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揚北合戦に参加中の巻

 ・・・時は今週の水曜の早朝まで遡る。

斜メ前田慶次「・・・むっ!?」

 布団の中で寝返りを打った慶次の足が、何かの物体に触れたことで、慶次は目覚めた。

ドラえもん・零式「Zzzz・・・・」

 その物体とは、まさしくドラえもん・零式の身体であった。何故か慶次の布団の中で鼾をかいている。

斜メ前田慶次「・・・こいつ、また怖い夢を見やがったな」

 ドラえもん・零式は、怖い夢を見て目が覚めると、慶次の布団の中に潜り込んでくることがある。おそらくこの夜も怖い夢を見て、いても立ってもいられず、慶次の布団の中に潜り込んだのであろう。しかし慶次が彼の存在に気が付いた時には楽しい夢を見ていたようで、顔をニヤケさせながら、

ドラえもん・零式「何でも好きな物を注文して良いんだよ・・・」
ドラえもん・零式「ドラえもん・零式さんだなんて、他人行儀な・・・零ちゃんで良いんだよ・・・」
ドラえもん・零式「きれいな肌だ・・・」

 などと寝言を漏らしていた。寝言の内容から察するに、おそらく22世紀のザギンで、チャンネエとシースーをつまんでいる夢でも見ているのであろう。あまりに幸せそうな寝顔に、起こすことが一瞬ためらわれたが、慶次は彼を起こすことにした。左腕を彼の首に回し、右手で頭を下方向に押さえ付ける。まさにチョークスリーパーである。

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 そう、慶次は彼にチョークスリーパーをかけることで、彼を起こすことにしたのだ。数秒で目が覚めた彼は、パニックになりながら、必死にタップした。タップとは、降参の意を示す動作である。彼の手が数回、慶次の左腕を叩いたところで、慶次は彼を解放した。苦しげに喉を押さえ、咳き込みながら彼が叫んだ。

ドラえもん・零式「・・・寝てる時にチョークをかけるなあーーーーーー!!」
斜メ前田慶次「無差別に、100人のプレイヤーにアンケートを取った結果・・・」
斜メ前田慶次「お前にもっとチョークをかけて欲しい、という回答が85人だった・・・」
ドラえもん・零式「・・・そっ、その85人のサーバー名とキャラ名を教えろ! 今すぐに! その人たち一人一人との対話が必要だ!」

※取ってません

 チョークをかけられた状態で目覚めた時の恐怖、苦しさ・・・筆者には想像もつかない。一つだけ言えることは、「良い子は真似しないでね」ということである。下手したら、かけられた人が本当に死ぬからである。

斜メ前田慶次「・・・そんなことより、弁当をこさえてくれ」
ドラえもん・零式「そんなこととか言うな」
斜メ前田慶次「これから揚北(あがきた)へ発つ」
ドラえもん・零式「揚北? そんな所へ何しに・・・」
斜メ前田慶次「合戦に決まってるだろう。ほれ、さっさと支度しろ、支度」

 ・・・というわけで、今週は揚北合戦を気ままに楽しんでおります。

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 ・・・もし前田慶次の偽者を見かけたら、一緒に遊んであげて下さい。それでは今日の日記はこの辺で。
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Date: 2013.04.28
Category: 信on
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全くもって、の巻

斜メ前田慶次「むっ!? これは・・・?」

 この日の昼下がり。慶次が用を足した後に自室へ戻ると、一冊の雑誌が無造作に床の上に置かれていた。

斜メ前田慶次「こ、こりゃあ、まさに22世紀の春画・・・エロ本・・・!」

 そう呟くと、慶次は不審げに辺りの様子を窺った。ドラえもん・零式の気配は無い。

斜メ前田慶次「全くけしからん・・・こんな物を放置しておくなど・・・全くもって・・・」

 しゃがみ込み、表紙を凝視する。「大好評につき、総立体カラー!」などと記されてある。総立体カラーとは一体何のことなのか? 少なくとも平成の世の春画、いわゆるエロ本にそんなものはないはずである。慶次の喉元がゴクリと鳴った。

斜メ前田慶次「万が一・・・万が一のことだが・・・」

 呟きながら、慶次は雑誌を手に取った。

斜メ前田慶次「敵国の間者の仕業かもしれん・・・中身を検める必要がある・・・!」

 誰に対しての言い訳なのか不明だが、とにかく慶次はその雑誌を開くことに決めたようであった。

斜メ前田慶次「ハアハア・・・」

 慶次が表紙をめくったその刹那・・・

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 何と雑誌が爆発した。よける間も無く、まともに喰らった慶次の身体は爆発の衝撃で壁まで吹っ飛んでいた。

斜メ前田慶次「ぐはっ!!」
ドラえもん・零式「・・・はっはっは! 油断したね、慶次君!」

 そこに隣室で気配を消していたドラえもん・零式の登場である。

ドラえもん・零式「22世紀の各国の軍隊で使われている、エロ本爆弾の味はどうだい?」

 慶次の左腕は木端微塵となっていた。常識的に考えれば相当の重傷である。しかし慶次は返事をせず、助けを求めることもしなかった。では一体何をしていたのかというと、残された右腕を用いて治身仙を連打していたのであった。

