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空から入る隠れ里の巻

 この日。慶次は隠れ里にてある目的を果たすため、相和法師のもとを訪れていた。

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相和法師「隠れ里に戻りたいということですね、お安い御用でございます」
斜メ前田慶次「そういうわけで隠れ里への道を教えてくれよ」
相和法師「道? その必要はございませんな」
斜メ前田慶次「おいおい、道がわからなけりゃ、どうしようもねえじゃねえか」

 答えず、相和法師は琵琶をかき鳴らしこう言った。

相和法師「道を知る必要はございません。何故なら貴殿は、」
相和法師「空を飛んで隠れ里に入ることになるからです」
斜メ前田慶次「ハッハッハ、何を言ってやがんでえ」
斜メ前田慶次「人間が空を飛べるはずねえじゃねえか」

相和法師「いえ、人は空を飛ぶことができるのです」
斜メ前田慶次「念力で背中に羽でも生やしてくれるってのかい?」
相和法師「とんでもない。羽などは生やしませぬ」
斜メ前田慶次「・・・言っている意味がよくわからねえな」
斜メ前田慶次「どうやって空を飛ぶってんだ?」
相和法師「こうするんだっ!!」

saintseiya.jpg

 相和法師の全力を込めた廬山昇龍覇により、慶次の身体は瞬く間に遥か上空へと消え去ったのであった。瀕死の慶次が隠れ里に墜落するのは、この後間もなくのことである。

 実は慶次に限らず、隠れ里に再入場するキャラクターは皆、相和法師の廬山昇龍覇を受け、空から隠れ里に入っていたのだった。廬山昇龍覇を受けたキャラクターはその甚大な肉体的・精神的ダメージにより、

 いくつかの技能を忘れてしまう、著しく能力が下がるなど、普段のパフォーマンスを発揮できない状態となってしまう。しかし死亡した例は今のところ見られない。やはり皆、戦国の世で鍛え抜かれた肉体を持っているからであろう。
 
 常識では到底考えられないことだが、このくらいのことでもない限り、あっという間に隠れ里に行けることの説明がつかない。プレイヤーの皆さんは気軽に隠れ里に飛んでいるつもりなのだろうが、実はキャラクターは命がけなのである。
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Date: 2012.08.30
Category: 信on
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拾丸の特化取得の巻

 この日の午後。才蔵は三輪山にて慶次と拾丸の到着を、今か今かと待ち受けていた。

才蔵「まだか・・・好敵手ッ!」
才蔵「家臣のレベルは二日前に50に到達したはずなのに・・・何故来ないッ!?」

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才蔵「信書は間違いなく届いているはず・・・ッ!」

 汗に滲んだ手で、配達証明書を握りしめる才蔵。

才蔵「まさか、この俺に恐れを為したというのか!?」
斜メ前田慶次「・・・馬鹿なこと言ってんじゃねーよ」
才蔵「なッ!?」

 気配を消し、背後から忍び寄った慶次が才蔵を羽交い絞めにするのと、才蔵が振り向いたのは、ほぼ同時のことであった。

斜メ前田慶次「お前ごときに恐れを為す俺様じゃねえ」
才蔵「ひ、卑怯な! 放せッ!」
斜メ前田慶次「何てザマだ、才蔵。忍び失格だな」
才蔵「ぐっ、くそお! 放せッ!」

 慶次を振り払おうと必死にもがく才蔵だったが、慶次の両腕にがっちりと抑え込まれてしまい、身動きが取れない。その表情には、明らかな焦りと悔恨が浮かび上がっていた。

斜メ前田慶次「おい拾丸! 早く組み立てろ!」
拾丸「へい、旦那」
才蔵「貴様らッ! 何をするつもりだッ!?」

 拾丸が地面に材料を下ろし、何やら組み立て始めるのを見て、困惑の表情を浮かべる才蔵。

才蔵「・・・まさか拷問の道具か!?」
才蔵「拷問で特化技能目録を渡す俺だと思うかッ!」
斜メ前田慶次「それは出来上がってからのお楽しみってもんだ」
斜メ前田慶次「拾丸、もうそろそろか?」
拾丸「組み上がりました!」
才蔵「なッ! これは!?」

kama.jpg

斜メ前田慶次「見てのとおり、窯だよ。懐かしいだろう?」
斜メ前田慶次「羽柴秀吉の墨俣城築城からヒントを得て開発した、組立式の窯だ!」
斜メ前田慶次「今からお前をこの中に放り込む」
才蔵「ちょッ! おまッ!!」

 羽交い絞めにしたまま、才蔵の身体を持ち上げる慶次。才蔵の両脚は完全に地面から浮かび上がっていた。

斜メ前田慶次「決着(ケリ)をつけようぜ、才蔵」

 窯ににじり寄る慶次とともに、才蔵の身体も窯に少しずつ近づいていった。

斜メ前田慶次「お前がこの窯で焼け死んだら、俺たちの勝ち」
斜メ前田慶次「お前が窯から脱出し、俺と拾丸を討ち取ったら、お前の勝ちだ」
才蔵「な、何を言っているッ! 放せッ!!」
斜メ前田慶次「さあ、お手並み拝見だ! 『窯隠れの才蔵』さんよ!」
窯隠れの才蔵「やめろーーーーーッ!!」

 窯に無理やり才蔵の身体を押し込み、蓋を閉じる慶次。

斜メ前田慶次「拾丸! 急いで薪をくべろ!」
拾丸「へい、旦那!」
窯隠れの才蔵「だ、出せッ! 熱いッ!!」
斜メ前田慶次「駄目だ。そのまま焼け死ね」
窯隠れの才蔵「ちょッ! おまッ!」

 ・・・窯から出ようとする才蔵と、出すまいとする慶次の必死の攻防が始まった。

窯隠れの才蔵「ぬおーーーー!!」
斜メ前田慶次「君がッ! 死ぬまで! 蓋を押さえるのをやめないッ!」
窯隠れの才蔵「うおおおおおおーーーー!!」
斜メ前田慶次「ぬっ! くっ! くっ!」

 ・・・命がかかっている者の土壇場の底力はやはり侮れないものがあった。両足を突っ張って必死に蓋を押さえる慶次だが、その奮闘も空しく、徐々に蓋が開きつつあった。

斜メ前田慶次「こ、こうなったら・・・!」
斜メ前田慶次「界王拳! 2倍!!」
窯隠れの才蔵「貴様! 何してる!?」
斜メ前田慶次「お前を焼き殺すために、界王拳を使ってんだよ!」

 ・・・当然ながら、慶次は界王拳など使えない。才蔵を騙すため、自分自身を鼓舞するための嘘でしかなかったのだが、何故か拾丸だけは2倍の勇気をもらっていたのだった。

斜メ前田慶次「3倍だーーーーー!」
斜メ前田慶次「早く死ねってんだよ!」
窯隠れの才蔵「こ、この・・・っ! ふざけたマネしてんじゃねえ!!」
窯隠れの才蔵「ぬおおおおあーーーーーーーー!!」
斜メ前田慶次「くっ・・・!」

 ・・・才蔵は死力を振り絞り、蓋を押しのけ、とうとう窯からの脱出を果たしたのであった。

窯隠れの才蔵「熱いッ! 何をするんだ貴様ッ!」
斜メ前田慶次「くっくっく・・・計算通り衰弱してるな。拾丸、かかれ!」
拾丸「へい、旦那!」
窯隠れの才蔵「・・・ちょッ! 待ってくれ変身させてくれッ」
拾丸「問答無用!」

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窯隠れの才蔵「くっ! ひ、卑怯者め・・・」
斜メ前田慶次「さて、首を頂くとするか・・・ん!?」
斜メ前田慶次「き、消えた!? 馬鹿な・・・!」

 ・・・拾丸に斬られたはずの才蔵の姿が、いつの間にか消え失せていた。決して油断はしていないはずだったが・・・この時、慶次は忍びの恐ろしさを改めて認識することになったのであった。

拾丸「特化技能目録だけ残して、消えましたね・・・」
斜メ前田慶次「窯隠れの才蔵・・・またどこかで会う気がするぜ・・・」
Date: 2012.08.29
Category: 信on
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いくさ人の決意!の巻

 人は慶次が悩みなどとは無縁な男だと信じている。

 確かに、その図体や容貌から考えて、悩みはこの男に似合わない。くよくよ悩むより行動する方がふさわしい。だが人は間違っている。慶次は悩むのである。現に今、悩んでいる。深刻に悩んでいる。懊悩と言ってもいい・・・・・

 一見、悩みそうもない生き物こそ深く悩むものだと慶次は思う。そうとも、熊や猪こそ悩むのである。そして、彼等の悩みを思うだけで慶次はぞっとする。どんなに耐えがたい、凄まじい辛さかと思う。それが殆ど肌で実感できた。

※以上、ジャンプ・コミックス『花の慶次』第五巻より抜粋


拾丸「・・・旦那ぁ、いい加減にして下さいよ」

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拾丸「330文の菊酒買うのに、どんだけ悩むんですか」
斜メ前田慶次「いや、高くね?」
拾丸「そりゃ、確かに高いですけど、四半刻(30分)も悩み続けないで下さいよ」
斜メ前田慶次「330文あれば、普通の酒が11本も買えるんだぜ? そりゃあ悩むってもんだ」

拾丸「(『花の慶次』の前田慶次は、ラストで小判ばらまいて京都から去るってのに、)」
拾丸「(この人と来たら・・・)」
拾丸「(やっぱり前田慶次には程遠い・・・)」

斜メ前田慶次「う~む、よし! 決めた!」
斜メ前田慶次「・・・いや、待て、落ち着け俺」
拾丸「(早くしてくれよ・・・)」

 ・・・その時、二人に声を掛けてくる者があった。

???「もし、そこなお二人」
斜メ前田慶次「何だよ、今忙しいんだよ」

   /""""""""彡
  / 〈~~~~~^
 |  /        |
 | / ´\  ハ /` |
 |./| ̄ ̄|冖| ̄ ̄|   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 (6|~`― ´ |`―‐′ |
 || |    ,,,,, 」,,,, < おっと、これは失礼
 |||  【 一 ー 】 /    |
 || \   丁  /    \___________________
彡|   \__/ |

???「私は、もとい拙者は、」
???「タイムパト・・・もとい、武州浪人の蝶野正右衛門と申す者です」
斜メ前田慶次「おっと、これはご丁寧にどうも。俺たちに何かご用で?」
蝶野正右衛門「実は今、人探しをしておりましてな」
蝶野正右衛門「この人相の者を、この町で見かけませんでしたかな?」

 蝶野正右衛門は懐から一枚の人相書きを慶次に差し出した。
      ______
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斜メ前田慶次「(・・・!!)」
斜メ前田慶次「(こりゃあ、まさにドラじゃねえか・・・!!)」
斜メ前田慶次「(まさかこいつ、タイムパトロールの蝶野か・・・!?)」
拾丸「げえっ・・・!」

 何か言い出しかねない拾丸のみぞおちを肘で突いた後、慶次はシラを切った。

斜メ前田慶次「・・・いや、見ませんでしたな」
斜メ前田慶次「そもそも、もしこんな異相の者がいたら、この町が大騒ぎになりますよ」
蝶野正右衛門「・・・さようですか、これは失礼いたした。では拙者はこれにて」

 蝶野正右衛門の背中を見送る二人の顔に、暗い影が宿った。

斜メ前田慶次「・・・あいつ、タイムパトロールの蝶野に違いねえ」
拾丸「ど、どうします? 早くドラの旦那に知らせないと」
斜メ前田慶次「いや、待て。もしそんなことしたら、動転して何を仕出かすかわからねえ」
斜メ前田慶次「いずれ、あいつにはうまく話す。今日はひとまず帰る」
拾丸「・・・へい」
斜メ前田慶次「あの野郎の尾行に気を付けろ。まあ、お前なら心配ないだろうが・・・」

 一方その頃、蝶野正右衛門は二人から何かを感じ取っていたようだ。もっとも、根拠は何もないのだが・・・敢えて言うならベテラン刑事の勘と言ったところだろうか。

蝶野正右衛門「・・・あの二人、どこか妙な様子だった・・・」
蝶野正右衛門「少し探ってみるか・・・」

 ・・・結局、慶次は菊酒を買わなかった。
Date: 2012.08.26
Category: 信on
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城とも申請ありがとうございます

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 タイトル通りです。城とも申請ありがとうございます! 承認させて頂きました! 茶店娘たちは、旅人には危害を加えないので大丈夫です。ぜひお気軽にご来訪下さい!
Date: 2012.08.25
Category: 信on城下町
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世にも奇妙な物語の巻

 この日。慶次は気難しい顔をして一人、自室で冷酒を呷っていた。

斜メ前田慶次「うーむ・・・」
斜メ前田慶次「もう何が何やら・・・頭がごちゃごちゃになってきやがった」
      ______
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  |/ ── |  ──   ヽ   |  < 何かあったのかい?
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ドラえもん・零式「考え事をするなんて君らしくもない」
斜メ前田慶次「何だお前か」
ドラえもん・零式「僕も一献もらおうか」
斜メ前田慶次「売り子の仕事はどうしたんだよ」

 答えず、ドラえもん・零式は茶碗に冷酒を注いだ。

ドラえもん・零式「・・・どうせ客なんか来ないんだから、いいじゃないか」
ドラえもん・零式「そもそも、売り物になるような物を持たせてもらってないんだし」

 言うやいなや、ドラえもん・零式は一気に冷酒を飲み干したのだった。

ドラえもん・零式「丸一日、門を見つめて孤独に立ち続ける僕の気持ちがわかるかい?」
ドラえもん・零式「最近は幻聴や幻覚まで出てきたんだぞ!」
斜メ前田慶次「わかった、わかったよ」
ドラえもん・零式「君や拾丸君がうらやましいよ、色々なところに行けるんだから」

