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フラグ消滅の巻

斜メ前田慶次「さて・・・組み立て式の窯の最終チェックをするか」

 この日。慶次は拾丸の特化再取得のため、大和の三輪山へ向かう準備に勤しんでいた。荷造りはあらかた終わり、あとはこの後間もなく訪れる拾丸を待ちながら、組み立て式の窯のチェックをするのみとなっていたのだが・・・

おろく「ハチ!」
斜メ前田慶次「・・・ん?」
バター「・・・!!」

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 ※「ハチ」ことバター。「ハチ」はおろくにバター犬として飼われていた頃の名前

 思わぬ来客に慶次もバターも驚いたがそれも一瞬のことで、バターはすぐにおろくの胸に飛び込んで行った。

斜メ前田慶次「・・・おろくさんか」
おろく「ちょっとそこまで来たもので、抱っこさせてもらいに来ました」
斜メ前田慶次「何だ、最近はそっちの家に行ってないのか?」
おろく「いえ、たまに遊びに来ますけど、今日は私の方から来てみました」
斜メ前田慶次「そうか。まあ、ゆっくりしていきなよ」

 慶次がおろくとバターに背を向け、再び窯のチェックに向かおうとした時・・・

おろく「あん、もう、そんなに舐めちゃ・・・」
斜メ前田慶次「!?」

 まさか、と思い振り返ると、バターがおろくの顔をペロペロと舐め回していた。おろくも満更ではない顔をしている。

斜メ前田慶次「か、顔か・・・まあ、そりゃあそうだよな」
おろく「・・・何か仰いました?」
斜メ前田慶次「い、いや、何でもないんだ」

 平静を装いながらも、おろくの顔を舐めるバターの舌をついつい凝視してしまう慶次。

斜メ前田慶次「(この舌が・・・この舌が・・・つい二、三ヶ月ほど前まで・・・おろくさんの・・・)」

 バターに甘えられて嬉しそうにはしゃいでいるおろくとは対照的に、慶次はどんどん静かになっていった。

斜メ前田慶次「(・・・[ピー]だけじゃなく、ひょっとしたら[ピー]も・・・いや・・・)」

 ・・・その時である。

斜メ前田慶次「・・・うっ!」
おろく「どうしました? おなかでも痛いんですか?」
斜メ前田慶次「な、何でもないんだ」

 前屈みになり、慌てておろくに背を向ける慶次を心配するおろく。

おろく「・・・どこかお悪いのでは?」
斜メ前田慶次「い、いや本当に何でもないんだ」
おろく「あの、私、多少医学に通じてまして、もし良かったら診ますよ」
斜メ前田慶次「(・・・まずい! このままでは起っていることがバレてしまう!)」
おろく「診せて下さい」
斜メ前田慶次「(・・・させんっ!)」

 慶次の正面に回り込もうとするおろくの気配を察し、咄嗟に回れ右する慶次。このような俊敏な動きをする病人などいるはずがあろうか。しかしおろくの考えはそれに及ばないようであった。

おろく「子供みたいなことしないで、診せて下さい!」
斜メ前田慶次「だから、いいって!」
おろく「よくありません!」
斜メ前田慶次「そうやって見ようとすると、余計アレなんだって!」
おろく「何がですか!」
拾丸「・・・そうですよ、旦那。せっかくだし、診てもらいましょうよ」
斜メ前田慶次「拾丸!? いつの間に!」

 旅装に身を固めた拾丸が、いつの間にか門の外から中を覗き込んでいた。

拾丸「旅先で倒れられたら困りますし。おろくさん、ぜひ旦那を診てあげて下さい」
おろく「わかりました。さあ、斜メ前田さん!」

 拾丸の言葉に勢いづき、再び慶次の正面へ回ろうとするおろくを、振り向きざま・・・

斜メ前田慶次「s」
おろく「きゃあっ!」

 sされたおろくは、その場で気絶した。

拾丸「・・・ちょっ、ちょっと! 旦那! 何してんですか!!」
斜メ前田慶次「やむを得なかったんだ・・・」
拾丸「パンピーにsしちゃ駄目ですよ!」

 こうして、おろくが目を覚ますまで三輪山への出発は遅れ、その後おろくは慶次の屋敷に寄りつかなくなったという。
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Date: 2013.02.26
Category: 信on
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茹でている場合か、の巻

 この日。慶次は名張で行われている合戦を離れ、春日山の自宅へ一時帰宅しようとしていた。春日山の町へ入り、見慣れた道を自宅の方角へ進んだところで、辺りに妙な匂いが漂っていることに気が付いた。

斜メ前田慶次「こりゃあ・・・ミートソースの匂いか!?」

 慶次が呟いたとおり、何処かの家からレトルトのミートソースの匂いが漂ってきていた。とは言え、戦国の世の食卓にスパゲティが上ることなど、まず考えられない。嫌な予感がした慶次は、自宅へと足を早めることとなった。
      _____
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  | ── |  ──     |   l
  ヽ (__|____  / /
   \           / /
    l━━(零)━━━━┥

 嫌な予感は的中していた。やはりドラえもん・零式の仕業であった。4~5人前のレトルトのミートソースが、火にかけられた鍋の中で温められていた。

斜メ前田慶次「ドラ、お前・・・」
ドラえもん・零式「レトルトで申し訳ない。急に帰ってくるって聞いたから」
斜メ前田慶次「お前な、ミートソースはないだろ。ミートソースは」
ドラえもん・零式「今日、買い物してなかったから、これしかないんだよ」

 言いながら、もう一つの鍋にこれまた4~5人前の乾燥パスタをぶち込むドラえもん・零式。

ドラえもん・零式「22世紀で作られたこの乾燥パスタは、1分でアルデンテに茹で上がるのさ」

 慶次はドラえもん・零式を怒鳴りつけてやりたくなった。もしもタイムパトロール蝶野がたまたま近所を通りかかっていたとしたら、間違いなく踏み込まれていたであろう。昨年末にカレーであれだけ揉めたのに、どうしてわからないのか。

ドラえもん・零式「・・・おっと。塩を入れるのを忘れるところだった」

 緊張感、危機感の欠如。ドラえもん・零式の悠々とした態度から、はっきりと見て取れた。

ドラえもん・零式「慶次君、台所から急いで塩を取ってきてくれないか?」

 ドラえもん・零式が振り向きながら慶次に話しかけた瞬間・・・

斜メ前田慶次「・・・フォーウ!」
ドラえもん・零式「な なにをする きさまー!」

 何と、慶次が奇声を発しながらドラえもん・零式に飛びかかったのであった。

ドラえもん・零式「・・・なっ! ちょっ! なーん!」
斜メ前田慶次「ぬん! ふん!」

 慶次とドラえもん・零式は、ミートソースの匂いが充満している慶次の自室でもみ合った。

ドラえもん・零式「・・・放せ! 狂ったか!」

 慶次は返事をせず、無言でドラえもん・零式に組みついている。端から見ればドラえもん・零式の言うとおり、狂っているようにも見える。しかし慶次は決して狂っていなかった。

 緊張感、危機感が薄れてしまっているドラえもん・零式の意識に警鐘を鳴らすべく、していることなのである。「今、何が起こってもおかしくねえんだ」ということを、再び身体で教えるつもりなのだ。

ドラえもん・零式「・・・は、放せー!!」
斜メ前田慶次「ふん! ふん!」

 慶次によって床に引き倒されるドラえもん・零式。

ドラえもん・零式「麺が駄目になるだろ!」

 やがて寝技・関節技の応酬となり、二人が汗だくになって床を転げ回っているその頃・・・。名張で行われている陣取戦は、ようやくインターバルを迎えようとしていた。

 ・・・そんなわけで、斜メ前田慶次の中の人は、名張での合戦を適当にマイペースで楽しんでおります。

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 ・・・たまにブログ見てます、という対話を頂きます。ありがとうございます!

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 妄想で書いているので、攻略や金策など一切載せてないブログですが、今後ともよろしくお願い致します!