斜メ前田慶次「うっ・・・・うおおおおおおっ!!」

 慶次が咆哮した瞬間、ドラえもん・零式が目を見張る光景が展開された。

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 何と、慶次の左腕が肩から生えてきたのである。これにはドラえもん・零式も驚いた。

ドラえもん・零式「・・・・・・!」

 おそらく治身仙の効果なのだろうが、とにかく慶次は左腕の再生に成功した。

斜メ前田慶次「・・・ハアッ・・・ハアッ・・・!」
ドラえもん・零式「いや、これは・・・これはすごい」
斜メ前田慶次「な、何を言ってやがる・・・」
ドラえもん・零式「22世紀の技術でも敵わないものがある・・・それはこの時代の薬さ」
斜メ前田慶次「・・・・・・」
ドラえもん・零式「惜しい・・・! 全くもって惜しい。この時代の薬の製法を22世紀に伝えることができれば・・・」
斜メ前田慶次「・・・・・・」
ドラえもん・零式「助けられる命があるかもしれないのに・・・ああっ・・・!」

 ため息をつくドラえもん・零式に、ようやく呼吸を整えた慶次が問いかけた。

斜メ前田慶次「・・・ところで、総立体カラーって何だよ」
Date: 2013.04.24
Category: 信on
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死の宣告!の巻

 「・・・だから、人違いだって言ってんだろうが!!」という慶次の叫び声が、庭で洗濯物を干していたドラえもん・零式の耳に入ったのは、この日の巳の刻(午前10時頃)のことであった。
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 ドラえもん・零式が洗濯物を干す手を止め、慶次の部屋へ様子を見に行こうとしたところで、何と慶次の身体が屋敷の壁をぶち破って飛び出してきた。

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斜メ前田慶次「ぐぁは・・・」
ドラえもん・零式「なっ!?」

 本能的に危険を察したドラえもん・零式は、慶次を助けに行かず、物陰に身を潜めた。一体何者の仕業なのか? ドラえもん・零式は固唾を飲み、事態の把握に努めた。

???「ゼウスの名のもとに おまえたちに死を!!」
ドラえもん・零式「(ゲエーッ! あれは・・・!!)」

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ドラえもん・零式「(・・・本物のカルロス!!)」

 何と、ジャンプ・コミックス『花の慶次』に登場する本物のカルロスが、慶次を急襲していたのであった。これにはドラえもん・零式も仰天した。そして、ますます慶次を助けに行くわけにはいかなくなった。ゼウスの名のもとに自分も殺されかねないからである。

斜メ前田慶次「・・・だから! 人違いだってんだよ!!」

 涙目で叫ぶ慶次に、薄笑いを浮かべながらカルロスが近付いていく。まさに絶体絶命と思われたが・・・

斜メ前田慶次「マイネーム イズ ケイジ・ナナメマエダ ノット ケイジ・マエダ!」
斜メ前田慶次「アイ アム ア バッタモノ!」
斜メ前田慶次「サンクス!」

 咄嗟に思い付いた怪しげな英語を、カルロスへ向けて必死に投げかける慶次。そもそもカルロスは英国の者ではないのだが、ここでまさかの奇跡が起きた。カルロスが人違いであることに気付いてくれたのである。

カルロス「・・・お前、前田慶次じゃないのか?」
斜メ前田慶次「さっきから言ってるだろうが! 俺は前田慶次じゃねえってんだよ!!」
カルロス「そうか・・・」
斜メ前田慶次「・・・・・・」
カルロス「正直、スマンカッタ」

 カルロスはそれだけを言い残すと、塀を飛び越えいずこかへと走り去って行った。後に残されたものは、アバラを二・三本やられたおのれの身体と、命欲しさに自分を見捨てた猫型ロボットのみであった。

ドラえもん・零式「・・・いや、まさか、本物のカルロスが来るとはね」
斜メ前田慶次「・・・・・・」
ドラえもん・零式「誤解が解けて良かったね。はっはっは・・・」
斜メ前田慶次「・・・・・・」
ドラえもん・零式「さあ、傷の手当てをしよう。着物も血で汚れたから、洗わないとね」
斜メ前田慶次「・・・・・・」
ドラえもん・零式「・・・・・・」

 慶次が言葉を発しないため、間がもたないドラえもん・零式であったが、すぐにその静寂は破られた。

斜メ前田慶次「・・・お前のアバラもへし折ってやんよ!!」
ドラえもん・零式「な なにをする きさまー!」

 慶次がドラえもん・零式に飛びかかったことにより、いつものようにもみ合いに発展したその頃・・・。カルロス(本物)は前田慶次の姿を求め、三国街道を南下していた。
 
 ちなみにこのカルロス(本物)は、ジャンプ・コミックス『花の慶次』に登場する前田慶次を二度にわたってボコボコにしています。最終的には前田慶次が勝つのですが、バッタモノの斜メ前田慶次では勝てる要素はありません。

 まあ何が言いたかったのかというと、「どうせならカルロスも出せば? コーエー・テクモゲームスさん」ということです。前田慶次と松風ペアも登場していることですし。では今日の日記はこの辺で。