斜メ前田慶次「・・・その色々なところに行けるってのが、悩みの種なんだよ」
斜メ前田慶次「ちなみに今日は島津家に加勢し、大友家の田北鎮周と佐伯惟教を討ち取ってきたんだが」
ドラえもん・零式「いわゆる耳1と耳2だね」

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斜メ前田慶次「ついこの間、大友家に加勢して今山合戦に出陣したってえのに」
斜メ前田慶次「今日は島津家に加勢して耳川の大友勢を蹴散らしている」
斜メ前田慶次「あっていいのか、こんなことが」
斜メ前田慶次「こんなことが許されるのか」
ドラえもん・零式「それが戦国の世のならいってもんだよ、慶次君」

斜メ前田慶次「というか大友家の連中、俺に見覚えがないみたいなんだ」
斜メ前田慶次「話しかけたら普通に斬りかかってきやがった」
斜メ前田慶次「背筋がゾッとしたよ。まるで初対面の人間に接する態度なんだ」

ドラえもん・零式「・・・きっと君のことを忘れていたんだよ」
斜メ前田慶次「数日前、今山で鍋島直茂を討ち取ったばかりなのに?」
斜メ前田慶次「まさに『世にも奇妙な物語』だな」
ドラえもん・零式「ああもう、うるさいな! そんなことを僕に言ったってしょうがないだろ!」
ドラえもん・零式「コーエーテクモゲームスに言いなよ! そういうことは!」

斜メ前田慶次「というわけでコーエーテクモゲームスさんに一つ要望だ」
斜メ前田慶次「友好度によって、九州の武将のセリフを変えてくれないか?」
斜メ前田慶次「こういうの結構重要だと思うぜ。リアリティを追求するのなら」
Date: 2012.08.25
Category: 信on
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茶店娘48!?の巻

 この日の夕暮れ。慶次は自宅の縁側に腰を下ろし、一人歌っていた。

斜メ前田慶次「夏が過ぎ~ 風あざみ だれの憧れにさまよう....」
斜メ前田慶次「青空に残された~ 私の心は夏もよう....」
      ______
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  |/ ── |  ──   ヽ   |  < 何をたそがれているんだい
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  ヽ (__|____  / /
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斜メ前田慶次「・・・何だお前か。最後まで歌わせろよ」
ドラえもん・零式「井上陽水の少年時代か。僕も嫌いじゃないけど、」
ドラえもん・零式「こんなところで歌っている場合じゃないだろう」
ドラえもん・零式「城下町の茶店娘たちとは和解できたのかい?」

斜メ前田慶次「和解どころじゃねえよ。さっきこっそり入って、」
斜メ前田慶次「茶店を新しく建ててレベルを上げてたら、」
斜メ前田慶次「全員が竹槍の切っ先を揃えて突撃してきやがった」
斜メ前田慶次「まあ、俺んとこに到達する前に、城下町から出たけどな」

ドラえもん・零式「今頃はきっと歯噛みをして悔しがっているだろうね」
斜メ前田慶次「しょうがねえだろ。こればっかりはよ」
ドラえもん・零式「こんなに増やして、茶店娘48でも結成するつもりかい?」
斜メ前田慶次「何言ってやがる。全く同じ顔した48人が歌って踊ったりなんかしたら、」
斜メ前田慶次「それこそホラーだよ」

ドラえもん・零式「いや、アイドルグループの熱狂的ファンを舐めたらいけないよ」
ドラえもん・零式「きっと、全員の顔のほんのわずかの差異を見つけて、区別すると思う」
ドラえもん・零式「例えば、22世紀ではAKBは2000人にまで増えているけど、」
ドラえもん・零式「ファンは一人一人の名前、顔、出身地、好きな食べ物までしっかりと記憶しているよ」
斜メ前田慶次「AKBぱねぇーな」

ドラえもん・零式「エグザイルに至っては5000人にまで増えている」
斜メ前田慶次「どんだけだよ」
ドラえもん・零式「ライブのときは毎回とんでもないことになっているみたいだよ」
斜メ前田慶次「・・・まあ、城下町の茶店娘たちのことはしばらく放っておくことにする」
斜メ前田慶次「そういえば喉が渇いた。冷たいのを持ってきてくれ」
ドラえもん・零式「酒かい。はいはい」

 ドラえもん・零式が酒の支度をしに台所へ向かった後、慶次は空を見上げて一人呟いた。

斜メ前田慶次「夏ももう終わりか・・・」



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 ・・・城とも申請、ありがとうございました! 承認させて頂きました。本当に、その日の気分で適当に書いているブログですが、こんなブログでよろしければ今後ともよろしくお願いします!
Date: 2012.08.24
Category: 信on城下町
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超高速航行技術の巻

 この日。慶次は九州へ渡るため、金沢の自宅で旅支度を整えていた。

斜メ前田慶次「今日の瓦は大友の今山・壱だから、さくっと行ってくらあ」
ドラえもん・零式「うん、気を付けて行ってらっしゃい」
斜メ前田慶次「気を付けろ、か・・・」

斜メ前田慶次「今山の武将なんかは、気を付けてなくてもどうにかなるんだよ」
斜メ前田慶次「問題は、堺から出る船だ」

 そう呟いている慶次の横顔が、心なしか青ざめているように見える。

ドラえもん・零式「船酔いでもするのかい?」
斜メ前田慶次「いや、もはやそういうレベルの話じゃねえんだ」
斜メ前田慶次「伝助の野郎は、船で九州に渡ることができるらしい、なんて軽く言っていたが、」

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斜メ前田慶次「実際はとんでもない旅だったんだよ」

(以下、慶次の回想)

船頭「当船は間もなく府内に向けて出航いたします。ところで、」
船頭「お客様の中に、初めてご乗船されている方はいらっしゃいますか?」

 二、三人が挙手するのを見て、慶次も慌てて手を挙げた。

船頭「初めての方はこちらに縦一列になってお座り下さい」
斜メ前田慶次「(何だ? なぜ初めての人間だけ離れたところに座らされるんだ?)」

 ・・・よく見ると慶次以外の初乗船の者たちも、訝しげな表情をしていた。

船頭「ではご説明いたします。当船は皆さまの想像を遥かに超えた速度で航行いたします」
船頭「ですので、座席のベルトをしっかりと絞め、両手を頭の後ろで組むことをお奨めいたします」
船頭「首を持っていかれる恐れがありますので」
斜メ前田慶次「(何言ってやがる・・・しょせん船じゃねえか)」

船頭「お食事をしたばかりの方は、今のうちに吐いておかれることをお奨めいたします」
船頭「周りのお客様のご迷惑になることも考えられますので」
斜メ前田慶次「・・・質問なんだが、一体どれくらいの速度で航行するんだ?」
船頭「それは出航してみればわかります」

 緊張の面持ちとなり、黙りこくる初乗船組。そしてそれを離れたところから生暖かい目で見守るベテラン組の構図がいつの間にか出来上がっていたのだった。

船頭「・・・間もなく出航となります。皆さま、準備はよろしいですか?」
斜メ前田慶次「うおっ、ちょっと待ってくれ」

 後の世で言うシートベルトを、悪戦苦闘しながら絞める初乗船組。このとき、全員の顔が青ざめていた。慶次の前の座席にはミニスカ女薬師が座っていたが、明らかに落ち着きがなく、

斜メ前田慶次「そりゃもう、見てて気の毒になるくらいだったよ」

 と慶次が後に語るほどに怯えていたのだった。いっちょ励ましてやろうかと、あわよくば仲良くなっちゃおうかと、慶次がミニスカ女薬師に優しく声を掛けようとしたところで、出航のドラの音がけたたましく鳴り響いた。

斜メ前田慶次「(・・・しょうがねえ、もしこの子が船酔いしたら、優しく介抱してやろう)」

 などと思っていた慶次の全身を、激しい衝撃が襲ったのは、これから間もなくのことであった。想像を絶した急発進のため、背もたれに背中が勢いよく叩きつけられる形となったのだ。

斜メ前田慶次「ぐぶっ!」

 気を失いそうになりながらも、どうにか頭の後ろで両手を組んだ慶次だったが、ミニスカ女薬師は気を失ってしまったらしく、顔を天井に向けたまま動かない。しかし船は容赦なく速度を速めていく。

斜メ前田慶次「ぐっ・・・おっ・・・おっ・・・!」

 ミニスカ女薬師を助けようにも、凄まじい圧力が全身にかかり、指一本動かすどころか、声を出すことすらできない。呼吸すら満足にすることができなかった。

斜メ前田慶次「(ど、どうなってやがっ・・・一体、この船はっ・・・)」

 慶次の気が遠くなりかけたとき、船体が浮き上がり、十秒間ほど無重力状態となってから、海面に着水した。そして船は相変わらずの速度を保ち、府内へ向けて波をかき分けていく。

斜メ前田慶次「(・・・ウッ・・・オエッ!・・・)」

 胃から込み上げてきたものを、必死でこらえる慶次の顔面を、ミニスカ女薬師のゲロが襲った。

斜メ前田慶次「ぐええっ!」

 ミニスカ女薬師は白目を剥き、口を開けたまま気絶している。きっと生まれ故郷ではアイドル的存在だったのだろうが、今ではもう見る影もなかった。

斜メ前田慶次「・・・す、酸っぺえっ! うっ、オエエエエエッ」

 ミニスカ女薬師のゲロの臭いにつられて、たまらず慶次もまたゲロを吐き出したのだった。まさにもらいゲロ。負の連鎖である。

???「ぎゃああああああ!」

 後ろの座席から悲鳴が上がった。おそらく慶次の吐いたゲロが顔面を直撃したのであろう。

斜メ前田慶次「(た・・・たの・・・む・・・早く・・・着いて・・・くれっ・・・)」

 ゲロまみれになり、窒息しかかっている初乗船組とは対照的に、ベテラン組は優雅に酒を酌み交わすなど、落ち着いたものであった。とあるレベル65の者などは、何といびきをかいて昼寝していた。慣れとは恐ろしいものである。

 ちなみにこの超高速航行技術は、戦国の世の始まりとともに異国から伝わり、戦国の世の終わりとともに廃れたとのことである。残念ながらその詳細は定かではない。おそらく後世に伝える者がいなかったためであろう。

 九州の入場条件がレベル50以上なのは、この超高速航行に耐えうる肉体でなければならないからだと、慶次の中の人は考えている。早馬にしてもそうだが、

 このくらいの速度でなければ、あっという間に遠い国に行けることの説明がつかない。プレイヤーの皆さんは気軽に九州に飛んでいるつもりなのだろうが、実はキャラクターは命がけなのである。
Date: 2012.08.22
Category: 信on
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20万石超えました、の巻

 この日の朝。慶次は茶をすすりながら朝刊に目を向けていた。

斜メ前田慶次「なになに、『城下町にて茶店娘が武装蜂起の構え』か・・・」
ドラえもん・零式「何か面白い記事でも載ってるかい?」
斜メ前田慶次「ハハッ、こりゃあ面白え! どっかの城下町で茶店娘が反乱を起こすらしいぜ」

ドラえもん・零式「そりゃ面白いね。ちょっと読んでみせてよ」
斜メ前田慶次「『斜メ前田郷』にて生活に窮した茶店娘十数名が・・・」
斜メ前田慶次「・・・って、俺んとこじゃねーか!」

 慶次は朝刊を床に叩きつけた。

ドラえもん・零式「・・・まさしく君のところだね」
斜メ前田慶次「あ~もう! 朝からもう!」

 両手で頭を抱えながら床を転げ回る慶次。

ドラえもん・零式「以前、茶店娘から袋叩きに遭ったみたいだけど、」
ドラえもん・零式「あの後も茶店だけ増やしていったのかい?」
斜メ前田慶次「おう、今はこんな感じだ」

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ドラえもん・零式「これじゃあ、茶店娘たちが反乱を起こしても不思議じゃないね」
ドラえもん・零式「全く町の体をなしていないし、飢え死にしろと言っているようなものさ」
斜メ前田慶次「信じられるか? そんなんでも20万石超えてるんだぜ」
斜メ前田慶次「というか全員同じ顔ばっかで怖えよ。まさにホラーだな」

ドラえもん・零式「えー、なになに『武装蜂起集団の首領はこう語る』」

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「斜メ前田慶次をみんなで叩っ殺して、晒し首にしてやる」
「城下町に入ってきた瞬間を狙う予定」


斜メ前田慶次「・・・予定、じゃねーよ! ああもう!」

 そう言うやいなや、慶次は起き上がり、玄関へ向かった。

ドラえもん・零式「出かけるのかい?」
斜メ前田慶次「ああ、ちょっと城下町いじってくる」
ドラえもん・零式「茶店娘たちの怒りを鎮めるために、町っぽく作り変えるんだね?」
斜メ前田慶次「いや、もし石高が上がったら、もう一軒茶店作ってくる」
Date: 2012.08.21
Category: 信on城下町
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空振りの続・中級クエの巻

 ・・・この日の晩。慶次は自室で一人、冷酒を呷っていた。

「ちくしょうめ、一体どうなっていやがる。何でクリアになんねーんだ・・・」

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    l━━(零)━━━━┥

斜メ前田慶次「おう、お前か・・・」
ドラえもん・零式「さっきは見苦しいところを見せてすまない。ところで、」
ドラえもん・零式「ずいぶん荒れているようだね」
斜メ前田慶次「当たり前だろうが! 一体、続・中級クエってのはどうなってやがる!」

 ・・・慶次は湯飲み茶碗を壁に投げつけようとして、やめた。勿体ないからだ。

斜メ前田慶次「俺ぁ魔犬も、九州野戦1のボスも倒したんだよ!」

Nol12081815.jpg

斜メ前田慶次「ちなみにさっきは党首して、大友今山1-5をクリアしてきたとこだ」
斜メ前田慶次「集まって頂いた方、ありがとうございました!」
斜メ前田慶次「んで、何故か俺の続・中級クエはクリア扱いにならねえ。魔犬のほうもだ!」
斜メ前田慶次「一体どういうことなんだよ!!」

