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親善大使前夜の巻

 ・・・この日の陽が沈みかけた頃、慶次とドラえもん・零式は金沢・慶次宅にて冷酒を呷っていた。

ドラえもん・零式「くあ~! 効くね!」
斜メ前田慶次「おう! 生きてて良かったって感じだな」
斜メ前田慶次「・・・そういや」

Nol12073101.jpg

斜メ前田慶次「城とも申請ありがとうございました!」
斜メ前田慶次「今後とも末長くよろしくお願い致します!」
ドラえもん・零式「どうしたんだい、いきなり独り言なんか言い出して」
斜メ前田慶次「ああ、いや、こっちの話よ」

ドラえもん・零式「ところで、君の城下町の茶店娘たちが、」
ドラえもん・零式「君を殺そうと息巻いているそうだよ」
斜メ前田慶次「はっ、小娘ごときに何ができるってんだよ」
ドラえもん・零式「いないとこじゃ強気なんだね」
斜メ前田慶次「うるせえよ」

斜メ前田慶次「だいたいよー、俺だって金がないのは同じなんだよ!」
斜メ前田慶次「何せまだ国から給料が出てないんだからな!」

Nol12073102.jpg

斜メ前田慶次「給料くれって言ったら、『お前は何を言っているんだ』くらい言われちまったぞ」
斜メ前田慶次「日割り計算でくれるとか、前借りとかそういうのねえのか!?」
ドラえもん・零式「諦めるんだね。君がいる世界はこういう世界さ」
ドラえもん・零式「この国に限らず、どこの国でもそうだよ」

ドラえもん・零式「というか、もしこのゲームがそこまで気の利いているゲームなら、」
ドラえもん・零式「ユーザー離れはここまで進まなかったんだろうけどね」
斜メ前田慶次「!? 何の話だ?」
ドラえもん・零式「ああ、いや、こっちの話よ」

斜メ前田慶次「ところで、明日は早いうちから伊賀へ旅立つ」
斜メ前田慶次「拾丸と二人分の弁当をこさえておけよ。あと、酒を詰めるのも忘れるな」
ドラえもん・零式「【親善大使】として行くんだね」
斜メ前田慶次「そういうことだ。ただな、『伊賀忍へ行け』って言われたんだが、」
斜メ前田慶次「この言い方、何かおかしくねーか?」

斜メ前田慶次「これだとまるで、『伊賀忍』って地名があるように思えてしまう」
斜メ前田慶次「『伊賀郷へ行け』とか『伊賀忍の〇〇を訪ねろ』ならまだわかるんだが」
ドラえもん・零式「やれやれ、君は言うことがいちいち細かいね。本当に傾奇者なのかい?」
斜メ前田慶次「あたぼうよ。それじゃあ、これからちょいと夜這いにでも行ってくらあ」
ドラえもん・零式「・・・僕はもうちょっと飲んだら寝るよ」

 ・・・そして金沢城下郊外のある武家屋敷にて。

斜メ前田慶次「(お~~~、やはり思ったとおりだ! 何とも雪のような肌ではないか・・・)」

 ・・・慶次が忍び込んだ先の部屋には、この屋敷の主人夫婦の娘と思われる、若い娘が静かな寝息を立てていた。

斜メ前田慶次「さてと」

 ・・・急がず自分のペースでゆっくりと衣服を脱いでいく慶次。その気配に感づいたか、娘が慌てて身を起こした。

武家屋敷の娘「は!!」
斜メ前田慶次「よお」
武家屋敷の娘「きっ!!」

 ・・・悲鳴を上げようとする娘の唇を、慶次の掌が覆い隠した。

斜メ前田慶次「シッ、俺だよ。先日遠乗りの途次、お前に茶を馳走になった」
斜メ前田慶次「お前に一目惚れじゃ。抱くぞ」

 ・・・この時、相手が気に入らなければ女は拒否することができる。男も深追いをしないのが、夜這いの作法なのだ。以上、ジャンプ・コミックス『花の慶次』第二巻より参考&抜粋させて頂きました。

斜メ前田慶次『ニコッ』

 ・・・にこやかに娘に笑いかける慶次。ちなみに『花の慶次』の前田慶次はこの無邪気な笑顔で娘を安心させたものだが・・・この娘はまるで忍者のように後ろへ飛び退り、こう叫んだものだった。

武家屋敷の娘「嫌ーーーーーーーーっ!!」
武家屋敷の娘「キモい! 怖い! 誰かーーーーー!!」
斜メ前田慶次「・・・くっ!」

 ・・・脱ぎ捨てた衣服を慌てて脇に抱え、褌一丁の姿で逃走を始める慶次。慶次が門から走り出す頃には、大変な騒ぎとなっていた。

斜メ前田慶次「拒否するにも程があるだろ!」
斜メ前田慶次「・・・くそっ、俺はそんなに・・・そんなに駄目か・・・!」
斜メ前田慶次「そんなにもか!」

 ・・・そしてそれを遠目から見つめる一つの影があった。

拾丸「やっぱり・・・前田慶次にはほど遠いなあ・・・」
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Date: 2012.07.31
Category: 信on中級者クエ編
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初めての城下町の巻

 ・・・この日。慶次は自らの城下町『斜メ前田郷』にて土下座を強要されていた。

茶店娘1「本当、何考えてんのさ!」
斜メ前田慶次「ホンマ・・・すんませ・・・」
茶店娘2「謝って済むなら奉行所なんかいらないんだよ!」
茶店娘3「反省だけなら猿でもできるってんだよ!」
茶店娘4「あたしらに飢え死にしろってのかい!?」

Nol12072912.jpg

茶店娘1「こんな辺鄙なとこに茶店を四つもポンポンと建てちゃってさ!」
茶店娘2「客来るわけないし! 例え来たとしても客食い合うし!」
茶店娘3「だいたい、あの田んぼも意味不明だよ! 誰が手入れするんだい!」
茶店娘4「こんな町づくりありえるのかい!」
斜メ前田慶次「だって! だって! 職業生産板のスレとか見る限りでは、」

信長オンライン職業生産板 【私の】城下町スレッド その1
http://jbbs.livedoor.jp/game/8849/storage/1331144188.html

斜メ前田慶次「茶店と田んぼ交互に作っていく方が良さそうなんだもん!」
茶店娘1「もん! とか言ってんじゃないよ! キモい!」
斜メ前田慶次「皆さんここは一つ、どうか耐えて下さい・・・」

茶店娘2「あたしら何回、お互いの店に客として行ったかわかんないよ!」
茶店娘3「どうしてこんな思いをしなきゃならないんだい!」
茶店娘4「説明責任を果たしなさいよ!」
斜メ前田慶次「いつか必ず、町っぽくしますから・・・」

 ・・・そしてそれを遠くから見つめる二つの影があった。

ドラえもん・零式「無様だねえ」
拾丸「ですねえ。ドラの旦那」
ドラえもん・零式「やっぱり前田慶次には程遠いよ」

茶店娘1「もうこうなったら、毎日肩でも揉みに来てもらおうかねえw」
茶店娘2「賛成! あたしは腰でも揉んでもらおうかなw」
茶店娘3「立ち仕事だから足も疲れるしねえw」
茶店娘4「生ぬるいね。いっそ足の裏でも舐めてもらおうじゃないのw」

斜メ前田慶次「いいっすよ」
茶店娘一同「!?」
斜メ前田慶次「いや、むしろ喜んで」
茶店娘一同「・・・・・」
斜メ前田慶次「ど、ど、どこからいきます!? ハアハア」

茶店娘1「みんな! こいつ殺しちゃいな!」
茶店娘2&3&4「はい!」
斜メ前田慶次「ギニャーーーー!!」

 ・・・広大な原野に響き渡る慶次の悲鳴を肴に、ドラえもん・零式と拾丸は静かに酒を酌み交わしていたのであった。

Date: 2012.07.29
Category: 信on中級者クエ編
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うなる野獣の巻

 ・・・ドラえもん・零式の機転により、慶次宅の門前で、拾丸の功を労う酒宴は無事催されたのだった。

拾丸「未来から来た猫型ロボットと言われても、何が何やら」
斜メ前田慶次「俺もこいつと初めて会ったときは、お前と同じだったよ」
斜メ前田慶次「でもよ、こうして目の前に化け物が座ってるんだ。信じるしかないだろ」
ドラえもん・零式「本人を目の前にしてそういうこと言うなよ」
ドラえもん・零式「僕は零式だけど、ノーマルのほうは子供たちに大人気なんだぞ」

拾丸「ところで、この屋敷には、幼女はいないんですかい?」
斜メ前田慶次「幼女? いきなり何を言い出しやがる」
拾丸「前田慶次んとこのおふうちゃん、かわいいんだよなぁ・・・」

※ジャンプ・コミックス『花の慶次』に登場する幼女のこと

ドラえもん・零式「こんな男についてくる幼女なんかいるわけないだろ」
斜メ前田慶次「本人を目の前にしてそういうこと言うなよ」
拾丸「そこで旦那・・・実はこの近所に、さらわれたがってる幼女がいるんですよ」
拾丸「その子の名前も確かおふうだったか・・・いっちょさらってきましょうか?」

斜メ前田慶次「さらわれたがってる? 何を馬鹿な・・・」
拾丸「四半刻(30分)お待ち下さい。殿がお気に召す証を持って参ります」
斜メ前田慶次「おい待て! また妙なモン持ってこられちゃかなわねえ」

 ・・・慶次が止めるのも聞かず、拾丸は風のように飛び去った。

斜メ前田慶次「あいつ何を考えてやがるんだ」
ドラえもん・零式「でももし、前田んとこのおふうちゃんみたいな子が来たらどうするんだい?」
斜メ前田慶次「さらってくるってのが問題なんだよ」
斜メ前田慶次「さらわれたがってる子供なんざいるわけねえ、常識的に考えて」

 ・・・そして四半刻後。

拾丸「お待たせしやした」


            / ̄\
            |    |
            \_/
              |
           /  ̄  ̄ \
         /  ::\:::/::  \
        /  .<●>::::::<●>  \    よくぞさらってくれた
        |    (__人__)     |  褒美に私を養う権利を与えてやろう
        \    ` ⌒´    /
        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
    |   ワ     ゴ      ン   |

          オフーナ(幼女)

斜メ前田慶次「おいっ!」
拾丸「ね? さらわれる気満々でしょ? 名前はちょっと記憶違いでしたが」
斜メ前田慶次「帰してこい! いや、返してこい!」
拾丸「お気に召しませんか?」
斜メ前田慶次「そういう問題じゃねーってんだよ!」
オフーナ(幼女)「ビエエエエエーーーーーーッ!」

 ・・・突如、絶望的な泣き声を上げるオフーナ(幼女)。男三人はどうしていいかわからず、ひたすらオロオロするばかりであった。

斜メ前田慶次「おい! 鳴きやませろ! うるせえ!」
ドラえもん・零式「慶次君、さっきから漢字が違うよ!」
拾丸「ああ、どうしたら・・・そういや幼女って泣くんだよなぁ・・・」
斜メ前田慶次「こうなったらみんなであやすしかねーぞ!」

   ∩___∩
   | ノ      ヽ/⌒) あばばばばばば
  /⌒) (゚)   (゚) | .|
 / /   ( _●_)  ミ/    ∩―-、
.(  ヽ  |∪|  /    / (゚) 、_ `ヽ
 \    ヽノ /      /  ( ●  (゚) |つ
  /      /      | /(入__ノ   ミ   あばばっあびゃばびゃばば
 |       /       、 (_/    ノ
 |  /\ \       \___ ノ゙ ─ー
 | /    )  )       \       _
 ∪    (  \        \     \
       \_)
   拾丸               ドラ

  おチンチンびろーん
   ∩___∩
   | ノ      ヽ/⌒)
  /⌒) (゚)   (゚) | .|
 / /   ( _●_)  ミ/
.(  ヽ  |∪|  /
 \    ヽノ /
  /      /
 |   _つ  /
 |  /UJ\ \
 | /     )  )
 ∪     (  \
        \_)
   慶次

一同「(これでどうだ・・・?)」
オフーナ(幼女)「・・・・・」
オフーナ(幼女)「グ・・・グフッ!」

            / ̄\
            |    |
            \_/
             _|__
           /ノ^,:::::::^ヽ\
.          /<● >:::::<● > ヽ
         / ⌒(__人__)⌒::: l グヘヘヘヘヘヘ!!
    ⊂ ̄ヽ_|   |r┬-|    |   
     <_ノ_ \   `ー'´    /
         ヽ  ̄V ̄ ̄ ⌒,
    θ   /____,、ノ /  ∬
    Ⅰ   /    (__/   旦
 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 |      ワ   ゴ   ン          |

斜メ前田慶次「お?」
拾丸「オフーナ笑ったぁ!?」
ドラえもん・零式「やったオフーナが笑ったーーーー!! 笑った!!」
斜メ前田慶次「キメエ・・・」

 ・・・たぶん再登場しないと思われます。
Date: 2012.07.29
Category: 信on中級者クエ編
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家臣は屋敷に入れません、の巻