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 自慢の”手(てい)”で信onプレイヤーたちを苦しめて欲しい・・・
Date: 2013.04.21
Category: 信on
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売名の巻

 合戦場では、慶次は徒党を作って行動することが多い。これは慶次の中の人がゲリラに慣れていないという理由もあるのだが、どちらかと言えばソロ活動よりも、徒党で動き回る方が好きなのである。

 しかし徒党を組んで敵陣をうろうろしていれば、当然目立つ。敵方の対人徒党に目を付けられるのも当然のことである。叩かれたら逃げるのが基本で、迎え撃つことはほとんどない。勝ち目が無いからだ。

 この日も敵方の対人徒党に叩かれ、慶次は徒党員に「逃げて掲示板で再集合」と伝えていた。しかしそう簡単に逃げることはできない。敵としても、逃がすわけにはいかないからだ。飛び道具を駆使して慶次たちの逃亡を阻む。

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 準備中の間接攻撃は必中である。逃亡準備をしては痺れさせられ、徒党員たちは各個撃破されていった。しかし慶次は何故か逃げようとしない。逃げを指示した張本人が、何故か逃げない。

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斜メ前田慶次「逃げられないだと? 逃げる気なんぞまったくねえ。それは最初っからの事だ」

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少年「何だってェーーーーッ 向かって行ったァーーーッ!」

 乱心したのかどうか定かではないが、慶次は逃げるどころか、敵へ向かって行った。この行動は果たして何を意味するのか? すでに味方は散り散りとなっており、今さらどうすることもできないはずである。

 せめて敵徒党の誰かを道連れに、という魂胆なのか。しかし慶次一人で敵を倒すことは不可能である。仮に相手が盾無しの二~三人徒党なら可能性はゼロではないが、ガチの七人徒党相手では無理がある。

 慶次は槍を振りかぶり、敵の武士へ突進した。

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斜メ前田慶次「斜メ前田慶次流 唐竹割り」
少年「売名かよ」

 売名し満足した慶次は、間もなくトドメを刺され戦場の露と消えたそうだが・・・

 ところ変わって、これまた別の合戦場でのこと。敵方の五人徒党に叩かれ、ペアを組んでいた相方は為すすべなく戦闘不能となったのだが、慶次はこの場においても頑なに逃げようとしなかった。

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少年「ここから・・・・・・・・・ここから離れなきゃあ!」

 すでに瀕死となっていた慶次は、自分で身体を動かすこともかなわず、少年に引きずられての行動となっていたのだが、会話をすることだけはできたようで、自分を引きずる少年を口頭で制止した。

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斜メ前田慶次「オレをひっぱる方向が・・・・・・・・『逆』・・・だ・・・ぜ・・・」

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少年「え?」

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斜メ前田慶次「おれをひっぱる方向はそっちじゃあねえ・・・・・・・逆だ・・・・!!」
斜メ前田慶次「ヤツらをブッ殺す 敵プレイヤーたちのいる方向だぜ!」
少年「・・・・・・・・・」

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少年「何だってェーーーーッ 向かって行ったァーーーッ!」

 最後の気力を振り絞り、慶次は某敵プレイヤーへ突進した。そして・・・

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斜メ前田慶次「斜メ前田慶次流 唐竹割り」
少年「・・・だから売名すんなっての!!」

 こんな感じで、たまに売名して遊んでいます。逃げられるのであれば逃げた方が良いのでしょうけど、無理だと判断したときは売名しています。まあ、楽しんだ者勝ちかな、という感じです。

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 合戦場で徒党員を募集していると、たまに励ましの言葉を頂きます。ありがとうございます! ブログをやっていると、本当に励みになります。妄想が尽きない限りは続けていきますので、今後ともよろしくお願い致します。

 合戦場では、ちょくちょく党首をしていますが、検分が貯まらずに解散することもあります。敵プレイヤーに叩かれまくったり、無謀にも武将を叩いて壊滅したりもしますが、こんな党首で良ければ、是非ご参加下さい。では今日の日記はこの辺で。
Date: 2013.04.20
Category: 信on
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戦国の世の修理屋の巻

 この日。隠れ里を卒業し上杉家に仕官した春乃は中級クエをこなすうちに、防具の痛みが気になった。慣れ親しんだ隠れ里と異なり、修理屋を探すのも一苦労であったが、どうにか春日山の修理屋にたどり着くことができた。

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修理屋「よお、いらっしゃい。何か用はあるかい?」
春乃「壊れているものの修理をお願いします」
修理屋「壊れているものを全部、修理したいのかい?」
春乃「はい」
修理屋「どれどれ・・・・・・」

 そう言うと修理屋は、春乃の全身を舐め回すように観察し始めた。こんなことは、隠れ里ではなかったことだ。顔面が触れるかどうかの近さでじっくりねっとりと観察され、春乃は気味の悪さを覚えたが、修理をしてもらわなければどうにもならない。我慢するしかなかった。修理屋の荒い息がうなじに当たり、鳥肌が立った。