ドラえもん・零式「確かにクエは受けたんだろうね?」
斜メ前田慶次「受けてるよ! 間違いなく! 依頼欄にも出たし!」
ドラえもん・零式「んじゃ、たぶん、例えば話すべきNPCに話さないでボスに行ったとか、」
ドラえもん・零式「何かしらの手順を飛ばした結果なんだろうね」

斜メ前田慶次「ふざけんな! 結果は結果じゃねーのか!」
斜メ前田慶次「何で最初からやり直しになるんだよ!」
斜メ前田慶次「こらっ! コーエーテクモゲームス! このへん何とかしろ!」
斜メ前田慶次「もうマジで! 何で終わったあとにイライラしなきゃなんねーんだっての!」

ドラえもん・零式「まあまあ。僕もとりあえず一献もらおうか」
斜メ前田慶次「・・・ああ、好きなだけ飲めってんだコンチキショー」
Date: 2012.08.18
Category: 信on
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黄泉クエ魔犬・後編の巻

 この日。魔犬を打倒した慶次は、帰宅するなりドラえもん・零式に掴みかかっていた。

斜メ前田慶次「テメエ! 全然話が違うじゃねーか!」
斜メ前田慶次「何が『地獄戦士魔王』に出てくる野獣みたいなもんさ、だコノヤロー!」
ドラえもん・零式「オーケーわかった落ち着け」

Nol12081612.jpg

斜メ前田慶次「化け物以外の何物でもねーじゃねーか!」
ドラえもん・零式「ちょっ! マジ落ち着けって!」
斜メ前田慶次「うるせーコノヤロー!」

 いつしか慶次とドラえもん・零式は部屋の中でもみ合っていた。

斜メ前田慶次「しかもテメー、八尋からちゃっかり礼金をもらっていたそうじゃねーか!」
斜メ前田慶次「下衆なことしやがって、誰に食わせてもらってると思ってんだ!」

 慶次のこの言葉を聞いた途端、ドラえもん・零式の抵抗がピタリと止んだ。

斜メ前田慶次「あ!? 何だ観念したのかぁ!?」
ドラえもん・零式「・・・うわぁ~!!」

 何と、ドラえもん・零式が声を上げて泣き出した。この予想外の展開に、慶次の手も止まったのだった。

ドラえもん・零式「・・・君に何がわかるんだ! 君に何が!」
ドラえもん・零式「・・・僕は、僕は、帰れないんだぞ!」
斜メ前田慶次「そ、そんなの、俺だって同じじゃねーか」
ドラえもん・零式「・・・同じなものか! ある日突然、自分が暮らしている時代に帰れなくなった、」
ドラえもん・零式「僕の気持ちが君にわかってたまるか!」

 ドラえもん・零式は慶次の上に馬乗りになり、泣きながら慶次の顔面をポカポカと殴りつけている。

ドラえもん・零式「・・・頼れるものはこの時代のお金だけなんだ! だからお金が欲しいんだよ!」
ドラえもん・零式「下衆だって? 下衆で結構だよ! 何とでも言えよ!」
ドラえもん・零式「何とでも言えばいいんだよ!」
斜メ前田慶次「・・・・・」

 床に転がり落ち、泣きむせんでいるドラえもん・零式に、かける言葉が見つからない慶次であった。
Date: 2012.08.18
Category: 信on
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黄泉クエ魔犬・前編の巻

『ブフォッ!!』

斜メ前田慶次「!?」

 杯を傾けていた慶次の手が、激しい放屁の音によって止まったのは、この日の午後の暑い盛りのことだった。一週間の売り子の役目を終えたドラえもん・零式が、慶次宅の一室に寝そべり、豪快に放屁したのだ。

 四次元ポケットから取り出したモニターで、平成の世の高校野球を観戦しているドラえもん・零式から、謝罪の言葉が一言も無いことに、慶次は驚愕した。
             _
          /  ̄   ̄ \
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         |・ |―-、       |
        q -´ 二 ヽ       |
        ノ_ ー  |     |
         \. ̄`  |     /
         O===== |
        /           |
         /    /      |


斜メ前田慶次「(こ、こいつ、ついに遠慮なく屁をかますようになりやがった・・・!)」
斜メ前田慶次「(そろそろ、一言言った方がいいんだろうか・・・!?)」
ドラえもん・零式「浦添商・・・やるじゃないか・・・フンッ」

『ブフッ・・・フビイ~』

 ドラえもん・零式がまだ腸内に残っていたガスを放出したところで、ようやく異臭が慶次の鼻についたのであった。

斜メ前田慶次「・・・く、くさっ!」
斜メ前田慶次「お前! 屁ェぶっこいてんじゃねーよ!」
ドラえもん・零式「おっと、こりゃ失礼」

 ドラえもん・零式は悪びれもせず、尻をボリボリと掻いている。

斜メ前田慶次「・・・失礼じゃねーよ! お前は主夫でもあるんだろ! 働けよ!」
ドラえもん・零式「君だって毎日飲んでるだけじゃないか」
ドラえもん・零式「黄泉クエにはもう行ったのかい?」

 黄泉クエ。話に聞いたことはあっても、慶次はまだ参加したことがなかった。

斜メ前田慶次「何で、そんな化け物ばっかのいる世界に行かなきゃなんねーんだよ」
斜メ前田慶次「死者の世界だろ? そんなとこ行ってどうなるんだよ」
ドラえもん・零式「そこにいる化け物を倒して、君が世界を救うのさ」
斜メ前田慶次「冗談じゃあねえ。俺を勇者ロトか何かだと思ってんのか」

ドラえもん・零式「確かに、君は勇者ロトなんかじゃない」
ドラえもん・零式「でも、全ての化け物を倒した暁には、君は一回り成長するだろうね」
ドラえもん・零式「前田慶次打倒に一歩近づくことになる」

斜メ前田慶次「・・・わざわざそんなとこ行かなくても、俺は強くなるはずだ」
斜メ前田慶次「そもそも前田の野郎だって、死者の世界にまでは行ってないしな」

――--、..,
:::::::,-‐、,‐、ヽ.
:::::_|/ 。|。ヽ|-i、
/. ` ' ● ' ニ 、 
ニ __l___ノ   きみは じつに ばかだな。
/ ̄ _  | i
|( ̄`'  )/ / ,..
`ー---―' / '(__ )
====(零)==::::/
:/     ヽ:::i 

斜メ前田慶次「おい! 冷静に人を馬鹿って言うのはやめろ!」
斜メ前田慶次「傷つき方が半端ねーだろうが!」
ドラえもん・零式「強大なボスを倒していくにつれて、おいしい狩り場も増えるんだよ」
ドラえもん・零式「今みたいにチマチマやってたら、いつまで経っても前田慶次は倒せない」

斜メ前田慶次「黄泉の世界にいる化け物に、人間なんかが敵うものかよ!」
ドラえもん・零式「大丈夫大丈夫。例えば黄泉の番犬なんかは、」
ドラえもん・零式「『地獄戦士魔王』に出てくる野獣みたいなもんだから」
斜メ前田慶次「こりゃまたずいぶん懐かしい漫画が出てきたな」
斜メ前田慶次「あの愛くるしい野獣か」

ドラえもん・零式「君なら一撫でで撃退できると思うよ」
ドラえもん・零式「今日の瓦クエストだし、行ってみたらどうだい?」
斜メ前田慶次「・・・そういうことなら、ちょっくら黄泉比良坂見物にでも行ってくらぁ」
ドラえもん・零式「うんうん。軽い気持ちで行って来ればいいんだよ」

 慶次がホロ酔い加減で屋敷を後にした後、ドラえもん・零式は何やら携帯電話のようなものを取り出し、何者かと交信を始めた。

ドラえもん・零式「・・・もしもし、八尋さん?」
ドラえもん・零式「あ、どうも零式です。今、一人行きましたので」
ドラえもん・零式「はい、先日お話した斜メ前田という者です。ええ、礼金のほう、お願いしますね」

続く
Date: 2012.08.16
Category: 信on
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お盆の夜の夢の巻

 この日の子の刻(0時頃)。慶次とドラえもん・零式、オフーナの三人は金沢・慶次宅の一室にて、安らかな寝息を立てていた。慶次とドラえもん・零式はしこたま飲み、オフーナは花火ではしゃぎにはしゃいだため、何事も起きなければ、無事に朝が訪れるはずだったのだが・・・

斜メ前田慶次「・・・バカタレ!」
ドラえもん・零式「・・・ん?」
斜メ前田慶次「・・・小池バカタレ!」

 慶次の寝言によって、ドラえもん・零式は酒の酔いによる浅い眠りから、現実へ引き戻されることとなった。そう、慶次は寝言を言う。といっても普段は目が覚めるほどの大声ではないのだが・・・この日に限り、何の因果か慶次の寝言は大きかった。

斜メ前田慶次「・・・小池!」
斜メ前田慶次「zzz・・・」
ドラえもん・零式「・・・やれやれ、寝言で志村ってるのか・・・」
ドラえもん・零式「これじゃあ、風邪引いちゃうな」

 ドラえもん・零式が、慶次が蹴飛ばした掛け布団を掛け直そうとした時、慶次に異変が起こった。

斜メ前田慶次「・・・お菊ちゃん! そんな!」
ドラえもん・零式「!?」
斜メ前田慶次「お菊ちゃん! お、俺は・・・」
斜メ前田慶次「zzz・・・」

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ドラえもん・零式「・・・今度は与力試験のお菊ちゃんの夢を見ているのか・・・」
ドラえもん・零式「・・・忙しい男だな・・・」
斜メ前田慶次「・・・お菊ちゃん! ごめんね! ごめんねごめんね!」
ドラえもん・零式「なっ!?」

 ・・・慶次が眠ったまま、何度も激しく下半身を天井に突き出している。慶次と同じ屋根の下で暮らし始めて一か月にもなろうかというドラえもん・零式だが、ここまで激しい寝言は今までに見たことがなかった。まさに一年に一度の、お盆の仕業と言えるだろう。

斜メ前田慶次「ごめんね! ごめんねごめんね!」
斜メ前田慶次「ご・・・ご・・・め・・・ん・・・ね・・・」

 ビクンビクンッと身体を痙攣させる慶次。そう、今まさに、ドラえもん・零式は慶次が夢精する瞬間を目の当たりにしたのだった。起きている時を含めれば、これで慶次がイク瞬間を見るのは三度目ということになる。

斜メ前田慶次「・・・ん? ん?」
斜メ前田慶次「・・・何だ!?」
ドラえもん・零式「目が覚めたようだね。おはよう」
ドラえもん・零式「いきなりだけど、石橋ってんじゃねーよ」

斜メ前田慶次「・・・うお!? ふんどしの中が・・・」
ドラえもん・零式「君は夢精したんだよ」
ドラえもん・零式「勘弁してくれよ。一体何回、僕の目の前でイケば気が済むんだよ」
斜メ前田慶次「・・・こりゃいかん、ふんどし替えてこねーと・・・」

ドラえもん・零式「全く、君の頭の中には、エロいことしかないのかい?」
斜メ前田慶次「・・・何を!? 失礼なことを言うな!」
斜メ前田慶次「だいたい、お前らがいるから、処理に困るんだよ!」

 ・・・お菊を夢の中で汚した慶次は、悪びれもせずドラえもん・零式に反論した。

斜メ前田慶次「それに、エロいことばっかじゃねーぜ!」
斜メ前田慶次「平成の世の、蝦夷地を旅してきた夢も見たんだ」

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※石狩川の河口付近にて。水が激しく濁っていました

susukino.jpg

※ススキノのどこか。あまり覚えていません

斜メ前田慶次「俺ぁ何だか、試される北の大地、北海道からエネルギーをもらった気がするよ」
斜メ前田慶次「それに、ススキノには、前田の野郎も行ったことねーだろうなぁ。フフフ・・・」
ドラえもん・零式「そんなことより、早くその夢精の処理を済ませて、飲み直そうよ」
ドラえもん・零式「すっかり目が覚めてしまった」
斜メ前田慶次「・・・くっ、今拭く、待ってろ・・・」

 ・・・中の人はこのお盆で北海道にブラッと行っていました。信onのことはすっかり忘れて、満喫してきました。残念ながら天気には恵まれませんでしたが、非現実的で楽しかったです。それにしても北海道は素晴らしい! 何度行っても良いですね。

 それと城とも申請、ありがとうございます。承認させて頂きました。ブログやっていると、こういうメッセージが本当に励みになります。ありがとうございます!

