっさと引っ越ーし!」
ドラえもん・零式「・・・・・・」
斜メ前田慶次「書物と壊れ物は小さい箱にまとめろ。衣類はでかい箱でいい。業者の手配も頼むぞ。この時期は足元見てきやがるから、吹っかけられねえように気を付けろ。わかったな」
ドラえもん・零式「・・・・・・」
斜メ前田慶次「・・・って、おい、何また寝てんだよ。起きろ。白目を剥いて寝るって珍しいな。こら、起きんか。起こした意味がねえじゃねえか」

 ドラえもん・零式は酸欠で気絶していた。無理もない。何しろ窒息死寸前で目を覚まし、呼吸が整っていない状態で叫んだからだ。彼が再び目を覚ますまでの間、慶次が代わって引っ越しの準備を進めたとのことだが、その影響で甲府での推挙集めを始めるのが遅くなってしまったようであった。3月18日現在で、推挙値残り3000ほど。まだまだ先は長い。

2014031801.jpg

 皆さまご協力ありがとうございます。武田家への移籍はあと数日かかりそうですが、移籍が叶った暁には慶次をよろしくお願いいたします。それでは今日の日記はこの辺で。
Date: 2014.03.18
Category: 信on
Comments (0)Trackbacks (0)

武田家へ移籍しますの巻

 考えに考え抜いた結果、このたび上杉家を出て武田家に移籍することに決めました。

 その理由として、やはり今現在、武田家が織田家とがっぷり四つに組み合っていることが挙げられます。当ブログの目標はあくまで前田慶次を合戦場で討ち果たすことであり、前田慶次は織田家に所属する武将です。

 できれば上杉家に所属したままその目標を成し遂げたかったのですが、現状の国勢を見る限りそれは難しい。より機会の多いところへ移るしかない、と私は考えました。

 目標を成し遂げた暁には、また上杉家に戻るつもりでいます。当ブログの設定では、慶次は後年長谷堂城の戦いに参戦して血尿を撒き散らし、米沢で死ぬことになっていますので。必ず戻ります。

 ただ、目標を達していなくても、今後もし上杉家が窮地に陥ったら戻るつもりでいます。私一人で何ができるわけでもありませんが、お世話になったところです。できる限りのことはするつもりです。

 推挙集めとリアル都合で、現在発生している長島城合戦には参加できないと思われますが、武田家の皆さま、今後よろしくお願いいたします! 推挙値残り3500くらいです。先は長いですが、頑張って立ち続けます。何卒よろしくお願いいたしますm( _ _ )m

2014031501.jpg

 甲斐国は甲府にて、色々な妄想をしつつ今日はこの辺で。ちなみに甲府にも高レベルかつ性欲旺盛な毒男・喪男プレイヤーが居住する地域があることを発見しました。それと毒女や喪女が居住する地域も・・・。ではでは ノシ
Date: 2014.03.15
Category: 信on
Comments (2)Trackbacks (0)

早く覚醒マックスになりたいの巻 その弐

 うららかな春の日の昼下がり。覚醒マックスに近い状態の、とある女性プレイヤーが自室にて寝そべりながら放屁していた。

「プスー・・・」

 音の出ない、いわゆる「すかしっ屁」である。世間一般では音の出る屁よりそのニオイはきついと言われている。しかし彼女は一人暮らしであるため、誰に遠慮する必要もない。彼女は腸内にたまっていたガスを、ここぞとばかりに放出した。

 そんな彼女にとって不運だったのは、ちょうどそのタイミングで門前を通りかかった二人の男がいたことであろう。

曲江兼続「だいぶ春らしくなってきましたね」
斜メ前田慶次「そうだな。茶店に着いたら何か春らしいツマミを頼むとするか」
曲江兼続「春らしいというと、ふきのとう味噌とか、菜の花のおひたしとかですか?」
斜メ前田慶次「おう、わかっているじゃないか、兼続どの」
曲江兼続「それらのメニューは残念ながらあの茶店にはありません。それと・・・」
斜メ前田慶次「それと?」
曲江兼続「住宅街を抜ければ季節を問わず、一年中雪が降っていますので、個人的には何か身体が温まるものが良いです」
斜メ前田慶次「全く、どうなってんだよこの世界はよ」