春乃「あの・・・」
修理屋「胴装備の修理が必要だな。さあ、脱いでくれ」
春乃「えっ」
修理屋「脱がなきゃ修理できねえよ?」
春乃「・・・脱ぐんですか?」
修理屋「当たり前じゃねえか」
春乃「隠れ里では、脱がなかったんですけど・・・」
修理屋「そりゃあ、手抜き修理だな。隠れ里の修理屋はこれだからよお」
春乃「脱がないで、修理できませんか?」
修理屋「脱いで渡してくれなきゃ仕事できねえよ。常識的に考えて」
春乃「でも・・・こんな所で・・・」
修理屋「ああもう、じれってえな! 脱ぐの手伝ってやるよ!」
春乃「・・・ちょ、ちょっと! やめて! やめて下さい!」

 それから数分後、無理やり服を脱がされて地面に座り込み、さめざめと泣く春乃の姿がそこにあった。修理屋は無言で春乃の胴装備の修理を始めている。このタイミングでぶらりと慶次が現れたのは、ただの偶然だったのだが、

斜メ前田慶次「こりゃあ、目のやり場に困るな・・・」

 慶次は自分で着るために持参した着物を春乃の体にかけてやった。

斜メ前田慶次「お嬢さん、この町の修理屋は隠れ里と違って、気が荒いんだよ」
春乃「・・・・・・」
斜メ前田慶次「胴装備の修理が必要なときは、替えの着物を持ってくるのが常識なのさ」
春乃「・・・・・・」
斜メ前田慶次「そうしねえと、今のように、スッポンポンにされちまうんだよ」
春乃「・・・・・・」
斜メ前田慶次「だが腕は確かだ。よう、修理屋」
修理屋「よお、いらっしゃい。何か用はあるかい?」
斜メ前田慶次「壊れているものの修理を頼みてえんだが」
修理屋「壊れているものを全部、修理したいのかい?」
斜メ前田慶次「おう」
修理屋「どれどれ・・・・・・」

 そう言うと修理屋は、慶次の全身を舐め回すように観察し始めた。

修理屋「・・・ゴホッ! くっさ!」
斜メ前田慶次「おい」
修理屋「・・・くっさ! 汗の臭いと加齢臭が・・・ゴホッ! ゴホッ!」
斜メ前田慶次「そういうこと言うなよ。俺は客だぞ。というか傷つくだろうが」
修理屋「胴装備と、指輪・・・ゴホッ! オエッ! オッ・・・オッ・・・」
斜メ前田慶次「胴装備と、指輪だな。ちょっと待ってろ・・・ほれ、頼むぞ」
修理屋「・・・オエエエエエエッ!」
斜メ前田慶次「・・・さっさと修理しろよ!!」

 戦国の世の修理屋は、ジミー大西並に鼻が良かった。
Date: 2013.04.16
Category: 信on
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偉大なる巨匠の巻

斜メ前田慶次「流れ 流れて いつか 消えゆくとしても~」
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ドラえもん・零式「何かあったのかい?」
斜メ前田慶次「永遠に止まらない 時の河は 続いてゆく~」

 今日は『三国志』『鉄人28号』『魔法使いサリー』など、数々の名作を生み出した横山光輝氏の命日です。私が三国志や日本の戦国時代に興味を持ったきっかけも、横山光輝氏の作品でした。

 信onと出会い、今こうして信onのブログを書いているのも、横山光輝氏の導きによるものなのかもしれません。偉大なる漫画界の巨匠を偲んで、手短ですが今日はこの辺で締めたいと思います。

『時の河』


『空』

Date: 2013.04.15
Category: 信on
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早くレベル65になりたい・四の巻

 推挙値を集め終わり、上杉家へ移籍したばかりの女薬師、まゆが寄合長への挨拶を終え、春日山の町を見物しつつ茶店へ向かったのはこの日の申の刻(午後三時)のことであった。

まゆ「・・・たぶん、この路地を通り抜けたほうが、近道ね」

 確かに、その路地をまっすぐ歩けば、かなりのショートカットになる。これまで歩き続けて喉が渇いていたまゆは迷わず、路地へ足を踏み入れようとした。

???「よう、そこのお嬢さん」

 この時、この得体の知れない男とたまたま出会ったことが、まゆの運命を大きく変えることになった。

???「俺は斜メ前田慶次ってもんだ。決して怪しい人間じゃないから、安心しろ」

 男は斜メ前田慶次と名乗った。ななめまえだ、とは何と珍しい姓であろうか。それに何故か男の恰好が織田家の武将である前田慶次に酷似している。怪しい者ではないと言われても、怪しく感じてしまうのは無理もないことであった。

まゆ「・・・何かご用でしょうか?」

 まゆが訝しげに、男に対応する。

斜メ前田慶次「レベル60か。そのレベルなら妊娠することはないだろうが・・・」
まゆ「に、妊娠!?」

 妊娠? 一体何を言い出すんだ、この男は。キ〇ガイなのか?

斜メ前田慶次「やはり、この路地に足を踏み入れるべきじゃない」
まゆ「どうしてですか?」
斜メ前田慶次「どんな目に遭わされるか、わからねえからだよ」
まゆ「!?」

 何を言っているのか、意味がわからない。路地を通り抜けるだけなのに。やっぱりキ〇ガイなのかしら?