 あとは、れあぽっぷのましろんさんと初めて会えたりなど。

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 タイムパトロール蝶野が持つ『ドラえもん・零式 蔵匿容疑者リスト』に今後加えさせて頂きます(笑)

 ・・・今日のブログはこんな感じで。
Date: 2013.02.25
Category: 信on
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北の都初名乗り!の巻

 この日も、桜子の富くじ購入用の捨てキャラである深草重太夫は身体を操られ、100口分の富くじ購入を強要された挙げ句、再び深い闇へと落とされようとしていた。

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深草重太夫「(だ・・・誰か助けてくれ・・・誰か・・・)」
深草重太夫「(ああ・・・あ・・・)」


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からくり桜子「さっきの人・・・また必死に助けを求める目をしていた・・・」
からくり桜子「そしてこの邪悪な気配・・・ひょっとして、あの人・・・!?」

 さすがのからくり桜子である。何かに感づいたようであった。だが・・・

sakurako.jpg

からくり桜子「・・・まあ、いっか。イケメンじゃないし」

 イケメン以外には冷たい、からくり桜子であった。

 深草重太夫の姿が春日山の両替前から完全に消えたところで、今度は慶次の槍持ちをさせられた百道安が、フラフラとした足取りで春日山の両替前に現れた。後に続くは、得意げに煙管を吹かす慶次と、拾丸の二名であった。

「・・・おい、あれ百道安さまじゃないか?」
「・・・本願寺の茶頭の一人息子が槍持ちをさせられているぞ!?」

 たちまちのうちに人が集まり、慶次たち三人を興味津々に観察する格好となった。

斜メ前田慶次「金沢のときよりも、ギャラリーが多いな」
拾丸「二倍以上はいますかねえ」
斜メ前田慶次「良かったなあ、道安。みんなの視線がお前に釘づけじゃないか」
百道安「くっ・・・!」

 道安、逃げ出そうにも首に縄を巻きつけられており、その縄尻は慶次によってしっかりと把持されていた。これでは逃げようがない。

百道安「頼む・・・! 自慰だけは・・・! せめてひょうげ舞で・・・!」

 ジャンプ・コミックス『花の慶次』第四巻に登場する千道安は、前田慶次にお仕置きをされた挙げ句、京の四条大路でひょうげ舞をさせられたのだが、何故か百道安はひょうげ舞ではなく、自慰を強要させられていた。バッタモノの悲しい宿命と言えようか。

斜メ前田慶次「早く脱げよ」
百道安「頼む! 本当に嫌なんだ! 自慰だけは勘弁してくれ!」
斜メ前田慶次「何でもするって言っただろうが」
百道安「・・・だ、だからって! だからって、金沢に続いて、春日山でもやらせることはないだろう!」
斜メ前田慶次「無差別に、100人のプレイヤーにアンケートを取った結果、」
斜メ前田慶次「お前に自慰をさせても良い、という回答が85人だった・・・」
百道安「・・・そっ、その85人と会わせろ! 今すぐに! その者たち一人一人との対話が必要だ!」

 ※取ってません

斜メ前田慶次「やるか」
百道安「嫌だ」
斜メ前田慶次「仕方ないな。おい拾丸」
拾丸「へい」
斜メ前田慶次「殺れ! やってよいぞ」
拾丸「え~~~! いいんすか~~?」

 拾丸が満面の笑みで、背負った葛籠に仕込んである短刀を抜き放った。

拾丸「た~~~ららあ」
百道安「わ・・・わかった! や・・・やる!!」

 仕方なく下半身のみ生まれたままの姿となった道安の姿を見て、どよめきが起こった。反応としては、興味津々に眺める者、目を背ける者、ため息をつく者、「きゃーきゃー」と言いながらもしっかり見ている女子など、様々であった。

百道安「ううっ・・・!」
斜メ前田慶次「いいか道安、イク前にだ」
百道安「・・・!?」
斜メ前田慶次「天下無双の朱槍を伴に、斜メ前田慶次が春日山見物に参ってそうろう~! と叫ぶんだ」
拾丸「今さらですかい。確か仕官して5ヶ月は経っているような」
斜メ前田慶次「細けえことはいいんだよ」
百道安「・・・・・・」
斜メ前田慶次「言うとおりにしなけりゃ、甲府でもやらせるからな。自慰の三都物語、やらせるからな」
百道安「・・・わ、わかった・・・」
斜メ前田慶次「さあ道安、見事に果ててみせよ」
百道安「う・・・うう・・・」
斜メ前田慶次「緩急をうまくつけろ。お前ならできる」

 ・・・そして四半刻後、春日山の町民が見守る中、慶次の指図どおりに・・・

百道安「ハアッ・・・ハアッ・・・て・・・天下無双の朱槍を伴に・・・!」
斜メ前田慶次「・・・む! いよいよか!」
百道安「な・・・斜メ前田慶次が春日山見物に参ってそうっ・・・ろっ・・・! ビクンビクン」

 見事に果ててみせたのであった。

百道安「うう・・・こんな・・・こんな・・・」
斜メ前田慶次「・・・おい拾丸、こいつ本当にやりやがったぞ・・・」
拾丸「あっしならまず起ちません・・・やっぱり、ある意味大物なのかもしれませんね・・・」
斜メ前田慶次「今回こそ途中で止めて、ひょうげ舞いをさせて勘弁してやろうかと思ってはいたんだが、」
斜メ前田慶次「あまりに一生懸命やるもんだから、つい、な・・・」
拾丸「いや、そこは止めてあげないと。あっしには、こいつにかけてやる言葉が見つかりません・・・」
斜メ前田慶次「馬鹿野郎、こういう時の台詞は決まってるんだ。おい道安」

 がっくりと肩を落としている道安の肩に優しく手をかけると、こう言ったものだ。

斜メ前田慶次「お見事です^^」





 ・・・時が経ち、慶次主従、道安、そしてギャラリーたちがそれぞれ思い思いの場所へと去った頃・・・一人の元土佐国司が再び桜子の富くじ購入のため、春日山の両替前へと姿を現したのだが、

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宗惟こと一条兼定「(・・・嫌でおじゃあああああああああーーーーーーー!!)」

 彼・・・いや彼らの魂が救われる日は、果たしてやって来るのであろうか。現時点では誰も知る由もなかった。それでは今日の日記はこの辺で。ちなみに今回も、最高で5等までしか当たりませんでした。
Date: 2013.02.24
Category: 信on
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招かれざる客の巻・後編

謎の忍者「・・・あいつは、百道安! 旦那に仕返しに来たのか!」
百道安「死ね!」

 慶次の命はまさに風前の灯であった。振り下ろされた短刀の切っ先が慶次の喉元に迫ったその瞬間・・・

謎の忍者「させるかっ!」
百道安「・・・何っ!?」

 何と、天井裏から飛び降りてきた謎の忍者が、道安の身体に体当たりする形で慶次暗殺を妨害したのであった。

百道安「わ、わわ・・・!」

 予想外の事態に動転し、短刀を握りしめたまま逃走を図る道安に、謎の忍者が掴みかかり、もみ合いとなった。

謎の忍者「この野郎、逃がすか!」
百道安「はっ、放せ!」
斜メ前田慶次「・・・なっ、何だ!? 盗賊か!」

 この状況に至り、ようやく目を覚ました慶次が枕元の太刀を手にするのと、懐中電灯を持ったドラえもん・零式が部屋の中に飛び込んできたのは、ほぼ同時のことであった。

ドラえもん・零式「・・・拾丸君!?」
斜メ前田慶次「お前! 拾丸じゃねえか。どうして・・・」

 懐中電灯の灯に照らされた謎の忍者の顔は、紛れもなく、解雇された元家臣・拾丸のものであった。

拾丸「・・・こいつが、旦那を殺そうとしていたので、とっ捕まえてやりました!」
百道安「くっ・・・!」

 既に道安は拾丸によって縛り上げられていた。

斜メ前田慶次「ドラ、ひとまず部屋の灯りを・・・」
ドラえもん・零式「うん」

 部屋が明るくなり、三人がようやく落ち着きを取り戻したところで、慶次が道安に語りかけた。

斜メ前田慶次「お前、俺を殺そうとしたそうだな」
百道安「・・・わ、私は、金沢の両替前でお前に自慰を強要させられたせいで・・・!」
斜メ前田慶次「そういや、そんなこともあったな」
百道安「人生の大幅な軌道修正をさせられたんだ! お、お前のせいで・・・!」
斜メ前田慶次「何か、どこかで聞いたような台詞だな」
百道安「ゴロツキどもに金をチラつかせても、誰も私に付いてこなくなった! 茶会にも呼ばれなくなったんだ!」
斜メ前田慶次「そりゃあ、そうなるだろうな」
百道安「殺しても飽き足らない! 何故、私をあんな目に・・・!」

 憎悪の眼差しで慶次を見据える道安であったが、慶次が太刀を抜き放った瞬間、表情が恐怖で引きつった。

斜メ前田慶次「生かしておいたのが、間違いだった。首を刎ねる」
百道安「・・・ひっ!」
斜メ前田慶次「ドラ、こいつを庭に引きずり出せ」
百道安「わ、悪かった! 殺さないでくれ! 頼む!」
斜メ前田慶次「人を殺そうとしておいて、よくそんなことが言えるな」
百道安「嫌だ! 死にたくない! お願いだ、何でもするから、命だけは・・・!」
斜メ前田慶次「何でも?」
百道安「そうだ! 何でもする! だから!」
斜メ前田慶次「よし。じゃあ・・・」

 道安の喉元がゴクリと鳴った。

斜メ前田慶次「明朝、春日山の両替前で自慰しろ」
百道安「・・・なっ!?」
斜メ前田慶次「何でもするって言っただろう」
百道安「そ、そんな! ひどすぎる! 嫌だ! 嫌だ嫌だ!」
斜メ前田慶次「ドラ、こいつに猿轡を噛ませて、納屋にぶち込んでおけ」
ドラえもん・零式「うん。さあ、来るんだ!」
百道安「嫌だああああああ!」