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 では今日はこの辺で。瓦でもやりにいきます ノシ
Date: 2012.08.14
Category: 信on
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お盆休みを頂きます

ドラえもん・零式「・・・そうとも」

      _____
    / -、 -、   \
   /   |  ・|・  | 、    \
  / / `-●-′ \    ヽ    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |/ ── |  ──   ヽ   |  < 22世紀の女子高生は、ウ〇コをしない
  |. ── |  ──    |   |    \________________
  | ── |  ──     |   l
  ヽ (__|____  / /
   \           / /
    l━━(零)━━━━┥

斜メ前田慶次「何故だ! 何故22世紀の女子高生は、ウ〇コをしない!?」
ドラえもん・零式「そりゃあ君、22世紀の科学をナメたらいけないよ」

 慶次とドラえもん・零式が、金沢は慶次宅の一室にて、昼間から缶ビール片手に22世紀の女子高生について語っている傍らでは、オフーナが蚊取り線香の煙に守られ、安らかな寝息を立てていた。

 拾丸はというと、盆休みということもあり、朝から趣味の下着収集に出かけていたのであった。拾丸曰く、「盆と正月は、やりやすいんですよ。みんな油断しているんで」とのことだが・・・

 ・・・ところで、慶次の中の人もお盆休みを頂きます。次に信onにログインするのは三、四日後になりそうです。秋ぐらいには合戦場で前田慶次に槍をつけたいところですが・・・それでは皆様、空き巣・下着泥棒にお気を付け下さい。
Date: 2012.08.12
Category: 信on
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茶聖 百利休の巻

 ・・・この日。金沢の町の一角にある、百(ひゃくの)利休の屋敷では、顔を腫らした一人息子の道安が、利休に泣きついていた。

百道安「父上~~、見て下さいよこの顔~。あれから腫れがひどいんです」
百利休「随分とやられたものだな」

 利休は道安と顔を合わせず、机に向かい、何やら筆を走らせている。

百道安「あの斜メ前田慶次という奴、鬼のようなとんでもない男ですよ」
百道安「私を傷つけるのは父上を傷つけたも同然、このまま放ってはおけません!!」
百利休「顕如様から聞いた・・・なんでも両替所の前で自慰をさせられたそうじゃの」

 利休はなおも道安と顔を合わせようとはしない。

百道安「う・・・う・・・」

 屈辱を思い出し、腫れあがった道安の顔が朱く染まっていく。

百道安「あれは魔物! 恐ろしい怪力で私をいたぶって・・・う・・・う・・・無理矢理・・・」

 ・・・道安とその取り巻きの無頼者数名が、慶次と拾丸に因縁をつけたのはこの前日のことであった。

無頼者「俺たちを誰だと思ってんだ、あ~?」
斜メ前田慶次「さあ?」

 本願寺顕如の茶頭である父親の威光をカサに着た道安は日々、町の無頼者を引き連れては各所で悪事を行っていた。百姓娘をかどわかす、町人を脅して金を巻き上げる、店に因縁をつけて勘定を払わない、弱い者に暴力を振るうなど、やりたい放題であった。

 茶店で酒を飲んでいた慶次と拾丸に抜き身の刀を突き付け、土下座をさせようとしたところ、慶次主従からの思わぬ反撃に遭った無頼者たちは、道安を捨ててさっさと逃亡してしまった。一人残された道安は金で慶次を懐柔しようとしたのだが、

斜メ前田慶次「金はもらっとくよ」
百道安「おおっ」
斜メ前田慶次「でも許さねえ」
百道安「ちょっ、おまっ!」

 金を受け取ってしまうあたり、やはり前田慶次に及ばない斜メ前田慶次であった。

斜メ前田慶次「お前、子供が悪さしたらどうなるか知ってるか」
百道安「は!?」
斜メ前田慶次「こうするんだ!」

 言うやいなや、慶次は道安の顔に強烈なビンタをかました。「パアン」という乾いた音が町中に響く。

百道安「・・・ぷぷ・・・げひ!」

 地面に這いつくばって逃げようとする道安の行く手を、慶次の足が塞いだ。

百道安「・・・きゃー! きゃー!」

 さらに続けて十回ほどビンタをかましたのだろうか・・・道安は「きゃぼぶ」「べぼらぶら」など情けない悲鳴を上げながら、ひたすら助けを乞うたのだった。

斜メ前田慶次「まだ足りないな。お前、ちょっと両替前まで来い」

 慶次に引きずられ、為すすべもなく両替前に立たされた道安に、慶次が耳打ちした。

斜メ前田慶次「よし、ここで自慰をしろ」
百道安「じょ、冗談を申すな! わ、私は道安だぞ!!」
斜メ前田慶次「お前、この町でさんざ悪事を働いているそうだな」
百道安「そ、それと自慰とどんな関係があるというのだ!」
斜メ前田慶次「前田慶次はひょうげ舞いをさせて千道安を許したそうだが」

 ※ジャンプ・コミックス『花の慶次』第四巻より

斜メ前田慶次「俺は敢えてお前に自慰をさせようと思う」
百道安「敢えての意味がさっぱりわからん!」
斜メ前田慶次「やるか?」
百道安「いやだ!」
斜メ前田慶次「仕方ないな。おい拾丸」

拾丸「へい」
斜メ前田慶次「殺れ! 殺ってよいぞ」
拾丸「へい!」

 嬉々として刀を抜く拾丸。

拾丸「た~ららあ!」
百道安「わ・・・わかった! や・・・やる!」

 道安は下帯まで取り去り、下半身を露出させて両替前に座った。それを見た町人たちの反応は、眉をしかめる者、目を背ける者、興味津々に眺める者など、様々であったが、いつの間にやら人だかりとなって慶次たちを取り囲んでいたのだった。

斜メ前田慶次「さあ道安、見事に果ててみせよ」
百道安「う・・・うう・・・」

 ・・・そして四半刻後、金沢の町民が見守る中、見事に果ててみせたのだった。

百道安「うう・・・こんな・・・こんな・・・」
斜メ前田慶次「・・・おい拾丸、こいつ本当に果てやがったぞ・・・」
拾丸「あっしならまず起ちません・・・ある意味大物なのかもしれませんね・・・」

斜メ前田慶次「途中で止めて、ひょうげ舞いをさせて勘弁してやろうかと思ってはいたんだが、」
斜メ前田慶次「あまりに一生懸命やるもんだから、つい、な・・・」
拾丸「いや、そこは止めてあげないと」
斜メ前田慶次「ある意味、大したもんだ。おい道安」

 がっくりと肩を落としている道安の肩に優しく手をかけると、こう言ったものだ。

斜メ前田慶次「お見事です^^」





百道安「ううあ~! あのギョロ目のバケモノのような大男は、私に生き恥をかかせたのです!」
百利休「・・・お前の話からすると、その御仁はそんな顔か?」

 ・・・利休は道安に、慶次の似顔絵を描いた紙を投げてよこした。



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百道安「・・・違います! 違いますよ父上!」
百道安「さっきの私の説明で、どうしてこんなになるんです!」
百利休「え? てっきりこんな顔かと」
百道安「せめて普通に鬼の顔を描いて下さいよ! 反応に困るじゃないですか!」

百道安「と、とにかく私はひどい目に遭わされたんです!」
百道安「父上!! 親なら子の敵を討つのは当然ですよね!!」
百利休「・・・親と申したな道安」
百利休「親とは、何と書く?」

百道安「は!? ??」
百利休「親とは木の上に立って見ると書く! 木から降りてノコノコと子の喧嘩に出ていく親がどこにある!!」

 ・・・利休が睨み付けると、道安はすっかり腰を抜かしてしまった。

百道安「・・・で、でもあやつは私を殺そうとしたのですよ! この顔を見ればわかるでしょ!」
百利休「ではその御仁は刀を抜いたのか?」
百道安「い、いえ・・・」
百利休「(ここまでやるならなぜ斬ってしまわなかったのか・・・)」
百利休「(顕如様もいたく気にされておったが、斜メ前田慶次とは・・・!?)」

百利休「・・・それでは話にもならんな」
百道安「ち、父上~!!」

 ・・・利休はそれ以上話を聞こうともせず、自室を後にしたのだった。

百道安「(くそっ! ダメだ親父では・・・!!)」

 そしてそれから半刻ほど後に、利休の姿を慶次の自室の中に見出すことができる。

斜メ前田慶次「・・・いや、やっぱり来たな利休さん! 来るのは読んでたよ!」
斜メ前田慶次「前田が千道安をこらしめた時も、千利休が来たって話だしな!」
百利休「・・・は、はあ」

斜メ前田慶次「悪いがうちには茶の道具なんか無い! そもそも、」
斜メ前田慶次「こんなクソ暑いのに、茶なんか飲めねーよ!」
ドラえもん・零式「(茶聖相手に、茶を全否定かよ・・・)」

斜メ前田慶次「ドラ! 茶なんかよりもうまい、アレ出してやれ!」
ドラえもん・零式「麦とホップかい?」
斜メ前田慶次「客人相手に発泡酒はねーだろ! エビスだよエビス!」
ドラえもん・零式「ああ、はいはい」
斜メ前田慶次「キンキンに冷えたやつを出してやれ」

斜メ前田慶次「ささ、グイッといきねえ」
百利休「・・・な、何だこれは!? 口の中で爆発した・・・」
斜メ前田慶次「チビチビ飲んじゃ駄目だ。喉越しを楽しむんだよ」

 ・・・思い切ってグイッといった利休に、慶次は語りかけた。

斜メ前田慶次「どうだ、うまいだろ?」
百利休「・・・うまい!」

 にこりと笑って答える利休。

斜メ前田慶次「そうだ、利休さん、あんた茶だけじゃなく、絵もやるんだってな」
百利休「・・・お聞き及びでしたか」
百利休「これに関しては、千利休より勝っていると思います」
斜メ前田慶次「いっちょ、俺の似顔絵も書いてくれねーかな?」

百利休「よろしいでしょう。では、しばし動かずそのままお待ち下さい」
百利休「ほう・・・これは・・・ひょっとしたら」
斜メ前田慶次「ひょっとしたら?」
百利休「天下にその名を轟かせることになるかもしれない、相ですな」

百利休「・・・出来上がりました」
斜メ前田慶次「おおっ、見せてくれ!」



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斜メ前田慶次「・・・全然違うじゃねーか!」
斜メ前田慶次「お前ははいだしょうこか!」

 ・・・百利休に絵心は無かった。
Date: 2012.08.10
Category: 信on
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御礼申し上げます

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ありがとうございます! 承認させて頂きました!

 ・・・思い付きで適当に書いているブログですが、今後ともよろしくお願い致します!
Date: 2012.08.09
Category: 信on城下町
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与力昇進試験・後編の巻

お菊「こんにちは! 傾奇者の方ってみんな綺麗な装飾品を身につけていますよね、いいなぁ~」
お菊「えっ!? 今、街を騒がせている傾奇者についてですか?」
お菊「知ってますとも! でも、どうしようかな~」
お菊「傾奇者の作る<<飾り玉>>は今すごい流行っていて、なかなか手に入らないんですよね」
斜メ前田慶次「お前は何を言っているんだ」

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お菊「もし、私が満足できる<<飾り玉>>を持ってきてくれたら、」
お菊「傾奇者についてお教えするってのはどうでしょう?」
斜メ前田慶次「おい、人の話を聞け」
お菊「あっ、そうそう。あまり高価な<<飾り玉>>は受け取れませんから、覚えておいてくださいね」
お菊「お願いします! テヘ」
斜メ前田慶次「テヘじゃねーよ」

斜メ前田慶次「・・・おい拾丸、この娘は一体何なんだ?」
拾丸「へい、どうやら与力昇進試験に関係している者のようですね」
斜メ前田慶次「そういや、確か依頼欄にそんな名前があったような」
拾丸「与力昇進試験中の者に対しては、徹底してマニュアル通りに話すようです」
斜メ前田慶次「難儀な役目を負ってるんだな」

斜メ前田慶次「・・・それにしても<<飾り玉>>ってのは、どうやったら手に入るんだ?」
拾丸「どこかに売ってるんですかねぇ」
斜メ前田慶次「ええい、面倒だ。おい、お菊さん」

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お菊「あっ、持ってきてくれたんですか? うれしいなぁ」
お菊「早く見せて見せて!」
斜メ前田慶次「<<飾り玉>>とはちと違うが、俺の股間にぶら下がっている玉ではどうでい?」

 そう言うと、慶次はお菊の返事も待たず、下半身を露出させた。
 
斜メ前田慶次「寒さでちとしぼんでるのが申し訳ねえが」

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お菊「そうそう、これこれって違うわ!」
お菊「これ、飾り玉じゃないですよ」
斜メ前田慶次「細けえこたあ、いいじゃねーか」
お菊「からかわないでくださいよ、シクシク」

斜メ前田慶次「揺らしてやるから、これでどうか一つ勘弁してくれよ」
斜メ前田慶次「ほ~れ、ぶら~ん、ぶら~ん」
拾丸「旦那、旦那! セクハラはその辺にして、早く<<飾り玉>>を探しに行きましょう!」
斜メ前田慶次「しょうがねえ、市司で探してみるか」

 市司へ向けて歩き出した二人の背後から、木箱を蹴りつける音が聞こえてきた。

斜メ前田慶次「・・・怒ったかな」
拾丸「・・・そりゃあそうでしょうよ」





市司「わしはこの街の<<市司(いちのつかさ)>>じゃ。御領主様が・・・」
斜メ前田慶次「悪いが爺さん、少し黙っててくれ」
斜メ前田慶次「・・・お、検索で出てきたぞ!」
拾丸「たぶん、このうちのどれかを買えば大丈夫です」

ichi2.jpg

 ・・・慶次は10貫の<<銀製飾り玉>>を購入した。

斜メ前田慶次「よし、お菊ちゃんのところに戻るぞ」





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お菊「これが欲しかったんです。ありがとうございます」

 ・・・言うやいなや、お菊は銀製飾り玉を地面に投げ捨てた。

斜メ前田慶次「機嫌直してくれよぉ~」
お菊「それで、街を騒がせている傾奇者についてですが、深夜に近道をしようと、」
お菊「<<お寺>>の路地を通ろうとしたら、<<外道傾奇者>>がいたんです」
お菊「目が合ってしまって、必死に逃げたんです。本当に怖かったんですよ・・・・・・」
斜メ前田慶次「なるほど、要するにそいつを倒せばいいんだな」

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お菊「深夜に<<川辺>>や<<お寺>>の近くで、傾奇者が目撃されているって聞きますよ」
お菊「気をつけてくださいね・・・・・」
斜メ前田慶次「金沢には川は無い・・・となると寺の前で待ってりゃ会えるか」
拾丸「そうなりますかねえ」

 ・・・深夜まで時間を潰し、寺の前へ様子を見に行ってみたところ、七三分けの不審な男が佇んでいるのが目に入った。そう、この男こそがお菊の言う<<外道傾奇者>>である。

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斜メ前田慶次「冬の、それも真夜中の金沢で、片肌脱いでやがるぜ」
斜メ前田慶次「しかも七三分け・・・こいつのどこが傾いてるんだ?」
斜メ前田慶次「ただの変質者じゃねーか」
拾丸「格好のことはひとまず置いといて、話しかけてみましょうぜ」

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外道傾奇者「なんだ、おまえは?」
斜メ前田慶次「なっ!? お前は!」
斜メ前田慶次「お前は・・・・・・!」