 慶次がそうぼやいた瞬間、兼続がはたと立ち止まった。

斜メ前田慶次「・・・どうした? 兼続どの」
曲江兼続「いえ、この辺りに温泉ってあったかなって思いまして」
斜メ前田慶次「温泉? 聞いたことねえなあ」
曲江兼続「さっきから硫黄のニオイがするような」
斜メ前田慶次「硫黄? 俺は何も臭わないが、気のせいじゃないのか?」
曲江兼続「いえ、確かに臭います。どこかの火山でも噴火してるんですかね?」

 兼続がさらに周囲の臭いを嗅いだところで、ようやく慶次は気付いた。これが温泉や噴火の影響ではないことを。

斜メ前田慶次「・・・し、しまった!!」
曲江兼続「ど、どうしたんですかいきなり!?」
斜メ前田慶次「兼続どの! 今すぐこの場から離れるんだ!!」
曲江兼続「え!? 一体どういうことですか?」

2014031001.png

斜メ前田慶次「早くしろ! 間に合わなくなっても知らんぞ!!」
曲江兼続「・・・え!? え!? わ、わかりました!」

 慶次に促されるままに駆け出した兼続だったが・・・残念ながら一足遅かったようで、

曲江兼続「・・・ぐっ・・・げっ・・・!」
斜メ前田慶次「兼続どの! しっかりしろ! 兼続どの!!」

 女性プレイヤーが放出したすかしっ屁により、硫化水素の中毒症状を起こした兼続は、その後間もなく意識を失い倒れることとなった。現実に考えればあり得ない話なのだが、ここで一つ考えてみてもらいたい。自分より遥かに巨大な化け物を刀でガシガシ斬り刻んだり、重力を無視して浮かび上がってはエネルギー弾を放つ者がごろごろいる世界なのだ。ましてや覚醒マックスともなれば、もはや人智を超えた存在と言える。そんな女がすかしっ屁をしたらどうなるか。

斜メ前田慶次「兼続どの! 何てこった! こうなったら・・・!」

 自らのオーラを削り、兼続に分け与えることで兼続の生命維持を図る慶次であったが、このままではいずれ共倒れになってしまう。もはや一刻の猶予もない。慶次は兼続をおぶさり、呼吸を止めて一気に駆け抜けることにした。

斜メ前田慶次「(・・・いや、待て。その前に・・・!)」

 腹の虫が治まらない慶次は女性プレイヤー宅の玄関まで足早に移動し、引き戸を勢いよく開け放つや、叫んだ。 

斜メ前田慶次「・・・屁ェぶっこいてんじゃねーよ!!」

 誰にもバレていないはずのすかしっ屁が実はしっかりバレていて、その挙げ句に怒鳴られるというのは、一体どんな気分なのだろう。ましてや、自らが若い女であるとするならば。ああ! 一体! どんな気分がするものなんだ!? 残念ながら私には想像もつかない。その後慶次は「全く、殺人級だな!!」と続けて叫ぶと乱暴に引き戸を閉じ、いずこかへと駆け去ったのであった。

「・・・・・・」

 音を立てず、無言で玄関の様子を見に来た女性プレイヤーの表情は、恥と後悔と憤りの入り混じったような複雑なものだったというが、このとき彼女が何を考えていたかまでは、やはりわからない。
Date: 2014.03.10
Category: 信on
Comments (0)Trackbacks (0)

ハンコ押してくれよの巻

 合戦外交再開に伴い、合戦場での乗馬が免許制になったことはあまり知られていない。

 以前は軍馬を所持していさえすれば、誰でも合戦場で馬に乗ることができた。しかし今では免許を取得しないまま馬に乗ってしまうと、無免許乗馬の咎により奉行所へ連行されてしまう。まことに面倒な世の中になってしまった。