 ・・・この日の夕暮れ。拾丸は手土産の酒、料理などを持ち、慶次の屋敷を訪れた。

斜メ前田慶次「よう、よく来たな」
拾丸「旦那、本日はお招き頂きありがとうございます」
斜メ前田慶次「堅苦しい挨拶は抜きだ。まあ上がれよ」

 ・・・窯隠れの才蔵撃破に功のあった拾丸を自宅に招き、祝杯を上げようと慶次が取り計らったものであるが、拾丸のテンションは想像以上に高かったのであった。

拾丸「このように嬉しいことは今までにありませんでした! 拾丸、恐悦至極でございます!」
拾丸「お邪魔致します! たらら~ららんらん!!」

 ・・・そして拾丸がスキップしながら門内に足を踏み入れた瞬間、

Nol12072701.jpg

 ・・・拾丸は物も言わず帰途に着いたのであった。

斜メ前田慶次「おいっ!」

 ・・・慌てて拾丸を呼び戻す慶次。

斜メ前田慶次「お前、人んちの門まで来て、何いきなり帰ってんだよ!」
斜メ前田慶次「ドタキャンってレベルの話じゃねーぞ!」
拾丸「す、すみません、自分でも何が何だか」

斜メ前田慶次「お前、実は今日、来たくなかったんじゃねーのか!」
拾丸「いえ、決してそんなことは! 超楽しみにしてました!」
斜メ前田慶次「!? 何だかよくわからんが・・・とにかく上がれよ」
拾丸「では改めて・・・お邪魔致します! たらら~ららんらん!!」

 ・・・そして拾丸がスキップしながら門内に足を踏み入れた瞬間、

Nol12072703.jpg

 ・・・拾丸は物も言わず帰途に着いたのであった。

斜メ前田慶次「ちょっ! おまっ!」

 ・・・再び拾丸を呼び戻す慶次。

斜メ前田慶次「お前、そんなに俺のことが嫌いか!」
斜メ前田慶次「そんなにもか!」
拾丸「ち、違うんです!」
斜メ前田慶次「何が違うんだ!」

      ______
    / -、 -、   \
   /   |  ・|・  | 、    \
  / / `-●-′ \    ヽ    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |/ ── |  ──   ヽ   |  < やれやれやかましいねえ
  |. ── |  ──    |   |    \__________
  | ── |  ──     |   l
  ヽ (__|____  / /
   \           / /
    l━━(零)━━━━┥

 ・・・見かねたドラえもん・零式が両者の間に割って出た。

拾丸「うおっ!? 化け物!」
斜メ前田慶次「ドラ! 売り子してろって言っただろ!」
ドラえもん・零式「慶次君、売り子をさせるのはいいけど、いい加減売り物を持たせてくれないかな」
ドラえもん・零式「そろそろ精神的に限界なんだけど」
斜メ前田慶次「そのうち渡すから、立ってろ。座っててもいいぞ」
ドラえもん・零式「どこの日勤教育だよ」

ドラえもん・零式「ところで・・・『家臣』が『武家屋敷』に入れないのは仕様だよ」
斜メ前田慶次「仕様、とは?」
ドラえもん・零式「業界によっては非常に便利な言葉になるね」
ドラえもん・零式「『家臣』については、以下のページを参考にしたまえ」

信長の野望オンライン寄合所(本陣) 家臣団
http://wiki.ohmynobu.net/nol/index.php?%B2%C8%BF%C3%C3%C4

斜メ前田慶次「それにしても入れないたあ・・・参ったな」
拾丸「ううっ・・・」
ドラえもん・零式「ひとまずゴザを持ってきたよ。仕方ないから門前で飲ろう」
Date: 2012.07.27
Category: 信on中級者クエ編
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窯隠れの才蔵撃破の巻

斜メ前田慶次「拾丸よ、ここで間違いないんだな?」
拾丸「へい、旦那」
斜メ前田慶次「確かに窯の中に人の気配がする・・・」

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斜メ前田慶次「よし、俺が蓋を押さえる。お前は薪に火をくべてきてくれ」
拾丸「へい、旦那」

 ・・・この日。慶次は窯に潜む他国の忍びを討つ指令を受けていた。斬り合いになっても負ける気はしなかったが、慶次は敢えて忍びを焼き殺すことにした。血で金沢城下を汚すことに気が引けたからだ。

窯に潜む他国の忍び「!? 熱っ!」

 ・・・窯の中から声が聞こえたが、慶次は無言で蓋を押さえ続けた。

窯に潜む他国の忍び「ちょっ!! 誰だ押さえてんの!?」
斜メ前田慶次「お前こそ誰だ? 名を名乗れ」
窯に潜む他国の忍び「俺は『窯隠れの才蔵』ってもんだ! ここから出せ!」
斜メ前田慶次「駄目だ。そのまま焼け死ね」
窯隠れの才蔵「ちょっ! おまっ!」

 ・・・窯から出ようとする才蔵と、出すまいとする慶次の必死の攻防が始まった。

窯隠れの才蔵「ぬおーーーー!!」
斜メ前田慶次「君がッ! 死ぬまで! 蓋を押さえるのをやめないッ!」
窯隠れの才蔵「うおおおおおおーーーー!!」
斜メ前田慶次「ぬっ! くっ! くっ!」

 ・・・命がかかっている者の土壇場の底力はやはり侮れないものがあった。両足を突っ張って必死に蓋を押さえる慶次だが、その奮闘も空しく、徐々に蓋が開きつつあった。

斜メ前田慶次「こ、こうなったら・・・!」
斜メ前田慶次「地球のみんな・・・オラにチョットだけ元気を分けてくれ!」
窯隠れの才蔵「貴様! 何してる!?」
斜メ前田慶次「地球のみんなから、お前を焼き殺すために、ちょっとずつ元気をもらってんだよ!」

 ・・・才蔵は、地球に攻めてきた当時のベジータとは違う。当然、地球にとって無害なはずなのだが・・・この時の慶次は意地にもとづく個人的な理由で、地球のみんなからちょっとずつ元気をもらっていた。

斜メ前田慶次「早く死ねってんだよ!」
窯隠れの才蔵「こ、この・・・っ! ふざけたマネしてんじゃねえ!!」
窯隠れの才蔵「ぬおおおおあーーーーーーーー!!」
斜メ前田慶次「くっ・・・!」

 ・・・才蔵は死力を振り絞り、蓋を押しのけ、とうとう窯からの脱出を果たしたのであった。

Nol12072517.jpg

窯隠れの才蔵「熱いッ! 何をするんだ貴様ッ!」
斜メ前田慶次「くっくっく・・・計算通り衰弱してるな。死ね!」

 ・・・全く計算通りではないのだが、慶次は衰弱し身動きの取れない才蔵に容赦なく槍を繰り出した。

Nol12072520.jpg

窯隠れの才蔵「くっ! ひ、卑怯者め・・・」
斜メ前田慶次「さて、首を頂くとするか・・・ん!?」
斜メ前田慶次「き、消えた!? 馬鹿な・・・!」

 ・・・慶次の槍に心臓を刺し貫かれたはずの才蔵の姿が、いつの間にか消え失せていた。決して油断はしていないはずだったが・・・この時、慶次は忍びの恐ろしさを改めて認識することになったのであった。

斜メ前田慶次「窯隠れの才蔵・・・またどこかで会う気がするぜ・・・」
Date: 2012.07.25
Category: 信on中級者クエ編
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家臣登用の巻

 ・・・この日。慶次が中級者クエで町を走り回っていたところに、声を掛けてくる者がいた。

Nol12072440.jpg

謎の忍者「斜メ前田慶次さん・・・ですね?」
斜メ前田慶次「(何者だ? いかにも怪しい・・・ここはトボけておくか)」
斜メ前田慶次「いいえ」
謎の忍者「!?」

ゴ ゴ ゴ ゴ 、、、、

謎の忍者「(こいつめんどくせー・・・何でトボけるんだよ)」
謎の忍者「え? 斜メ前田慶次さん・・・ですよね?」
斜メ前田慶次「いいえ違います」
謎の忍者「(うぜー・・・こいつトボけきる気かよ・・・)」

ゴ ゴ ゴ ゴ 、、、、

謎の忍者「・・・では失礼ですが、お名前を伺ってもよろしいですか?」
斜メ前田慶次「・・・・・」
謎の忍者「・・・・・」
斜メ前田慶次「・・・今崎・・・」
謎の忍者「!?」
斜メ前田慶次「・・・今崎・・・ホセです・・・」

ゴ ゴ ゴ ゴ 、、、、

謎の忍者「(何やねん今崎って・・・)」
謎の忍者「(こうなったら強く押してみるか)」
謎の忍者「俺ね・・・人が本当のことを言ってるかどうかわかるんだ」
謎の忍者「いや、まあ・・・ほぼ間違いないかな」

ゴ ゴ ゴ ゴ 、、、、

謎の忍者「顔の皮膚を見るとわかるんだ。汗とかでテカるだろ? その感じで見分けるんだ」
謎の忍者「汗の味を舐めればもっと確実にわかるかな」
斜メ前田慶次「あんたキ〇ガイですか?」
謎の忍者「まさかだろ!」

ゴ ゴ ゴ ゴ 、、、、

謎の忍者「お前に質問する・・・斜メ前田慶次だな?」
斜メ前田慶次「いいえ・・・知りません・・・斜メ前田慶次なんて人は・・・・」
謎の忍者「(認めろよ・・・本当めんどくせーな・・・)」
謎の忍者「(もういいから舐めるか)」

『ベロンッ』

 ・・・謎の忍者は素早く間合いを詰め、慶次の左頬を舌で舐め上げた。

斜メ前田慶次「うげっ、キメエ! いきなり何しやあがる!!」
謎の忍者「この味は! ・・・ウソをついてる『味』だぜ・・・」
謎の忍者「斜メ前田慶次!」
斜メ前田慶次「ブチャラってんじゃねー!!」
斜メ前田慶次「しかも長々と!」
謎の忍者「ぶちゃら? 何のことだかわからんが、主命により、死んで頂く」

斜メ前田慶次「お前は叔父御の放った討手だな?」
謎の忍者「いかにも」
斜メ前田慶次「もしシステム的に戦闘が可能だとしても、そのレベルで俺に勝てると思っているのか」
謎の忍者「ゲエーッ! レベル21!」

※家臣の初期レベルは10

斜メ前田慶次「目玉をくり抜き、耳と鼻を削いで帰してやる」
謎の忍者「・・・ほ、惚れ申したーーーーー!!」
謎の忍者「慶次殿に惚れ申した。本日只今よりお供の端にお加え下さいますよう、」
謎の忍者「伏しておねがい申し上げます」

斜メ前田慶次「捨丸ってんじゃねーよ」
謎の忍者「四半刻(30分)お待ち下さい。殿がお気に召す証を持って参ります」

 ・・・そう言い残して、謎の忍者は風のように飛び去った。

斜メ前田慶次「(あいつ信じられねーけど、お気に召す証って何だ? ちょっと待ってみるか・・・)」

 ・・・そして四半刻後。何枚かの布きれを地面に投げ捨てつつ謎の忍者が再び慶次の前に現れた。

謎の忍者「ハア、ハア・・・」
斜メ前田慶次「お前これ、女物の下着・・・」
謎の忍者「はい、七人分!」
斜メ前田慶次「七人分! じゃねーよ! 盗んできたのか!」
謎の忍者「全部若い娘のです。殿が喜ぶと思って!」
斜メ前田慶次「その息切れは疲労によるものじゃねーな!」

斜メ前田慶次「お前ふざけんな! 返してこい!」
謎の忍者「え!?」
斜メ前田慶次「意外そうな顔してんじゃねー! 返してこい!」
謎の忍者「熟女のほうが良かったですか!?」
斜メ前田慶次「そういう問題じゃねーから返してこいってんだよ!」

謎の忍者「わ、わかりました・・・」

 ・・・謎の忍者は渋々、投げ捨てた女物の下着を拾い上げた。

斜メ前田慶次「お前、名は!?」
謎の忍者「拾丸!」
拾丸「兄弟揃って、若い娘の下着収集が趣味でした」
斜メ前田慶次「・・・・・」
斜メ前田慶次「それ返してきたら、給金をやるから、早く返してこい・・・」
拾丸「お・・・お供させていただきます!!」

 ・・・拾丸が下着を返しに向かった後、慶次は一人呟いた。

斜メ前田慶次「何で俺の周りには、飲酒運転とか、下着ドロとかそんなのが集まってくるんだ・・・」
斜メ前田慶次「というか下着で喜ぶと思われてたことにショックだ・・・」

 ・・・慶次は忍者の『家臣』を手に入れた。
Date: 2012.07.25
Category: 信on中級者クエ編
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うちの売り子は零式です、の巻

・・・金沢の斜メ前田慶次の自室にて。

斜メ前田慶次「そういえば金沢にも春画売ってないんだよなぁ」
斜メ前田慶次「しょうがない、今日も想像で・・・」

自家発電を始める慶次。

斜メ前田慶次「ハアッ・・・ハアッ、うっ、イク・・・」

      ______
    / -、 -、   \
   /   |  ・|・  | 、    \
  / / `-●-′ \    ヽ    / ̄ ̄ ̄ ̄
  |/ ── |  ──   ヽ   |  < やあ
  |. ── |  ──    |   |    \____
  | ── |  ──     |   l
  ヽ (__|____  / /
   \           / /
    l━━(零)━━━━┥