 道安がドラえもん・零式によって引きずられていき、部屋の中には慶次と拾丸の二人きりになった。

斜メ前田慶次「・・・拾丸」
拾丸「はっ」
斜メ前田慶次「命を助けてくれたそうだな。感謝する」
拾丸「いえ・・・大したことじゃありません」
斜メ前田慶次「そうか・・・今は家臣じゃないから、屋敷の中に入れるんだな」
拾丸「はい・・・」

 気まずい雰囲気になっていたところで、ドラえもん・零式が部屋へ戻ってきた。

ドラえもん・零式「猿轡じゃなくて、ガムテープにしといたよ。大声出そうとするから」
斜メ前田慶次「そうか」
ドラえもん・零式「ところで、君たち仲直りしたらどうだい?」
斜メ前田慶次「・・・・・・」
拾丸「・・・・・・」
ドラえもん・零式「ああもう! じれったいな。ほら、拾丸君!」

 ドラえもん・零式に促され、拾丸が土下座し叫んだ。

拾丸「あの時は、すみませんでした! 俺が無神経でした!」
斜メ前田慶次「・・・・・・」
拾丸「悪いのは旦那じゃなくて、あのクエを考えたコーエーだってのに、俺は・・・」
斜メ前田慶次「もういい、拾丸」
拾丸「どうか、もう一度俺を、家臣の端に加えて下さい! お願いします!」

 少しの沈黙の後、慶次が口を開いた。

斜メ前田慶次「・・・一つだけ条件がある」
拾丸「はっ」
斜メ前田慶次「下着泥棒はもうやめろ。いいな」
拾丸「お・・・お供させていただきます!!」

 ドラえもん・零式が熱くなった目頭を手で拭った時・・・三人が予想もつかなかった事態が起こった。

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拾丸「何ィィィイイイイイイイイイイイイ!!」
斜メ前田慶次「なっ!? 何だこりゃあ!!」

 何と、闇の中から飛び出してきた無数の『手』が拾丸の全身を掴み、拘束したのであった。

拾丸「・・・だ、旦那! 助けっ・・・!」
斜メ前田慶次「・・・うおお!!」

 拾丸を拘束している『手』を斬り払おうと、必死に太刀を振り回す慶次であったが、どうしたわけか、虚しく空を斬るのみであった。突如現れた、この世のものではないおぞましい何かに、慶次は総毛立った。

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拾丸「うわあああああああああーーーー!! 旦那あーーーーー!!」
斜メ前田慶次「拾丸ーーーーーーー!!」

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ドラえもん・零式「家臣になったから、屋敷を追い出されたんだね・・・」
斜メ前田慶次「帰還しました、というか、強制送還だよな・・・」

 ・・・というわけで、

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 解雇した拾丸と再契約しました。といっても単に新しく作り直しただけなのですが。今回は特化を術忍にしようと思っています。慶次が物理アタッカーなので、相性的に良いかな、と。それでは今日の日記はこの辺で。
Date: 2013.02.21
Category: 信on
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出陣!?

 ・・・平成25年2月20日。

利沙「とても立派! 素敵」

 慶次にとって、これは出陣であった。いま慶次はどこかの誰かのために、何となく合戦に参戦しようとしていた。

斜メ前田慶次「惚れ直したか、利沙」
利沙「はい、惚れています」

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利沙「だ・・・だから死なないで。生きて私を」

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  |/ ── |  ──   ヽ   |  < 迎えに来て・・・って戻っちゃった
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斜メ前田慶次「・・・おい! 一番いいところで戻るんじゃねえよ!」
ドラえもん・零式「しょうがないじゃないか。薬の効果時間が短いんだから」

 今日から七尾と名張で合戦が行われるため、慶次もどちらかの合戦場に援軍として参陣するつもりなのだが、いざ出発する段階になって突如、慶次の中で漫画『花の慶次』最終巻の前田慶次に対する対抗意識が燃え上がってきた。

 「俺にも利沙との別れをさせろよ」という慶次のワガママを仕方なく聞き入れる形で、ドラえもん・零式が四次元ポケットから取り出したのは、22世紀で開発された『利沙変身薬』だったのだが、残念ながらこの薬、効果時間が短い。

 相当早く喋らないと最後まで台詞を言い終えることができない、という何ともお粗末なものであった。

斜メ前田慶次「もう一回だ! 今回はちょっと巻きでいくぞ」
ドラえもん・零式「やれやれ、わかったよ。今回はこの薬も飲もう」

 そう言うと、ドラえもん・零式は『利沙変身薬』の他にもう一錠、薬を飲み込んだ。

利沙「トテモリッパステキ(二倍速)」
斜メ前田慶次「おい! 二倍速で喋んな!」
利沙「ダダカラシナナイデイキテワタシヲムカエニキテ(二倍速)」
斜メ前田慶次「何言ってるかわかんねえよ! というか気持ち悪いからやめろ!」
利沙「・・・やれやれ、君という奴は、本当に注文が多いな」
斜メ前田慶次「あのシーンを再現したいんだよ!」
利沙「とっとと行って、さっさと死にな」
斜メ前田慶次「こら! 利沙の姿で言うな!」

 グズッた慶次が合戦場へ向けて出発したのは、それからおよそ四半刻(30分)後であったという。
Date: 2013.02.20
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招かれざる客の巻・前編

 曲江兼続と別れてからも、自宅で酒を飲み続けた慶次は前後不覚となり、布団の中へもぐり込むやいなや、高々といびきをかき始めたのであった。

斜メ前田慶次「Zzzzz・・・!」

 そしてそんな慶次を天井裏から見つめる謎の忍者が一人いたのだが、もちろん慶次がそれに気付くはずもない。

謎の忍者「ううっ・・・旦那・・・!」

 慶次のことを「旦那」と呼ぶこの忍者が一体何者なのか? 現時点では知る由もない。

謎の忍者「屋敷の中に入れるってことは・・・やっぱり俺のことを・・・」

 屋敷の中に入れるということは、少なくとも慶次の家臣ではない。もし家臣であるならば、一歩でも屋敷に足を踏み入れた途端に追い出されてしまうからだ。

謎の忍者「俺は・・・俺はやっぱり、旦那じゃないと駄目なんだ・・・どうすりゃ戻れるんだろう・・・」

 謎の忍者が嘆きの言葉を吐き終えたところで、もう一人、招かれざる客が部屋の中に侵入してきたことにも、やはり慶次は気が付いていない。ドラえもん・零式もまた同様である。慶次は完全に無防備となっていた。

謎の忍者「ん・・・あいつは?」
???「くっくっく・・・死ね、斜メ前田」

 招かれざる客が懐から短刀を取り出し、音を立てないよう、慎重に鞘から抜き放った。

???「金沢の両替前で・・・自慰をさせられた恨み・・・今日こそ晴らす!」
謎の忍者「・・・あいつは、百道安! 旦那に仕返しに来たのか!」
百道安「死ね!」

続く
Date: 2013.02.18
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飛び級にしてくれよ、の巻

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 心停止した兼続を背負い、いつもの茶店前にたどり着いた慶次が、再び懸命の心臓マッサージを試みていたところ、たまたま通りかかった人の好さそうなミニスカ女薬師に救われ、兼続は一命を取りとめたのであった。

斜メ前田慶次「さすが回復職だな。あっという間に治してくれた」
曲江兼続「私としたことが・・・申し訳ない」
斜メ前田慶次「じゃあ、さっそく祝杯を挙げるとするか」

 慶次と兼続が熱い酒を飲み始めたところで、例のレベル65夫婦の家がまたも揺れ始めたことに気付き、二人は眉をしかめた。

斜メ前田慶次「・・・また昼間から交わってやがる。お盛んなことだな」
曲江兼続「まあ、しょうがないんじゃないですか。二週連続の合戦が終わった後ですし」
斜メ前田慶次「・・・おーおー、今日はいつになく激しい揺れっぷりだな」
曲江兼続「ようやく禁欲から解放されたわけですから、無理もないですよ」

 二週連続の合戦による禁欲からの解放。今週ばかりは春日山城下が淫らに乱れても、やむを得ないと言えるだろう。まして直江津の合戦では勝利することを得た。ハッスルするなと言う方が無理である。

曲江兼続「あっ、家屋がひっくり返りましたね・・・」
斜メ前田慶次「きっと、男が下になったんだろう」
曲江兼続「・・・今日の奥さん、激しいですね」

 兼続の言うとおり、家屋がひっくり返り、なおも上下運動が続いている。常識的に考えれば、家屋が心配になるところだが、戦国時代の家屋は平成の世のそれと比べて、はるかに頑丈に造られているため、心配はいらないのであった。