斜メ前田慶次「きっと君は俺のことを、キ〇ガイだと思っているだろう?」
まゆ「いえ、そんなことは・・・」

 刺激したら、この男にこそどんな目に遭わされるかわからない。まゆが否定したのは当然と言える。

斜メ前田慶次「そういうの俺、結構敏感なんだよね」
まゆ「ですから、そんなことは全然・・・」
斜メ前田慶次「感じないのか、このオーラを・・・」
まゆ「オー、ラ?」
斜メ前田慶次「いや、喪ーラという言い方のほうが正しいかな」
まゆ「・・・・・・」

 まゆは舌打ちしたくなった。やはりキ〇ガイのようだ。どうすれば穏便にこの場を切り抜けられるだろうか?

斜メ前田慶次「おいおい、そんな目で見ないでくれよ。俺は親切で言ってやってるんだぞ」
まゆ「はあ・・・」
斜メ前田慶次「時間帯が悪いんだよ。今は合戦のインターバルで、みんな一時的に戻ってきている」
まゆ「・・・・・・」
斜メ前田慶次「この、高レベルかつ性欲旺盛な毒男・喪男プレイヤーが多く居住する地域にな」
まゆ「せ、性欲・・・@@;」
斜メ前田慶次「みんなテンションが高まっている。悪いことは言わない。引き返すんだ」
まゆ「・・・・・・」
斜メ前田慶次「今の君では、絶対に上手く切り抜けることはできない。さあ・・・」

 まゆはこの男の態度に不快さを覚えた。自分を完全に世間知らずの子ども扱いにしている。確かに、この男に比べればレベルは劣る。けど、やっぱり気に入らない。こんな男に主導権を握られたくはない。まゆは男を無視し、路地へと足を踏み入れた。

斜メ前田慶次「やれやれ、どうなっても知らんぞ・・・」

 背後から、男の嘆きの声が聞こえてきたが、意に介さない振りをする。間もなく某Lv65プレイヤー宅の門前にたどり着いたまゆだったが、すでに全身から冷や汗が滲み出ていた。どこかから、誰かに見られている。

 背後の男の視線ではないことは確かであった。しかし、どこから向けられている視線なのかがわからない。正面には誰もいない。横にも、地面にも・・・視界には入らないのに、明らかに感じる気配に、まゆは恐怖を覚えた。

 たまらず、振り返ったところで、男が声を発した。

斜メ前田慶次「・・・おいおい、それはいくら何でも・・・」
まゆ「!?」
???「ちょんまげ!」

 同時に、何か温かくてやわらかいモノが頭の上に乗った。

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まゆ「ぎゃああああああああああああああああああああ!」

 得体の知れない視線は、何と上から向けられていたのであった。これはまゆの想像を超えていた。男のイチモツを頭に乗せられたまゆは恐慌をきたし、腰を抜かしかけながら宛てもなく逃げ出すこととなった。

斜メ前田慶次「・・・あーあ。だから言ったんだよ。まだ無理だってのに、全く」

 おそらく、まゆのレベルがもう少し高ければ気配を察し、避けられたのであろう。もしレベル65であれば避けずとも、自らの身体から発するオーラで弾き飛ばすこともできたかもしれない。やはり男の言うとおり、レベル60では早すぎたのだ。

斜メ前田慶次「引退するなよー!」

 男のこの言葉が、果たしてまゆに届いたのかどうか・・・その後、男は全裸のレベル65プレイヤーを落ち着かせ、屋敷の中へ帰すと、いずこかへと歩き去ったという。
Date: 2013.04.14
Category: 信on
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汁かけ飯の巻

 この日の春日山は快晴で、慶次とドラえもん・零式もまた清々しい朝を迎えていた。朝食の膳にはドラえもん・零式が炊いた飯に味噌汁、卵焼き、香の物が並び、「今日は洗濯物がよく乾きそうだね」などと話しながら二人で朝食を摂っていた。

 慶次が飯に味噌汁を一度かけ、量が少なかったためもう一度味噌汁をかけ足したところで、何とドラえもん・零式がハラハラと涙をこぼし始め、慶次を慌てさせることとなった。

斜メ前田慶次「なっ!? 何、泣いてんだよ、お前」
ドラえもん・零式「・・・・・・」
斜メ前田慶次「黙ってたらわかんねえだろうが」

 しばしの間を置き、ドラえもん・零式が涙を拭いながらようやく語り始めた。

ドラえもん・零式「かわいそうに。君は一生、前田慶次を討ち取ることはできないだろうね」
斜メ前田慶次「おいおい、いきなり何を言い出すんだよ。こんな気分の良い朝に」
ドラえもん・零式「毎日食事をしておきながら、飯にかける汁の量も量れないんだろう?」
斜メ前田慶次「いや、これはだな・・・」
ドラえもん・零式「そんな君が、合戦場で前田慶次を討ち取るなんて、できるわけがない」
ドラえもん・零式「それを思うと、かわいそうで、かわいそうで、ううっ・・・」