 ではどのようにして免許を取得するのかというと、例えば平成の世のように教習所に通う必要はなく、各国の本城に設置されている「乗馬シミュレーター」で合格点を取ればその日のうちに免許が支給される仕組みになっている。

 合戦に積極的に参加する、いわゆる「合戦常連」と呼ばれる者たちにとってはこのような試験は朝飯前であり、ほとんどの者が一発合格したと聞いたが、情けないことに慶次は江戸合戦の前日になっても免許を取得できないでいた。

試験官「またあなたですか・・・これで三回目ですよ? 今日こそは免許を持って帰って下さいね」
斜メ前田慶次「んなこたあ、わかってんだよ。さっさと始めてくれ」
試験官「では、これより試験を開始します。木馬に跨って下さい」

 慶次が木馬に跨るのを確認してから、試験官が隣室で待機している陰陽師へ襖越しに声をかけた。

試験官「陰陽師さん、オーラをお願いします」

 返事は無かったが、何やら呪文を唱えているような声が隣室から聞こえてきた。

斜メ前田慶次「今日はちょっと映るのが遅いな。疲れてるんじゃないのか? 陰陽師」
試験官「連日、忙しかったみたいで・・・あ、映りましたね」
斜メ前田慶次「よし、じゃあ早速行くか」

 受験者は木馬に跨り、陰陽師の放つオーラによって作られる映像の中を模擬乗馬する。危険な走行や法に反する行為を行うとその都度減点されてゆき、目標地点に達した時点で80点を下回っていると不合格となる。

試験官「ぐるっと一周して、砦に戻ってきて下さい」
斜メ前田慶次「おう」
試験官「もっと速度を上げて下さい。対人戦可能なエリアで、そんなのろのろと走ってたら撃たれるか、叩かれますよ」
斜メ前田慶次「わかった、わかった。ちなみに・・・」
試験官「何ですか?」
斜メ前田慶次「これは減点されるのか?」
試験官「今回だけは大目に見ますが・・・もっと真剣にやっていただかないと」
斜メ前田慶次「わかった、わかった」

 慶次が味方陣の右後まで馬を走らせたところで、一人の老婆がふらふらと歩いているのが目に入った。

斜メ前田慶次「・・・おい」
試験官「はい?」
斜メ前田慶次「何で、合戦場に婆さんがいるんだよ」
試験官「私に言われても・・・この映像を作っているのは隣室の陰陽師さんですし」
斜メ前田慶次「前々から思ってたけどよ、おかしいだろ! 何だこのあり得ないシチュエーションは!」
試験官「だから、それを私に言われても困るんですって」
斜メ前田慶次「ああもう、ふらふらしてんじゃねえよ。怖えな、くそ」
試験官「徐行して、横を通り過ぎて下さい」

 恐る恐る慶次が老婆のすぐそばまで馬を走らせたところで・・・突如老婆が地面に倒れた。

斜メ前田慶次「・・・ちょっ!」

 老婆をかわしきれず、馬で轢いてしまう慶次。老婆は即死した。

試験官「・・・前方不注意による人身事故、減点20点です」
斜メ前田慶次「ふざけんな! 何で急に倒れてくるんだよ!」
試験官「おそらく、立ちくらみでも起こしたのでしょう。ほら、先へ進んで下さい」
斜メ前田慶次「俺が近付いたタイミングでか! 悪意を感じるぞ、悪意を!」
試験官「指示に従わないと、減点しますよ?」
斜メ前田慶次「くっ・・・!」
試験官「さあ、早く。ぼさっとしてると危険ですよ。何しろここは対人戦可能なエリアなんですから」