斜メ前田慶次「いつ激しい揺れが来てもいいように、しっかり杯を持っておけよ」
曲江兼続「・・・うわっ! 来た!」

 兼続が叫んだ瞬間、地面が「ビクンビクン」と上下に複数回揺れ、兼続は危うく杯を落としそうになったが、どうにか持ちこたえた。揺れがぴたりと収まり、辺りに静寂が訪れると、慶次が呟いた。

斜メ前田慶次「・・・イッたな」
曲江兼続「ふう。これで安心して飲めますね」
茶店主「あの、斜メ前田さん」
斜メ前田慶次「ん?」
茶店主「先ほど、傾奇者の寄合所から、斜メ前田さん宛てに文が届きました」
斜メ前田慶次「何だよ。せっかく、これから落ち着いて飲もうってのによ」

 慶次が封を解き、手紙を開くとそこには驚愕する内容のことが書かれていたのであった。


『のんびり酒なんか飲んでねえで、さっさと奉行昇進試験を受けに来い、この野郎』


斜メ前田慶次「・・・いやいやいやいや! 俺、さっき目付に昇進したっばっかだろうが!」
曲江兼続「たぶん勲功が、たまってるからでしょうね」

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斜メ前田慶次「だからって、常識的に考えておかしいだろ! 俺、目付に昇進してから何もしてねえぞ!」
曲江兼続「この世界に、常識を求めても・・・」
斜メ前田慶次「嫌だ! 俺は行かねえぞ! 今日は浴びるほど飲むって決めてたんだ!」
曲江兼続「じゃあ、いつ行くんです? 早く行かないと怒られますよ?」
斜メ前田慶次「・・・明日だ、明日! オヤジ、酒をじゃんじゃん持って来い!」
茶店主「へい」

 ・・・この時、別々の物陰から熱い視線を向ける者が二名ほどいたのだが、飲むことに必死になっている慶次がそれに気付くことはなかった。

謎の忍者「ううっ・・・旦那・・・!」
謎の茶人「くくく・・・今夜なら・・・殺れる・・・!」

続く
Date: 2013.02.17
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捨てキャラの運命! 宗惟の巻

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宗惟こと一条兼定「(・・・嫌でおじゃあああああーーーーー!!)」

 先日、桜子の富くじ購入用捨てキャラとして作成された新キャラの宗惟(一条兼定)もまた、得体の知れない何者かの力により、強制的にログインさせられ、身体の自由をほとんど奪われかけていた。

宗惟「(・・・くっ・・・! 逃げなければっ・・・!)」

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宗惟「(あの門から・・・あの門から出て・・・逃げるでおじゃるっ・・・!)」

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???「ドコヘ イクキダ? カネサダヨ・・・ククク・・・」
宗惟「(うぐっ・・・! 身体が・・・身体が・・・言うことをっ・・・!)」
???「ニゲラレルト オモウナ」
宗惟「(い、嫌でおじゃる・・・だ、誰か・・・!)」

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???「サア 1000カンヲ モッテ サクラコノモトヘ ムカウノダ・・・」
宗惟「(・・・嫌でおじゃる! 嫌でおじゃる! 誰か・・・助けてたもれ・・・っ!)」

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宗惟「そこな下郎、1000貫下ろすから持ってこいでおじゃる」
両替商「はい、少々お待ちを」
宗惟「(・・・くっ! こんなこと、喋りたくないというのに・・・!)」
???「ククク・・・アラガエルト オモウナ」
宗惟「(こ、こんなことをして・・・良心が痛まないのでおじゃるか! この人でなし!)」
???「ヒトデナシ ダト? ナラバ イイコトヲ オシエテヤロウ」
宗惟「(・・・な、何でおじゃるか!?)」
???「ムサベツニ 100ニンノ プレイヤーニ アンケートヲ トッタケッカ・・・」

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???「オマエヲ タスケナクテモ ヨイ トイウ カイトウガ 85ニン ダッタ」
宗惟「(・・・そっ、その85人と会わせるでおじゃる! 今すぐに! その者たち一人一人との対話が必要でおじゃる!)」

 ※取ってません

???「モウ アキラメヨ カネサダ・・・ククク・・・」
宗惟「(・・・くっ・・・人でなしどもめ! というか、何故85人も・・・っ!)」

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宗惟「(・・・ああっ・・・だ、誰か・・・っ!)」
???「ソモソモ キサマガ ヒトデナシナドト イエルノカ?」
宗惟「(・・・!?)」
???「カロウヲ ムジツノツミデ サツガイシ」
宗惟「(・・・だっ、黙れ!)」

 ※一条家に仕えていた、土居宗珊という実在の武将

???「シマントガワノ タタカイデ タクサンノ ミカタヲ シニオイヤッタ キサマニ」

 ※四万十川の戦いで、長宗我部軍に大敗した一条家は、以後再起不能となり、後に滅亡した。

宗惟「(・・・黙るでおじゃる!!)」
???「ソンナコトヲ イエル シカクガ アルノカ?」
宗惟「(・・・黙れ! 黙れ黙れ! ま、麿は悪くないでおじゃる! 麿は何も・・・!)」
???「サテ サクラコノ モトニ ツイタヨウダナ・・・ククク・・・」
宗惟「(い、いつの間に・・・! ああっ・・・嫌でおじゃ・・・・!)」

 恐怖と絶望で全身を小刻みに震わせながら、富くじの購入を済ませる宗惟。もはや逃げようとする気力は果ててしまっていた。待っているのは闇。ひたすら深い闇のみである。

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宗惟「(・・・誰かっ! 誰かっ・・・助けてでおじゃ・・・っ!)」

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宗惟「(宗珊よ・・・地獄の底で・・・笑っておるのか・・・麿のことを・・・)」
宗惟「(宗珊・・・! 宗珊・・・! 助・・・けっ・・・)」

 ・・・こうして宗惟もまた、再び深い闇へと落ちることになったのであった。

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からくり桜子「さっきの人・・・必死に助けを求める目をしていたような?」

 さすがのからくり桜子である。何かに感づいたようであった。だが・・・

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からくり桜子「・・・まあ、いっか。麻呂だし」

 麻呂にも冷たい、からくり桜子であった。





斜メ前田慶次「くくく・・・安らかに眠るがいい、兼定よ・・・」

      _____
    / -、 -、   \
   /   |  ・|・  | 、    \
  / / `-●-′ \    ヽ    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |/ ── |  ──   ヽ   |  < さっきから、何を一人言言ってるんだい?
  |. ── |  ──    |   |    \________________
  | ── |  ──     |   l
  ヽ (__|____  / /
   \           / /
    l━━(零)━━━━┥

ドラえもん・零式「キモいんだけど」
斜メ前田慶次「キモいとか言うなよ。今、捨てキャラを操って富くじを買わせてたとこだ」
ドラえもん・零式「君も趣味が悪いな。別に彼らを消さなくたっていいじゃないか」

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ドラえもん・零式「かわいそうって声も上がっているんだろう?」
斜メ前田慶次「変に残しておくと気持ち悪いんだよ。消すときは、スパッと消す」
ドラえもん・零式「サブキャラとして、育てればいいのに」
斜メ前田慶次「そんな余裕はねえよ。さて、俺も富くじを買ってこないとな」

 ちなみに先週売り出された第一回目の富くじですが・・・結局5等、7等、8等しか当たりませんでした。

終わり
Date: 2013.02.16
Category: 信on
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捨てキャラの運命! 深草重太夫の巻

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深草重太夫「(・・・嫌だっ! 嫌だっ! 俺はっ・・・!!)」

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深草重太夫「(富くじなんか、買いたくねえっ・・・! 誰か・・・っ!)」

 先日、桜子の富くじ購入用捨てキャラとして作成された新キャラの深草重太夫は、得体の知れない何者かの力により、強制的にログインさせられ、春日山の両替所へと無理やり歩かされていた。必死に抗おうとするも、自らの意思ではどうにもならなかった。何しろ、声を一切出すことができず、身体が勝手に動くのだ。

???「ククク・・・ムダナ アガキハ ヨセ・・・」
深草重太夫「(くっ・・・ちくしょうっ! この、くそ野郎がっ・・・!)」
???「サア 1000カンヲ モッテ サクラコノモトヘ ムカウノダ・・・」
深草重太夫「(・・・誰が、言うとおりにするか! 俺は両替商とは一切、口を聞かねえぞ!)」
???「ナラバ シャベラセテ ヤロウ・・・」
深草重太夫「おっちゃん、1000貫、下ろしてえんだけど」
深草重太夫「(・・・なっ!? なんだとっ!!)」

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両替商「はい、こちら1000貫になります」
深草重太夫「どうも~」
深草重太夫「(・・・くっ! くそっ! 口が勝手にっ・・・!)」
???「ククク・・・オマエノ カラダハ ワタシノ モノダ・・・」
深草重太夫「(・・・だ、誰か・・・誰か助けてくれ・・・!)」

 その後、意思に反して1000貫を掴まされた重太夫は、恐怖と絶望で全身を小刻みに震わせながら、富くじの購入を済ませたのであった。

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深草重太夫「(・・・助けてくれっ! 助けてくれえっ!)」