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斜メ前田慶次「・・・藤岡屋伝助! 外道傾奇者ってのは、お前だったのか!」
外道傾奇者「何を言い出しやがる、俺は・・・」
斜メ前田慶次「とぼけるんじゃねえ! そっくりさんとかいうレベルの話じゃねーぞ!」
斜メ前田慶次「藤岡屋・・・お前、裏ではこんなことを・・・」
拾丸「ただの顔グラの使い回しですってば、旦那」

斜メ前田慶次「悪いな藤岡屋、お前には世話になっているが、見逃すわけにはいかねえ」
斜メ前田慶次「死ねい!」
外道傾奇者「う、うおっ!? こいつ、強え!」
外道傾奇者「た、頼む、見逃してくれ!」

 ・・・慶次は容赦なく、外道傾奇者を一刀のもとに斬り捨てた。

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外道傾奇者「ぐ・・・ぐふっ」
斜メ前田慶次「藤岡屋、せめてもの情けだ。このことは黙ってておいてやる」
斜メ前田慶次「安心して成仏しろ・・・」
拾丸「だから違いますってば」
斜メ前田慶次「さあ、<<幽玄導師>>に報告しに行こうぜ」





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幽玄導師「よく戻られましたね、斜メ前田さん」
斜メ前田慶次「ハア、ハア・・・」
幽玄導師「外道傾奇者の件は、解決したと聞いております」
斜メ前田慶次「ハア、ハア・・・」
幽玄導師「我々傾奇者が・・・って、人の話聞いてます?」
斜メ前田慶次「え!? ええ、まあ」
幽玄導師「さっさと大名に報告しに行って下さい」





拾丸「旦那、いくら何でも見すぎですぜ」
拾丸「わざわざ主観モードにしてまで」
斜メ前田慶次「あ、ああ。ついな・・・」
拾丸「あれじゃあさすがに怒りますよ」
斜メ前田慶次「その話は置いておいて、ここが大名のいる間か」
拾丸「へい。確かここに来るのは初めてですね」
斜メ前田慶次「よし、入るぞ・・・って、うおっ!?」

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斜メ前田慶次「・・・おい拾丸、何でみんな立ってんだ?」
斜メ前田慶次「しかも土足だし、誰も何もしゃべんねーし・・・」
拾丸「あっしに言われても・・・」
斜メ前田慶次「せめて整列させて座らせたほうが良いと思うぜ、コーエーさんよお」

 ・・・そんなこんなで斜メ前田慶次は、遅ればせながら与力に昇進したのであった。

Nol12080832.jpg

斜メ前田慶次「よっしゃあ、拾丸! 昇進祝いだ! 飲みに行くぞ!」
拾丸「へい、旦那! 今日はどこに行きます?」
斜メ前田慶次「茶店・・・しか無いな・・・」

与力昇進試験の巻・完
Date: 2012.08.09
Category: 信on
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与力昇進試験・前編の巻

斜メ前田慶次「よし、忘れ物はないな」
拾丸「へい、旦那」
斜メ前田慶次「今日はいい酒が手に入ったぜ」

 ・・・この日の夕暮れ時。慶次と拾丸の二人は金沢の町で買出しを済ませ、帰途に着いていた。

斜メ前田慶次「この辺りは暗くなると物騒らしい。急ごうぜ」
拾丸「無頼の輩がうろついているらしいですね」
斜メ前田慶次「全く、町奉行は何をしてやがるんでえ」

 慶次がぼやいたその瞬間、女の悲鳴が上がった。

???「きゃあー! 誰か!」
斜メ前田慶次「・・・悲鳴だ!」
拾丸「あの角を曲がったあたりから聞こえましたぜ!」
斜メ前田慶次「行くぞ拾丸!」

 駆け足で曲がり角を曲がると、そこには三人の無頼者に悪戯をされかけている若い町娘の姿があった。

町娘「離して下さい!」
無頼者1「へっへっへ、かわいがってやるぜ、姉ちゃんよぉ」
斜メ前田慶次「テメエら、何をしてやがるんでえ!」
斜メ前田慶次「・・・って、うおっ!?」
無頼者1「あ~ん?」

 振り返った無頼者の一人の身長に、慶次は瞠目した。何と身の丈が慶次の三倍はあろうかという巨漢で、慶次はその男の顔を完全に見上げる形となった。

斜メ前田慶次「(・・・で、でけえ! 何というでかさだ!)」
斜メ前田慶次「(・・・この世に、こんな身長の人間が存在するものなのか!?)」

 ・・・この時、慶次の頭の中には、巨人に頭をかじられ死亡した『進撃の巨人』のミーナの姿が浮かんでいた。

斜メ前田慶次「(こ、こんな化け物相手にかなうわけねえ・・・!)」
斜メ前田慶次「(俺もどうやらここまでか・・・)」
拾丸「旦那、心配はいりませんぜ!」
斜メ前田慶次「拾丸、娘を連れて逃げろ!」

拾丸「いえ、その必要はありません」
斜メ前田慶次「何を言ってやがる!」
拾丸「でかいのは最初だけです」
斜メ前田慶次「どういうことだ!?」
拾丸「原哲夫の漫画ではありがちなことなんですよ」

拾丸「初登場の敵キャラは、最初だけでかく描かれるんです」
拾丸「そしていつの間にか人並みの身長になるんですよ」
斜メ前田慶次「んなこと言ったってお前・・・」
拾丸「あっしの勘では、次の台詞をしゃべる頃に、縮んでいるはずです」

無頼者1「テメエら、何をごちゃごちゃ言ってやがるんでえ」

 ・・・まさに拾丸の言うとおり、巨漢の無頼者の身長はいつの間にか人並みの身長に縮まっていたのだった。

斜メ前田慶次「・・・ちっさ!」
無頼者1「・・・な、何だとてめえコノヤロー!」
無頼者2「ごちゃごちゃうるせーからたたんじゃいましょうぜ。おい参」
無頼者3「へい」
無頼者2「そこの娘、逃げねーように押えとけよ」

斜メ前田慶次「・・・これならやれるな」
無頼者1「あ? しばくぞコラ」
斜メ前田慶次「ちょいと待て」

 ・・・慶次は懐から煙管を取り出すと、何を思ったか近くにあった猫車の縁に二回、先端を叩きつけた。「コーン、コーン」という音が辺りに響く。
 
拾丸「(ここで出たか・・・『花の慶次』の前田慶次の真似事・・・)」
拾丸「(旦那も芸が細かいな・・・)」

無頼者1「何やってんだテメエ」

 慶次は応えず、手に持った煙管でいきなり無頼者1の横っ面を殴りつけた。『花の慶次』の前田慶次ならこの時点で無頼者1をノックアウトするところだが・・・そこはやはり紛い物の斜メ前田慶次である。筋書き通りにはいかない。

 殴りつけた瞬間、煙管は半分に折れ、無残にも地面に転がったのであった。無頼者1に打撃は与えたものの、煙管が折れてしまったせいで、ノックアウトするまでには至らない。

斜メ前田慶次「・・・折れやがった」
拾丸「安物を買うからですよ、旦那」
無頼者1「な、何しやがる、テメエ!」
斜メ前田慶次「ああもう、こうなりゃやるぞ!」

 ・・・慶次主従と、無頼者1と2は金沢の町外れでもみ合った。膂力、武芸の腕、いずれも前田慶次に及ばない斜メ前田慶次は、無頼者1と壮絶な死闘を繰り広げたのであった。一方、拾丸は涼しげな顔で無頼者2の両腕を切断していた。

無頼者2「うぎゃあー!」
無頼者1「・・・弐! しっかりしろ! おい参!」
無頼者3「へ、へい!」
無頼者1「弐を担いで逃げるぞ! 娘は捨て置け!」
無頼者3「へ、へい!」

 こうして三人の無頼者は退散していったのであった。

斜メ前田慶次「・・・ふーい、やれやれ、そこの娘さん、怪我はないかい?」

 ・・・町娘は応えない。

斜メ前田慶次「どうした? どこか傷でも・・・?」

 ・・・その時である。

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お菊「こんにちは! 傾奇者の方ってみんな綺麗な装飾品を身につけていますよね、いいなぁ~」
お菊「えっ!? 今、街を騒がせている傾奇者についてですか?」
お菊「知ってますとも! でも、どうしようかな~」
お菊「傾奇者の作る<<飾り玉>>は今すごい流行っていて、なかなか手に入らないんですよね」
斜メ前田慶次「お前は何を言っているんだ」

続く
Date: 2012.08.09
Category: 信on
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城下町

無題

城下町名:斜メ前田郷
城下町番号:8433-8113-4822

もしよろしければ城とも申請お願い致します!
Date: 2012.08.08
Category: 信on城下町
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莫逆の友の巻

斜メ前田慶次「それにしても寒い・・・おい拾丸」
拾丸「へい、旦那」
斜メ前田慶次「そこの茶店で熱いのを一杯引っ掛けようぜ。風邪引いちまう」

 慶次と拾丸、それにドラえもん・零式はいずれも大の酒好きで、飲まない日がない。何かと理由を付けては、とにかく飲む。この日も、慶次と拾丸は風邪の予防を理由に金沢の茶店に立ち寄り、熱い酒を注文していた。

斜メ前田慶次「そういや拾丸」
拾丸「へい、旦那」
斜メ前田慶次「住宅街だけでなく、俺の城下町にもなぜか雪が降らねえな」
拾丸「全て異常気象という言葉で説明がつきます」
斜メ前田慶次「どんだけだよ」

 ・・・二人がそんな会話を交わしつつチビチビと飲っていたところ、物も言わず慶次の隣に腰かける者があった。

拾丸「(こ、このお方は、前村助右衛門様!)」
拾丸「(いつの間に金沢に・・・!?)」

 前村助右衛門は、慶次の莫逆の友であり、正しく尾張・斜メ前田家の柱石だった。家中のどんなもめごとも、彼がゆけば治まった。今日のようにふわりと座るだけで相手は、もう争う気もなくなってしまうのである。

 何をしに来たかなど慶次は聞こうともしないし、助右衛門は言おうともしない。

拾丸「(何だ!? 二人とも口を聞かない・・・)」
拾丸「(でも何だ・・・不思議だ。二人を見ているとふんわりして良い気分に・・・)」

斜メ前田慶次「ん? うおっ!!」
斜メ前田慶次「何だお前、いたのか! びっくりさせんなよ!」
前村助右衛門「・・・お、お前は慶次! ここにいたのか! ずいぶん探したぞ!」
拾丸「(二人とも気付いてなかっただけかよ・・・)」

斜メ前田慶次「何をしに来たのか知らんが、久しぶりだな!」
前村助右衛門「お前に用事があって、はるばる金沢まで旅をしてきたのさ」
斜メ前田慶次「何だ!? 俺ぁ前田の首を取るまでは尾張に帰参するつもりはねーぞ」
前村助右衛門「心配するな、そういう用事じゃないんだ」
前村助右衛門「・・・これをやらなければ、俺は奥村の奴に一歩引けを取ることになるからな」
前村助右衛門「いいか? じゃあ、まず・・・」

 ・・・前村助右衛門は慶次に100文を手渡した。

前村助右衛門「持って行け!」
斜メ前田慶次「何だ、この金!?」
前村助右衛門「重いが便利だ」
斜メ前田慶次「いや、めちゃくちゃ軽いんだけど」
前村助右衛門「うるさいな!」

前村助右衛門「えー、次に・・・」
前村助右衛門「『すまぬ、恩に着る』」
斜メ前田慶次「えらい棒読みだな」
前村助右衛門「いいから、『これでいいんだな』って言ってくれよ!」
前村助右衛門「前田慶次と奥村の奴との会話を再現してくれよ!」
斜メ前田慶次「わかった、わかった。これでいいんだな」

前村助右衛門「・・・よし、これで気が済んだ。尾張に帰ることにするよ」

 そう言うと助右衛門は、自分の分の飲み代を卓上に置き、立ち上がった。

斜メ前田慶次「何だよもう帰るのか!? 泊まってけよ!」
前村助右衛門「・・・俺もこれで何かと忙しくてな。何しろ斜メ前田家では常につまらん争いが絶えない」
前村助右衛門「そんなとき、俺がふわりと座ると、争いが静まるんだよ。ふふふ」

 ・・・助右衛門は自分の「ふわり」に絶対の自信を持っていた。

斜メ前田慶次「そうか。じゃあ無理に止めはしねえが・・・」
斜メ前田慶次「さっきのやり取りは、俺が叔父御の家を飛び出した時にやらないと、恰好がつかないぜ」
斜メ前田慶次「奥村助右衛門を意識する気持ちはわかるけど、何も追いかけてきてまで・・・」
前村助右衛門「結果が同じならいいんだよ」

斜メ前田慶次「・・・それよりもお前、隠形薬は持ってきてるんだろうな?」
前村助右衛門「ここに来るまでに使い切った」
斜メ前田慶次「楽市に寄って買って行けよ。町を出るときに門衛に絡まれるぞ」
前村助右衛門「何、心配はいらない。俺の「ふわり」なら、敵国の門衛をも和ませることができる」
前村助右衛門「次に会う時は戦場だな。ではさらばだ」

 微笑を浮かべつつ、前村助右衛門は茶店を後にした。

拾丸「大丈夫ですかねえ、助右衛門様」
斜メ前田慶次「絶対大丈夫じゃないと思うけどな・・・」

 ・・・その時である。

『門衛が前村助右衛門に襲いかかった』
『門衛が前村助右衛門に襲いかかった』

斜メ前田慶次「・・・そら見ろ! 言わんこっちゃねえ!」

 ・・・襲われログを見た慶次と拾丸が門前に駆けつけると、まさに助右衛門が門衛たちから袋叩きに遭っていた。

前村助右衛門「・・・く、くそっ、こんな、こんなっ・・・!」
門衛隊長(LV36)「涼しげな笑顔で、さり気なく通り抜けようとしてんじゃねーよ」
門衛(LV36)「ふざけた野郎だ。通れると思ったのか」
知恵者(LV35)「ボコボコにして、お上に突き出してやりましょうぜ」