斜メ前田慶次「うおっ!? なっ、ちょっ・・・くっ・・・」

ビクビクッと身体を震わせる慶次。

斜メ前田慶次「おいふざけんな! お前の顔見ながらイッちまっただろうが!!」
ドラえもん・零式「どうでもいいけど、その粗チンを早くしまったらどうだい?」
斜メ前田慶次「くっ! 今拭く、待ってろ・・・」
ドラえもん・零式「やれやれ、こちらとしてもいい迷惑だよ、慶次君」

斜メ前田慶次「どうやってここに入ってきやがった!」
ドラえもん・零式「僕にかかれば扉の錠前を外すことくらいワケないさ」
斜メ前田慶次「22世紀に帰ったんじゃないのか!?」
ドラえもん・零式「そのつもりだったんだけど、もう少し君を見守ろうと思ってね」

斜メ前田慶次「(ん? こいつ・・・)」
ドラえもん・零式「君が家老になるまで戦国の世に留まることにしたのさ」
斜メ前田慶次「ああそうかい。でもそいつぁ、大きなお世話ってもんだ」
斜メ前田慶次「本当のことを言わねえんなら、今すぐここから出ていけ」

ドラえもん・零式「!?」
斜メ前田慶次「腹割って話さねえ奴なんざ、うちに置けねえよ」
ドラえもん・零式「う・・・」
斜メ前田慶次「ずいぶんやつれたな。今、汁と飯を用意してやるから待ってろ」






ドラえもん・零式「・・・ありがてぇ! ありがてぇ!」

 ・・・涙を流しながら一心不乱に味噌汁と飯をかき込むドラえもん・零式。相当飢えていたのであろう。

斜メ前田慶次「クソうめぇだろ」
ドラえもん・零式「サンジってんじゃねーよ」
斜メ前田慶次「いいから早く食えよ」

 ・・・飯を五杯も平らげてから、ドラえもん・零式はようやく経緯を語り出した。

 あの日、タイムパトロール蝶野に飲酒運転で検挙されたこと、ビンタされたこと、命からがら隠れ里から逃げ出したこと、タイムパトロール蝶野の追撃が凄まじかったこと、乞食に身をやつし、木の根や野ネズミを食べながら必死に金沢を目指して歩いたこと・・・

斜メ前田慶次「ネズミ嫌いのお前が、ネズミを、ね・・・」
ドラえもん・零式「僕はもう、22世紀には帰れない・・・」

 ・・・そう呟いたドラエもん・零式の表情は、いかにも寂しげであった。

斜メ前田慶次「俺があの日、ひでえ目に遭ったのは、そういうことだったのか」
ドラえもん・零式「ああ、僕はどうしたらいいんだ・・・」
斜メ前田慶次「身内に助けに来てもらえばいいじゃねーか。確か妹いるんだろ?」
ドラえもん・零式「ドラミ・零式は僕が戦国の世にいることを知らないんだよ」

斜メ前田慶次「知らないって、妹に行き先を言わなかったのか?」
ドラえもん・零式「仲悪いからね」
斜メ前田慶次「他に、お前の行き先を知っている奴ぁいんのか?」
ドラえもん・零式「依頼主である、君の子孫しか・・・」

斜メ前田慶次「俺の子孫にかかってるってわけか。俺の子孫はそういう気が利く奴なのか?」
ドラえもん・零式「いや、全く」
斜メ前田慶次「助けが来る可能性は限りなくゼロに近いってわけか」
ドラえもん・零式「うん・・・」

斜メ前田慶次「そういうことならしょうがねえな。ひとまずうちに置いてやるよ」
ドラえもん・零式「本当かい!?」
斜メ前田慶次「その代わり、お前には『売り子』をやってもらう」
ドラえもん・零式「う、売り子?」
斜メ前田慶次「寄合所によるとだ・・・」

信長の野望オンライン寄合所(本陣) 楽市楽座
http://wiki.ohmynobu.net/nol/index.php?%B3%DA%BB%D4%B3%DA%BA%C2

斜メ前田慶次「とまあ、こういうわけだ。働かざる者食うべからずだ」
ドラえもん・零式「僕が売り子を・・・」
斜メ前田慶次「人間に変装し、偽名を使って立て。22世紀の技術ならワケないだろ?」
ドラえもん・零式「まあそれくらいなら」
斜メ前田慶次「それから客には余計なことは一切喋るな。マニュアル通りでいけ」
斜メ前田慶次「全てタイムパトロールに見つからないためだ」

斜メ前田慶次「ところでよ・・・」
ドラえもん・零式「うん?」
斜メ前田慶次「こいつは金沢の地酒だ。まあ、とりあえず一杯飲ろうや」
Date: 2012.07.25
Category: 信on中級者クエ編
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中級者クエスタートの巻

 ・・・ハゲ二人との会話を終えると、そこは雪国だった。

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 ・・・おかしい、この国には四季というものが存在しないのか? 今は夏真っ盛りだというのに。まさか年中冬なのか? たまったもんじゃねーな。よくみんなこんなところで生活してるな。

 ひとまず、傾奇座のお頭のところに挨拶に赴くと、何と身分を『足軽大将』にしてくれた。ありえねー話だ。平成の世で言うと、新卒入社の奴がいきなり課長になるもんじゃねーか。大丈夫なのかこの国・・・ 

Nol12072422.jpg

 ・・・その後、お頭に勧められて屋敷管理人のところに行くと、何と土地をすぐにくれた。何ともまあ、至れり尽くせりで恐縮の限りだが、

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 城下町までくれるのはいくら何でもやり過ぎだろ。どんだけ土地余ってんだよ。平成の世じゃあありえねー話だが、くれると言うならもらっておこう。あとで返せと言われても絶対に返さねーからな。

 さて、しばらくは金沢の町をお使いで駈けずり回る日々が続きそうだ・・・とりあえず屋敷に帰ってゆっくりと身体を休めるとするか。


 ・・・屋敷へと向かう慶次に、別々の物陰から熱い視線を向ける者が二名ほどいたのだが、この時の慶次がそれに気付くことはなかった。
 
謎の青い生き物「ハア・・・ハア・・・慶次君、やっと見つけた・・・」
謎の忍者「くくく・・・やっと見つけたぞ、斜メ前田慶次」

続く
Date: 2012.07.24
Category: 信on中級者クエ編
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さらば隠れ里!・完の巻

   /""""""""彡
  / 〈~~~~~^
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 | / ´\  ハ /` |
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 (6|~`― ´ |`―‐′ |
 || |    ,,,,, 」,,,,<  テメエ!! 何笑ってんだこのヤローーーー!!
 |||  【 一 ー 】 /    |
 || \   丁  /    \___________________
彡|   \__/ |

タイムパトロール蝶野「お前立てオラァ!!」
ドラえもん・零式「・・・だ、だって! そんな! お許しを!!」
タイムパトロール蝶野「そこに立てオラァ!! いくぞオラァ」
ドラえもん・零式「・・・も、もしかしてビンタですか!?」
タイムパトロール蝶野「歯ぁ喰いしばれ、このタコ」

斜メ前田慶次「(ようやく落ち着いてきたようだ・・・しかしドラの野郎め・・・!!)」
隠れ里名主「・・・本当に大丈夫なんですか?」
斜メ前田慶次「・・・おう、アンタも達者でな」
隠れ里名主「頑張って下さいね。実は、この里を卒業してその後、行方不明になった人はたくさんいます」
隠れ里名主「どうかあなたがそうならないことを、祈っていますよ」

ドラえもん・零式「・・・せ、せめて!」
タイムパトロール蝶野「あ?」
ドラえもん・零式「せめて僕のペースでやらせて下さい!」
タイムパトロール蝶野「うるせー、いくぞオラァ」

ドラえもん・零式「待っ・・・」

 ・・・タイムパトロール蝶野は容赦なく、激しいビンタをドラえもん・零式の左頬に叩きこんだ。

ドラえもん・零式「ブェッ!!」






斜メ前田慶次「ブェッ!!」
隠れ里名主「なっ!?」

 ・・・慶次の顔が突如歪み、そのまま姿勢を崩し、無様な体勢で地面に倒れこんだ。

隠れ里名主「なっ、何だァーッ! 一体何がっ!!」
隠れ里名主「だ、誰か医者を!! 斜メ前田殿、しっかりなされよっ!」

 ・・・こうして慶次の旅立ちは一日遅れることになったのであった。もしドラえもん・零式が無事に22世紀に帰っていれば・・・いや、もしあの能力を解除することを忘れてさえいなければ・・・このような悲劇は起こらなかったのかもしれない。

<<隠れ里編・完>>
Date: 2012.07.24
Category: 信on隠れ里クエ編
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続・さらば隠れ里!の巻

 ・・・ドラえもん・零式が飲酒運転で検挙されたわずか数分後、ドラえもん・零式とタイムパトロール蝶野の姿を、今はもう空き家となった慶次の部屋の中に見出すことができる。

   /""""""""彡
  / 〈~~~~~^
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 (6|~`― ´ |`―‐′ |
 || |    ,,,,, 」,,,,<  ここならゆっくり話ができそうだな、このタコ
 |||  【 一 ー 】 /    |
 || \   丁  /    \___________________
彡|   \__/ |


ドラえもん・零式「(くっ、僕としたことが・・・僕としたことが・・・しまったことを・・・!)」

 ・・・二度と訪れることのないはずの戦国の世に、ドラえもん・零式は再び引き戻されていた。

タイムパトロール蝶野「お前、これが初めてじゃねーな? 正直に言えよ」
ドラえもん・零式「い、いえいえとんでもございません・・・今日だけ・・・出来心で・・・」
タイムパトロール蝶野「シラを切る気か? じゃあちょっとこれを見てみろ」

 ・・・タイムパトロール蝶野は四次元ポケットからノートパソコンを取り出し、宙に投げた。すると・・・何とそのノートパソコン、宙に浮かびながら自動的に起動し、二人にとって画面が見やすい高さの空間に固定されたのだった。

 ・・・ドラえもん・零式にとっても見慣れた光景であったし、別段驚く様子はない。しかし平成の世のノートパソコンに比べると、その技術の差はまさに雲泥の差であった。

タイムパトロール蝶野「これは4日前の映像だ。お前が映ってるだろ、このタコ」
タイムパトロール蝶野「テメエのタイムマシンに小型カメラを仕込んでおいたんだよ」

 ・・・この時すでに、ドラえもん・零式の全身が、汗にまみれ尽くしていた。

タイムパトロール蝶野「ちなみにこの右下の数値は、お前の呼気に含まれるアルコールの量だ」
タイムパトロール蝶野「完全にアウトの数値だな」
ドラえもん・零式「ああ・・・ああ・・・」
タイムパトロール蝶野「トボけてんじゃねーぞこのヤローーーー!!」
ドラえもん・零式「ギニャーーーー!!」

 ・・・その同時刻、隠れ里名主の屋敷では、

隠れ里名主「ほうほう、前田慶次殿を討ち取ることが目標とは、壮大な・・・」
斜メ前田慶次「ああ、いずれ必ず・・・ウグエッ!」
隠れ里名主「・・・どうかされましたか!?」
斜メ前田慶次「(くっ・・・苦しい・・・まるで誰かに首を絞められているようなっ・・・)」

 ・・・その時まさにドラえもん・零式がタイムパトロール蝶野の両手により、首を締め上げられていたのであった。ドラエもん・零式の身体は宙吊りとなり、両足をバタバタとさせている。

タイムパトロール蝶野「テメエの免許取り消しは確実だな」

 ・・・そう言うと、タイムパトロール蝶野はドラえもん・零式の身体を床に放り投げた。

ドラえもん・零式「がはっ!」
斜メ前田慶次「ぐはっ!」
隠れ里名主「・・・ご気分が優れないのですかな?」
斜メ前田慶次「(お、おかしい・・・俺の身体に一体何が・・・!?)」

ドラえもん・零式「(くっ・・・まずい、何とかして逃れなければ・・・」
ドラえもん・零式「(ここはあのボタンを使って・・・!)」
ドラえもん・零式「喰らえ、蝶野! タイキックだ!」

ポチッ

デデーン
「斜メ前田、タイキック」






隠れ里名主「・・・しばらく休んでから旅立たれたほうが・・・」
隠れ里名主「・・・ところで、そこの外国人の方はお知り合いですかな?」
斜メ前田慶次「ゼエ・・・ゼエ・・・え!?」

 ・・・振り返るとそこには、例のタイ人キックボクサーが立っていたのであった。

斜メ前田慶次「なっ! ちょっ!」
斜メ前田慶次「おまっ! 待っ!」

 ・・・タイ人のキックボクサーは容赦なく、激しい蹴りを慶次の臀部に叩きこんだ。

斜メ前田慶次「だっふぁぁっ!」
隠れ里名主「・・・こ、これは一体!?」
斜メ前田慶次「(ぐっ・・・ド、ドラの野郎・・・何やってやがる・・・!?)」

タイムパトロール蝶野「何も起こらねーじゃねーか」
ドラえもん・零式「(しまった・・・設定が慶次君固定になっていた・・・!)」
タイムパトロール蝶野「何だかわからんが、そのボタンは没収だ」
タイムパトロール蝶野「さて・・・ノーパソ出したついでに報告書を書くかな」