 清々しい朝を迎えたはずの、慶次宅の一室が一変して、嘆きの間に変わっていた。泣きやむ気配を見せないドラえもん・零式に苛立ちを隠せなくなった慶次が、とうとうドラえもん・零式を怒鳴りつけた。

斜メ前田慶次「・・・お前、ふざけんな! 朝からおまっ、この野郎! 俺は北条氏政か!」

 ドラえもん・零式は返事をせず、すすり泣きを続けている。

斜メ前田慶次「ああもう、何だこの空気! 何で味噌汁を二度かけただけで泣かれなきゃなんねえんだよ!」
ドラえもん・零式「・・・・・・」
斜メ前田慶次「俺は絶対、やってやるからな! 前田の野郎を! というか泣きやめよ、うっとうしい!」

 前田慶次を私怨で追うブログ『斜メ前田慶次のかぶいて候』を、今後ともよろしくお願いいたします。リアルでの引っ越し後の混乱でなかなかログインできず、ブログの更新頻度も落ちていますが、マイペースで頑張りたいと思っています。

 ちなみに今週は吉崎で斎藤家と本願寺の合戦が発生しているらしいので、時間があればちょくちょく参加してみようと思います。それでは今日の日記はこの辺で。
Date: 2013.04.11
Category: 信on
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バッタモノたちの宴の巻・後編

佐々々成政「何だ二人とも! 辛気臭いのう!」
斜メ前田利家「成政か・・・これが落ち込まずにいられるか」
紫田勝家「先日の大決戦でも、信長公からのお褒めの言葉はなく・・・」

 この三人、織田家での勤続年数こそ違えど、長年、織田家の旗本衆として働き、今では先輩後輩という関係すら無くなっていた。若い頃は上下関係があったそうだが、今ではもうどうでも良くなっている、という感じである。

佐々々成政「そういえばそうだな・・・ああ~・・・」
斜メ前田利家「はあ~・・・」
紫田勝家「ふう~・・・」

 今日はこの三人で辛気臭い宴を延々と行う予定だったそうだが、まさかここで招かれざる客が登場することになるとは、この三人も予想していなかった。

斜メ前田慶次「・・・アンタら勝ったんだから、いいじゃねえか」
斜メ前田利家「なっ!?」
紫田勝家「お前は!?」
佐々々成政「慶次!?」

 三人の旗本衆が、パッと後ろへ飛び退った。

斜メ前田利家「・・・でっ、出合え! 曲者ぞ!」
斜メ前田慶次「ああ、無駄無駄。紫田殿や佐々々殿のお供も含めて全員」
紫田勝家「!?」
佐々々成政「!?」
斜メ前田慶次「俺の『魅了の睨み』で、ラリってるよ」

 事実、屋敷のそこかしこから「ア~」やら「ウ~」などの奇声が聞こえてきた。平静を保っているのは、慶次を除けばこの三人のみであった。

斜メ前田利家「よそのお客さんにまでやるなあーーー!!」
斜メ前田慶次「しょうがねえだろ、屋敷に入れてくれねえんだから」
紫田勝家「け、慶次か・・・まことに慶次なのか・・・!?」
佐々々成政「何故、上杉家なぞに・・・!?」

 慶次が突如出奔したことは知っていたが、詳しい事情についてはこの二人は知らない。

斜メ前田慶次「今日は叔父御をからかいに来たんだが・・・お二人もいるならちょうど良い」
斜メ前田利家「おのれ・・・! どのツラ下げて、ノコノコと・・・」
斜メ前田慶次「アンタらさ、いじけてこんなとこでチビチビ飲ってて、情けなくないのか?」
斜メ前田利家「こら! 口を慎め!!」
紫田勝家「・・・・・・」
佐々々成政「・・・・・・」
斜メ前田慶次「賤ヶ岳じゃあ、前田利家、柴田勝家、佐々成政が登場しているというのに」
斜メ前田慶次「アンタらと来たら」
斜メ前田利家「黙れ! 貴様にワシらの何がわかる!!」
斜メ前田慶次「万年旗本衆で、賤ヶ岳でも登場せず・・・そんな人生で良いのか?」
斜メ前田利家「黙らんか!!」
斜メ前田慶次「いっそのこと、俺みたいに出奔したらどうだ?」
斜メ前田利家「黙れ! この不忠者め!!」
斜メ前田慶次「・・・ま、その勇気もないってとこか」

 勇気、という言葉を出され、三人の旗本衆の顔色が一変した。

斜メ前田利家「勇気、と言うたな、慶次」
斜メ前田慶次「・・・?」
紫田勝家「我らは旗本衆として、信長公の御為に命を捨てる覚悟」
佐々々成政「信長公の御為なら、地獄までもお供する所存じゃ」
斜メ前田利家「軽々しく出奔することを勇気とは言わぬわ!!」

 さすがに年の功である。決めるところはビシッと決める。

斜メ前田慶次「ほう・・・腑抜けのジジイどもばかりかと思っていたが、意外だった」
斜メ前田利家「だから、口を慎まんか!!」
斜メ前田慶次「見直した。また戦場で会おう」
紫田勝家「待て! 慶次!」
斜メ前田慶次「何だよ。さすがにソロで旗本衆三体は分が悪いから、退散させてもらいたいんだが」
斜メ前田利家「体、とか言うな」
紫田勝家「織田家には戻らんのか?」
斜メ前田慶次「・・・・・・」
佐々々成政「いつまでも意地を張るな、慶次」