 気を取り直し、右中へと馬を走らせる慶次であったが、ここでも想定外のトラブルが起こった。何と、陣幕の陰から突如、鞠が転がり出してきたのである。

斜メ前田慶次「・・・ゲエーッ!」

 速度を上げていたため、その後に続いて飛び出してきた童をかわしきれず衝突し、哀れにも童は即死した。

試験官「・・・またも前方不注意による人身事故、減点20点です」
斜メ前田慶次「ふざけんな! 合戦場に鞠で遊ぶ子供なんかいるわけねえだろ!!」
試験官「もはや不合格は決定したわけですが、最後までやりますか? 次回の参考になりますし」
斜メ前田慶次「やんねえよ! というか陰陽師をここに連れて来い! 嫌がらせばっかりしやがって!」
試験官「受験者と陰陽師は顔を合わせてはいけない規則になってますので・・・」
斜メ前田慶次「知り合いが受験したときは、こんなこと起こらなかったって聞いたぞ! 何なんだよ、畜生!」
試験官「ちなみに次の試験の予約ですが・・・明日の夜まで一杯になっていますのであしからず」
斜メ前田慶次「明日から江戸で合戦なんだぞ! 間に合わねえじゃねえか!」
試験官「馬に乗れないだけで、合戦そのものには参加できますし、気を落とさずに」
斜メ前田慶次「俺だけ馬に乗れないとか、恰好悪いだろ! こうなりゃ意地でも免許取ってから行ってやる!」

 その後、四回目の受験でようやく免許を取得することに成功した慶次であったが、江戸合戦には出遅れての参加となってしまったのであった。

2014030601.jpg

 得意げに馬を乗り回す慶次。だが老婆と子供の姿に常に怯えている。


 ・・・以上、妄想でした。(馬の免許なんてありませんので、皆さん安心して合戦に行って下さい)
Date: 2014.03.06
Category: 信on
Comments (4)Trackbacks (0)

早く徒党上覧に出てみたいの巻 その壱・後編

 牧師に扮した慶次がゆっくりと近付いてくるのを確認した強盗は、当然のことながら慶次を呼び止めた。

強盗「待てい! そこから一歩でも動けばガキの命はねえぞ!!」

 子供が人質にされている以上、強盗の要求に従うほかない。慶次は言われるがままに歩みを止めた。

ブロッケン「やはり牧師の恰好でも近付けんか・・・!!」

 落胆のため息を漏らした野次馬と、ブロッケン氏他三人のプレイヤーが見守る中、慶次が顔を上げ一呼吸入れた後に口を開いた。

斜メ前田慶次「私は南蛮から来た牧師デース。アナタに食べ物を持ってキマーシタ」

 何という三文芝居かと、その場の者たちは大いに呆れたのだが、何と強盗は予想外の反応を見せた。

強盗「グヘヘヘ・・・。神の使いである牧師さまの言うことだ。信用してもいいだろう。よおし通れ!!」

2014022102.jpg

 まさかの展開ではあったが、ブロッケン氏はたまらず叫んだ。

ブロッケン「・・・やった! 第一関門突破だ!!」
アシュラ「あとはどうやって無事に子供を助け出すかだな」

 玄関から建物の中へ入った慶次は、やや緊張の面持ちで階段を一段一段上がっていった。無理もない。もはや子供の命は自らの行動のみにかかっているからだ。慎重に最後の一段を上がりきったところで、数メートル先に強盗と、刃を顔に突き付けられている子供の姿が目に入ってきた。慶次を出迎えるために廊下へ出てきていたのだ。

強盗「一応、身体検査はさせてもらうぜ。両手を上に上げろ」

 どうやら、完全に警戒を解いたわけではないようであった。その証拠に、子供が逃げ出さないよう左腕でしっかりと抱きかかえている。慶次はやむを得ず、持参した食料を手にしたまま両手を上げた。

強盗「武器は持ってねえようだな・・・よし」

 強盗が食料を受け取ろうとする瞬間が好機である。飛びかかるとすれば、その瞬間しかない。慶次がゴクリと喉を鳴らしたそのとき・・・。慶次にとって想定外の出来事が起こった。

強盗「・・・ん?」

 しまった、と慶次は思った。何とガウンの胸元がはだけ、大胸筋が露出してしまったのである。数々の合戦で鍛え上げられたそれを見た強盗は、その後間もなく慶次へ当然の質問をすることとなった。