タイムパトロール蝶野「テメエの処置はそのあとだ。そこでうなだれてろ」
ドラえもん・零式「(うぐ・・・ぐ・・・!)」

 ・・・「カタカタカタ」っと、タイムパトロール蝶野のキーボードを叩く音が部屋の中に響き渡った。

タイムパトロール蝶野「えー・・・いかにも酒に酔っている『ふいんき』で・・・あれ?」
タイムパトロール蝶野「『ふいんき』で・・・ん? 『ふいんき』で・・・おかしいな」
ドラえもん・零式「・・・・・」

タイムパトロール蝶野「おい」
ドラえもん・零式「・・・・・」
タイムパトロール蝶野「おい」
ドラえもん・零式「・・・はい」
タイムパトロール蝶野「何故か変換できねえ」
ドラえもん・零式「・・・ブフォッ」

 ・・・吹き出すドラエもん・零式を見やった蝶野の顔に殺気が走った。

タイムパトロール蝶野「テメエ!! 何笑ってんだこのヤローーーー!!」

続く
Date: 2012.07.23
Category: 信on隠れ里クエ編
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さらば隠れ里!の巻

 ・・・この日。慶次とドラえもん・零式の二人は隠れ里の慶次の部屋で別れの杯を酌み交わしていた。

      _____
    / -、 -、   \
   /   |  ・|・  | 、    \
  / / `-●-′ \    ヽ    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |/ ── |  ──   ヽ   |  < いよいよ、旅立つんだね。金沢へ。
  |. ── |  ──    |   |    \__________________
  | ── |  ──     |   l
  ヽ (__|____  / /
   \           / /
    l━━(零)━━━━┥

ドラえもん・零式「これで僕の肩の荷も下りたってもんだよ」
ドラえもん・零式「ようやく22世紀の君の子孫に良い報告ができる」
斜メ前田慶次「本当にもう、戦国の世には来ないのか?」
斜メ前田慶次「んなこたあ言わずに、たまにゃあ遊びに来いよ。金沢の酒でも飲ろうや」

ドラえもん・零式「そういわけにはいかないんだ。僕もこれで忙しくてね」
斜メ前田慶次「そうか・・・まあ達者でな。俺の子孫によろしくな」
斜メ前田慶次「それにしてもこの酒、うめえな。ありがとうよ」
ドラえもん・零式「当たり前だよ。何せ22世紀のお酒だからね」

斜メ前田慶次「さて・・・そろそろ行くかな」

 ・・・旅装に身を包んだ慶次が杯を置き、ゆっくりと起ち上がった。

斜メ前田慶次「あばよ」
ドラえもん・零式「うん。元気で」

 ・・・慶次の背中を見送るドラえもん・零式の両眼に突如、熱いものが込み上げてきた。

ドラえもん・零式「クズの君が・・・! 歴史教科書に名前が残るほどのことをやらかした君が・・・!」
ドラえもん・零式「短い間だったけど・・・!」

 ・・・その後は言葉にならなかった。

ドラえもん・零式「さて、22世紀に帰るかな・・・」

 ・・・ドラえもん・零式はタイムマシンに乗り込み、エンジンを作動させると、ゆっくりとタイムマシンを時空間へ滑り出した。22世紀まではおよそ15分ほどの距離である。

???「ちょっとそこのタイムマシン、時空間の左に寄せて停めて下さい」
ドラえもん・零式「!?」

 ・・・後方からの野太い声に驚愕し、振り向くとそこには・・・

   /""""""""彡
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 (6|~`― ´ |`―‐′ |
 || |    ,,,,, 」,,,,<  私はタイムパトロールの蝶野という者です
 |||  【 一 ー 】 /    |
 || \   丁  /    \___________________
彡|   \__/ |

ドラえもん・零式「(まずい! タイムパトロールか!)」
ドラえもん・零式「(飲酒運転がバレてしまう・・・!)」
タイムパトロール蝶野「いや、わざわざすみませんね。ひとまず免許お願いします」

 ・・・ドラえもん・零式は無言でタイムマシンの運転免許を差し出した。酒臭さを覚られまいとするせめてもの抵抗であったのだろう。

タイムパトロール蝶野「・・・はい、お返しします。実はですね」
タイムパトロール蝶野「最近、酔っ払った奴がタイムマシンを運転しているという目撃情報が入りましてね」
タイムパトロール蝶野「念のため、皆さんに検査をお願いしているんですよ」

 ・・・・ドラえもん・零式は胸の鼓動が次第に高まっていくのを感じた。

タイムパトロール蝶野「これ、ここにハーッてお願いします。すぐ終わりますんで」
ドラえもん・零式「(くっ・・・!)」
タイムパトロール蝶野「形式的なものなんで、すぐ終わりますんで。さあ」
ドラえもん・零式「(さっき飲んだばかりだし、ひょっとしたら反応は出ないかもしれない・・・!)」

ドラえもん・零式「(というよりこの状況では、やらないと余計に怪しまれる・・・!)」
タイムパトロール蝶野「どうしました? ここです、ここにお願いします」
ドラえもん・零式「わ、わかりました・・・ハ~~~~~ッ」

タイムパトロール蝶野「・・・・・」
ドラえもん・零式「・・・・・」
タイムパトロール蝶野「・・・・・」
ドラえもん・零式「・・・・・」

タイムパトロール蝶野「テメエ!! 飲んでんなコノヤローーーーー!!」
ドラえもん・零式「・・・ぐっ!」

 ・・・一方その頃、慶次は隠れ里名主と別れの挨拶を交わしていた。

続く
Date: 2012.07.23
Category: 信on隠れ里クエ編
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四神クエ終了の巻

 ・・・この日。慶次が帰宅すると、ドラえもん・零式がまさにタイキックのボタンを押さんとしていた。

斜メ前田慶次「・・・てめえ、何しようとしてやがる!」
ドラえもん・零式「ハア、ハア・・・」
斜メ前田慶次「『ボタン』を押させるかーーーーッ!」

      _____
    / -、 -、   \
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  / / `-●-′ \    ヽ    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |/ ── |  ──   ヽ   |  < いいや! 限界だ 押すね!
  |. ── |  ──    |   |    \________________
  | ── |  ──     |   l
  ヽ (__|____  / /
   \           / /
    l━━(零)━━━━┥

斜メ前田慶次「吉良ってんじゃねーーーーーッ!」

ポチッ

デデーン
「斜メ前田、タイキック」

 ・・・そしてエスニック風な音楽とともに、タイ人のキックボクサーが現れたのであった。

斜メ前田慶次「ちょっ、待っ!」
斜メ前田慶次「ふざけおまっ!」

 ・・・タイ人のキックボクサーは容赦なく、激しい蹴りを慶次の臀部に叩きこんだ。

斜メ前田慶次「だふぁんっ!」
ドラえもん・零式「ハッ、僕としたことがつい・・・」
斜メ前田慶次「ちょ・・・お前ふざけんなマジで・・・・」
ドラえもん・零式「ごめんごめん、どうもこれは押したくなる衝動にかられるね」

ドラえもん・零式「そういえば四神クエも終わったようだね」
斜メ前田慶次「ああ・・・党首してきたぜ・・・」

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斜メ前田慶次「ここ見てるかどうかわからんけど・・・お手伝いの方含めてみんなありがとう・・・」
斜メ前田慶次「これでいよいよ仕官だ・・・」
ドラえもん・零式「生産の亀鉄クエは途中のようだけどいいのかい?」
斜メ前田慶次「・・・当たり前だろ、あんなもんやってられっか!」

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斜メ前田慶次「必要材料がイカレすぎだろ! こんなのまともにやる奴いるのか!?」
ドラえもん・零式「こんなもんでくじけてたら、この先やっていけないよ」

 ・・・慶次はドラえもん・零式の背後の空間を指さし、叫んだ。

斜メ前田慶次「生産についての全面見直しを要望する! お前に言ってんだよ! アゴこと渡辺P!」
斜メ前田慶次「どうせこんな零細ブログ、見てねーだろうけどな!」

ドラえもん・零式「・・・やめなよ慶次君、端から見ればイカレてるとしか思えないよ」
斜メ前田慶次「いいや、これは言っておかなければいけないことだ」
斜メ前田慶次「・・・話は変わるけどよ、やっぱりこのゲーム、『顔』が軽視されすぎちゃいねーか!?」

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斜メ前田慶次「四神クエの緋南魔なんだけどよ、話しかける前はいかにも不死鳥って感じでかっこいいのに、」
斜メ前田慶次「いざ話しかけたらアホウドリになりやがった」
ドラえもん・零式「だから顔のことは言うなって」
斜メ前田慶次「それに、四神クエ終了後にもらった装備なんだけどよぉ、これはいくらなんでもないだろ」

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斜メ前田慶次「俺ぁ一体、どこの中東テロ組織の人間なんだってえ話だ」
ドラえもん・零式「グラのことは気にするなよ。性能が全てなんだよ、オンゲの世界は」
斜メ前田慶次「いいや、俺はその考え方は気に入らねえな」
ドラえもん・零式「・・・いつかは君も、性能に屈する時が来るんだろうね」

斜メ前田慶次「・・・さて、隠れ里でやることはもうなくなった。いよいよ仕官だな」
ドラえもん・零式「やっぱり本願寺に仕官するのかい?」
斜メ前田慶次「ああ、そのつもりだ」
ドラえもん・零式「難しいとは思うんだけどね。君の叔父さんが属する織田家と敵対関係になるばかりか、」
ドラえもん・零式「いま現在、勢力が二分されているんだけど、劣勢側に属する国家だよ」

斜メ前田慶次「俺ぁ前田の野郎の首を取れればそれでいいのさ」
ドラえもん・零式「まあ、とにかくおめでとう。僕は君が無事仕官したら、22世紀に戻って、」
ドラえもん・零式「二度と君の前に現れることはないよ」
斜メ前田慶次「そうか・・・」
ドラえもん・零式「今日はここに来る前に平成の世に寄って麦酒を持ってきた。一つ乾杯しようか」
斜メ前田慶次「『麦とホップ』って・・・こりゃおめえ麦酒は麦酒でも発泡酒じゃねーか。ケチりやがったな」
Date: 2012.07.21
Category: 信on隠れ里クエ編
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洞窟クエ終了の巻

 吐き気をもよおす邪悪とはッ!

 なにも知らぬ無知なるものを利用する事だ・・・

 自分の利益のためだけに利用する事だ・・・

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何も知らぬ俺を!!

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てめーだけの都合でッ!


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    / -、 -、   \
   /   |  ・|・  | 、    \
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  |/ ── |  ──   ヽ   |  < ブチャラってんじゃねーよ
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  | ── |  ──     |   l
  ヽ (__|____  / /
   \           / /
    l━━(零)━━━━┥


斜メ前田慶次「・・・何だお前か」
ドラえもん・零式「やれやれ、またどぶろく飲んで荒れているのかい?」
斜メ前田慶次「当たり前だろうが! 一体この里はどうなってやがる!」

 ・・・慶次は湯飲み茶碗を壁に投げつけようとして、やめた。勿体ないからだ。

ドラえもん・零式「いいじゃないか。おかげでレベルも上がったし、新しい技能も覚えたんだし」
斜メ前田慶次「俺ぁ、こういうのは一番嫌いなんだよ!」
ドラえもん・零式「・・・どうやら洞窟クエは終わったみたいだね」
斜メ前田慶次「ああ終わったとも。だがな、やっぱり色々おかしいぜ、この里」

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斜メ前田慶次「気絶していた宗汰とかいう青年に話しかけたら、目を覚ましたわけよ」
斜メ前田慶次「そしたら顔が急に村の子供になったんだ」

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斜メ前田慶次「村長も話しかけたら急に老けるしな」
ドラえもん・零式「顔のことはもう言うなって」
ドラえもん・零式「こんなことを気にしていたら、この先やっていけないよ」
斜メ前田慶次「それからよ、この里の温泉、服着たままじゃねーと入れねーんだが、」

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斜メ前田慶次「衛生的に問題ありすぎだろ。タオルを湯船の中に入れるってレベルの話じゃねーぞ」
斜メ前田慶次「それに風呂から出たら、ずぶ濡れで家に帰らなきゃならねーことになる」
ドラえもん・零式「仮にもし裸になるとしたら、君は女キャラを作るんだろうな」
斜メ前田慶次「当たり前だ。何度でも温泉に入りに行くぜ」
ドラえもん・零式「・・・・・」

斜メ前田慶次「まあアレだ。温泉に浸からなきゃ出られないってのはナンセンスだな」
斜メ前田慶次「ガチの初心者は、出方がわからなくて困るんじゃねーか?」
ドラえもん・零式「君もその口なんだろう?」
斜メ前田慶次「な、何を言いやがる。そいつぁいくら何でも俺をナメすぎってもんだ」