 慶次が一瞬考え込み、何かを言いかけたところで、隣室から「パアン!」という乾いた音が響いてきた。そしてその直後に女の罵り合う声と、身体がぶつかり合う音が続く。

斜メ前田利家「なっ!? 何事じゃ!」

 利家が慌てて襖を開くと、そこには信じられない光景が広がっていた。何と、利家の妻であるうめと女中のたえが髪の毛を振り乱しながらノーガードの殴り合いをしていたのである。

斜メ前田うめ「きいいいいいいいい!!」
たえ「このアバズレがあーーーーーーーーっ!!」
斜メ前田利家「・・・なっ! ちょっ! なーん!」

 おそらくは、慶次の放った『魅了の睨み』の影響なのであろうが、二人ともまるで狂犬のようになっており、利家が間に割って入った瞬間、今度は利家が二人にボコられる羽目になってしまった。

斜メ前田利家「あひゃひょわー!」
紫田勝家「いかん! 止めるぞ、成政!」
佐々々成政「うめ殿、落ち着かれよ!」

 勝家と成政が女二人を羽交い絞めにし、引き離したものの、どうやらそれは氷山の一角に過ぎなかったようで、他の部屋や廊下、台所、庭からも、男女問わずの殴り合い、斬り合いが展開されていた。

斜メ前田慶次「魅了の睨み、効きすぎだな・・・」
斜メ前田利家「け、慶次! 貴様ぁー!」
斜メ前田慶次「いや、本当は1ターン半くらいで切れるんだけどな。パンピーにはきつかったかな」

 利家が慶次の胸倉を掴んで叫ぶ。

斜メ前田利家「何とかしろ! こら! 何とかせんかあーーーーー!!」
斜メ前田慶次「そうは言っても、演舞の技能に解呪は無いしな・・・」
紫田勝家「こりゃあ、もう、どうにもならんぞ・・・」
佐々々成政「うむ・・・」

 相手をノックアウトし、獲物を失った者たちが続けて家財道具の破壊を始めた。利家秘蔵の甲冑・刀剣・書物・壺・茶器などが次々と標的になっては、無残にも散ってゆく。

斜メ前田利家「ああああああああ」
斜メ前田慶次「叔父御」
斜メ前田利家「このっ! 貴様! どれだけワシを苦しめれば気が済むんだ!」
斜メ前田慶次「・・・正直スマンかった」
斜メ前田利家「こら! 逃げるな!!」

 慶次が足早に去るのを止める間もなく、三人の旗本は右往左往することとなった。

斜メ前田利家「もう、やめてー!」

 横山弁護士のように叫ぶ利家は、もはや憔悴しきっていた。家中の者たちを止める気力も無くなりしゃがみ込む利家と、それを慰めるように見つめる勝家と成政の姿がそこにはあった。

紫田勝家「そのうち、収まるから、な・・・」
佐々々成政「気を落とすなよ・・・」
斜メ前田利家「慶次め・・・絶対・・・許さんぞ・・・」

 涙ぐむ利家の耳に、想像だにしなかった声が耳に入ってきたのは、それから間もなくのことであった。

???「ハアッ・・・ハアッ・・・」
???「あんっ・・・あっ・・・あっ・・・」

 若い男女の喘ぎ声であった。

斜メ前田利家「・・・どういうことだ? 『魅了の睨み』に、こんな効果あったか?」
紫田勝家「いや、ないはず・・・」
佐々々成政「こりゃ、まさか・・・」

 そのまさかであった。慶次の放った『魅了の睨み』の混乱に乗じて、乳繰り合う者たちまで現れたのであった。言うまでもないこととは思うが、勝家の言うとおり、『魅了の睨み』にそのような効果は無い。

 この収集のつかない状況に及び、とうとう利家の堪忍袋の緒が切れた。

斜メ前田利家「・・・貴様ら、いい加減にせんかあーーーーーーーー!!」

 この涙混じりの怒声は、屋敷から半径1キロメートルほどまで及び、利家の慶次に対するヘイトは、さらに上がったという。
Date: 2013.04.09
Category: 信on
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バッタモノたちの宴の巻・前編

 ・・・以下、時は二ヶ月ほど前の、那古野城内の様子である。


nobunaga.jpg

織田信長「光秀よ」

mitsuhide.jpg

明智光秀「はっ」

織田信長「例の物は持って参ったか?」
明智光秀「ははっ」
織田信長「見せい」
明智光秀「ははっ」

 返事をすると、光秀はうやうやしく一枚の紙を信長に差し出した。

-------------------------------------------------------
 〇来年度 武将昇格候補者〇

壱、 斜メ前田(ななめまえだ)利家
弐、 紫田(しだ)勝家
参、 佐々々(さっさっさ)成政
-------------------------------------------------------