強盗「ヘッヘッヘ。牧師さま、ずいぶん筋肉が発達していらっしゃる。一体どこで鍛えられたんですかい?」
斜メ前田慶次「・・・・・・!」

 返答に窮した慶次は黙っているほかなかった。決して某作曲家のように聞こえないふりをしているわけではない。しかしもはや強盗は全てを理解していたようで、

強盗「・・・てめえプレイヤーだなーーっ!!」

 慶次のガウンを剥ぎ取るやいなや、慶次に掴みかかったのであった。慶次も負けじと応戦し、もみ合いとなった。

ブロッケン「・・・せ、戦闘の音だ! それも一進一退の攻防だ!!」

 男二人が互いに罵り合い、殴り合い、蹴っては蹴られ、壁に叩きつけては叩きつけられる音が建物の中から連続して聞こえてきた。果たして慶次は勝つことができるのか? 子供は無事なのか? 見守っている者たちの緊張はまさにピークに達していた。

ブロッケン「・・・おおっ! 屋根を突き破って二人が飛び出してきたぞ!!」

 何と、慶次と強盗が掴み合いながら屋根を突き破り、宙に舞っていた。現実に考えればあり得ない話なのだが、ここで一つ考えてみてもらいたい。自分より遥かに巨大な化け物を刀でガシガシ斬り刻んだり、重力を無視して浮かび上がってはエネルギー弾を放つ者がごろごろいる世界なのだ。慶次とてその類の者であり、もみ合いの末に屋根を突き破って飛び出してきても決して不思議ではないのである。

ブロッケン「・・・思い出したぞ! この展開!!」
アシュラ「一体、何を思い出したんだ!?」
ブロッケン「子供の頃に読んだ、『キン肉マン』の王位争奪編の展開にうり二つなんだ!」
アシュラ「その漫画では、この後どうなるんだ?」
ブロッケン「この後、キン肉アタルが強盗にナパーム・ストレッチを決めてK・Oする。その後の去り際がすげえ恰好いいんだよ」
アシュラ「さすがはおっさんだな。俺は平成生まれだから全然わかんねえ」
ブロッケン「もし・・・もし斜メ前田が強盗をK・Oすることができたら・・・ブロッケンJrのように、俺は・・・!」

 二人が話している間に、慶次と強盗による空中でのもみ合いはいよいよ決着を見せようとしていた。技をかけ合いながら地面に接近してくる慶次と強盗、果たしてどちらに軍配が上がるのか!? ブロッケン氏は息を呑み推移を見守った。やがて激しい衝撃とともに、上になった男が勝利の雄叫びをあげた。


2014030301.jpg

強盗「ナパーム・ストレッチ!!」
ブロッケン「・・・ちょっ! 逆! 逆!!」

 まさかの展開であった。強盗によるナパーム・ストレッチによってK・Oされた慶次は、「こっ・・・こんなはずは・・・っ! ぐふっ」と言い残して息絶えた。地面に倒れ伏している慶次を見下ろし、満足げなため息を漏らした強盗であったが、すぐに我に返り、再び民家の中へ駆け込もうとしたところで、ブロッケン氏他三人のプレイヤーによって取り押さえられ、御用となったのであった。

 この事件によって、肉体・精神ともにダメージを負った慶次がその後どうなったかというと・・・結局、上覧武術大会出場を断念し、自宅で三日三晩寝込んでしまったという。結末こそ無様であったが、強盗から子供を引き離すことには成功しているわけであり、その点だけはどうか評価してあげて欲しい。そしてもしよければ・・・どなたか慶次を上覧チームの末席に加えていただきたい。補欠で全然オーケーですので! 偉大なる漫画家ゆでたまごに敬意を表して、今日はこの辺で筆を置くことにします。ではでは ノシ
Date: 2014.03.03
Category: 信on
Comments (3)Trackbacks (0)
プロフィール
信長の野望online真紅武田家で活動中 &相互リンク・無断リンク募集中です。

斜メ前田慶次

Author:斜メ前田慶次

にほんブログ村 ゲームブログ 信長の野望Onlineへ
にほんブログ村

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
02 | 2014/03 | 04
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
このブログをリンクに追加する
QRコード
QR
訪問者数
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。