斜メ前田慶次「さて・・・これから護国破邪師のねーちゃんに夜這いでもかけて、」
斜メ前田慶次「布団の上でシネマティック・クローズドバトルと洒落込むかね」
ドラえもん・零式「仮にそれがシステム的に可能であっても、レベル65のNPCだから、」
ドラえもん・零式「今の君が挑んだところで、翌朝、隠れ里の池に君の死体が浮かぶことになるだろうね」

斜メ前田慶次「・・・・・」
ドラえもん・零式「下らないことは考えずに、今は強くなることを追求することだね」
Date: 2012.07.20
Category: 信on隠れ里クエ編
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慶次の義父の巻

 ・・・この日も、慶次とドラえもん・零式は隠れ里の慶次の部屋で酒を酌み交わしていた。

      _____
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  |/ ── |  ──   ヽ   |  < ところで、以前から気になっていたんだけど、
  |. ── |  ──    |   |    \__________________
  | ── |  ──     |   l
  ヽ (__|____  / /
   \           / /
    l━━(零)━━━━┥

ドラえもん・零式「君は叔父さんの家に厄介になる前は、どうしていたんだい?」
斜メ前田慶次「義理の父親(斜メ前田利久)のとこで暮らしていたよ」
斜メ前田慶次「病死したけどな」

ドラえもん・零式「お義父さんはどんな人だったんだい?」
斜メ前田慶次「義父上か・・・」
斜メ前田慶次「なあドラ公、もし戦さで城に立て籠もり、食糧は底を尽き、」
斜メ前田慶次「水さえも断たれてしまったらどうする!?」

ドラえもん・零式「何だい急に。そんなの、水が無くなったらおしまいだよ」
斜メ前田慶次「ふふ・・・そういう時はな、馬の小便を飲むんだよ」
ドラえもん・零式「ゲエーッ!」

斜メ前田慶次「そう・・・あの時も大勢死んだ、その水が無いせいだ」
斜メ前田慶次「のどは焼けるほどに渇き、馬さえも死に果てていた」

(以下、慶次の回想)

斜メ前田利久「ハー・・・ハー・・・」
斜メ前田慶次「ハー・・・ハー・・・」

斜メ前田慶次「(確か前田んとこのお義父さんは、自らの左肩を短刀で斬り、)」
斜メ前田慶次「(わしの血で口をぬぐえ、お前だけでも生き延びろ、と言ったらしいが・・・)」

※ジャンプ・コミックス『花の慶次』第三巻より


斜メ前田慶次「(うちの義父上はどう・・・動く・・・?)」
斜メ前田利久「ハッハハハ! 渇き死に上等じゃあ!」
斜メ前田利久「慶次、お前もそう思うだろう、な? な?」
斜メ前田慶次「(こいつウゼエー・・・血飲ませろよ・・・)」

斜メ前田慶次「(ああ、そうか・・・俺の配慮が足らなかったな)」
斜メ前田慶次「(短刀を貸してやりゃあ、やってくれるだろう)」

 ・・・慶次は無言で、短刀を利久に差し出した。

斜メ前田利久「・・・わしに自害をせよと言うのか!? この馬鹿者が!」
斜メ前田慶次「(そういう意味じゃねーんだよウゼエ・・・)」
斜メ前田慶次「(前田んとこのお義父さんと、何でこうも違うんだよ、ちくしょう・・・)」

斜メ前田利久「・・・あっ、何だか急に小便がしたくなってきたぞ!」
斜メ前田利久「水分取ってないのに! 不思議!」
斜メ前田慶次「(不思議!じゃねーよウゼエ・・・)厠はあちらです」
斜メ前田利久「ちょうどいい! お前わしの小便を飲め! で、出るぞ~ッ!」

斜メ前田慶次「義父上、小便は結構です。厠へ・・・」
斜メ前田利久「ころしてでも のませる」
斜メ前田慶次「な なにをする きさまー!」

 ・・・利久と慶次は城内でもみ合った。

斜メ前田慶次「くっ、見かけによらず何という怪力・・・!」
斜メ前田慶次「義父上、おやめください! 何とぞ! 何とぞ!」
斜メ前田利久「か、顔に出すぞ! ゴックンしろよ、イ、イクぞ~!」
斜メ前田慶次「ちょっ! マジやめっ・・・」

(慶次の回想、ここまで)

ドラえもん・零式「その後のことは思い出したくないんだね」
斜メ前田慶次「当たり前だろ・・・」
ドラえもん・零式「お義父さんは、その後どんな最期を迎えたんだい?」
斜メ前田慶次「ああ、俺が雪の中、無理やり外に引っ張り出して茶を飲ませたら、ポックリ逝ったよ」
ドラえもん・零式「・・・・」
ドラえもん・零式「・・・ところで話は変わるけど、洞窟クエと四神クエは進んだのかい?」
斜メ前田慶次「・・・俺の中の人が忙しくてまとまった時間が取れなくてな、まあ今夜あたり進めるんじゃないか」
Date: 2012.07.19
Category: 信on隠れ里クエ編
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粉集めの巻

 ・・・この日、慶次が帰宅すると、小机の上に怪しげなボタンが置いてあった。

斜メ前田慶次「ん? 何だこのボタンは」
斜メ前田慶次「・・・押してみるか」

ポチッ

デデーン
「斜メ前田、タイキック」

斜メ前田慶次「・・・なっ!? ちょっ!」

 ・・・そしてエスニック風な音楽とともに、タイ人のキックボクサーが現れたのであった。

斜メ前田慶次「ちょっ! ちょっ! 待っ!」
斜メ前田慶次「ここ戦国の世だろ! 一体どうなって」

 ・・・タイ人のキックボクサーは容赦なく、激しい蹴りを慶次の臀部に叩きこんだ。

斜メ前田慶次「どふぁあっ!」

 ・・・そして無言で去るタイ人と入れ替わりに、ドラえもん・零式が現れたのであった。

      _____
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  |/ ── |  ──   ヽ   |  < やれやれ、こんなところにあったか
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  ヽ (__|____  / /
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    l━━(零)━━━━┥


斜メ前田慶次「・・・おいこりゃ一体どういうことだ! ドラ公!」
ドラえもん・零式「22世紀の宴会用の小道具さ」
ドラえもん・零式「どうやら君の家に忘れていったようで、見つかって良かった良かった」
斜メ前田慶次「・・・お前も押せよ」

ドラえもん・零式「え? 僕はいいよ。まさか押したのかい?(笑)」
斜メ前田慶次「いいから押せってんだよ! このドグサレがッ!」
斜メ前田慶次「押さなきゃあ斬る!」
ドラえもん・零式「仮に僕がタイキックをされたとしてもだ、君の臀部にも強烈な痛みが走ることになる」

ドラえもん・零式「初めて会った時のことを忘れたのかい? 今日はあの能力を使っているよ」
斜メ前田慶次「押さなきゃあ斬ると言ったはずだ!」

 ・・・叫びながら慶次は刀の鯉口を切った。

ドラえもん・零式「そ、そこまでして・・・わかったよ、押すよ押す。だから物騒な物はしまってくれ」
ドラえもん・零式「ああ・・・嫌だなぁ。本当に痛いんだよね、これ・・・」

ポチッ

デデーン
「斜メ前田、タイキック」






ドラえもん・零式「ところで、今日は隠れ里のクエは進んだのかい?」
斜メ前田慶次「・・・あ、ああ・・・ハアッ、ハアッ、洞窟クエじゃないけどな・・・クッ・・・」

 ・・・もはや慶次は床に座ることもできない身体になっていた。

斜メ前田慶次「・・・洞窟に籠る時間が・・・取れなくて・・・今日は粉を集めていた・・・」

Nol12071706.jpg

斜メ前田慶次「・・・め、面倒くせえことさせやがって・・・」
ドラえもん・零式「何を言っているんだい。君は甘い。甘すぎるよ」
ドラえもん・零式「君はあの魔物の粉が、夜にしか取れなかった頃を知らないから、そんなことが言えるんだ」

ドラえもん・零式「それに、鎮座の澱みを倒しても必ず魔物の粉を落とすわけではなかったし、」
ドラえもん・零式「あの頃は今みたいにお助けのNPCもいなかったし、みんな苦労したんだよ」
ドラえもん・零式「夜は粉、昼は修得なんて募集もあったものさ」

斜メ前田慶次「・・・俺がゆとり世代だと言いたいのか・・・ちくしょう・・・」
ドラえもん・零式「まあそうとは言い切れない。無印の頃からやっている人にしてみれば、」
ドラえもん・零式「あの頃の隠れ里すらゆとりだったらしいしね」

斜メ前田慶次「・・・話は変わるけどよ、やっぱりこの里おかしくねえか・・・」

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斜メ前田慶次「・・・妖怪を倒したら、やたら石を落としやがるんだ・・・」
斜メ前田慶次「・・・この里の妖怪は何だ、結石もちばかりなのか・・・」
ドラえもん・零式「入魂材だよ。生産に使う材料さ。尿結石みたいに言うな」
斜メ前田慶次「・・・あんなもん使って生産する奴なんかいるのか・・・邪魔なだけじゃねえか・・・」
ドラえもん・零式「うん。いないね」

斜メ前田慶次「・・・それに茶店の親父は何でもかんでも買い取りやがるしよ・・・」

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斜メ前田慶次「・・・馬鹿なんじゃねえのか・・・どう考えても経営成り立たねえだろ・・・」
斜メ前田慶次「・・・ウ○コ持ってっても買い取るんじゃねーか・・・?」
ドラえもん・零式「たぶん買い取るんだろうけど、このゲームにウ○コはないから」

ドラえもん・零式「そんなことより、君はそろそろ徒党に入るべきだ」
ドラえもん・零式「コミュニケーション能力を高めないと、いつまで経っても自宅警備員から脱却できない」
斜メ前田慶次「・・・ああ、ケツの痛みが引いたらな・・・・・・」
ドラえもん・零式「よろしい。では僕はタイムマシンに乗って22世紀に戻るとするよ。お大事に」

ポチッ

デデーン
「斜メ前田、タイキック」

斜メ前田慶次「・・・貴様ァッ!」
Date: 2012.07.17
Category: 信on隠れ里クエ編
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仕官間近の巻

 ・・・自宅警備員歴の長い俺だが、


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 まさかこんな化け物を相手に命のやり取りをすることになるとは思わなかった。これなら叔父御の家で大人しく自宅警備員を続けていたほうが幸せだったのかもしれない。正直、化け物キモい。何かビチャビチャしてぬめってるし。

 そういえば、いよいよ仕官する大名家を選ばなければならなくなってきたようだ。今のところ、織田家と敵対関係にある本願寺が第一志望だが、華の都の足利家も捨てがたい。どうせかぶくなら首都でという思いもある。

 前田の野郎のいる織田家はというと、別に織田信長公が嫌いというわけではないが、前田の配下になる可能性があるのが気に入らない。あの野郎にアゴで使われるのはまっぴら御免だ。

 ああ、何だか考えるのが面倒になってきた。今日もどぶろくを飲って眠るとしようか。そういやあ、さっき 鎮守の魔笛を吹いて眠れる妖魔を呼び出した時、俺は崖に挟まれた狭い場所にいたのだが、

 いざ戦闘が始まったら、いつの間にか開けた場所にいた。な・・・何を言ってるのか、わからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった・・・頭がどうにかなりそうだった・・・

 催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ、断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・ちくしょう、戦国の世のどぶろくはまずい・・・平成の世の酒が飲みてえ・・・


      _____
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  |/ ── |  ──   ヽ   |  < ポルナレってんじゃねーよ
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  ヽ (__|____  / /
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斜メ前田慶次「何だまたお前か・・・」
ドラえもん・零式「ちゃんと洞窟クエは全部受けたんだろうね?」
ドラえもん・零式「剣一閃、征魔、朝廷、妖花、蛍、息子、浄化、妖魔だ。忘れるなよ」
斜メ前田慶次「剣一閃受けるの忘れてた・・・」

ドラえもん・零式「早く受けてきなよ」
斜メ前田慶次「いやいいよ。明日受けてくる」
ドラえもん・零式「やれやれ、その先延ばし体質が、いけないんだ。自宅警備員から脱却できていない」

斜メ前田慶次「ところでよ、平成の世では最近暗い事件が起こったようだが、」
斜メ前田慶次「22世紀ってのは、そんなにみんな活き活きとしてんのか?」
ドラえもん・零式「そりゃそうだとも。例えば22世紀のブラジルなんかじゃ、」

ドラえもん・零式「横断歩道の信号待ちのとき、サンバの音楽が流れて、」
ドラえもん・零式「信号待ちをしている人たちが踊り出すんだ」
ドラえもん・零式「そして信号が青になったら、何事もなかったかのように歩き出すんだよ」

斜メ前田慶次「22世紀ぱねぇーな」
ドラえもん・零式「ニュージーランドではハカ。東京では東京音頭が流れる。本当にみんな横断歩道で踊ってるよ」
斜メ前田慶次「22世紀行ってみてーな。連れて行ってくれよ」
ドラえもん・零式「ちなみにニューヨークでは・・・」


 ・・・その後、ドラえもん・零式の22世紀談義は夜が明ける頃まで続いたのであった。
Date: 2012.07.16
Category: 信on隠れ里クエ編
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続・ドラえもん・零式の正体!の巻