前村助右衛門「・・・ま、待ってくれ、これを見てくれ!」
指物持(LV35)「あ?」
足軽補給隊(LV34)「見苦しいぞ! 大人しく縄にかかれ!」
前村助右衛門「ふわり」

 よっぽど「ふわり」と座っていることを強調したかったのであろう。助右衛門は無理に笑顔を作り、こう言って地面に座り込んだ。そしてドヤ顔で門衛隊長の顔を見上げたのであった。

門衛隊長(LV36)「何だこいつ! 俺たちをナメてんのか!」
前村助右衛門「えっ!?」
門衛(LV36)「ボコボコにしちまえ!」
前村助右衛門「そんな! そんな馬鹿な!」
指物持(LV35)「馬鹿はテメエだー!」
前村助右衛門「ぶべらっ」

 ・・・引き続き袋叩きに遭う助右衛門を、慶次と拾丸は助けることができなかった。いや、そもそも助ける気がなかった。

斜メ前田慶次「いくら斜メ前田家の争いごとを治めることができると言ってもよぉ」
斜メ前田慶次「それがどこの誰にでも通用するはずはねえんだよ」
斜メ前田慶次「まさに井の中の蛙、って奴だな」
拾丸「助けないんですか?」
斜メ前田慶次「助けたくても助けようがねえだろ」

前村助右衛門「・・・わ、わかった、話をつけよう!」
門衛隊長(LV36)「あ?」
前村助右衛門「・・・話をつけてやると言ってるんだ! ここでは町の者たちに迷惑がかかる・・・」
門衛(LV36)「別にかかってねえだろ」
前村助右衛門「つ、付いてこい!」

 ・・・そう叫ぶと、助右衛門は左足首を激しく捻挫しながら門外へと飛び出したのであった。

門衛隊長(LV36)「・・・しまった!」
門衛(LV36)「すぐに門外の門衛へ連絡を取れ!」
指物持(LV35)「逃がしてはならんぞ!」

 大騒ぎになっている門前に背を向け、慶次と拾丸は帰途に着いたのであった。

拾丸「・・・左足首、すげえ曲がってましたね」
斜メ前田慶次「大和田信也みたいだったな・・・」

 ・・・その後、前村助右衛門が無事に尾張に帰れたかどうかは、定かではない。
Date: 2012.08.06
Category: 信on
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中級クエ終了の巻

 ・・・この日。慶次は金沢の町で酒と食糧を買い込み、帰宅の途に着いていた。金沢城下は相変わらずの雪景色で、吐く息は当然ながら白い。

斜メ前田慶次「さて・・・もうすぐ俺んちだから、外套を脱がねえと・・・」
斜メ前田慶次「本当めんどくせーな、この町」

 独り言を漏らすと、慶次は外套を脱ぎ、脇に抱えた。

斜メ前田慶次「この町の異常気象、どうにかならんのか・・・」

 寒気に身震いしながら住宅街へ入ると一転、蝉の鳴き声がそこら中から聞こえてきた。まさに夏真っ盛りである。

斜メ前田慶次「暑い・・・」

 この急激な気温の変化にも、今では多少慣れてきたが、住み始めの頃はよく体調を崩したものだ。

斜メ前田慶次「ただいま」
ドラえもん・零式「おかえり」
斜メ前田慶次「今日は良い魚が手に入ったよ。これで一杯やろうぜ」
ドラえもん・零式「おお、早速支度するよ」

 井戸で水を頭から被り、部屋に戻ると、ドラえもん・零式が冷えた『麦とホップ』を持って現れた。

ドラえもん・零式「喉が渇いているだろ?」
斜メ前田慶次「おう。すまねえな。ところで・・・」
斜メ前田慶次「22世紀の技術でも、この町の異常気象はどうにかならねえのか?」

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斜メ前田慶次「どうして住宅街にだけ四季が訪れるんだ?」
斜メ前田慶次「金沢の町は冬なのに、見ろ、そこの木。葉っぱが青々としてやがらあ」
ドラえもん・零式「そんなこと僕に言われても困るんだよ」
斜メ前田慶次「ここに長年住んでる奴の気が知れねえよ」

 ・・・この金沢の異常気象は何の前触れもなく、戦国の世の始まりと同時に訪れたらしいが、詳細は定かではない。何でも戦国の世の終わりと共に、この異常気象はピタリと治まったそうだが・・・その真っただ中にいる慶次とドラえもん・零式は、今日も夕暮れ時のヒグラシの鳴き声を肴に、酒を酌み交わしたのであった。

ドラえもん・零式「そういえば、中級クエ終了だってね。おめでとう」
斜メ前田慶次「おうよ、獏神までしばいてきたぜ」

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斜メ前田慶次「助力して頂いた方々には感謝しているよ」
斜メ前田慶次「この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました!」
ドラえもん・零式「何を独り言を言っているんだい?」
斜メ前田慶次「ああ、いや、こっちの話よ」

斜メ前田慶次「さて、これでようやく一人立ちといったところだろうが・・・」
斜メ前田慶次「俺ぁ、これから一体どうすりゃいいんだ?」
斜メ前田慶次「何をどうして、強くなっていけばいいのか、わからねえ」
ドラえもん・零式「ゆとりの中級クエの弊害が出てきたようだね」

ドラえもん・零式「ひとまず、どこか一門に入ってみたら?」
ドラえもん・零式「色々と教えてもらえるかもしれないよ」
斜メ前田慶次「ああ、それがな・・・」

Nol12080509.jpg

斜メ前田慶次「一門の紹介文見てても、どんな活動してるのか、さっぱりわかんねーんだ」
斜メ前田慶次「我慢徹マンって言われても、俺は麻雀イマイチわかんねーしな」

 ※慶次の中の人はその昔、小牌して上がり放棄をした経験あり

ドラえもん・零式「まあ、一門についてはゆっくり探すと良いと思うよ」
斜メ前田慶次「おう。ところで来週からまた、売り子してもらうからな」
ドラえもん・零式「売り物はあるんだろうね」
斜メ前田慶次「ちょっとはな」
ドラえもん・零式「それが全部売り切れたら、僕はどうすればいいんだい?」
斜メ前田慶次「とりあえず、立ってろ。座っててもいいぞ」
ドラえもん・零式「・・・だからやめてくれよ、その日勤教育。マジで頭がおかしくなりそうになるんだよ」
Date: 2012.08.05
Category: 信on中級者クエ編
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好かれない家系の巻

 ・・・尾張の斜メ前田利家の屋敷にて。

斜メ前田利家「そぉら、こぉい、こぉい」

 庭の池に鯉の餌を撒き、両手を叩いて呼んでみたものの、鯉たちは何の反応も示さない。

斜メ前田利家「くっ・・・! 今日で一体何日連続なんだ・・・!」
斜メ前田利家「なぜ、ワシの餌だけ食わん・・・!」
おうめ(利家の正室)「鯉にも心がございます。殿、無理強いはいけませぬ」

斜メ前田利家「うめ、こいつらワシの餌だけ食わんのだ」
斜メ前田利家「ワシの餌だけ意地でも食おうとせん・・・! くそっ・・・!」
おうめ「そんなことあるわけないじゃないですか」
斜メ前田利家「じゃあ、試しに餌をやってみろ」
おうめ「はい」

 ・・・うめが餌を投げ入れると、途端に鯉たちは凄まじいほどの食欲を見せた。あまりに激しい食いっぷりで、中には池から飛び出してしまう鯉もいたほどであった。

斜メ前田利家「・・・・・」

 ・・・利家の両眼にうっすらと涙が浮かんでいた。

おうめ「(・・・結婚する相手間違ったかしら・・・)」

 自室に戻った利家が人目を忍んで泣いていたところ、部屋に忍び込んできた者があった。

???「いやぁ、叔父御、お久しぶりです」
斜メ前田利家「・・・お、お前は慶次!」
斜メ前田慶次「今日は是非とも聞きたいことがあって参上しました!!」
斜メ前田利家「どうやってここに入ってきた!」
斜メ前田慶次「屋敷の者全員、一時的に眠ってもらってます」

斜メ前田慶次「叔父御、なぜそんなに私を憎むんです?」
斜メ前田利家「人を氷風呂に突き落とした挙げ句、出奔した奴が何を言うか」
斜メ前田利家「それによりによって敵方の本願寺に仕官しよって!」
斜メ前田利家「何だこの手紙は!」

 ・・・利家が慶次に突き出した手紙は、紛れもなく慶次が本願寺に仕官した頃に、利家宛てに送ったものであった。ちなみにこの手紙には、以下のような内容が記されてあった。

『叔父御、おげんきですか。おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。金沢の人たちはとても優しくて・・・・(中略)・・・・必ずや戦場にてまみえ、貴様の首を討つ』

斜メ前田利家「ふざけてるのか!」
斜メ前田慶次「・・・酔っ払って書いたんで、覚えてませんよ。それに、他に何か理由があるんでしょう?」
斜メ前田慶次「私を憎む理由が」
斜メ前田慶次「答えなきゃ斬りますよ」

 ・・・刀の抜き身を突きつけられ、利家はようやく慶次を憎む真の理由を語り出した。

斜メ前田利家「う・・・く・・・! あ・・・荒子屋敷だ!」
斜メ前田慶次「!」
斜メ前田慶次「そんな昔のことを・・・」

 慶次は荒子屋敷と聞いて総てを察した。それは今からさかのぼること何年か前の永禄十二年。斜メ前田利久から養子の慶次に受け継がれる予定であった家督が、利家の横槍により、信長の鶴の一声で利家に決定した時のことである。

 ・・・ちなみにジャンプ・コミックス『花の慶次』第三巻のエピソードでは『荒子城』なのだが、斜メ前田家は前田家に比べ家格が低いため、城ではなく屋敷なのであった。

 再三の屋敷明け渡しの要請にもかかわらず、慶次と幼くして屋敷の管理人となった前村助右衛門は、最後まで屋敷内に立て籠もり、それを拒否した。二人は信長の書状にも頑として応ぜず、現当主である利久の同意書がない限り、応じる気がないことを宣言していた。

 ・・・その後、利久の屋敷明け渡し同意書の到着により、荒子屋敷の門は開かれた。利家とその一党が踏み込んでみたところ、白装束の前村助右衛門が一人ひざまづいているのみで、他に人の気配はない。

前村助右衛門「お待ちしておりました」

 この時点で、すでに前田家の荒子城騒動のパクリであることを、利家の一党は察していたため、慶次がなかなか言うことを聞かない猿を相手に必死になっているあり様を見て、どっと笑いが浮かんだ。しかし利家だけは苦々しげに慶次のことを見つめていたのであった。ちなみにこの荒子屋敷の騒動は、荒子城騒動の数日後の話である。

斜メ前田利家「皆、お前のような男について行きたがってしまうからな」
斜メ前田利家「ワシは心底おびえたよ」
斜メ前田慶次「どうして面と向かって言ってくれなかったんです」
斜メ前田利家「ばか! そんなこと言えるか、俺は男だぞ。意地ってものがあるわ!」

 ・・・慶次は物も言わず刀を放り捨て、利家の顔を二度殴りつけた。

斜メ前田慶次「そんな下らない意地のために、俺がどんだけ迷惑したと思っているんだ!」
斜メ前田利家「く! あ、主に向かって何をするか~!」

 利家に殴り返され、気が遠くなりかけた慶次だが、必死に痩せ我慢をし、利家を挑発するのであった。

斜メ前田慶次「き、き、効かんな~!」
斜メ前田利家「うわあ~!!」

 男泣きに泣きだした利家と慶次は部屋の中でもみ合った。

斜メ前田利家「・・・バカヤロ!! バカヤロ!! バカヤロ!!」
斜メ前田利家「バカア~! うあ~! お、俺はな~!」
斜メ前田利家「・・・俺は一度も人に好かれたことがない! ただの一度もだ!」
斜メ前田利家「・・・なのになぜお前ばかり! くそぉ!」
斜メ前田利家「お前にそんな気持ちがわかるか!」

 ・・・それを聞いて、慶次は男泣きに泣きだした。

斜メ前田慶次「うわあ~!!」
斜メ前田利家「!?」
斜メ前田慶次「・・・俺だってなかなか人に好かれないんだよ!」
斜メ前田慶次「・・・なのになぜ前田ばかり! くそぉ!」

斜メ前田利家「!? ・・・と、とにかく、いいか! 斜メ前田家は俺のものだ!」
斜メ前田利家「誰にも渡さん! 渡してたまるか~!」

 ・・・その様子を、離れていたところから一部始終見つめていたおうめが、引いていた。

おうめ「(・・・嫁ぐ家、間違えたかしら・・・)」

 慶次が去った後、庭の池のほとりで、利家はおうめから怪我の手当てを受けていた。

おうめ「本当に、殿方というものは困ったものですね」
斜メ前田利家「うっ・・・」
おうめ「でも・・・すっきりなされましたか」
斜メ前田利家「・・・フン!」
おうめ「フフ、たぶん慶次殿はあなたに殴らせるために、あのようなことを」

斜メ前田利家「ふ・・・余計なことを・・・どこまでも傾きよるわ」
おうめ「でも、殿も胸のつかえが取れたはず。だって、今とてもいい顔を」
斜メ前田利家「・・・え!?」

 ・・・利家が顔を映すために水面を覗き込むと、鯉たちはものすごい勢いで逃げて行った。

斜メ前田利家「・・・・・」
おうめ「・・・・・」
おうめ「・・・き、きっと餌をあげれば寄ってきますよ!」

 利家が餌を投げ入れてみたところ、やはり鯉たちの反応はなかった。

斜メ前田利家「くっ・・・くっ・・・来ない・・・やっぱり来ない・・・!」

 ・・・再び涙目になる利家と、ドン引きしているおうめの姿がそこにはあった。

おうめ「(・・・こ、この人・・・一体何なの・・・!?)」
Date: 2012.08.05
Category: 信on中級者クエ編
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登場人物まとめ