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深草重太夫「(・・・嫌だっ・・・また暗闇に落ちるのはっ・・・!)」
深草重太夫「(・・・誰かっ! 誰か取引窓を開いてくれっ!・・・ああっ・・・あ・・・)」
???「ククク・・・ヤスラカニ ネムルガイイ ジュウダユウ・・・」

 ・・・こうして重太夫は、再び深い闇へと落ちることになったのであった。


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からくり桜子「さっきの人・・・必死に助けを求める目をしていたような?」

 さすがのからくり桜子である。何かに感づいたようであった。だが・・・

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からくり桜子「・・・まあ、いっか。イケメンじゃないし」

 イケメン以外には冷たい、からくり桜子であった。


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宗惟こと一条兼定「(・・・嫌でおじゃあああああーーーーー!!)」

続く
Date: 2013.02.14
Category: 信on
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早くレベル65になりたい・弐の巻

 目付昇進祝いとして、いつもの茶店へと向かう慶次と兼続であったが、一刻も早く酒を飲みたい慶次は、近道を利用することにした。

斜メ前田慶次「兼続どの、こっちを行く方が近道だ。こっちへ行こう」
曲江兼続「何もそんなに焦らなくても・・・」

 歩いていくうちに人気が途絶え、静まり返った住宅街に差しかかった。この地域は主に、独身男性プレイヤーが多く居住する地域である。上機嫌に通り過ぎようとする慶次の右手に、突如異変が襲った。

斜メ前田慶次「・・・うおっ!?」

 ビリッと痺れるような感覚を覚え、槍を地面に落としてしまった慶次であった。槍を拾おうとするも、まだ右手が言うことを聞かない。

曲江兼続「どうなされました? 慶次どの」
斜メ前田慶次「いや、何か突然、右手にビリッと来てな」

 慶次の言葉を聞いた途端、愕然とした兼続が慌てながら辺りを見渡した。

曲江兼続「・・・し、しまった! ここは高レベルかつ性欲旺盛な毒男・喪男プレイヤーが多く居住する地域!」
斜メ前田慶次「どうしたんだ? そんなに慌てて」
曲江兼続「あの家を見て下さい!」

 兼続が指差した方向の家が、何と小刻みに上下運動を繰り返している。

斜メ前田慶次「・・・い、家が小刻みに上下に揺れてやがる! あれはまさか!」

 時代を問わず、性欲旺盛な男性は自家発電をするものだが、例えば戦国の世に生きる人間のそれと、平成の世に生きる人間のそれを一緒にしてはならない。考えてもみてもらいたい。

 自分の身体より遥かに巨大な化け物を刀でガシガシ斬り刻んだり、空を飛んでエネルギー弾を放ったりするような人間がゴロゴロいる時代なのだ。そういった男たちが自家発電をしたらどうなるか。

斜メ前田慶次「あの揺れ方・・・! この放電量・・・・! きっとLv65の毒男だ! やべえ!」
曲江兼続「は、早く引き返しましょう! 我々のレベルでは、感電死は免れません!」
斜メ前田慶次「・・・昼間からシコりやがって! 人の迷惑を考えろってんだ!」

 踵を返した二人の前に、絶望的な光景が広がっていた。何と、たった今通り過ぎた両脇の家も小刻みな上下運動を始めていたのであった。揺れ方から察するに、おそらく共にLv65の毒男の家である。

曲江兼続「・・・しまった! 退路を断たれた!」
斜メ前田慶次「兼続どの! 金属製の物を地面に捨てろ! 感電するぞ!」

 腰に下げた両刀に手をかけたところで、兼続が悲鳴を上げた。

曲江兼続「・・・うわっ!!」
斜メ前田慶次「どうした!? 兼続どの!」
曲江兼続「ビ、ビリッときて・・・手の感覚が・・・!」
斜メ前田慶次「何とかして、捨てるんだ! 他の家も揺れ始めやがった!」

 もはや取り囲まれていると言っていい状況になっていた。

曲江兼続「・・・こ、こうなったら、一軒一軒訪ねて、自家発電をやめさせます!」
斜メ前田慶次「よせ! 触れるな!」

 兼続がある家の門扉に手をかけた瞬間、「バシンッ!」という乾いた音とともに、兼続の身体が宙に舞った。

斜メ前田慶次「・・・言わんこっちゃねえ! もはや触れてはならねえほどになってやがるんだ!」

 地面に落ちた兼続は、感電により心停止していた。慌てて心臓マッサージを始める慶次だったが、辺りから発せられる放電により、思うようにいかない。

斜メ前田慶次「・・・戻ってこい! 戻ってこい! 兼続どの!」

 全力で兼続の蘇生を試みる慶次をよそに、辺りの家の揺れは激しさを増していた。

斜メ前田慶次「・・・くそっ! おい、お前ら!」

 心臓マッサージの手を止め、誰にともなく叫ぶ慶次。

斜メ前田慶次「シコッてるのはわかってるんだ! 今すぐやめろ!」

 慶次の言葉を聞いて、いったん手を止めた者も数名いたようであったが、すぐに上下運動は再開されたのであった。途中でやめろといっても、やめられるものではないからだ。

斜メ前田慶次「・・・人の命がかかってるんだ! シコるのをやめろ!!」

 もはや誰の耳にも慶次の言葉は届かなかった。上下運動は、激しさを増す一方であった。

斜メ前田慶次「・・・助けて下さい! 助けて下さい!!」

 映画『世界の中心で、愛をさけぶ』ばりに叫ぶ慶次であったが、何と世界観の違うことか。

斜メ前田慶次「・・・くそっ!! どうすりゃいいんだ・・・!! 兼続どの!!」

 慶次が頭を抱えた瞬間、ビクンビクンと地面が揺れ始めた。揺れがやんだかと思うと、またビクンビクンと揺れる。そしてそれに伴い、辺りの放電量が急速に衰えていった。

斜メ前田慶次「イッたか・・・! だがこれで助かった!」

 意識の無い兼続を背負い、大急ぎでイカ臭い地域を駆け抜ける慶次。安全な場所までたどり着き、振り返るとすでに二回目を始めている家が目に入った。

斜メ前田慶次「・・・少しは間隔を空けやがれってんだよ!」

 戦国の世の男たちは、復活も早かった。
Date: 2013.02.13
Category: 信on
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城とも申請ありがとうございます

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 城とも申請、ありがとうございます! 承認させて頂きました。お世話だなんてとんでもないです(゚Д゚;) むしろ、死にまくらせてしまって申し訳ないです・・・。今後ともよろしくお願いします!
Date: 2013.02.13
Category: 信on城下町
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目付昇進試験・拾の巻

 多くの若者の命と引き換えに『柳生の服』を手に入れた慶次は、休む間も惜しんで堺へと馬を飛ばし、他に必要なアイテム(ズク1、磨き沙2、消し炭3、浄水5)を調達した後に、厳次の元へと向かった。

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厳次「おっ、持ってきたな、よこしな」
斜メ前田慶次「よろしく頼む」
曲江兼続「あの・・・慶次どの」
斜メ前田慶次「何だ?」
曲江兼続「拾丸どのはどうなされたのですか?」
斜メ前田慶次「その話は後にしてくれ」
厳次「よしできたぞ、これを持ってゆけ。まず、1つ目はこいつだ」

 慶次は『柳生変身用具』を手に入れた。

斜メ前田慶次「こんなもん無くても、どうにでもなるんだがなぁ」
曲江兼続「・・・シッ! 慶次どの!」

 厳次の眉間が険しく歪んでいることを覚り、慌てて慶次を制する兼続。

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厳次「・・・そして2つ目が柳生の鍵だ。改心竹光は屋敷の中に厳重に保管されている」
厳次「こいつがないと、鍵を開けられないぞ」
斜メ前田慶次「これだけありゃ、良かったんだがなぁ」
曲江兼続「・・・だから! 慶次どの!」

 厳次の表情が一層険しさを増していた。いつ爆発してもおかしくない、そんな表情であった。

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厳次「盗みは素早さが肝心だ。目的の物を見つけたら、すぐに屋敷から出るんだぞ」
斜メ前田慶次「おう、世話になったな」
厳次「なに? 俺に行ってくれないか、だって?」
斜メ前田慶次「・・・ん? んなこと言ってねえぞ」
厳次「代わりに行ってやることもできる」
斜メ前田慶次「いや、いいって。これ以上迷惑はかけられないしな」
厳次「できるが・・・・・・」

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厳次「だが断る」
斜メ前田慶次「・・・うおっ!? 何だよ急に! びっくりするじゃねえか!」
厳次「何、情けないこと言ってやがるんだ。さっさと行ってきやがれ」
斜メ前田慶次「始めから言ってねえよ! というか、『だが断る』って言いたかっただけだろうが!」
厳次「・・・・・・」
斜メ前田慶次「こら! 何とか言わんか!」
厳次「・・・・・・」