 ※何だか汚い内容になってしまいました。お食事中の方、病中病後の方は閲読しないことをオススメします


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         /___ヽ /   ヽ 
      /  ̄      ̄ ヽ.    i
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    / へ    /ヽ   ヽ     ヽノ
   / /^ヽ    /^ヽ   ヽ     ヽ  
   |. | 0 |   | 0 |     |     i < これで満足かい?
   |  `- 6   `-′    |.    |
   !               !    !
    ヽ   /  ̄ ̄ ̄ \   /   /
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斜メ前田慶次「な、何だってー!」


ドラミ・零式「どうだい? 君のお望みどおり僕の正体は女の子だよ」
斜メ前田慶次「なっ、なっ」
斜メ前田慶次「なーん!」


 ・・・叫ぶやいなや、慶次は両手で頭を抱え、床に突っ伏した。その様子はまるで、ドーハの悲劇のゴン中山のようであった。


ドラミ・零式「そんなに嬉しがるとはびっくりだよ。まあ起きたまえ」


 ・・・ドラミ・零式が抱き起こすと、慶次は虚ろな目をして座った。その様子はまるで、ドーハの悲劇のラモス瑠偉のようであった。


斜メ前田慶次「・・・お前ふざけんなよ!」
ドラミ・零式「ふざけんな、とは?」
斜メ前田慶次「俺あ、人間のかわいい女の子が出てくることを期待していたんだよ!」
斜メ前田慶次「人間の女の子とこんなこといいな♪ できたらいいな♪ って!」

ドラミ・零式「そんなことを言われても困るんだが」
斜メ前田慶次「メス猫のお前とじゃあ、まさにアレじゃねーか!」
ドラミ・零式「・・・お、おいやめろ! その先は言うな!」
斜メ前田慶次「獣姦」
ドラミ・零式「きっさまァーーーー!」


 ・・・ドラミ・零式と慶次は長屋の一室内でもみ合った。


ドラミ・零式「何を考えてるんだ! こんな屈辱は初めてだ! その言葉取り消せーっ!」
ドラミ・零式「だいたい、信onのブログで何で獣姦なんて言葉が出てくるんだァー!」
斜メ前田慶次「ああそうかい! わかったよ! 取り消してやらァ!」
斜メ前田慶次「テメーはよく考えたらロボットだったもんな! だったらアレだ!」

ドラミ・零式「おいこれ以上はやめろ!」
斜メ前田慶次「歩くダッチワイフと来たもんだ!」
ドラミ・零式「貴様! 殺す!」


 ・・・ドラミ・零式が慶次を絞め殺そうと両前足を伸ばした瞬間、まばゆい光に包まれた。


斜メ前田慶次「うお!? お前!」


      _____
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  |/ ── |  ──   ヽ   |  < おっと、どうやら戻ってしまったようだな
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  ヽ (__|____  / /
   \           / /
    l━━(零)━━━━┥


斜メ前田慶次「お前はドラえもん・零式・・・」
ドラえもん・零式「僕に正体なんかないよ。ちょっと妹の姿を借りてからかっただけさ」
ドラえもん・零式「当然、この身体にチャックなんかない」
斜メ前田慶次「じゃ、じゃあ、あの時感じた柔らかい感触は一体・・・」

ドラえもん・零式「それは私のおいなりさんだ」
斜メ前田慶次「ゲエーッ!」
ドラえもん・零式「君は僕のおいなりさんに触って、淡い夢を抱いていたんだよ」
斜メ前田慶次「お前ふざけんなよ! ウッ オエッ」


 ・・・必死に嘔吐をこらえている慶次を、ドラえもん・零式は怪訝な顔で見つめた。


ドラえもん・零式「・・・どぶろくの酔いが回っていることもあるだろうけど、吐くほどのことかい?」
ドラえもん・零式「触れただけだというのに」
斜メ前田慶次「お、俺はお前がいなくなった後・・・匂いを・・・かいだ・・・ウッ」
斜メ前田慶次「ちょっとだけ・・・舐めてみたりも・・・ウグッ」


 ・・・当然、無味無臭なわけだが、そこは肝心なところではない。「匂いをかいだ」「舐めた」ことに対する嫌悪感が、慶次を今まさに嘔吐させんとしていた。そしてドラえもん・零式の言うとおり、どぶろくの酔いも多分に影響していたのであった。


斜メ前田慶次「オエエエエエエエエエ」


 ・・・慶次が嘔吐する姿を見て、ドラえもん・零式もふんどしを口に突っ込まれた瞬間に口内に広がった何とも言えない生臭さを思い出し、吐いた。まさにもらいゲロ。負の連鎖である。


ドラえもん・零式「オエエエエエエエエエ」
斜メ前田慶次「オエエエエエエエエエ」
ドラえもん・零式「オエエエエエエエエエ」
斜メ前田慶次「オエエエエエエエエエ」
Date: 2012.07.16
Category: 信on隠れ里クエ編
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ドラえもん・零式の正体!の巻

 ・・・この日。慶次とドラえもん・零式の二人は、隠れ里の慶次の部屋で祝杯を挙げていた。


ドラえもん・零式「元は自宅警備員の君がまさか妖魔秀治を討つとはね。驚いたよ」
斜メ前田慶次「ハッハッハ。そんなに褒めるなよ・・・ヒック。おう、お前ももっとどぶろく飲め」
ドラえもん・零式「さすがにちょっと酔いが回ってきたなあ・・・ヒック」
ドラえもん・零式「ところで慶次君、明日からのクエなんだけど」

斜メ前田慶次「クエの話は置いといてよぉー」
ドラえもん・零式「ん?」
斜メ前田慶次「今日こそは正体を見せてもらうぜ!」
ドラえもん・零式「な なにをする きさまー!」


 ・・・慶次とドラえもん・零式は長屋の一室内でもみ合った。


ドラえもん・零式「くっ・・・! き、緊急り」
斜メ前田慶次「させるかァーッ!」


 ・・・慶次は、たまたま手元にあった、数日間洗濯していないふんどしをドラえもん・零式の口へ押し込んだ。信onの沈黙・術封じは、実はこのようにして行われている。


ドラえもん・零式「モガアーッ!」
斜メ前田慶次「やったッ! 成功だッ! しゃぶれッ! 俺のふんどしをしゃぶれッ! このドグサレがッ!」


 ・・・ゆっくりとドラえもん・零式の身体を検める慶次。


斜メ前田慶次「くそっ、チャックは一体どこにあるんだ!」
ドラえもん・零式「ングッ! ングッ!」


 ・・・間もなくドラえもん・零式はタップし、降参の意思を示した。

 
斜メ前田慶次「降参とみなしていいんだな?」
ドラえもん・零式「ンッ! ンッ!」
斜メ前田慶次「なら離してやろう・・・その代わり妙なマネしやがったらまた口を塞ぐからな」


 ・・・ドラえもん・零式が全力でうなずくのを見て、慶次はドラえもん・零式を解放した。


ドラえもん・零式「んっ、オッ、オエエエエエエ」
斜メ前田慶次「おい部屋の中で吐くんじゃねえぞ」
ドラえもん・零式「何てことを・・・何てモノを・・・ウッ プッ」
斜メ前田慶次「そこまで気持ち悪がるなよ、傷つくだろ」

ドラえもん・零式「・・・そんなに僕の正体が気になるのかい?」
斜メ前田慶次「・・・ああ」


 ・・・慶次はあの時の掌の感触を思い出し、妙な興奮を覚えた。


ドラえもん・零式「・・・仕方ない、毎回もみ合いになるのも疲れるからね」
ドラえもん・零式「見せてあげよう、僕の正体を・・・」
斜メ前田慶次「おおっ・・・」


 ・・・そしてついに、ドラえもん・零式はその正体をさらけ出したのであった。


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      /  ̄      ̄ ヽ.    i
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   / /^ヽ    /^ヽ   ヽ     ヽ  
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    ヽ   /  ̄ ̄ ̄ \   /   /
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斜メ前田慶次「な、何だってー!」


 ・・・ドラミ・零式が現れた。続く。


Date: 2012.07.15
Category: 信on隠れ里クエ編
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セリフが長い上に全文カタカナはどうなんだの巻

 ・・・私の名前は妖魔秀治。

 数百年の時をかけ、様々な妖怪・悪霊・怨念・邪気を取り込み、ついに付喪神(つくもがみ)の力も手に入れた。もはや何者もこの私を倒すことはできない。人間ごとき、今の私の敵ではない。

 生身の波多野秀治を倒し、調子に乗っている人間がいるようだが、実力の差を思い知らせてくれよう。何しろこの私は数百年の時をかけ、様々な妖怪・悪霊・怨念・邪気を取り込み、ついに付喪神の力も手に入れたのだからな。


 ・・・どうやらやって来たようだな。


 斜メ前田慶次「無駄に移動しやがって! 部屋を変える必要あんのかよ!」


 ・・・くっくっく、では数百年かけて考えた台詞を、今こそ喋ってやるとするか。


 妖魔秀治「マサカ、コノ「ヒデハル」ノカラダカラ」
 ピッ

 妖魔秀治「マァヨイ、「ヒデハル」ヲツカイ」
 ピッ

 妖魔秀治「シカシ、マダタリヌ」
 ピッ 

 妖魔秀治「キサマニトッテ」
 ピッ

 妖魔秀治「ユエニ」
 ピッ

Nol12071315.jpg

 ピッ ピッ パシューン


 妖魔秀治「・・・読み飛ばすなァーッ!!」
 斜メ前田慶次「何だかわからんが死ね!」
 妖魔秀治「おのれ! 数百年の時をかけたこの私の闇の力を思い知れ!」
 斜メ前田慶次「札ァッ!」
 妖魔秀治「なっ! ちょっ!」


Nol12071316.jpg

 妖魔秀治「ちょっ! おまっ!」


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 『攻撃力と防御力が低下した』

 妖魔秀治「(そんなっ・・・! バカなっ・・・! バカなっ・・・! なんでこんなことがっ・・・・・・!)」
 斜メ前田慶次「札一枚でお手軽弱体ときたもんだ!」
 妖魔秀治「(なんでこんな・・・・・・あってはならないことがっ・・・・・・!)」

 斜メ前田慶次「見ろ! 一気に生命が高いだけの雑魚になったぞ!」
 妖魔秀治「(どうして・・・なんで・・・こんな・・・こんな・・・・・・・・・)」
 斜メ前田慶次「あとはこの雑魚、ボコッて終わりだな! 何者かよくわからんけど!」


 妖魔秀治「(こんな理不尽なことが オレの身ばかりにっ・・・・・・・・・!)」


 斜メ前田慶次「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァーッ!!」
 妖魔秀治「あべし」


 チャララ~チャチャチャチャ~♪
 斜メ前田慶次「悪く思うなよ」

 妖魔秀治「(く・・・こうなったらせめて・・・死に際の台詞だけでも・・・決める・・・!)」


 妖魔秀治「コレデカッタト」
 ピッ

 妖魔秀治「ダレニモワレヲ」
 ピッ

 妖魔秀治「《鎮守の洞》デ」
 ピッ 

 妖魔秀治「ソコ」
 ピッ
Date: 2012.07.13
Category: 信on隠れ里クエ編
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米泥棒の巻

 ・・・この日。慶次は隠れ里の自室で一人、どぶろくを呷っていた。

「ちくしょうめ、一体この里はどうなっていやがる。米泥棒までさせやがって・・・」

Nol12071218.jpg

「やってることは盗賊と変わらねえ・・・こないだは人殺しもしたし・・・」
「ドラの野郎はこの里のことを就労支援施設だなんて言ってたが・・・実際のところはどうなんだ・・・?」

      ______
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斜メ前田慶次「何だまたお前か・・・」
ドラえもん・零式「ずいぶん荒れているようだね」
斜メ前田慶次「当たり前だろうが! 一体この里はどうなってやがる!」


 ・・・慶次は湯飲み茶碗を壁に投げつけようとして、やめた。勿体ないからだ。


ドラえもん・零式「君のおかげで、村の人たちは飢えに苦しまずに済むんだ。良いことじゃないか」
斜メ前田慶次「完全に犯罪じゃねえか! 俺はあびる優か!」
ドラえもん・零式「いやほら、ここは戦国の世だし・・・それにそもそも波多野の連中が悪いわけで」

斜メ前田慶次「だいたい、お礼に一俵よこすくらいなら、二俵で終わらせろってんだ!」
斜メ前田慶次「三回もやらせやがって! めんどくせーんだよ!」
ドラえもん・零式「一俵くれたのは、村長の好意であって」
斜メ前田慶次「ずいぶん気前がいいじゃねーか! 本当にあの村、飢えに苦しんでんのか!」

斜メ前田慶次「そもそもこんなこと個人にやらすなってんだ!」
斜メ前田慶次「隠れ里の兵力を総動員して、一気に制圧すりゃいいんじゃねーのか!?」
ドラえもん・零式「その辺は大人の事情があるんだよ」
斜メ前田慶次「ところで渡辺Pよ・・・」

ドラえもん・零式「何度言えばわかるんだ。僕は渡辺Pではないし、そもそも、」
ドラえもん・零式「中の人などいない!」
斜メ前田慶次「着ぐるみを脱がせてみりゃあ、わかるってもんよ」
ドラえもん・零式「な なにをする きさまー!」