【斜メ前田慶次】

モデル・・・前田慶次、ジャンプ・コミックス『花の慶次』に登場する前田慶次

斜メ前田慶次郎利益、または利大。
真紅サーバー・上杉家所属(元は本願寺)。プレイヤーが操作するキャラクター。
前田慶次に対し異様な対抗意識を燃やしており、前田慶次を討ち取ることで、
前田慶次よりも有名になることを目標に日々鍛錬を行っている。
稀に前田慶次を意識した行動を取るものの、実力が伴わないばかりか、
運にも恵まれないため、失敗に終わることが多い。酒好き。


【ドラえもん・零式】
      _____
    / -、 -、   \
   /   |  ・|・  | 、    \
  / / `-●-′ \    ヽ    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |/ ── |  ──   ヽ   |  < ブチャラってんじゃねーよ
  |. ── |  ──    |   |    \________________
  | ── |  ──     |   l
  ヽ (__|____  / /
   \           / /
    l━━(零)━━━━┥


モデル・・・藤子・F・不二雄『ドラえもん』に登場するドラえもん

22世紀の斜メ前田慶次の子孫による依頼で、戦国の世を生きる斜メ前田慶次を訪れる。
ノーマルのドラえもんに比べると毒舌が多く、モラルに欠ける一面がある。
慶次が大名家に仕官するまで戦国の世に滞在する予定だったが、
タイムマシンの飲酒運転で検挙され、22世紀への帰還は成らなかった。
現在は春日山の慶次宅に居候し、一週間ごとに人間に化けて売り子を行っている。
個人的には、大山のぶ代の声で脳内再生して頂きたい。

【拾丸】

モデル・・・ジャンプ・コミックス『花の慶次』に登場する捨丸

元は斜メ前田利家が放った討手で、慶次の首を取るべく金沢を訪れるものの、
斜メ前田慶次に勝てないことを覚り、主命を捨てて家臣となる。
趣味は若い娘の下着収集で、せっかく修得した忍びの技術を下着泥棒の手段として用いている。
幼女もストライク範囲に入っている。


【オフーナ】

            / ̄\
            |    |
            \_/
              |
           /  ̄  ̄ \
         /  ::\:::/::  \
        /  .<●>::::::<●>  \    よくぞさらってくれた
        |    (__人__)     |  褒美に私を養う権利を与えてやろう
        \    ` ⌒´    /
        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
    |   ワ     ゴ      ン   |


モデル・・・ジャンプ・コミックス『花の慶次』に登場するおふう。オプーナ。

八霧の里出身で、赤ん坊の頃に川に流され捨てられる。
どうにか成長したものの、鼻削ぎ願鬼坊にさらわれてしまい、
鼻削ぎと鼻持ちをさせられる日々を送っていたところ、
たまたま拾丸がさらって慶次と出会う。一応は14~15歳の少女の設定。
慶次宅に居候していたが、9月15日に慶次の家臣となった。


【斜メ前田利家】

モデル・・・前田利家、ジャンプ・コミックス『花の慶次』に登場する前田利家

真紅サーバー・織田家の旗本衆の一人で、慶次の叔父。
義父を亡くした慶次を養っていたものの、氷風呂に突き落とされ出奔されるという失態を演じる。
慶次の首を取るべく、討手として拾丸を差し向け、吉報を待つ。
若い頃は前田利家に対抗意識を燃やし、戦国の世を駆け抜けたものの、ついに武将にはなれなかった。
合戦では織田家の旗本衆の一人として参陣しており、ゲリラで飛んでくるプレイヤーたちを恐れている。


【斜メ前田利久】

モデル・・・前田利久、ジャンプ・コミックス『花の慶次』に登場する前田利久

慶次の義父。
前田利久と異なり怪力で、とある籠城戦では慶次を押さえつけ無理やり小便を飲ますほどの剛の者。
雪の中、慶次に茶会に引っ張り出され、急性心不全で死亡する。


【タイムパトロール蝶野】

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 (6|~`― ´ |`―‐′ |
 || |    ,,,,, 」,,,,<  テメエ!! 何笑ってんだこのヤローーーー!!
 |||  【 一 ー 】 /    |
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モデル・・・蝶野正洋

タイムパトロール隊員。22世紀へ帰ろうとしていたドラえもん・零式を飲酒運転で検挙する。
正義感が強く、犯罪者を厳しく取り締まる。時にはビンタなどの実力行使も行う。
油断によりドラえもん・零式を隠れ里から脱走させてしまう。
同僚に猪木、橋本、武藤がいるが、タイムパトロール隊員は全員仲が悪い。
にも関わらず、何故か飲み会は月一ペースで開いている様子。

【斜メ前田うめ】

モデル・・・前田まつ、ジャンプ・コミックス『花の慶次』に登場するおまつ

斜メ前田利家の正室、通称おうめ。容姿、性格はおまつにうり二つ。
主人である利家に対し、少し冷めているところがある。
慶次と不倫関係があるかどうかについては謎。


【前村助右衛門(まえむら すけえもん)】

モデル・・・奥村永福、ジャンプ・コミックス『花の慶次』に登場する奥村助右衛門

斜メ前田慶次とは莫逆の友で、斜メ前田家の用人を務めている。
荒子屋敷では慶次と謀り、たった二人で利家率いる一党を手玉に取った。
金沢にて慶次と再会するも、その帰途で門衛に絡まれ、左足首を激しく捻挫しながら消息を絶つ。
合戦では織田家の旗本衆の一人として参陣しており、ゲリラで飛んでくるプレイヤーたちに手を焼いている。


【百利休(ひゃくの りきゅう)】

モデル・・・千利休、ジャンプ・コミックス『花の慶次』に登場する千利休

本願寺顕如の茶頭。茶道に関しては千利休に勝るとも劣らない。
一人息子の道安を辱めた慶次のもとを訪れ、自慢の絵の腕を披露したところ、慶次に罵倒されてしまう。
元はいくさ人らしい。


【百道安(ひゃくの どうあん)】

モデル・・・千道安、ジャンプ・コミックス『花の慶次』に登場する千道安。

百利休の一人息子。千道安同様、父親の威光をカサに着て町で悪事を行っていたところ、
慶次に懲らしめられた挙げ句、両替前で自慰を強要されてしまう。
ちなみにイッた。


【棒涸らしのくノ一蛍】

ジャンプ・コミックス『花の慶次』に登場する本物。

いいなずけの敵討ちのため、金沢の斜メ前田慶次を襲うも、
人違いとわかり、いずこかへと去る。
原作では非業の死を遂げるが・・・


【曲江(まがりえ)兼続】

モデル・・・直江兼続、ジャンプ・コミックス『花の慶次』及び大河ドラマ『天地人』に登場する直江兼続

越後の斜メ上杉家に仕える侍で、斜メ上杉謙信の養子・景勝の側近。
公用で金沢を訪れる道中、野盗に生け捕りにされ、無理やりに仲間に引き入れられる。
その後、城下町『斜メ前田郷』を襲撃した際、今度は茶店娘たちに生け捕られる。
10月4日に春日山にて主君の斜メ上杉景勝に発見され、首を刎ねられそうになるも、
慶次の機転でどうにか一命を取り留め、慶次と主従の杯を交わした。


【斜メ上杉景勝】

モデル・・・上杉景勝、ジャンプ・コミックス『花の慶次』及び大河ドラマ『天地人』に登場する上杉景勝

越後の斜メ上杉謙信の養子。
曲江兼続とは少年の頃からの付き合いで、公用で金沢へ向かい行方知れずとなった、
兼続の身を密かに案じていた。
10月4日に春日山にて酒を飲み酔っ払っている兼続を発見する。
従者の手前、首を刎ねようとするも、慶次の機転でどうにか兼続を斬らずに済んだ。
合戦では上杉家の旗本衆の一人として参陣しており、ゲリラで飛んでくるプレイヤーたちに手を焼いている。


【斜メ上杉謙信】

モデル・・・上杉謙信

上杉謙信と同じ恰好をしており、上杉謙信と張り合って生涯不犯を貫いていた。
斜メ上杉家の家中においては軍神扱いされ、事実、小人数での戦さでの采配は神がかっていた。
「扱いづらい」という理由で、上杉謙信に先立ち11月10日にこの世を去る。


【斜メ上杉景虎】

モデル・・・上杉景虎

相模の南条氏康の七男で、斜メ上杉謙信の養子。
斜メ上杉謙信に存在を忘れられてしまうほど影が薄い。
斜メ上杉謙信没後の御館の乱闘に敗れ、相模へと落ちのびる途上、家来に裏切られ惨殺される。


【石兵衛(いしべえ)】

モデル・・・ジャンプ・コミックス『花の慶次』に登場する岩兵衛

八霧の里出身の鍛冶屋で、オフーナの育ての親。
諸事情により、赤ん坊のオフーナに呪いをかけ、川に流して捨てた。
オフーナに対し歪んだ愛情を持っており、
赤ん坊だった頃のオフーナのおしめを取り換える際、あんなことやこんなことをしたことがある。
オフーナを取り戻すため慶次を襲撃するが、返り討ちに遭い、頼み込んで家臣となる。


【具田(ぐだ)幸村】

モデル・・・真田幸村、ジャンプ・コミックス『花の慶次』に登場する真田幸村

甲斐の武田家に仕える具田昌幸の次男。
公用で同僚二人と春日山を訪れ、茶店で酒を飲んでいたところ、
同僚二人からからかわれ、怒りのあまりそのうちの一人を殺害してしまう。
自害する度胸も行く場所もなかったため、たまたま居合わせた慶次にすがり付き、
家臣にしてもらった。
真性童貞であり、女子とは手を繋いだことすらないのだが、
それが恥ずかしいのか、「俺は童貞ではない!」と言い張っている。


【バター】

モデル・・・なし

元は越後の商家である越中屋の夫人・おろくの飼い犬であり、バター犬だったが、
乱心した越中屋の主人・七兵衛からおろくを守るため、七兵衛の喉笛を噛み切った。
その後放逐され、捨て犬となっていたところ、慶次に拾われて慶次の飼い犬となった。
現在では慶次とおろくの家を交互に行き来し、気ままに暮らしている。
Date: 2012.08.04
Category: 登場人物について
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宿命のライバルの巻

 ・・・この日の夕暮れ時。四神クエ終了祝いと、拾丸の日頃の功績を称える目的で、またもや門前での飲み会を開催する慶次・ドラ・拾丸の三人であった。

ドラえもん・零式「パクパクムシャムシャ」
拾丸「ゴックン、クチャクチャ、バクバク」
斜メ前田慶次「・・・・・」

ドラえもん・零式『プシュッ』(麦とホップを開ける音)
ドラえもん・零式「グビグビグビグビ」
拾丸「ズッ、ズズッ、ズー」
斜メ前田慶次「・・・・・」

拾丸『プシュッ』(麦とホップを開ける音)
ドラえもん・零式「モグモグモグモグ、ゴックン」
斜メ前田慶次「・・・しゃべれよ!」

ドラえもん・零式「ん?」
斜メ前田慶次「しゃべれ!」
ドラえもん・零式「そういや、窯隠れの才蔵に会ったんだってね」
斜メ前田慶次「おう」

Nol12080219.jpg

斜メ前田慶次「俺の炎衝斬・弐がトドメだった」
拾丸「ちょっと危ない場面もありましたが、まあいけましたね」
斜メ前田慶次「あん時、窯で焼き殺し損ねたから、これで良しとするよ」
斜メ前田慶次「やっぱり、炎で焼け死んでこそ、窯隠れの才蔵ってもんだ」

ドラえもん・零式「それにしてもあの時、『窯隠れの才蔵、また会う気がするぜ』なんて言って、」
ドラえもん・零式「宿命のライバルになる感じのことを匂わせておきながら、意外にあっさり終わらせたもんだね」
ドラえもん・零式「まるで『BAKUDAN』の最終回みたいだね」

※連載打ち切りの影響で、宿命のライバルとの対決をたった1コマで終わらせたボクシング漫画。著者は確か宮下あきら。確か週刊少年ジャンプに連載。

斜メ前田慶次「お前! 『BAKUDAN』と一緒にすんな、この野郎!」
斜メ前田慶次「リアルタイムで読んでたけど、正直開いた口が塞がらなかった漫画だ!」
ドラえもん・零式「まあ、『ドルヒラ』よりはまだマシだったけどね」
斜メ前田慶次「『ドルヒラ』はもうそっとしておいてやれよ」

斜メ前田慶次「それはともかくとして、才蔵とは、また会いそうな気がするよ」
拾丸「あっしもそんな気がしますぜ、旦那」
ドラえもん・零式「僕も。きっと二人が・・・そうだなぁ。三輪山あたりで会いそうな気がするよ」
斜メ前田慶次「それよりも拾丸。龍隠門の地図を調達してきてくれ。特化・四の目録を手に入れる」
拾丸「へい」
斜メ前田慶次「別に急ぎじゃねえからよ。今はほれ、飲め。おい、ドラもさっさとその麦とホップ空けろ」
Date: 2012.08.04
Category: 信on中級者クエ編
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四神クエまで一気に終了の巻

斜メ前田慶次「どうしたドラ? 疲れてそうな顔して」
ドラえもん・零式「やっぱりそう見えるかい?」
斜メ前田慶次「これから飲もうって時によ」

 ・・・慶次の指摘どおり、ドラえもん・零式の両眼の下には隈が浮き上がっていた。時刻は夕暮れ時。暑さが少し和らいできた頃である。

ドラえもん・零式「いや実は、オフーナちゃんが寝かせてくれなくてね」
斜メ前田慶次「!?」
ドラえもん・零式「毎晩どころの話じゃないんだよ。24時間激しくてね。参ったもんだよ」
ドラえもん・零式「せっかく一週間の休暇をもらったというのに、毎日汗だくだよ」