 ・・・信長、光秀が差し出した紙を一瞥すると、手に持った扇子を閉じ、

織田信長「光秀よ」
明智光秀「はっ」
織田信長「近う寄れ」
明智光秀「ははっ」

 光秀に近寄るよう声を掛けた。光秀が立ち上がり、信長の前に座した瞬間、

織田信長「このうつけものが!」

 大音声と共に扇子を光秀の額に打ちつけた。「バシッ」という乾いた音が室内に響く。

明智光秀「キタコレ!」
織田信長「何がキタコレだ。相も変わらずロクでもない輩を推薦しよって」
明智光秀「は、はっ」
織田信長「このような奴どもが武将として合戦場を徘徊してみろ。敵Pの良いカモになるわ」
明智光秀「お、恐れながら申し上げます」
織田信長「何じゃ」
明智光秀「候補として挙げた者どもは、長年、当家の旗本衆として働いておりますし、それに」
織田信長「それに、何じゃ」
明智光秀「それに・・・」

 光秀の言い分としては、長年、旗本衆から武将へ昇格する者がいないために、旗本衆の下の身分の者が戦功を挙げても旗本衆に昇格できておらず、その下の身分の者もまた同様の、いわゆる「ドン詰まり」状態になってしまっている。

 このままでは、いずれ不満を持った者が織田家を出奔するかもしれない。候補として挙げた者たちは、能力は多少足らないかもしれないが、長い目で見て、人の流れを作った方が良い、ということであった。

 光秀の言い分にも一理あるのだが、信長としては、やはり無能な者が武将に昇格するのは気に入らなかったようで、

nobunaga.jpg

織田信長「光秀よ」

mitsuhide.jpg

明智光秀「はっ」
織田信長「このうつけものが!」

 またも大音声と共に扇子を光秀の額に打ちつけた。「バシッ」という乾いた音が室内に響く。

明智光秀「まーん!」
織田信長「何がまーんだ。貴様は上杉か本願寺の間者か」
明智光秀「め、滅相もございません」
織田信長「腐ったみかんを箱の中に入れる気か!」
明智光秀「く、腐ったみかんなどと・・・長年、当家に仕え、殿の身をお守りしてきたのですぞ」
織田信長「それしか能のない奴らではないか」
明智光秀「敵Pに叩かれ、倒されても文句一つ言わず、また戦場に戻り・・・」
織田信長「もうよい。去ね」
明智光秀「殿、どうかご再考を」
織田信長「去ねと言うておるのじゃ!」

 煙草盆を蹴り飛ばしながら怒鳴りつけてくる信長を、光秀はどうにもできなかった。

明智光秀「は、は・・・失礼致します」
織田信長「光秀よ」

 去りゆく光秀の背中に、冷ややかな声を掛ける信長。

織田信長「貴様を当家の人事担当から外す。どうじゃ。貴様の申すとおり、人の流れを作ってやったぞ」

 ・・・こうして、結局織田家に新たな武将が誕生することはなく、二ヶ月ほどが経過したある日のこと。

斜メ前田利家「はあ~・・・」
紫田勝家「ふう~・・・」

 この日。尾張の斜メ前田利家宅では、利家と同じく織田家の旗本衆の一人である紫田(しだ)勝家と利家が杯を酌み交わしては、ため息を付いていた。

斜メ前田利家「今年の人事異動でも、結局ワシらは武将に昇格できなんだが・・・」
紫田勝家「ふむ・・・」
斜メ前田利家「新しく実装された賤ヶ岳の陣でも、ワシらは登場せず・・・」
紫田勝家「ふむ・・・」
斜メ前田利家「はあ~・・・」
紫田勝家「ふう~・・・」

 酒をチビチビとやりながら、ため息ばかり付く、辛気臭い宴が展開されていた。

斜メ前田利家「大決戦でも、身体を張って信長公をお守りしてるというに・・・」
紫田勝家「ふむ・・・」
斜メ前田利家「はあ~・・・」
紫田勝家「ふう~・・・」

 そこにもう一人、同じく織田家の旗本衆の一人である、佐々々(さっさっさ)成政が、酒樽を担いで現れた。

佐々々成政「何だ二人とも! 辛気臭いのう!」

続く
Date: 2013.04.08
Category: 信on
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編集部よりお知らせ

斜メ前田慶次「くっ・・・! か、身体が・・・言うことを聞かねえ・・・!」
ドラえもん・零式「慶次君! その坂は! その坂は登ってはいけないーーーっ!!」
斜メ前田慶次「ド・・・ドラ、助けてくれ・・・! 俺にはまだ・・・やることが・・・!」
ドラえもん・零式「慶次君、戻れ! 戻るんだーーーーーっ!!」
斜メ前田慶次「見えねえ力に操られて・・・もうどうにも・・・くっ・・・!」
ドラえもん・零式「慶次君ーーーーーっ!!」
斜メ前田慶次「ぐっ・・・う・・・うわああああーーーーー!!」


otokozaka.gif

ご愛読ありがとうございました! 斜メ前田先生の次回作にご期待ください。


『斜メ前田慶次のかぶいて候』 未完
Date: 2013.04.01
Category: 信on
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斜メ前田慶次

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