 ・・・慶次とドラえもん・零式は長屋の一室内でもみ合った。


斜メ前田慶次「ハアッ・・・ハアッ、脇の下にもチャックがない・・・一体どこに・・・!?」
ドラえもん・零式「は、離せ~!」


 ・・・ドラえもん・零式の身体を検めている最中、慶次の掌に柔らかい感触があった。


斜メ前田慶次「ん!? この感触は・・・?」
ドラえもん・零式「き、緊急離脱!」


 ・・・叫ぶと同時に、ドラえもん・零式の姿は長屋の一室から消えていた。


斜メ前田慶次「あ、あの野郎の中身・・・。 もしかしたら・・・女!?」


 ・・・続く。


Date: 2012.07.13
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耳寄りな情報の巻

 ・・・隠れ里の斜メ前田慶次の自室にて。

斜メ前田慶次「そういえば隠れ里には春画売ってないんだよなぁ」
斜メ前田慶次「しょうがない、今日は想像で・・・」

 自家発電を始める慶次。

斜メ前田慶次「ハアッ・・・ハアッ、うっ、イク・・・」

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斜メ前田慶次「うおっ!? なっ、ちょっ・・・くっ・・・」

ブルブルッと身体を震わせる慶次。

斜メ前田慶次「おいふざけんな! お前の顔見ながらイッちまっただろうが!!」
ドラえもん・零式「どうでもいいけど、その粗チンを早くしまったらどうだい?」
斜メ前田慶次「くっ! 今拭く、待ってろ・・・」
ドラえもん・零式「やれやれ、こちらとしてもいい迷惑だよ、慶次君」

斜メ前田慶次「どうやってここに入ってきやがった!」
ドラえもん・零式「僕にかかれば扉の錠前を外すことくらいワケないさ」
斜メ前田慶次「お前ドラえもんだろ! タイムマシンとかで来いよ!!」
ドラえもん・零式「僕を並のドラえもんと一緒にされちゃ困るね」

斜メ前田慶次「今日は何しに来やあがった」
ドラえもん・零式「杉ちゃんのことはもう知っているだろ?」
斜メ前田慶次「ああ、あのワイルドだろう? って言う平成の一発屋芸人だろう?」
斜メ前田慶次「俺の勘じゃあ、平成24年限りの命だね。25年の正月が過ぎりゃ消えるよ」

ドラえもん・零式「ちょいと戦国の世に生きる君に、あのネタをやって欲しくてね」
斜メ前田慶次「何言ってやがる。俺あ芸人じゃねえ、傾奇者だ。断る」
ドラえもん・零式「ころしてでも やらせる」
斜メ前田慶次「な なにをする きさまー!」


 ・・・ドラえもん・零式と慶次は長屋の一室内でもみ合った。


ドラえもん・零式「頼むよ、やってくれよ! その代わりに耳寄りな情報を提供するからさ!」
斜メ前田慶次「何、耳寄りな情報だと?」
ドラえもん・零式「君にとってはかなり良い情報だと思うがね」
斜メ前田慶次「本当か? じゃあ・・・しょうがねえな。一回だけだからな」
ドラえもん・零式「おお。期待しているよ慶次君」

斜メ前田慶次「えー、オホン・・・ワイルド慶ちゃんだぜ~ ワイルドなんだぜぇ~」
斜メ前田慶次「今日もワイルドなことしてきちゃったんだぜ~」
斜メ前田慶次「後先考えず、楽市の入札、全財産かけて入札してやったんだぜぇ~」
斜メ前田慶次「売り物全部さばけても大赤字なんだぜぇ~」
斜メ前田慶次「ワイルドだろう~?」

ドラえもん・零式「全くもってつまらない、話にならないね」
斜メ前田慶次「おいっ!」
ドラえもん・零式「だいたい、君は戦国の世の人間なんだし、傾奇者なんだから、」
ドラえもん・零式「かぶいてるんだぜ~、に変えるとか、そういう機転はないのかい?」

ドラえもん・零式「自信なさげにこちらをチラチラ見るのも全くもって駄目」
ドラえもん・零式「もういっそのこと腹を切って自害したら?」
斜メ前田慶次「お前がやってくれって頼むから仕方なくやったんだろうが!」
斜メ前田慶次「頼んどいて、いざ終わったら駄目出しとかねーわ!」

ドラえもん・零式「まあ、いいさ。耳寄りな情報というのは・・・これだ!」

『信長の野望Online バーチャルパック 戦国入門』
http://www.gamecity.ne.jp/nol/service/vpack/

斜メ前田慶次「キャラクターの成長支援に十万貫、改装具のセットのプレゼントか・・・」
ドラえもん・零式「悪い話じゃないだろう?」
斜メ前田慶次「公式RMTみたいなもんか。俺あ、こういうのは好きじゃねえ」
ドラえもん・零式「だから君には人生のセンスがないというんだ」
斜メ前田慶次「何おうっ!」

ドラえもん・零式「考えてもみたまえ。今日から鳳凰の章第二陣・長篠の戦いが導入されたというのに、」

『信長の野望Online 鳳凰の章第二陣・長篠の戦い』
http://www.gamecity.ne.jp/nol/houou/chapter2.htm

ドラえもん・零式「君は独り、未だにこんなところで、想像でシコシコドッピュンしている有様」
斜メ前田慶次「おいそれを言うな」
ドラえもん・零式「早く世に出て活躍したいと思わないのかい?」
斜メ前田慶次「・・・まあそう急かすな・・・それより」

斜メ前田慶次「お前の中の人は、渡辺Pだろう?」
ドラえもん・零式「中の人などいない!」
斜メ前田慶次「その着ぐるみ、さっさと脱いだらどうだ? え? ナベさんよぉ」
ドラえもん・零式「もう一度言う、中の人などいない!」
斜メ前田慶次「ころしてでも ぬがせる」
ドラえもん・零式「な なにをする きさまー!」


 ・・・慶次とドラえもん・零式は長屋の一室内でもみ合った。


斜メ前田慶次「くっ、てっきり背中にチャックがあるもんだと思ったが、ひょっとして脇の下か!」
ドラえもん・零式「こ、こいつ、いつの間に関節技を・・・まずい、緊急離脱!」


 ・・・叫ぶと同時に、ドラえもん・零式の姿は長屋の一室から消えていた。


斜メ前田慶次「あ、あの野郎! もし次に会ったら容赦しねえぞ!」
斜メ前田慶次「さて・・・もう一回・・・するか・・・」

-------------------------------------------------------------------------------

 ・・・まあ何が言いたかったかというと、明日からまた隠れ里クエ頑張ります、ということです。
Date: 2012.07.11
Category: 信on隠れ里クエ編
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未来の知識!の巻

※長い上につまらないかもしれません、ご了承下さい

      ______
    / -、 -、   \
   /   |  ・|・  | 、    \
  / / `-●-′ \    ヽ    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |/ ── |  ──   ヽ   |  < ようやく目が覚めたようだね、慶次君
  |. ── |  ──    |   |    \_______________
  | ── |  ──     |   l
  ヽ (__|____  / /
   \           / /
    l━━(零)━━━━┥


 斜メ前田慶次「(全身が・・・青い!? 何なんだこいつ)」
 斜メ前田慶次「何者だ? 盗賊か!?」

 謎の青い生き物「こんな豚小屋みたいなところに入る盗賊なんかいやしないよ」
 斜メ前田慶次「・・・・」
 謎の青い生き物「こんな豚小屋みたいなところに」
 斜メ前田慶次「(なぜ二回繰り返す・・・?)」
 斜メ前田慶次「何者だ、と聞いているんだ」


 ・・・謎の青い生き物は答えず、目を閉じながらゆっくりと湯飲み茶碗を口に運び、「コトッ」という音と共に湯飲み茶碗を小机の上に戻した。


 斜メ前田慶次「おいタコ! カッコつけて余裕こいたふりすんじゃねえ」
 斜メ前田慶次「てめーがかかってこなくてもやるぜ」
 謎の青い生き物「どうぞ。だが君はこのドラえもん・零式に指一本さわることはできない」

--------------------------------------------------------------------

 ・・・俺は、


  ニア野郎の頸動脈を斬り裂く
   野郎の腹から胸にかけて浅く斬り払う
   様子をうかがう


 ・・・俺は素早く間合いを詰め、野郎の頸動脈を斬り裂いた。首から鮮血が迸る。

 ドラえもん・零式「ギニャアアアアアアア!!」
 斜メ前田慶次「手ごたえありだ! ざまあ見やがれ!」
 斜メ前田慶次「うぐっ・・・」

 そしてどういうわけか、俺の頸動脈からも勢いよく血が噴き出した。

 斜メ前田慶次「ば・・・馬鹿なっ! なぜ・・・一体何が・・・!?」

 くっ・・・意識が・・・死・・・っ


 <BAD END>

--------------------------------------------------------------------

 ・・・俺は、


  野郎の頸動脈を斬り裂く
 ニア野郎の腹から胸にかけて浅く斬り払う
  様子をうかがう


 ・・・俺は素早く間合いを詰め、野郎の腹から胸にかけて浅く斬り払った。

 ドラえもん・零式「ギニャアアアアアアア!!」
 斜メ前田慶次「手ごたえありだ! ざまあ見やがれ!」
 斜メ前田慶次「うぐっ・・・」

 そしてどういうわけか、俺の腹から胸にかけても同様の傷が走った。

 斜メ前田慶次「痛えーーーっ! 何だこりゃあ!? ち、血がっ・・・!」
 ドラえもん・零式「こ、このバカが・・・・まだ説明は途中だ」
 ドラえもん・零式「お前はもう少しで自分自身を殺すところだった・・・」
 斜メ前田慶次「お前! 一体何なんだーっ!」

--------------------------------------------------------------------

 ・・・その後、ドラえもん・零式は小半刻ほどかけて自身が何者なのか、何をしに来たのかを語ったのだった。

 斜メ前田慶次「未来から来たとか言われても何が何やら」
 ドラえもん・零式「僕は今から数百年後の君の子孫に依頼されて来たんだよ」
 斜メ前田慶次「そりゃまたなぜ?」
 ドラえもん・零式「クズの君が遺した汚名のせいで、子孫が代々にわたり後ろ指を指されているからさ」

 斜メ前田慶次「お、俺は一体何をやったんだ!?」
 ドラえもん・零式「歴史教科書に載るくらいひどいことを、クズの君はやらかした」
 斜メ前田慶次「俺はこの隠れ里で一生を過ごすつもりで・・・」
 ドラえもん・零式「だいたいその考え方からしてクズだな」

 ドラえもん・零式「考えてもみたまえ、就労支援施設であるこの隠れ里で、」
 ドラえもん・零式「そんな生き方ができると思うかい?」
 斜メ前田慶次「ここはそういう場所だったのか!?」

 ドラえもん・零式「隠れ里名主も今は優しいけど、ああ見えて容赦ないんだぜ」
 ドラえもん・零式「このままでは君はいずれ、口にするのも恐ろしい目に遭わされ、」
 ドラえもん・零式「シャバに放り出されることになる。何も身に着けないまま」

 斜メ前田慶次「何だか怖くなってきた・・・叔父御の家に帰る!」
 ドラえもん・零式「君の叔父さんは君を討ち取る気満々だよ。帰れる場所なんかない」
 ドラえもん・零式「既に討手を数名出している。ここにいる限りは見つからないけど」
 斜メ前田慶次「俺は一体どうすればいいんだ!?」

 ドラえもん・零式「簡単なことさ。この隠れ里で課されることをこなして仕官するのさ」
 ドラえもん・零式「どこかの大名の家来になれば、君の叔父さんも手が出せない」
 斜メ前田慶次「・・・俺が仕官なんてできるのか?」
 ドラえもん・零式「大丈夫、大丈夫、そういうシステムだから」

 斜メ前田慶次「しすてむ、とは?」
 ドラえもん・零式「ああそうか、君に英語が理解できるはずなかったね」
 ドラえもん・零式「そんな君に、この指輪をあげよう」
 斜メ前田慶次「このちゃちな指輪は何だ?」

 ドラえもん・零式「22世紀の発明品さ。この指輪をはめることで、」
 ドラえもん・零式「君の脳は未来の人間の脳と同期を取ることになる。記憶の分野でね」
 ドラえもん・零式「これは2012年の30代男性のか・・・ま、充分だな」
 斜メ前田慶次「言っている意味がわからん。気味が悪いからこんな指輪はめんぞ」

 ドラえもん・零式「ころしてでも はめる」
 斜メ前田慶次「な なにをする きさまー!」


 ・・・慶次とドラえもん・零式は長屋の一室内でもみ合った。


 ドラえもん・零式「悪あがきするな! 正直お前の中の人も困ってるんだ! ブログ書きづらいってな!」
 斜メ前田慶次「うおっ・・・見かけによらず何という怪力・・・!」
 ドラえもん・零式「ハアッ、ハアッ、はめてやったぜ・・・」