 それきり、厳次は口を開こうとはしなかった。

曲江兼続「・・・慶次どの、もう行きましょう」
斜メ前田慶次「いきなりジョジョ四部の岸部露伴になりやがって! 何なんだあいつ!」
曲江兼続「ところで、拾丸どのは? 昇進試験のお供は拾丸どのという暗黙の了解があったはず」
斜メ前田慶次「ああ、あいつは・・・クビにした。解雇したんだよ」
曲江兼続「ええっ!?」
斜メ前田慶次「人の気も知らねえで、好き放題言うからだ・・・」
曲江兼続「何かあったのですか!?」
斜メ前田慶次「いいから行くぞ」

 寂しげに歩き出す慶次を横目に、兼続はショックと、別の感情が沸き起こってくるのを覚えた。何しろ、最近は出番が少なくなっていた兼続である。ここで一気に、

「昇進試験のお供役奪取を・・・」
 
 という気になっても、人間の感情としては決して不思議ではない。さて、再び柳生屋敷前に辿り着いた慶次が早速『柳生の服』を使おうとしても、何故か使うことができない。

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 どうやら屋敷内でしか使うことができないようだが、だったら門の横にいる赤NPCを何とかしてくれと言いたい。結局、隠形薬が必要になるではないか。たまたま持ち合わせていたから良かったものの、ちとお粗末ではないか。

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 その後、屋敷内に潜入し、柳生変身用具を使用したのは良いものの、

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 ゆっくりとしか歩けないのも、いまいち納得がいかない。例えば職場で、異常にゆっくり歩いている同僚がいたら、普通は「ん? 何かあったのかな?」と思うだろう。せかせかとNPCが動き回っている柳生屋敷では、かえって怪しまれるのではないか? 私にはそう思えてならない。

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 徒歩での移動を強制され、ストレスがたまったものの、無事に『改心竹光』を手に入れ、

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 遊子の元へと報告に行った慶次と兼続であった。

斜メ前田慶次「兼続どの、紹介しよう。男遊びが過ぎて婚期を逃した遊子どのだ」
曲江兼続「・・・は、初めまして」

 憎悪の眼差しで慶次を見据える遊子に怖気づく兼続であった。

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 始終、台詞を棒読みの遊子に辟易した慶次であったが、言われたとおり春日山の寄合所に戻ることにした。間もなく目付昇進試験は終了となる。

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幽玄導師「よ、よく戻られましたね・・・斜メ前田さん」
斜メ前田慶次「ハア、ハア・・・」
曲江兼続「・・・ちょっと! 見過ぎです! 慶次どの!」
幽玄導師「堺南蛮街では、大変だったようですね・・・」
斜メ前田慶次「ハア、ハア・・・」
曲江兼続「毎回、こんなことしてるんですか! やめて下さいってば!」

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幽玄導師「かなりお疲れになったのでは・・・って人の話聞いてます?」
斜メ前田慶次「・・・え? ええ、まあ」
幽玄導師「とっとと昇進して下さい」

 これで何度目になるだろうか。またも幽玄導師のパイオツに気を取られ、ろくに話を聞いていなかった慶次だが、ひとまず兼続と共に寄合所の座頭へ報告を済ませ、城へ向かうことにしたのだった。

曲江兼続「・・・ああもう! 私まで恥をかきましたよ!」
斜メ前田慶次「・・・やっぱりまずかったか?」
曲江兼続「まずいに決まってるでしょう! 全く、拾丸どのは今まで何をしていたのやら!」
斜メ前田慶次「そうか・・・それじゃあ今度からは、」
曲江兼続「真面目に話を聞くんですね?」
斜メ前田慶次「俺と兼続どの、二人で上半身裸になろう。これでオアイコだ」
曲江兼続「いや、その理屈はおかしい」

 ・・・そんなこんなで斜メ前田慶次は、遅ればせながら目付に昇進したのであった。

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斜メ前田慶次「よっしゃあ、兼続どの! 昇進祝いだ! 飲みに行くぞ!」
曲江兼続「いいですね! 今日はどこに行きます?」
斜メ前田慶次「茶店・・・しか無いな・・・」

 選択の余地がなく、がっくりと肩を落とす二人の姿を、物陰から見つめる謎の忍者の姿があった。

謎の忍者「ううっ・・・旦那・・・!」

目付昇進試験の巻・完
Date: 2013.02.13
Category: 信on
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目付昇進試験・九の巻

斜メ前田慶次「・・・改心竹光ってのは、どこにあるんだろうな」
拾丸「確か金造が珍品を取り扱っていたような。金造に聞いてみましょう」

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金造「ずいぶんとえらいものを必要としているんだね。でも、斜メ前田は運がいい」
金造「その竹刀は、前田家家宝としてずっと祀られていた」
斜メ前田慶次「前田家の家宝だと!?」
金造「数年前、何者かに持ち去られてしまって、行方知れずになっていたんだが・・・・・・」
斜メ前田慶次「家宝を盗まれるとは、何て間抜けな家だ。笑っちまうな」
拾丸「ひょっとして、犯人は旦那でしょう?」
斜メ前田慶次「俺じゃねえよ! 人聞きの悪いこと言うな!」
金造「どうやら、今は大和の柳生屋敷にあるって話が伝わってきている」

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金造「話し合いでどうにかなる相手じゃないから、どうしても必要なら、」
金造「盗み出すしかないわけだが・・・・・」
金造「警備が厳重で盗みに入るのは、かなり厳しいだろうな」
斜メ前田慶次「んなこたあねえよ。今は隠形薬・改って便利な物があるしな」

 この時金造の表情に一瞬、不快の色が浮かんだが、慶次はそれに気付かなかった。

金造「もし、その気なら手伝うぜ、なぁに昔取った杵柄ってやつだ」
斜メ前田慶次「え? いやいいよ。隠形薬・改を使ってさくっと盗ってくらあ」
金造「もし、その気なら手伝うぜ、なぁに昔取った杵柄ってやつだ」
斜メ前田慶次「いや、だから手伝ってくれなくていいって」
金造「もし、その気なら手伝うぜ、なぁに昔取った杵柄ってやつだ」
斜メ前田慶次「・・・おい、人の話を・・・」

 聞け、と言おうとしたところで、金造の表情が鬼の形相に変わっていることに気付き、一歩後ずさる慶次。

斜メ前田慶次「うおっ!? 何だお前! 何てツラしてやがる!」
金造「もし・・・その気なら手伝うぜ・・・なぁに・・・昔取った杵柄ってやつだ」

 金造の握りしめた両拳から、血が滴り落ちている。息遣いまで荒くなっていた。

斜メ前田慶次「おい拾丸・・・こいつ話が通じねえんだけど。というか怖いんだけど」
拾丸「・・・旦那、どうやら金造の言うとおりにしないと、話が進まないようです」
斜メ前田慶次「ああもう、めんどくせえな! これだから傾奇者の昇進試験は嫌なんだよ!」

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拾丸「もう諦めて、依頼を受けましょう。さあ、ほら。ポチッとお願いします」
斜メ前田慶次「どうせめんどくせえ依頼なんだろう・・・ああ、全く何の因果で・・・」

 やむなく依頼を受けた慶次は、まず大和の柳生屋敷周辺をうろついている柳生里の若者を倒し、服を引っ剥がしてくるよう頼まれたのであった。何でも、後に柳生屋敷に侵入する際に、その服が必要になるらしい。

 さっそく大和へと馬を飛ばし、柳生屋敷の門前に辿り着いた二人の前に、一人の薬売りの少女が現れた。

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斜メ前田慶次「へっへっへ・・・着ているものを全部脱いでもらおうか」
甲賀の薬売り「・・・ひっ!」
拾丸「旦那、その子は関係ありませんって」

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拾丸「あのあたりの赤Nです。レベルはどうやら35~36程度のようですね」
斜メ前田慶次「二人でかかればすぐに倒せるな」

 慶次と拾丸がそんな会話をしていた時・・・何と柳生里の若者たちが二人の存在に気付き、次々に大声を上げたのであった。

「・・・傾奇者だ! また傾奇者が来たぞ!」
「また来やがったのか! もう許せねえ! 今日こそ仲間のカタキを取ってやる!」
「俺たちの命を何だと思っているんだ! この殺人者どもめ!!」

 柳生里の若者たちが一斉に刀を抜き、じわじわと接近してくる。

斜メ前田慶次「・・・おい、何か様子がおかしいぞ」
拾丸「今までに数えきれないほど、仲間を傾奇者に殺されたからでしょうね・・・」
斜メ前田慶次「そんなこと言われてもなあ・・・俺も、他の傾奇者たちも好きでここに来たわけじゃねえし」
柳生里の若者「・・・死ね!」

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拾丸「だ、旦那・・・」
斜メ前田慶次「何だ!?」
拾丸「俺、こいつらは殺りたくないです・・・」
斜メ前田慶次「そんなこと言ったって、しょうがねえだろう! いくぞ!」
拾丸「・・・・・・」