斜メ前田慶次「ドラ、お前・・・」
ドラえもん・零式「どうしたんだい? 真剣な顔して。さあ、一杯飲ろうよ」
斜メ前田慶次「いくら何でもやっていいことと悪いことがあるだろ・・・」
ドラえもん・零式「何を怒っているんだい?」
斜メ前田慶次「年端もいかぬ娘を、テメエは! 見損なったぞこのケダモノ!」

 ・・・慶次が刀の鯉口を切るに及び、ドラえもん・零式は事態をようやく飲み込んだのであった。

ドラえもん・零式「ち、違うんだ! そういう意味じゃないんだ!」
ドラえもん・零式「人が恋しいのか、泣くんだよ! だから僕があやしていたんだ!」
斜メ前田慶次「何だそういうことか、誤解してたよ」
ドラえもん・零式「僕が条例違反を犯したみたいな誤解はやめてくれよ」
ドラえもん・零式「僕は零式だけど、ノーマルのほうは子供たちに大人気なんだぞ!」

 ・・・その後はいつも通り、夕暮れ時の蝉の鳴き声を聞きながら、酒を酌み交わしたのであった。

ドラえもん・零式「そういえば君、いつの間にかレベル48に!?」
斜メ前田慶次「おうよ、何か最近、レベルの上がり方が激しくてな」
斜メ前田慶次「そういやあ、クエの途中に励まされたよ、いつも読んでますってな」
ドラえもん・零式「読むって何をだい?」

hieizan1.jpg

hieizan2.jpg

斜メ前田慶次「一応、名前は隠させて頂きました。汚い編集で申し訳ないですが・・・」
斜メ前田慶次「本当ありがとうございます。ブロガーとしては励みになりまくりです」
ドラえもん・零式「何を独り言を言っているんだい?」
斜メ前田慶次「ああ、いや、こっちの話よ」

斜メ前田慶次「そういや、トントン拍子で話が進んでいったが、」
斜メ前田慶次「軍事クエの田畑荒らし、何かおかしくねーか?」
斜メ前田慶次「名前の割りに、全然田畑の周りにいねーんだよ」

Nol12080120.jpg

斜メ前田慶次「浜辺を無言でうろついてんだよ。本当に荒らす気あったのか?」
ドラえもん・零式「そういうこと言ってもしょうがないだろ。いちいち細かいな」
斜メ前田慶次「せめて名前が漁場荒らしなら説得力あったんだがな」
斜メ前田慶次「あとよ、案内役の野郎、信用ならねーぞ」
斜メ前田慶次「TDに登録する人数が足りなくて、町方衆が困ってるなんて言いながら、」

Nol12080144.jpg

斜メ前田慶次「依頼を受けさえすれば満足してくれます。受けた後、取り消せばオッケーなんて言ってやがるんだ」
斜メ前田慶次「人の気持ちを踏みにじる、最低の行為じゃねーのか!? 俺ぁ、あいつを信用できなくなってきたよ」
ドラえもん・零式「・・・だからそれは、必要に応じてそうなったんだってば!」
ドラえもん・零式「実際にそのレベルでTDに行く人がいないんだよ!」

ドラえもん・零式「正論を言うのは結構だよ! でも現実がそうじゃないから、そういうアナウンスをしているんじゃないか!」
斜メ前田慶次「・・・お前の中の人は、やっぱり渡辺Pだろ?」
ドラえもん・零式「前にも言ったけど・・・」
ドラえもん・零式「中の人などいない!」
斜メ前田慶次「まあそう熱くなるなよ。飲ろうぜ」

 ・・・そう言うと、慶次はドラえもん・零式の湯飲みに酒をなみなみと注ぎ足した。

斜メ前田慶次「でもその後、案内役は飴を一粒くれた・・・美味しかった・・・」
斜メ前田慶次「その味は甘くてクリーミーで、こんな素晴らしいキャンディーをもらえる私は、きっと特別な存在なのだと感じました」
斜メ前田慶次「今では私がレベル48。孫にあげるのはもちろんヴェルタースオリジナル。なぜなら彼もまた特別な存在だからです」
ドラえもん・零式「・・・面倒くさくなってヴェルタースオリジナルのコピペでしめたな」
Date: 2012.08.02
Category: 信on中級者クエ編
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俺はマッチの巻

 ・・・庭番と新米警護に事情を聴いたところ、どうも慶次の名前を騙り、悪行を行う不届き者がいるようであった。慶次と拾丸はやむなく、騙り者を成敗することに決めたのだが、どうにも腑に落ちない。

斜メ前田慶次「誤解で人を殺そうとして、『人違いでした、すみません』はまだわかる」
斜メ前田慶次「あっちゃならねえことだが、ここは百歩譲ってやる」
斜メ前田慶次「けどよぉ、どうしてその騙り者の始末を俺がつけなきゃならんの?」

拾丸「いいように話を持っていかれましたね」
斜メ前田慶次「頼む相手間違ってねーか? 他国の外交官に自国の犯罪取り締まりをお願いしてんだぜ」
斜メ前田慶次「しかも伊賀忍からは誰も助太刀に来ねーし。あの庭番暇そうなんだから来いってんだ」

斜メ前田慶次「それにしても、俺の名前を騙る奴が出てきたとはなぁ」
拾丸「だんだん有名になってきたってことですかね」
斜メ前田慶次「この分なら、平成の世に『戦国パチンコ CR花の斜メ前田慶次』が登場しても不思議じゃねえな」
拾丸「そいつはいい! ぜひあっしも演出で出して欲しいなぁ」

 ・・・二人の願いも空しく、平成の世にそんな台は一台たりとも存在しないのであった。

斜メ前田慶次「・・・さて、交易商ってのは、ここかな?」
拾丸「あ、いた! いましたぜ旦那!」

 ・・・庭番の言うとおり、交易商の庭に騙り者が抜き身を引っ下げて佇んでいた。早速、身柄の確保に向かう慶次と拾丸。

斜メ前田慶次「ウ~~~! ウ~~~!」
拾丸「ちょっと、柳沢信吾のモノマネしないで下さい!」

katarimono.jpg

騙り者「げえっ、斜メ前田慶次!? ま、まさか、本物・・・!?」
騙り者「びびってねえ! 俺はびびってねえぞお! ほ、ほ、本物だろうが何だろうがよお!」
騙り者「こ、こ、こうなりゃ、やってやるぜ!」

斜メ前田慶次「ほう、やる気か・・・ところで、」
斜メ前田慶次「お主、何流を使う?」
騙り者「!?」
斜メ前田慶次「流派は何だ?」
騙り者「えっ・・・」

拾丸「旦那、いきなり『ニュー・三匹が斬る!』のマッチのモノマネしないで下さい」
拾丸「マッチ気取りだったんですか」

 ・・・答えず、騙り者に斬りかかる慶次。もし前田慶次ならば一振りでこの騙り者の首を両断することができたのだろうが、斜メ前田慶次ではそうはいかない。数合にもわたって斬り合い、転げ回り、のしかかり、のしかかられ、危ない局面を迎えながらも、やっとの思いで騙り者を斬り倒すことに成功したのであった。

katarimono2.jpg

騙り者「す、す、すいませんしたっ!」
斜メ前田慶次「ゼエ・・・ゼエ・・・おい、お前」
騙り者「はい?」
斜メ前田慶次「今度から他人の名前を騙って悪さする時は、前田慶次の名前を騙ってやりやがれ!」
拾丸「(うわ、旦那最低だ・・・)」

斜メ前田慶次「・・・よし、軍奉行のところに行くぞ・・・ゼエ、ゼエ」
拾丸「へい。ところで旦那」
斜メ前田慶次「・・・何だ!?」
拾丸「どちらかと言うと、あの騙り者のほうが、マッチに似てましたね」
斜メ前田慶次「・・・・・・」

親善大使・完
Date: 2012.08.02
Category: 信on中級者クエ編
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ドッキリじゃなかった、の巻

斜メ前田慶次「・・・おい、何かこりゃあ、様子がおかしくねえか?」
拾丸「ですね・・・殺気すら感じます」

 ・・・首を傾げながら庭番のところへ向かう二人。するとそこで待っていたのは、やはり庭番からの憎悪の眼差しであった。

庭番「左様でございましたか・・・お噂はかねがね」
庭番「それでは庭を案内させていただきます。どうぞこちらへ」

 ・・・二人を促すと、庭番は目を合わせず、ゆっくりと歩き出した。握りしめた両手の拳から、血が滲み出ている。よほど慶次のことが憎いのだろう。

斜メ前田慶次「・・・何なんだよ・・・こんなに憎まれると正直へこむわ・・・」
拾丸「何か身に覚えはないんですかい? もしあるなら今のうちに謝った方がいいですぜ」
斜メ前田慶次「・・・それがよ、全くねえんだ・・・参ったな」

庭番「ところで斜メ前田・・・様」
庭番「あの<<新米警護>>は当家の猛者でございまして、かねがね斜メ前田様のお噂に接し、」

niwaban.jpg

庭番「一度とくと話をしたいと申しておりました。そつじながら、斜メ前田様」
庭番「あの<<新米警護>>と話をしていただけませぬか?」

 ・・・庭番の指差す方向に目をやると、見るからに若くて屈強そうな新米警護の存在が確認できた。そしてその新米警護も同様に、慶次に対しガキ使・裁判シリーズの陪審員のような憎しみの込もった視線を向けてきているのだった。

斜メ前田慶次「・・・おいおい、どう見ても、穏便に話をする態度じゃねーぞ・・・」
斜メ前田慶次「・・・しかもこの庭番、話し出すと急にデコが広くなるし・・・」
拾丸「・・・今は庭番の顔のことを話している場合じゃないですぜ、旦那」

新米警護「貴様が斜メ前田慶次か・・・。貴様の噂で我が国はもちきりよ!」
新米警護「あれだけ悪事を働いておいて、よくものこのこと城まで現れおったな!」
新米警護「この悪党め! 成敗してくれる!」

斜メ前田慶次「・・・やだなぁ~もう、いい加減ドッキリやめて下さいよ~」
斜メ前田慶次「カメラどこあるんすか? 案内役さ~ん、もう出てきて下さいよ」
新米警護「何をわけのわからんことを! 抜け!」
斜メ前田慶次「いやもう、抜いてますけどね。装備すると抜き身で持っちゃうんすよね~」
斜メ前田慶次「コーエーさん、こういうのも、何とかしてくれませんかね?」

新米警護「あまりの恐ろしさに気が触れたか? もう一思いに突き殺してくれる!」
斜メ前田慶次「いやもういいですって~。スタジオの皆さん引いちゃいますよ?」
斜メ前田慶次「ちょっ・・・おまっ」

 ・・・新米警護が繰り出した槍を辛うじて躱す慶次。

斜メ前田慶次「お前、危ないだろ! もし死んだらどうすんだ! 放送できねえだろ!」
新米警護「やかましい! くたばれ!」

 ・・・ここに至り、ようやく慶次はこれがドッキリではなく、ガチであることを悟ったのであった。

斜メ前田慶次「ああもう、何だかわからんが・・・」
斜メ前田慶次「やるしかねえ!!」
拾丸「ぎゃあーっ 旦那~!」

Nol12072927.jpg

 ・・・何の見せ場もなく散る拾丸には目もくれず、慶次は新米警護に突進した。

Nol12072928.jpg

斜メ前田慶次「このドグサレが!!」
新米警護「ぐえっ!! 庭番~! なぜ助太刀しない~!」
庭番「オ、オラ、あんたの指示がなかったから・・・」
新米警護「指示はなくともこういう場合は助太刀をして当然だ~!!」
斜メ前田慶次「お前らはテリーマンとジェロニモか! とにかく死ね!」

 ・・・そしてとうとう、新米警護は力尽きたのであった。

斜メ前田慶次「事情を話せ」

続く
Date: 2012.08.01
Category: 信on中級者クエ編
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親善大使のはずが、の巻

 ・・・金沢から伊賀郷まではおよそ七十五里の長旅だが、この日、早くも伊賀郷の茶店にて慶次と拾丸の姿を見出すことができる。

斜メ前田慶次「冷酒と、あと気の利いたつまみを二つ頼む」
茶店主「へい」
拾丸「それにしても、あっという間に伊賀に到着したのには驚きました」

斜メ前田慶次「いくら早馬とは言っても・・・この世界の馬のスピード、おかしくねえか?」
斜メ前田慶次「身体がバラバラになるかと思ったよ。呼吸もできねえし、死ぬかと思った」
拾丸「一体、時速何百キロで走っているんですかね」
斜メ前田慶次「いや、ひょっとしたら、マッハの単位かもしれねえぞ」

 ・・・平成の世と異なり、慶次たちの住む戦国の世の馬は驚異的な速さで駆ける。早馬を利用するプレイヤーのキャラクターは、実は命がけで国と国を往復しているのだ。おそらく、戦国の世で鍛え上げられた人間の身体だからこそ、この速さに耐えることができるのだろう。

拾丸「それにしても、ドラの旦那からもらったこの指輪、ハンパないですね」
拾丸「平成の世が、こんなに繁栄しているなんて・・・」

 ※指輪については隠れ里編・『未来の知識!の巻』をご参照下さい

斜メ前田慶次「今、俺らが住み暮らしている世とは、全く違うよ」
拾丸「あっしも平成の世に行ってみたいなぁ」
斜メ前田慶次「はっ、お前なんかが平成の世に行っても、シャバとムショを往復することになるだけさ」
斜メ前田慶次「よし、そろそろ軍奉行のところに行くぞ」

 ・・・勘定を済ませ、慶次と拾丸は伊賀忍の軍奉行のもとへ向かった。さぞかし歓迎されると思っていたのだが、何とこの軍奉行、まるでガキ使・裁判シリーズの陪審員のような憎しみの込もった視線を向けてきたのだった。

bugyo.jpg

軍奉行「お主が本願寺の斜メ前田だと言うのか!? むむむ、よくものこのこと・・・・・・」
斜メ前田慶次「!?」

続く
Date: 2012.08.01
Category: 信on中級者クエ編
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プロフィール
信長の野望online真紅武田家で活動中 &相互リンク・無断リンク募集中です。

斜メ前田慶次

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