 でろでろでろでろでろでろでろでろでんどん♪

 斜メ前田慶次「な、何だ今の音楽は!? まるで冒険の書が消えたときのような・・・」
 斜メ前田慶次「!?」
 ドラえもん・零式「ふふふ・・・早速効果が出てきたようだね」
 斜メ前田慶次「おい、俺の身に一体何が起こった!?」

 ドラえもん・零式「うぇ?w」
 斜メ前田慶次「俺の身に一体何が起きたかと聞いている!」
 ドラえもん・零式「うぇ?w」
 斜メ前田慶次「お前は志村けんか!」
 斜メ前田慶次「!?」

 ドラえもん・零式「うまく同期が取れているようだね。ならこの戦国の世が、」
 ドラえもん・零式「この先どうなるかもわかるだろう」
 斜メ前田慶次「長篠の戦い、本能寺の変、清州会議、関ヶ原の戦い、大阪の陣・・・ああああ」
 ドラえもん・零式「君はこの世界の神になったようなものさ」

 斜メ前田慶次「第二次世界大戦、ベビーブーム、AKB48、EURO2012・・・」 
 ドラえもん・零式「そのへんのことはどうでもいいとして、君は今後どうすればいいか、」
 ドラえもん・零式「何となくは見えただろう? 徳川家に仕官して、ゴマをすってれば、」
 ドラえもん・零式「幕末までは安泰だよ」

 斜メ前田慶次「お、俺は織田家と敵対している本願寺に仕官して・・・前田の野郎を討取りたい」
 ドラえもん・零式「その道はイバラの道だよ。悪いことは言わないから徳川家に行きなさい」
 斜メ前田慶次「俺の子孫のことなんかどうでもいいが・・・仕官先についてはしばらく考えさせてもらう」
 ドラえもん・零式「まあいいけど、最終的には徳川家に行かないといけないよ」

 斜メ前田慶次「ところでさっき、俺がお前を斬ったら俺の腹と胸にも傷が付いた。あれは一体?」
 ドラえもん・零式「ジョジョ3部のスティーリー・ダンの能力だよ。わかってるくせに」
 ドラえもん・零式「22世紀の技術なら、あれを再現するくらいわけはない」
 斜メ前田慶次「22世紀ぱねぇーな」

 斜メ前田慶次「おい、俺を平成の世に連れて行ってくれよ、戦国の世なんかに生きたくない」
 ドラえもん・零式「はっ、君なんかが平成の世に行っても、シャバとムショを往復することになるだけさ」
 ドラえもん・零式「いいから君はこの時代で生きろ。さて、僕はもう帰る」
 ドラえもん・零式「たまに様子を見に来てやるよ。じゃあな」
 斜メ前田慶次「おい、待ってくれ!」


 ・・・斜メ前田慶次は昭和から平成にかけての記憶を手に入れた。
Date: 2012.07.09
Category: 信on隠れ里クエ編
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振り返れば奴がいる、の巻

 ・・・あれから何人かの人間を殺めることになったものの、その褒美として自分の家を持つことを許された。まさか世の中にこんなうまい話があったとはな。

Nol12070935.jpg

 住む家をもらえたし、お使いをこなせば小銭は手に入るし、もうここで一生暮らすのも悪くないんじゃね? なんて思えてきた。

 どこかの国に仕官すれば仕事は大変だろうし、人間関係にも悩むことになるだろうし、下手すりゃ討ち死するし・・・いっそのこと、マジでこの里に骨を埋めてしまおうか・・・?

 ・・・まあ先のことはこれからじっくり考えるとして、今夜はひとまず一杯飲って眠るとしようか。


 Zzz・・・

 Zz・・・

 ムシャムシャ・・・

 (!?)

 「どら焼きウマー」

 (・・・何だ、俺は夢を見ているのか・・・?)

 「やっすい茶だなぁ、これだから貧乏人の家は・・・」

 (・・・誰かいやがる!)


 ・・・俺は枕元の小刀を素早く掴み、跳ね起きざま侵入者に相対した。


 「何者だ」


             _
          /  ̄   ̄ \
         /、          ヽ
         |・ |―-、       |
        q -´ 二 ヽ       |
        ノ_ ー  |     |
         \. ̄`  |     /
         O===== |
        /           |
         /    /      |


 「(なっ、何だこいつは!?)」

 ・・・続く。
Date: 2012.07.09
Category: 信on隠れ里クエ編
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小心盗人の最期の巻

 ・・・ハアハア、何か嫌なことが起こりそうな気がする・・・

 俺は小心盗人。その名のとおり、非常に小心だ。何か嫌なことが起こりはしないかと、常に怯えて暮らしている。しかしこれくらいでなければこの戦国の世を生き抜くことはできないだろう・・・

 戸締りはきちんとした。火の始末もしっかりした。飼っている犬の餌もやってきたし、洗い物も全部済ませたから、女房に怒られることもないはずだ。

 あとはこのメモのとおり、買い物をしてくれば完璧だ。大丈夫、大丈夫だ。何も恐れることはない。今日も一日何事もなく過ぎていくはずだ・・・ん? 何だこの男・・・?


 ???「こんにちは、あなたが小心盗人さんですね」
 俺「・・・はい、そうですが・・・」

 ???「拙者は斜メ前田慶次という者です」
 俺「・・・はあ」

 斜メ前田慶次「死ね!」
 俺「な なにをする きさまー!」


 馬鹿なぁー! 何故こんなことに!

Nol12070907.jpg

 痛えっ! 痛えよぉーっ! 誰か助けてくれぇっ! 通り魔がぁっ!!

Nol12070909.jpg

 く、何てキモい走り方だ・・・! ハアッハアッ、そこの屯所兵さん、は、早く助けっ・・・

Nol12070911.jpg

 ぐぅっ・・・大量の出血のせいで意識が・・・もう・・・駄目だ・・・ちくしょう、死にたくねえ・・・「悪く思うなよ」じゃねーよ・・・悪く思うに決まってるだろ・・・せめて目を閉じさせてく・・・れ・・・ぐふっ
Date: 2012.07.09
Category: 信on隠れ里クエ編
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何だこの感じ、の巻

 ・・・思えば、ネズミ二匹と蛇を一匹倒しただけなのに、

Nol12070507.jpg

 どうも不思議な感じがする。根拠は全くないのだが、何となく、化け物からの攻撃を避けやすくなったような気がするんだ。攻撃を当てたらさらに避けやすくなる気もする・・・

 何故か無性に装飾品を作りたくなってきたし、その辺の野っ原で何か役に立つ物を拾えるかもしれない、なんて根拠もなく思えてくる。

 何なんだ一体。念のため言っておくが、俺はラリッたりしていない。しかし妙な自信に溢れているのも事実。読者諸兄も試しにゴキブリやドブネズミなど一、二匹ずつくらい退治してみると良い。

 ひょっとしたら何かが身に付くかもしれないぞ!

【修得済み技能】 燕飛斬り・壱 材料採集之い 装飾之い 回避術入門
Date: 2012.07.07
Category: 信on隠れ里クエ編
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隠れ里デビューの巻

 前田の野郎の誘いに乗るのは気に食わねえが、どうやら乗らなければ話が進まないようなので、やむなく隠れ里とやらへ来てやったのだが、

Nol12070500.jpg

 野郎、ここでも得意げにベラベラしゃべりやがってますます気に食わねえ。ずいぶん偉くなったもんだな。テメエも一昔前は前田利家んちの自宅警備員だったくせによ。

 まあ前田の首はいずれどこかの戦場で刎ね斬ってやるとして・・・ひとまずこの里の名主とやらに挨拶してみることにしてみた。いくら傾奇者といえどこのくらいのことはする。

Nol12070503.jpg

 会ってみたら、人の好いおっさんで正直ホッとした。どうもチャット欄に表示されている顔と名主殿の顔が違うような気がしないでもないが・・・

 やはりここは隠れ里。シャバから来たばかりの人間には理解できない何かがあるのだろう。この後は何やら挨拶回りさせられたりネズミを倒して来いだのと言われたりで、

 いささか疲れたが、これも前田の首を刎ね斬るための修行と思って我慢することとしよう。今に見ていろ、前田慶次め・・・ 
Date: 2012.07.05
Category: 信on隠れ里クエ編
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前田の野郎、の巻

 ちくしょう、杉風の野郎、逃げやがった。

 考えてみれば、叔父御の屋敷の門前で野郎にまたがった際、ものすごく嫌な顔をしやがったから、この展開は読めなくもなかった。ちくしょうめ、今度会ったら新鮮な馬刺しにしてやる。

 無一文で飛び出したもんだから、杉風が逃げた後の旅は悲惨なことになった。木の根をかじり、野鼠を食べ、乞食に身をやつしつつ関所の抜け道を命からがら抜けながら、俺は堺にたどり着いた。

 大都会である堺で一旗揚げてやろうと思い、街をウロウロしていたら、何とあの・・・あの前田慶次の野郎がニタニタしながら俺に話しかけてきやがった。何でこんなところに!?

Nol12070405.jpg

 ちくしょうめ、何が気兼ねなしでいこうぜ、だ。俺ぁテメエだけは許せねーんだ。馴れ馴れしく話しかけてくるんじゃねえ。何、隠れ里へ行けだと? はん、テメエの言うことなんざ聞けるかよ!

 ・・・くそっ、隠れ里へ行かなければ話が進まないとはな! こうなりゃテメエの口車に乗ったフリをしてやるよ。だが今に見ていろ前田、テメエの首は俺が必ず取ってやる!

 ・・・続く。
Date: 2012.07.04
Category: 信on隠れ里クエ編
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慶次、出奔す、の巻

 ・・・ある日、斜メ前田利家宅の浴室にて。

斜メ前田慶次「叔父御、今日はゆず湯を用意致しました」
斜メ前田利家「おい慶次・・・」
斜メ前田慶次「さあ、早くお入りになられて下さい、拙者は外で火加減を見ますので」
斜メ前田利家「お前はワシに氷の入った水風呂に浸かれというのか」

 ・・・慶次と利家の眼前には、利家の言うとおり、氷の浮かんだ水が張られた浴槽があった。

斜メ前田慶次「叔父御、ゆず湯です」
斜メ前田利家「いやいやいやいやwwww」
斜メ前田慶次「さあ、早くお入りになられて下さい、拙者は外で火加減を見ますので」
斜メ前田利家「・・・お前な、前田んちの慶次の影響だろうが、下らない模倣犯みたいな真似はやめろ」

 ・・・斜メ前田慶次の顔に苛立ちの色が浮かんだ。

斜メ前田利家「全く自宅警備員のお前が久々に嬉しいことを言ってくれたと思ったら・・・」
斜メ前田利家「ちゃんとした湯を用意するなら、今回の件は大目に見てやろう」
斜メ前田慶次「・・・入って頂かなければ困るんですよ。前田の野郎には負けられないので」
斜メ前田利家「そうは言ってもお前、バレバレじゃないか・・・これに引っかかるのはアホの前田利家くらいのもんだ」
斜メ前田慶次「ころしてでも ゆぶねにいれる」
斜メ前田利家「な なにをする きさまー!」

 ・・・浴室内でもみ合う慶次と利家。

斜メ前田慶次「ぐうっ・・・悪あがきしないで湯船に入れ~!!」
斜メ前田利家「ハアッ、ハアッ、剣術と合戦で鍛え上げたこのワシをナメるなよ! 逆にお前を湯船にぶち込んでくれるわ!」

 ・・・いつしか慶次は追い詰められ、利家によって氷風呂に放り込まれんとしていた。まさに背水の陣と言えよう。

斜メ前田慶次「叔父御、お許しを! もう悪ふざけしませんから;;」
斜メ前田利家「わかればよろしい。早くちゃんとした湯をわかせ」
斜メ前田慶次「叔父御、せめて湯船に入る真似だけでもしてくれませんか? それで私の気は済みますから!」
斜メ前田利家「何だと?」
斜メ前田慶次「何とぞ、何とぞ、お願い致します><」

 ・・・利家に土下座をし懇願する慶次を見て、利家も気が緩んだのか、

斜メ前田利家「よろしい、ではあくまで真似だけだ。こうか?」

 ・・・利家は慶次に言われるまま、湯船の縁に両手をかけ、いざ入らんとする仕草を見せた。

斜メ前田利家「押すなよww絶対押すなよwww」
斜メ前田慶次「スキあり!」
斜メ前田利家「な なにをする きさまー!」

 ・・・こうして慶次は利家を氷風呂に突き落とすことに成功したのであった。

斜メ前田利家「あひゃひょわーーーーーー!!」
斜メ前田慶次「これで目的は達成された。さらばだ叔父御! 俺も前田慶次と同じく出奔するぜ!」
斜メ前田利家「者ども出合え! この痴れ者を斬れ!」
斜メ前田慶次「杉風! 逃げるぞ!」

01.jpg

 門前に繋いでいた(利家の)愛馬杉風にまたがり、風のように屋敷を後にする斜メ前田慶次。これも全てあの前田慶次への対抗心の現れであった。

 次回、隠れ里編へ続く。
Date: 2012.07.04
Category: 信on隠れ里クエ編
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プロフィール
信長の野望online真紅武田家で活動中 &相互リンク・無断リンク募集中です。

斜メ前田慶次

Author:斜メ前田慶次

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