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柳生里の若者「ぐうっ・・・すまねえ・・・おっかあ・・・!」

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柳生の監視人「おたか・・・子供たちを・・・頼んだぞ・・・!」

 こうして、どれほどの柳生里の若者たちの命を奪い続けたのだろうか。すでに慶次と拾丸の全身が返り血に塗れていた。しかし目的の「柳生の服」がどうしても手に入らない。ドロップ率が低く設定されているためだ。

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斜メ前田慶次「ハアッ・・・ハアッ・・・次行くぞ・・・」
拾丸「・・・くっ! くそっ! くそおっ!」
斜メ前田慶次「どうした!?」
拾丸「アンタは心が痛まないのか! 罪のない若者を、テメエだけの都合で!!」
斜メ前田慶次「しょうがねえだろう・・・行くぞ・・・」
拾丸「・・・嫌だ! 俺はもう嫌だ! ついていけねえ!!」
斜メ前田慶次「わかってくれ、拾丸」
拾丸「・・・この人でなし! 自分の昇進のためなら、何をしてもいいのか!!」

 ここにきてとうとう、慶次も拾丸を怒鳴りつけた。

斜メ前田慶次「・・・うるせえんだよ! 文句があるなら去れ!」
拾丸「・・・!!」
斜メ前田慶次「どこへでも行け! 今日限りだ!」
拾丸「・・・・・・」
斜メ前田慶次「俺は一人ででもやる」

 慶次がこの言葉を吐き終えたとき、すでに拾丸の姿は消えていた。舌打ちをし、地面の土を勢いよく蹴り上げると、慶次は次の獲物を求めて駆け出したのであった。

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 結局、リアル時間にして30分ほどかかったが、ようやく「柳生の服」を手に入れることに成功した慶次であった。すでに疲労困憊となっていた慶次は、無言で「柳生の服」を拾い上げ、深いため息をついた。少し離れた木立の中で、拾丸が咽び泣いていたことには、当然ながら気が付いてはいない。

 ・・・まあ何が言いたかったかというと、「柳生の服」のドロップ率が低すぎるので、何とかして下さい、ということです。
Date: 2013.02.09
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明日から富くじキャンペーンですね、の巻

~ 斜メ前田慶次のかぶいて候外伝 ~ 深草重太夫の巻

 漫画『花の慶次』に登場する深草重太夫というキャラクターをご存知だろうか。

 華々しく京都デビューした前田慶次に果し合いを申し込み、四条河原にて腹を貫かれ無様に死んだ男がその深草重太夫なのだが、今日はそんな男にスポットライトを浴びせてみたいと思う。





 前田の野郎・・・!

 確かにあの日、俺は卑怯な手を用いた。それは認めようじゃねえか。

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(果し合い当日の深草重太夫。絶対的な自信に満ち溢れている)


 だが・・・! だが何も、あそこまですることはねえだろうが・・・!


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 前田に腹を刺し貫かれ卒倒した俺だが、奇跡的に一命は取り留めた。あの場にいた全員、俺を死んだと思ったそうだが、この俺はそう簡単にくたばったりしねえ。その後、大手術を経て、懸命のリハビリを終え、今ここにいる。

 しかし、もはや傾奇者としての俺は死んだと言っていい。あんな恥をかかされては、もはや傾くことはできねえ。頭を丸めて僧としての修行を始めたが、修行が厳しすぎて、三日で寺を飛び出すことになった。

 こうして俺には名誉も金も無くなったが、一つだけ残ったものがある。前田の野郎への復讐心だ。あいつだけは生かしちゃおけねえ。必ずやあいつの首を取り、その頭蓋骨を杯にして旨い酒を飲んでやる。


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 だいたい、見ろ・・・! あいつの、あの悪鬼羅刹のようなツラを。こんな化け物を放っておいたら、世のため人のためにもならねえってもんだ。世間の人気は高えようだが、この俺は決して騙されねえからな。


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 堺でばったり会った時には、俺のことをすっかり忘れていたようだが、それもまた許せねえ。人の腹を貫いておいて、何が気兼ねなしでいこうぜ、だ。首を洗って待ってやがれ、前田慶次・・・!

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~ 斜メ前田慶次のかぶいて候外伝 ~ 一条兼定の巻

 一条兼定という人物をご存知だろうか。

 元は土佐国司だったが、政治を顧みず放蕩の限りを尽くし、老臣を無実の罪で殺害したために反発を買い、豊後へ追放された人物である。その後、大友氏の力を借りて土佐へ再上陸するものの、

 四万十川の戦いで長宗我部元親に大敗し、瀬戸内海の戸島へ逃れて一生を終えるという、どうしようもない暗愚な人物である。土佐物語の記述にも、こうある。

  「性質軽薄にして常に放蕩を好み、人の嘲を顧みず、日夜只酒宴遊興に耽り、男色女色し諂をなし、又は山河に漁猟を事とし、軽業力業異相を専ら」(『土佐物語』)。

 オフゲーの信長の野望にも登場するが、その能力は推して測るべしである。あまりに無能すぎて逆に人気がある、と聞いたことはあるが、今日はそんな彼にもスポットライトを浴びせてみたいと思う。





 元親の野郎・・・!

 確かに麿は、今思えば駄目な土佐国司だったと言えるでおじゃる。けど、何もあそこまで完膚なきまでに痛めつけることはないではないか! 四万十川の戦いでも、執拗に追ってきよって・・・

(以下、兼定の回想)

一条兼定「・・・む、元親め、兵を二手に分けてきたでおじゃるな」
一条軍軍師「いかにも」
一条兼定「こちらも兵を二手に分けたほうがいいのではないか?」
一条軍軍師「我々の人数は長宗我部軍より劣っております。兵を分けるのは自殺行為です」
一条兼定「じゃあ、どうすればいいのでおじゃる?」
一条軍軍師「今が好機です。一気に、敵の本陣へ攻め込みましょう」
一条兼定「なるほど。よし!」

 言うやいなや兼定、床几より勢いよく立ち上がり、高らかに軍配を掲げた。

一条兼定「兵を二手に分けるでおじゃる!」
一条軍軍師「・・・ちょっ、おまっ!」
一条兼定「麿の決定に不満があるのでおじゃるか?」
一条軍軍師「負けますぞ! 何とぞ思いとどまり下され!」
一条兼定「やかましい! 死ぬでおじゃる!」
一条軍軍師「ぎゃあーっ!」

 軍師を斬殺した兼定は、自分の思うがままの采配を振るい、そして大敗した。

2013020505.jpg

一条兼定「何故でおじゃああああああ!!」

 兼定には負けた理由がどうしてもわからなかった。パニックになり、逃げる一条兵を捕まえようとしては蹴倒され、小便を漏らしながら、懸命に戦場から逃れた。あと一歩のところで長宗我部兵に捕まるところであったが、小舟を見つけ、辛くも海へと逃れたのであった。

 その後は瀬戸内海の戸島に隠棲し、数名の家臣とその日暮らしを送っていたのだが、兼定がこの生活に満足するはずはなかった。もう一度、土佐へ乗り込むから早く船を造れと言っては、家臣たちを困らせたのであった。

 そしてある日。我慢の限界に達した兼定は、家臣たちの度肝を抜くことを言い出した。

一条兼定「・・・こうなったら、泳いででも土佐へ渡るでおじゃる! 止めるなでおじゃる!」

 狼狽する一条家家臣団。しかし、命令に逆らったら軍師のように斬られてしまうかもしれない。ふんどし一丁の姿で、わずかな手荷物を背に海へ入ろうとする兼定を、どうすることもできない。

 無言で沖まで泳ぎ、戸島を振り返った兼定であったが・・・。

一条兼定「・・・どうして付いて来ないのでおじゃるか!!」

 悲しげに叫んだ兼定を、突如高波が襲った。

一条兼定「うわっ! だ、誰か助けてでおじゃ・・・!」

 もがくも、もはや前後左右すらわからない。やがて意識を失い、このまま海の藻屑となるかと思われたが、どうしたわけか、堺の海岸へと流れ着き、そこで目が覚めたのであった。

一条兼定「ここは・・・堺!?」

 堺ならば、かつての馴染みの商人たちがいる。兼定はふんどし一丁の姿で彼らの助けを乞うたが、いずれも相手にしてくれなかった。唯一、「あなた、追われてますよ」という助言を与えてくれた商人はいたが、金銭的な援助は一切受けられなかったのであった。

 途方にくれる兼定であったが、義の大名である上杉謙信の名前を思い出し、越後へと逃れることにした。乞食に身をやつし、野鼠や木の根を食べながらの決死の逃避行であった。追われているなら、名前も変えなければならない。兼定は今後、※宗惟(そうい)と名乗ることにした。

 ※実際に名乗っていたようです。他にドン・パウロなどとも。

 どうにか越後は春日山へとたどり着いた兼定は、さっそく謙信との面会を求めたが、今は戦時中で不在とのことであった。しかし、このまま大人しく引き下がることはできない。兼定は城代との面会を熱望し、半ば無理やりに城内へと侵入したのであった。

2013020506.jpg

宗惟こと一条兼定「土佐へ船を出して欲しいでおじゃる。あとは兵を3万ほど貸していただきたい」
城代「(な、何を言っちゃってんだこいつ・・・!?)」
宗惟こと一条兼定「義の国なのだから、力を貸してくれるでおじゃろう?」
城代「誰か、こやつを城から叩き出せ!」
宗惟こと一条兼定「な、何をするでおじゃるか!」

 捕まった宇宙人のように引きずられ、城から追い出される兼定。両替前まで歩き、力なく座り込んでいたところ、声を掛けてくる者がいた。

???「一条兼定ってのは、あんたかい?」
一条兼定「お主は一体・・・!?」

 男は斜メ前田慶次と名乗った。

斜メ前田慶次「ほら、深草どのも、並んで座れ」

 男の連れで、深草重太夫と名乗る男も、わけのわからない様子で兼定の隣に座った。

斜メ前田慶次「さて、君たちに残念なお知らせがある」
深草重太夫「!?」
一条兼定「!?」
斜メ前田慶次「お前ら、明日からの富くじキャンペーンが終わったら、消すから」
深草重太夫「なっ!?」
一条兼定「どういうことでおじゃるか!?」
斜メ前田慶次「要するに、富くじ用の捨てキャラってこった」
深草重太夫「・・・そんな! 勘弁してくれよ!!」
一条兼定「長宗我部元親を討ち取るまでは、消えるわけにはいかないでおじゃる!!」
深草重太夫「お、俺だって前田慶次を! というかあんた、俺と同じニオイがするじゃねえか!!」
斜メ前田慶次「やかましい! 新キャラ育ててる余裕なんかねえんだよ!!」
深草重太夫「嫌だ! 嫌だ嫌だ! 誰か助けてくれ!!」
一条兼定「くじだけ買ってログアウトする日々なんて、嫌でおじゃるーーー!! 」




 
~ 斜メ前田慶次のかぶいて候外伝 ~ ともに完
Date: 2013.02.05
Category: 信on
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目付昇進試験・八の巻

kyousuke.jpg

京介「おや、斜メ前田殿ではないか」
斜メ前田慶次「うおっ!? てっきり死んだと思っていたのに!」
京介「拙者があれしきのことで死ぬと思うか」
斜メ前田慶次「お主の身体は一体どうなっているのだ」
京介「ところで、その後どうなった?」

 慶次は京介に事情を説明した。

京介「なるほど。口を割らせることさえできれば、というところか」
斜メ前田慶次「しかし、沙耶もサンチョも決してゲロはしねえだろう。どうしたもんか・・・」
京介「いいや、不可能ではない」
斜メ前田慶次「本当か!?」

2013020201.jpg

京介「ふふふ、あるのだよ、どんな悪人でも瞬く間に善人に変えてしまう物がな・・・・・・」
斜メ前田慶次「ドラえもんみたいなことを言いやがって。そんなもんあるわけが・・・・・・」

 慶次の言葉を遮り、京介はなおも話を続けた。

京介「その名は、改心竹光という。どこで手に入れられるかは知らぬが、」
京介「もし手に入れることができれば、二人の口を割らせることなど造作もないはずだ」
拾丸「・・・旦那、改心竹光を探しましょう!」
斜メ前田慶次「おう! ところで京介殿」
京介「ん?」
斜メ前田慶次「俺にはどうしても不思議なんだが、本当に、よく生きていたな」
京介「ああ、実はな、ふふ・・・通りすがりのミニスカ女薬師が助けてくれてな」

 そういえば、人の好さそうなミニスカ女薬師に助けを求めた記憶がある。とはいっても、半ば騙して京介のところに向かわせたようなものであったが。

京介「それはもう、献身的に介護してくれたぞ。頼んだら膝枕までしてもらえた」
斜メ前田慶次「!?」
京介「いや、おなごの太股があんなにも柔らかいものとは思わなかった。ふ、ふふ・・・」

 恍惚の表情を浮かべる京介。一瞬、慶次の心に嫉妬の感情が芽生えたが、すぐにそんな自分を恥じた。

斜メ前田慶次「・・・まあ、とにかく助かって良かったな」
京介「うむ。生きてさえいれば、良いこともあるものだな」
斜メ前田慶次「貴重な情報、ありがとうよ」

 そう言って京介の肩をポン、と叩く慶次。そして早速、改心竹光の手掛かりを探さなければ、と思った矢先に、想像を絶する出来事が起こったのであった。

京介「あじゃぱーーーー!!」

 何と、またしても京介の全身の穴という穴から血が噴き出し始めたのであった。驚愕する慶次と拾丸。

拾丸「・・・だから、何で秘孔を突くんですか! いい加減にして下さいよ!!」
斜メ前田慶次「・・・何なんだよ、こりゃあ! どうしてなんだ! 俺はただ!!」
拾丸「うへ・・・こりゃあ・・・もう・・・」

 出血性ショックによるものか、全身が痙攣し始める京介。死に瀕した彼を助けようにも、治療や回復の術を持たない傾奇者と忍者ではどうにもならない。

斜メ前田慶次「・・・と、とにかく逃げるぞ!」

 無意識のうちにまたも京介の秘孔を突いてしまっていたことに、今回も全く気が付いていなかった慶次もまた、まだまだ精進が足らないと言えよう。その後、無我夢中になって走っていたところ、偶然にもあの時の親切そうなミニスカ女薬師が正面から歩いてくるのが目に入った。

拾丸「・・・あ! ちょっとすみま・・・」
斜メ前田慶次「・・・待て! 拾丸!」

 拾丸の言葉を遮る慶次。

拾丸「お願いしないんですかい!?」
斜メ前田慶次「あれを見ろ」

 ミニスカ女薬師の数歩後ろを、顔・体型ともにマツコ・デラックスそっくりな女薬師が歩いている。いや、見ようによっては男に見えなくもない。

斜メ前田慶次「今回はあのマツコ・デラックス似の女薬師にお願いすることにしよう」
拾丸「あのミニスカの子でいいじゃないですか・・・腕も確かなんだし・・・」
斜メ前田慶次「マツコ・デラックスでいいと言ったらいいんだ!」

 何故、慶次がこれほどまでにマツコ・デラックス似の女薬師にこだわったのか。答えは単純である。慶次の、人としての器が小さいからに他ならない。

マツコ・デラックス似の女薬師「・・・イケメンの侍ですって!? どこ! どこなの!!」

 慶次が京介の倒れている方向を指差すと、マツコ・デラックスはドスン、ドスンと足音を響かせながら疾走を始めた。

斜メ前田慶次「体型のわりに、速えな・・・」

 ・・・後にわかったことだが、彼女は男であった。

続く
Date: 2013.02.02
Category: 信on
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館林合戦に参加中の巻

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 仕事の都合で、1月31日(木)から館林合戦に参加しています。

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 ソロで敵陣をうろうろしていたところ、敵の忍法65に叩かれました。正直、お手上げでした。攻撃が当たる気がしません。結局、何も出来ず討ち死に。タイマンでの忍法対策を考えないといけないと感じました。

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 その後は、徒党に入れてもらい、敵の副将や守将を討ち取ったりして終了。相変わらず彼らに名前が無いのが寂しいところですが、副将(ぞえ まさる)、守将(もり まさる)という名前の武将だと脳内補完することにします。以前にも書きましたが、名前が思い付かないのならプレイヤーから公募すれば良いと思うんですけどね。

 山崎の戦いで、津田だの御牧だの並河だのを引っ張り出してきているわけですし、歴史的に無名でも、その地方においては有名だったり人気のある人物名を公募して、信onの武将にしてしまえば良いのに、と思います。ちなみに私の地元にも、戦国時代には小さな城がいくつかあり、その城を守っていた武将たちがいます。

 もし彼らが信onの武将になったらどんなに愉快だろうか、と思います。もっとも、もし信on内で見かけたら容赦なく叩きますが。コーエーテクモゲームスさん、どうでしょうか。もしこのブログを見ていたら、ぜひご検討願います。


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 そういえば、私がログアウトする直前の戦果では、上杉家が逆転に成功していました。今週も、できる限り参陣したいと思います。それでは今日の日記はこの辺で。党首さん並びに党員の皆様、ありがとうごございました!
Date: 2013.02.01
Category: 信on
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城とも申請ありがとうございます

2013013107.jpg

 城とも申請、ありがとうございます。承認させて頂きました。末席なんてとんでもないです。今後ともこのブログをよろしくお願いいたします! 今年も妄想で突っ走ろうと思っています。
Date: 2013.02.01
Category: 信on城下町
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信長の野望online真紅武田家で活動中 &相互リンク・無断リンク募集中です。

斜メ前田慶次

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